■エターナルメロディ・ストーリー■

エターナルメロディのストーリーと、その予備知識です。


□異世界□

 科学技術の発達した現実世界の、とある街。
 何事も変わらない日常に倦みながらも、ただただ日々を過ごしていた青年がいました。
 しかしある日、青年はゲームソフトを買いに行く途中、工事現場から落下した鉄骨に激突してしまいます。

 そして。
 死んだと思った青年に聞こえたのは、何やら騒がしい抗議の声。
 思わず目を開けると、そこは緑の草原。視界の中には、背中に羽根を付けた小さな女の子。
 女の子――妖精はフィリーと名乗り、青年がこの世界の人間ではない事に気付きました。
 ここは何と、魔法技術の栄えている異世界だったのです。
 それを知って呆然とする青年の所に、謎の吟遊詩人・ロクサーヌが現れます。
 ロクサーヌは途方に暮れた青年に、持ち主の願いをかなえてくれる「魔宝」の情報を伝え、フィリーに案内役を押し付けて風のように去ってしまいました。
 そして青年は元の世界に帰るため、魔宝探しの仲間を見つけに、パーリアの街を目指します。
 ……方向逆だってば(笑)。


◇異世界概要◇

 現世と異世界の違い、それと異世界の有名な場所について、ちょっとまとめてみましょう。

〈現世と異世界の違い〉
・魔法が存在しない⇔魔法が存在する
・科学技術の発達⇔科学技術の未発達
・知的種族が人間のみ⇔獣人や妖精、魔族、モンスターなども存在
・死にやすい⇔死ににくい(笑)

〈異世界の名所〉
・パーリア:博物館や魔法研究所で有名な街。影の民や牙人族、フォーウッド、魔族、妖精などの異民族・異種族も少数在住。
・キューリックの砦:ムランの近くにある義賊キューリックの砦。森の中に建てられ、木々の並びを効果的に使いこなしている。
・フラスコー:バリジアの近くの洞窟。先史時代の壁画が残されている洞窟が近くにある。
・ガミルの洞窟:1つ目の魔宝・青の円水晶が眠っている洞窟。ごく普通(?)の洞窟である。
・ハザン遺跡:ダーヴァルザン近くの遺跡。トロメア碑文への手掛かりが存在する……はず。
・迷いの樹海:ジール近くの樹海。動物や精霊の声を聞ける妖精のナビゲーターがいないと脱出は困難。
・ソーブルの湖:2つ目の魔宝・銀の糸が眠っている湖。無数の島が散らばり、藻や急流、サーペントが祠への道を阻む。
・ボー・グーン:フェルソン近くの廃坑。怪獣と異常気象が飛び交うそれはそれは楽しい異世界バーゼムドへ繋がるフェーゼの鏡が放置されている(笑)。
・海賊王の島:海賊王ブロスの船「ケルベロス」のある島。3つ目の魔宝・白の聖鍵は「ケルベロス」の宝物庫にある。
・ガーベルの館:オール近くの魔法使いガーベルの館。魔方陣や魔法の絵などの様々な仕組みが散在する。
・フォーウッドの森:ライパンの近くにあるフォーウッドの森。遊びに行くにはりんご祭りの季節が最適(?)。
・セアレス:4つ目の魔宝・黄金の左腕が眠る、無差別黄金化の魔法により滅亡した高山都市。長時間滞在すると体や所持品が黄金化するので観光には危険。
・影の民の里:ジュピュター近くの、世界で最も霊力の強い一帯に存在する村。黄泉の口を封印するという目的も存在している。
・双面山:5つ目の魔宝・赤の火輪のある活火山。廃墟の街の中をマグマの川が流れ、一角には温泉が湧いている。
・イルム・ザーン:超太古には空中に浮いていた閉鎖遺跡。魔宝を組み合わせた弦楽器により入口の封印を解放できる。
・空中庭園:イルム・ザーンの中心にあった暁の女神の聖地。今も空中に浮いており、遺跡の転移装置を使わないとたどり着く事は不可能。


◇魔宝と暁の女神◇

 異世界のどこかにある「魔宝」というアイテムは、持ち主の願いをかなえるという伝承と共にその存在が伝えられてきました。
 しかし魔宝は、各地で伝えられていく末に全てが人の手を離れ、現代では誰の手にも触れずに眠っています。
 その上、魔宝はそれ単独で願いをかなえる物なのではなく、閉鎖遺跡イルム・ザーンの結界を開き、その上に浮かぶ空中庭園の主、暁の女神への道を開くための物――弦楽器の部品として必要なのです。
 そして暁の女神は、無条件で願いをかなえる訳ではありません。人を見て、その人が願いにふさわしいかどうかを見極めるのです(具体的にはダンジョン勝利率やイベント成功率、パーティ内での能力値の高さや好感度の高さ)。
 もっとも一部には、異世界に残留したくてあえて魔宝を集めない人物もいるとの噂ですが……(笑)。

#魔宝&暁の女神の場所と入手法・遭遇法

・青の円水晶:ガミルの洞窟/「闇の中、輝くもの」で勝利する
・銀の糸:ソーブルの湖/小島の祠/「島の連なる湖上で」で勝利する
・白の聖鍵:海賊王の島/海賊船「ケルベロス」船室/「バトルアイランド」で自動的に入手する
・黄金の左腕:セアレス/宝物庫/「ダレモイナイ黄金都市」で勝利する
・赤の火輪:双面山/火口の中央/「灼熱の大地を踏み越え」で勝利する
・暁の女神:イルム・ザーン/中心部のストーンサークルから転送される空中庭園/「天空への道のり」で勝利する


◇魔宝を巡るライバル達◇

 当然、魔宝を求める旅にライバルは付き物です。
 パーリアを訪れた青年とフィリーは、街中を歩き回る途中でカイルやレミットと衝突して対立関係になってしまいました(その大半がフィリーの責任ですが)。
 しかもロクサーヌは、カイルとレミットにまで魔宝の情報を与えてしまい、その結果カイルとレミットは、青年も知り合った女の子達を集め、青年に対抗して魔宝集めに乗り出します。
 これが約1年半に及ぶ腐れ縁の始まりとは、誰も思っていなかった事でしょう(笑)。

・主人公のパーティ

 パーティメンバー:主人公&選んだキャラクター3人(+フィリー)
 目的:魔宝を集め、主人公を元の世界に返す。
 リーダーの傾向:デフォルトでは全て平均的だが調整が可能(お奨めは能力値6つのうち1つを200、残り5つを140)。
 パーティの傾向:お好み次第。やりようによってはヴァニシング・レイを使うアルザや肉弾戦専門若葉も育成可能だが(汗)、一般的には物理戦闘系が有利。
 ダンジョンの傾向:(1)相手がゴールまで6マス以内。(2)このまま進んだらMP減少や1回休みのマスに停止してしまう。(3)魔法を使わず通常攻撃で楽勝できる――以上、3つの例に当てはまらない限り積極的に戦いは挑まない方が良い。また、資金に余裕があって相手より先行している時は、極力罠を掛けておく事。

・カイルのパーティ

 パーティメンバー:カイル+主人公の選ばなかったキャラクター6人のうち3人
  (PS版の場合、6人を楊雲/メイヤー/…/ウェンディ/ティナの順番に合わせて3人ずつに分割、そのどちらか片方を)
 目的:魔宝を集め、大魔王様を復活させる。
 リーダーの傾向:筋力・知力が高め、他の能力も低くない。
 パーティの傾向:長所を伸ばしつつ弱点を補完。
 ダンジョンの傾向:積極的に戦闘を挑む。

・レミットのパーティ

 パーティメンバー:レミット+主人公&カイルが選ばなかったキャラクターの残り3人(+アイリス)
 目的:魔宝を集め、主人公が元の世界に帰ろうとするのを妨害する。
 リーダーの傾向:敏捷が高め、知力もやや高い。
 パーティの傾向:長所ばかりを伸ばし、短所はほったらかし。アルザやリラが人間凶器と化す一方で、楊雲や若葉のような打たれ弱いキャラクターがとことん弱くなる。
 ダンジョンの傾向:積極的に戦闘を挑む。罠をやたらと掛けまくる危険あり(笑)。


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