■デバイスレイン小ネタ集■

掲示板の「悠久書店・虹色魔法書」に連載(?)された、阿黒さん謹製のデバイスレイン小ネタです。


#1st Process

「…うう…」
「刺しちゃった。刺しちゃったよぉ〜!」
「園宗寺さんしっかり!…ウツロ、貴様ぁ〜〜!」
「あっ…久しぶりだったから、つい…」
「…園宗寺さん?」

 どこをどういう風に刺されたのか書くと18禁になってしまうので自主規制。
そういうことは裏へ投稿しなさい、裏へ。


#2nd Process

*部下の失敗を頭ごなしに叱責してはいけません。あなた(上司)の前ではただでさえ萎縮しがちな部下の心をアットホームなユーモアで和らげ、その後失敗の原因を互いに検討し、対応を練るような方向に持っていきましょう。何よりもまず、部下が自分で失敗を挽回する意欲を持たせることが重要です。長い関係になるのなら、それが友好的である方が互いに望ましいでしょう。

「カスミを発見しておきながら、取り逃がしたそうだな。…忍」
「すいません、園宗寺さん。…処分は、謹んでお受けします」
「ふむ。…おしおきだべー。というわけだな」
「……」「……」
「…え…園宗寺さん…?」
「…しまった…ジェネレーションギャップという奴か!?」
「単純につまらないんだよ、メーテル」
「J.B.!なんで私がメーテルだっ!?」
「んー、まあ色々有るけど主にそのロシアんな帽子」
「それだけかっ!!」
「だってさぁ…服だって黒尽くめだし…メーテルだよ?ペットくんもそう思うだろ?」
「貴様っ、園宗寺さんを愚弄するかっ!」
「別に?まあ、俺なんかたとえるならハーロックってとこかな」
「よーしハーロックだなJ.B.!忍、私が抑えてるからマジックで顔にサンマ傷描いてやれ!」
「はい、園宗寺さん!!」
「お、お前ら二人がかりってのは問答無用で卑怯だぞ!」
「ところで園宗寺さん」
「なんだ忍?」
「メーテルにハーロックって、なんですか?」
「…そういう…世代なのか…?」
「…なんか…いきなり自分の歳を実感してしまったような…」

 でもやっぱり園宗寺はメーテルじゃよ〜。


#3rd Process

突発的馬鹿ネタ>「真端宅にて」
「こんにちは、由佳里ちゃん」
「あっ、カスミおねーちゃんいらっしゃい!」
「はい、これオミヤゲ」
「あっ、だんご3兄弟のCD!すごーい、ありがとう!」
「よかったな、由佳里。ふーん、最近の子供の間ではそれが今一番イマいのか」
「……」「……」
「ああっ!?由佳里がまた自分の殻に閉じこもってしまった!!」
「壬生さん…」
「な、なんだ空木?」
「あの…外国暮らしが長いから仕方ないと思いますけど…イマい、なんて死語、今時誰も使わないんですよ…」
「な・なにぃぃぃぃぃぃぃ!?」
「なにもそんなに衝撃を受けることないと思うんですけど…今はそうですね、トレンディー、かしら」
 ズダン!ドガン!!
「ああっ十夜クン!誠志郎クンまで!?そんなブロック塀にヒビ入れるほどズッコケなくてもいいんじゃないっ!」
「空木さん…空木さんも外国生活長かったですし、しかも最近は逃亡生活なさっているから無理ないかもしれないですけど…」
「カスミちゃん!?」
「カスミ!それじゃあ今時のヤングはどういう言葉を使うというんだ!?」
「…やんぐ…」
「ああっ、そんなSC空間に溶け込みそうになるほどショック受けるようなコト言った!?」
「い、いえ…大丈夫、大丈夫です…。ええと、ですね。今風の言い方はですね」
「ふむふむ?」
「えっと…やっぱり、…ナウい、かしら」
「「カスミーーーーーーーーーーーー!!」」(ガビーーン!)

 ぎゃふん。

#店主註:最後の一言で、読んでた私までSC空間に引き込まれそうになった事は秘密です(笑)。


#4th Process

第8章・ダイス美術館にて(柊・空木・佐伯・ジョーカー・園宗寺)
「なぁなぁなぁなぁ、ちょっくら提案あんだけどよ」
「却下だ」
「…んだよツレねーな佐伯」
「お前のくだらん与太につきあっている状況じゃないんだ。真面目になれ、などと不可能なことは言わないから、せめて黙ってろ」
「なにげに失礼だな、お前。まあいいから聞けよ。実は、園宗寺のことなんだけどよ」
「…私がどうかしたのか柊?」
「ちょっと、誠志郎クン。さっきこの場は協力しあうって取り決めたばかりでしょ?あんまり事を荒立てないで」
「いや、別にそのことに不満はねーよ。味方としてはスゲー頼りになるってことはよくわかったし」
「そうよねぇ。アタシちょっぴり見直しちゃったワん…あら?どしたの誠志郎クン?顔色がドス黒くしちゃって。オチャメさん☆」
「……」
「抑えろ、園宗寺。あのバカ殴るのはいつでもできる」
「ま、まあともかく。で、提案ってのはよ…園宗寺、あんたの呼び方なんだよ」
「呼び方…?」
「いやホラさ、園宗寺、って苗字、なんか仰々しくて呼びづらいんだよ。フツーに話す分にはいいんだけど、戦闘の時にいちいちそう呼ぶの、うざったくてさ」
「ふむ。略号や隠語を使うことで簡易に、素早くコミュニケートを行うことは、よく使われる手段だな」
「…つまり、私の名前を簡略化して呼ぼうということか。まあ、別に構わんが」
「あ、そう?じゃあ、なんか希望あるかい?」
「別にない。お前らに任せるから、さっさと済ませろ」
「だ、そーだ」「そんなこと言われてもねぇ」「呼びやすくってェ…」「わかりやすい呼び名、か」
 …………。
「…メーテル?」(×4)
「まてーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!」

 以下次号(?)


#5th Process

あらすじ>本人の強い希望によりメーテルは却下になった。

「それじゃエンソウジ、をアナグラムしてみて…ソウエンジ、エジソンウ、エンジウソ…」
「おいおい理子ちゃん、パスワード解除じゃないんだから」
「ジエンソウ…チェーンソー…ジェイソン…」
「おーい、理子ちゃーん」
 ポン!
「バンボロ!?」
「どーして13日の金曜日からバーニングになるんだよ!?」
「お前ら…何の話をしている?」
「…意味はわからんがもの凄まじく失礼な展開になったような気がするな…」
「ンモゥ、二人とも難しく考えすぎなのよン。こーゆうの名字を縮めてエン、でいいじゃない」
「…若干抵抗は感じるが…まあそれでいいか…」
「なんといっても、アタシ¥は大好きだから☆$も同じくらい愛してるワ☆」
「却下だ!」
「なによぅ、そんな怒鳴らなくたっていいじゃない。そんなコトされちゃうと、アタシ…泣いちゃう…」
 カシン。
「ヤダ、佐伯ちゃん、そんなリボルバーまで持ち出すことないんじゃなくて?オチャメさんなんだからァ」
「…なんでアタシこんな奴と付き合わなきゃならんのだ…」
「くじけるな、佐伯」「ファイト、佐伯さん」
「あ〜、じゃあさ、佐伯、この仕事お前に任すよ。チャッチャと決めちゃってくれや」
「…そうだな…まあ、名字を略するという方法は間違ってないと思うから…エンソウジ…エンソウジ」
 …………。
「……んそ?」
「中途半端に略すなーーーーーーーーーーーーーーーーっ!?」

※豆知識 
 ジェイソン:ホッケーマスクがチャームポイント
 バンボロ:植木ハサミの扱いが得意な人
 レザーフェイス:人皮製のマスクを被ったチェーンソーの達人(関係無い)


#6th Process-A

エピローグ頃のお話だと思いねえ>(十夜・誠志郎・カスミ・瞳・理子)
「…コスプレダンパ?」
「そ。夕凪の奴がそこで演奏する縁で、チケット売り付けられてさ。理子ちゃんもつきあわない?」
「俺たちもこういうのは初めてなんだけどな」
「私は、結構楽しみだけど」
「で、何をやるかなんだけど、悠久系でいってみようと思うんだ。とりあえず柊がアルベルト、あたしがマリアっていうのは決まってるんだけど」
「俺はアレフでもいいけどな。で、理子ちゃんにはパティをやってもらおうかなって思うんだけど」
「あ、それはいいんじゃないかな。空木さんに結構イメージ似てますよ」
「私は、元ネタを知らないんだけど…。まあカスミさんがそう言うなら」
「オッケー?やりぃ!じゃ、これ理子ちゃんの衣装な」
「えーっと、エプロンに、スパッツ……あら?衣装って、これだけ?上は?」
「パティっていうのはそういうキャラなんだよ、理子ちゃん」
「え?」
「いやぁ、楽しみだなぁ。オレ、すっげー嬉しいぜ」
「え?え?」
「約束だからな、理子ちゃん。あー、理子ちゃんのパティかー」
「え?いや、その…でも…」
「やっぱ、裸にエプロンっていうのは燃えるよなぁ」
「え?え?ええええええええええええええええええええええええええええ!?」
(あの…十夜くん、止めなくていいの?)
(いいんじゃない?誠志郎のいつもの悪ふざけだって、空木さんだってすぐわかるだろ)
「やっぱさー、理子ちゃんみたいな大人の女じゃないと、こういうの似合わないもんなー。…期待してるぜ、理子ちゃん?」
「え?えええええ、えっと…その…」
(ちょっと雲野、もしかして空木さんその気になってるんじゃ…?)

 ごめん、また続きます。

#店主註:……嘘教えるんじゃない誠志郎(汗)。


#6th Process-B
 
 あらすじ>空木はBT攻撃を受けている

「ま、いくらなんでも裸エプロンはしないだろ。放っておこう」
「どう思う瞳?」「あれは内心ちょっと期待してるね」
「…あー、それで俺たちは何をやる?カスミはシーラなんかいいと思うけど」
「え、でも私、髪の色が…」
「染めちゃう?雲野の逆パターンで」
「じゃあ、俺はドクター・クラウドをやろうかな」
「あ、それは霧生くんがやるから、雲野は他のキャラ選んで」
 ………。
「…名城…なんでそこで霧生が出てくるんだ?」
「この前、夕凪と渋谷でチケット売ってたら見かけたの。お陰で売り切れたわ」
「瞳…霧生くん、チョッピリ泣いてたよ?一人で10枚も買わされて」
「いいじゃない。とにかくそういうわけだから、雲野は他のキャラやってね。
 …実はさ、勝手だとは思ったんだけど雲野の衣装、あたしもう作ったんだ」
「おいおい。…まあ、手間が省けていいけどさ」
「ホント!?えっと、今日はアクセサリーしか持ってきてないんだけど…はい」
 ………。
「…名城」「なに?」
「この…ネコ耳バンド、こりゃー一体、なんだ?」
「ネコミミ違う、犬。イヌ耳だよ」
「お前、俺に何をやらせるつもりだ!?」
「スカーフは青と赤、どっちがいい?」
「テディかーーーーーーーーーっ!?テディなのかっ!!」
「あ、十夜くんの髪、そう言われれば色とか撥ねとかそういう感じあるよね」
「冷静に分析するなカスミーー!!俺はそんなコスプレ絶対やらないからな!」
 …。ペタン。
「…ごめん。でも、あたしはあたしなりに、雲野に似合うかな、って…かわいいかなって思って…」
「…い、いや、あのさ、名城。な、なんでそんなかわいく座り込むんだよ」
「でもあたし、雲野のテディってきっと似合うと思うんだ。かわいいって、思うんだ。…そう思ったから、一生懸命衣装作って…」
「う…そ、そんな上目づかいで俺を見るなっ…!」
(あ、霧生くんと同じパターンにハマっちゃってる)

 果たして十夜の運命は!?(ダメそうです)他のメンバーの出番はあるのか?
やっぱり園宗寺はメーテルなのか?
 とりあえず次回コスプレ会場編へ続く!(本当に続くのやら)
「…まあ…下はスパッツだし、エプロンで際どいところは隠せるわよね…?」
 それでいいのか理子ちゃん!?(爆)


#7th Process-A

そして当日(1)>

「おう、来たかお前ら」「お久しぶりです、みなさん」
「あ、壬生さん!ビショップさんもこられたんですか」
「ケッ、ランディにリカルドかよ…当たり前すぎて全然おもしろくねーぜ」
「柊!」(ドゴガッ!)
「…あいかわらず馬鹿やってるな、お前ら」
「…は?」「あれ…えーっと…あの、こちらのヴァネッサさんどなたです?」
「…もしかして…佐伯!?うわ、髪と目の色変えただけで化けたなお前」
「まあな。エプロンなんて、久しぶりだから少し抵抗もあったんだが…」
(柊…あんた、佐伯さんまで騙してたわけ!?)
(んなわけあるか、単に資料としてED画を渡しただけだ)
(…誠志郎くん、ED画だけ渡したんでしょ…)
「しかし…空木、正直仲間がいると少しはホッとするな」
「そ、そうですね。私も、こんな格好ちょっと抵抗あったんだけど」
「…柊くん。何やら感動しているようですが、どうかしたんですか?」
「…ま、ビショップにはわかんねーかもしれねーけどよ。俺は、今、男として生まれてきて良かった。その感動に打ち震えているんだ。それを邪魔しねーでくんねーか?」
「…柊」「なんだよおっさん?」
「エプロンの脇からのぞく、あの微妙な隙間。俺もわかるぞ」
「…おっさん…!」
 ガシッ!!
「…男ってサイッテー」「…う…うん…」
「アラ、洋平チャンに誠志郎クンどうしたの?」
 ブブブブブブブブブーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!
「アラ?みんなどうしたの?ヤダ、ひょっとしてアタシの美しさに魅せられちゃったのかしら〜?ダメよ洋平チャン、惚れちゃ」
「…………ジョーカー?」
「あら、佐伯ちゃんじゃない。んま、今日はとってもセクシーね」
「お前…お前…その狐耳と尻尾は一体何のつもりだ…」
「なにって、イヤねぇ。見てわからない?ライシア…」
「それ以上いうなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁつ!!」
「なによ一体?結構手間かかってるのよこのコスプレ。スネ毛の処理だけで一体どれだけ手間がかかったと…」
「聞きたくねぇよそんなコト…」
「膨らんでるよ…股間が…」「私、世界一ライシアンが嫌いになりそう…」


#7th Process-B

んでもって(2)>

「おい雲野」「なんだ霧生」
「…貴様…そのふざけた格好はなんだっ!?」
「人呼んで品川のテディ・ドッグ」
「わからんわっ!お前なあ、人が折角お前のことをライバルだと認めてやっているというのにそんな馬鹿丸出しなコトするんじゃないっ!」
「やかましい!お前が名城に捕まらなきゃこんな事にはならなかったんだ!」
「ぐっ…」「くっ…」
「こんな所にいたのか、忍。…む?…お前は…?」
 ………。
「…久しぶりだな、雲野」
「…よう。相変わらず冷静だな園宗寺」
「いや、結構くるものがあるんだが…まあ、お前のその珍妙な格好を拝めただけでも来た甲斐があったというものだ」
「ほっといてくれ。…しかし…あんたはいつもの格好とあまり変わらないな。髪型もそんなに変えてない…し…マント…」
 ………。
「おい、霧生」「なんだ?」
「お前、あんなタッパがあってヤケに頼り甲斐のあるヘキサが許されると思うのかっ!?」
「貴様、園宗寺さんのコスプレを馬鹿にするのか!?」
「確かに似てないこともないがこれはあんまりじゃないのか?お前そうは思わないのか!?歳を考えろよ!!客観的に自分を見れねーのか恥ずかしい!」
「…お前みたいな変なテディに言われたくないな」
「あうううううううううううううううううううううううううううううううう」

 …十夜テディ、ちょっと描いてみようかな。


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