誠志郎と理子ちゃんの
〜カレイドフェノム配列講座・Part3〜


#オーギュメントの得意/苦手属性#

誠志郎:「今回は気分転換に、オーギュメントについて話をするぞ」
理子:「そうね。カレイドフェノムを有効に活用するためにはオーパスの配列だけじゃなくてオーギュメントそのものについての理解も深めないといけないものね」
誠志郎:「……理子ちゃん、『気分転換』って単語の意味分かってる?」
理子:「分かるわよ! ホントにキミはあー言えばこー言う子なんだから……」
十夜:「こらこら、空木さんをからかうんじゃない誠志郎」
瞳:「そーそー。せっかく年上の知的で美人な恋人がいるのに手放すのはちょっともったいないよ柊♪」
カスミ:「ちょ、ちょっと名城さん……」
誠志郎:「オリジナルシン!」
理子:「メテオフォール!」

ずぎゃっ!

瞳:「う……コンボで攻めるなんてずる〜い……(ばたっ)」
十夜:「て言うか、この息の合い方はまるっきり夫婦じゃ……」
誠志郎:「それは置いといて、まずはオーギュメントの得意/苦手属性についての考察だ」
理子:「参考資料は公式ガイドと、後は一般的な傾向と書いた人の実戦経験ね」
カスミ:「…………あの〜、一般的な傾向って何ですか?」
理子:「オーギュメントに共通する特徴だけど――」

1:センターオーパスと同じ属性が、そのオーギュメントにとって最も得意な属性。
2:センターオーパスの対抗属性が、そのオーギュメントにとって最も苦手な属性。

理子:「――という訳。対抗属性というのは、赤⇔緑、青⇔黄、白⇔黒という3つの組み合わせだから覚えておいてね」
カスミ:「えーと、色盲の人に判別できない補色の組み合わせ2つと、白・黒ですね」
十夜:「よく考えてみると、これって色覚障害者に不親切なゲームだな……(汗)」
誠志郎:「ま、障害者にも使いやすい兵器なんてのはいくら福祉社会でも聞いた事ないけど……」

 
得意 中間 苦手
セイクリッド・デス 黒・赤・黄 緑・白
ヘヴンズ・キー 白・青・緑 赤・黒
バルバロス 青・赤・白 黒・黄
パペット・クロウ 白・黄・赤 青・黒
テン・コマンドメンツ 緑・白 黄・黒 青・赤
ルーイナス・シールド 黄・黒・白 緑・青
ロッティン・バウンド 黒? 白?
インディペンデンス 黄・白 赤・黒 緑・青
ラ・ピュセル 黒・青 白・黄・緑
クィーン・デッド 赤? 緑?・黒?
ジ・オーディナンス 青・緑 赤・白 黒・黄
ジーザス・シュラウド 緑・白・黒 黄・赤

理子:「で、これが属性との相性の一覧表よ」
誠志郎:「ちなみに分類は厳密な物じゃなくて、適当に割り振った物だからな」
瞳:「……なるほど。とゆー事はジョーカーと壬生さんを間違った狩猟本能誘発攻撃でたぶらかして、雲野をアダルトチェンジで誘惑すれば柊と空木さんにお返しできるのね?」
十夜:「……と言いながら何でリボンを腰に結んでるんだ名城……?」


#オーギュメントの機動力#

理子:「それじゃ、次はオーギュメントの機動力についてね」
十夜:「……機動力って?」
理子:「オーギュメントの能力値に、『BT-Sp』とか『Mov』とかいうデータがあるでしょ?」
誠志郎:「和訳するとそれぞれ、『束縛時間速度』『移動力』だな」
理子:「そうそう。BT-Spが高ければ高いほどBTの減少が速い=行動順の回りが早いのよ」
カスミ:「Movが高ければ、移動可能範囲も大きくなるんですね?」
理子:「ええ、その通りだわ」
誠志郎:「で、以下のようになる訳だ」

 BT-Sp8、Mov4:理子、瞳
 BT-Sp7、Mov5:誠志郎、ジョーカー
 BT-Sp7、Mov4:壬生、霧生
 BT-Sp6、Mov6:ビショップ
 BT-Sp6、Mov5:十夜、佐伯、園宗寺

瞳:「BT-Spが高いほど行動の手数が多くて、Movが高いほど実際の行動範囲が広くなるという事ですか?」
理子:「そうね。実際はそこまで神経質にならなくてもいいけど、BT-Spの順序を覚えておけば戦闘も少しは楽になるわ」
誠志郎:「例えば――」

 十夜・理子・誠志郎・壬生・瞳

誠志郎:「といったメンバーの時に、
 戦闘開始時に理子ちゃんか名城にカーソルを合わせる→
 理子ちゃんと名城の順番が回ってきたら即座にどちらかを行動させる→
 続けてもう片方を行動させる→
 それが終わり次第カーソルを俺か壬生さんに合わせる→
 俺と壬生さんの順番が回ってきたら即座にどちらかを行動させる→
 続けてもう片方を行動させる→
 それが終わり次第カーソルを十夜に合わせる→
 十夜の順番が回ってきたら即座に十夜を行動させる、
というパターンの事だよな?」
瞳:「そーゆーめんどくさい事を言わないでも、『BT-Spの高いキャラクターから優先して行動させるためにあらかじめカーソルを合わせておく』と言うだけで十分なんじゃないの?」
誠志郎:「うっ……」


#オーギュメントのCS・CE

十夜:「じゃ、誠志郎が凍ってる間に空木さんが続けてくれ」
理子:「はいはい。オーギュメントにとって重要なのはCS(コア・シールド)とCE(コア・エナジー)ね」
カスミ:「CSとCEは、他のゲームで言うHPとMPに相当するんですよね?」
理子:「そうよ。CSがなくなるとロイヤルブロウでもあらかじめ掛けてなければ戦闘中は絶対復帰できないし、CEが底を突いちゃうと『待機』でもして回復させるまで何も出来ないし」
瞳:「質問ですけど、どれくらいのCEを消費するカレイドフェノムを付けておくのがバランス的に良いんですか?」
理子:「そうね……攻撃カレイドフェノムについては……」

 装備している物より1ランク上のカレイドフェノムが、最大CEの1/2前後の消費で使えるようになったら交換する。

理子:「――のが目安かしら?」
瞳:「う〜ん、それなら2〜3回使ってから1回動かずに待機すれば、ちょうどいい按配で使えるみたいだけど……」
カスミ:「複数装備してるなら、そのうち1種類だけをちょっと早めに交換して戦闘開始直後に使用する必殺技(?)にするのもいいかもね」
十夜:「……だから空木さん、いっつも俺よりランクの高いのに交換するのが早かったんだよな……」
瞳:「そっか、セイクリッド・デスはCE低かったって柊が言ってたもんね」
誠志郎:「そうそう。だからしょっちゅうCE切らして待機繰り返してたんだぜ」
十夜:「ほっとけ……」
理子:「まあまあ、十夜クンのは私のと違ってCS高いんだからいいじゃない……」
カスミ:「ちなみに、CSとCEのバランスは概ね以下の通りとなっておりま〜す。店主さんの実感なので間違ってたらごめんなさいね(^^;)」

 CSが高くCEが低い:十夜、佐伯、壬生、ジョーカー
 CEが高くCSが低い:理子、ビショップ
 CS・CE共に同じ程度:誠志郎、瞳
 最初からレベルが高いので判断不能(笑):霧生、園宗寺


#センターオーパスによる追加特殊効果#

誠志郎:「さてと、最後に重要なのは……」
カスミ:「センターオーパスによる追加特殊効果なのね?」
理子:「そうよ。カレイドフェノムのレベルは組み合わせの中で最もレベルの低いオーパスのレベルに合わせられるけど、カレイドフェノムのレベルより高いレベルのオーパスの持つ特殊効果の中で、カレイドフェノムによって通用しない効果を除いた全ての特殊効果が付与されるの」
カスミ:「……〜〜〜〜????」
瞳:「……ちょっと柊、もう少し噛み砕いて話をしてくれる?」
誠志郎:「ランクA、B、Cのオーパスを組み合わせてカレイドフェノムを作ったら、ランクAとBのオーパスの持ってる特殊効果を追加されたランクCのカレイドフェノムができるって事だな。図にすると……」

 ランクAオーパス(特殊効果A)+ランクBオーパス(特殊効果B)+ランクCオーパス(特殊効果C)=ランクCカレイドフェノム(追加不可:A)、追加効果B

誠志郎:「とまあ、以上だ」
十夜:「……で、センターオーパスのランクは一体どうなるんだ?」
理子:「センターオーパスのランクは、他のオーパスより上のSなのよ。だからランクAのカレイドフェノムでも、1つだけなら特殊効果を付けられるの」
瞳:「へえ……」
カスミ:「要するに、こんな感じですね?」

 ランクAオーパス(特殊効果A)+センターオーパス(特殊効果B)+ランクAオーパス(特殊効果C)=ランクAカレイドフェノム、追加効果B

誠志郎:「そうそう。だからセンターオーパスを絡めた配列は、専用カレイドフェノムじゃなくても重要なんだぜ」
理子:「ちなみにランクS・取り外し不可のセンターオーパスは以下のような効果を持ってるわ」

 A(Area、効果範囲の1段階拡大):テン・コマンドメンツ、ラ・ピュセル
 B(Binding Time、使用後の拘束時間減少):ヘヴンズ・キー
 C(Core Energy、消費CEの減少):バルバロス
 H(Hit、成功率の上昇):インディペンデンス、ルーイナス・シールド
 P(Power、威力の上昇):セイクリッド・デス、ジ・オーディナンス
 R(Range、到達範囲の1段階拡大):パペット・クロウ、ジーザス・シュラウド

瞳:「……この中でどれが有利なのかな、カスミ?」
カスミ:「みんな一長一短があるからはっきり言えないけど、A・Rといった辺りがお徳だと思うわ」
十夜:「まあBとCは具体的な有難味が見えにくいし、Hは命中率99%のカレイドフェノムに付けても意味無いし、Pは威力データと無縁のカレイドフェノムに以下同文だしな」
誠志郎:「……ま、世の中ってのはそーゆーもんだ」
理子:「って、達観しないでよ誠志郎クン……」


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