プレゼント・パティ(くたぽでぃさん作)


「だ……だめっ……」
「恥ずかしがるなよ。パティは可愛いのに……」
 胸元の開いた黒い服に長手袋とタイツ、プレゼントのように腰に結んだ黄色のリボンという姿の若い女性が、薄暗い地下室で同じくらいの年の男性に抱き締められている。
 髪の色や中性的な顔立ちがそっくりな、久し振りに顔を合わせた恋人同士。さくら亭の看板娘パティとジョートショップの青年。
 青年が義理の母であるアリサの目の薬を探しに旅立ってから一年以上たった今日、長い間離れ離れだった二人は、パティの店であるさくら亭の地下室で愛を交わしていた。
「……なあ、そろそろ行ってもいいか?」
「行くって……あれ?」
 赤く上気した頬を青年に擦り付け、パティは上目遣いで自分に良く似た青年を見詰める。
「そ。夫婦が必ずする……え〜と、まあそんなところだ」
「あんた、妙に奥手な所があるのね……」
 パティははぁ、と溜め息を付く。もっとも自分も、細い割に豊満な胸をした身体を見せ付けるような服を青年の前で堂々と着ているのが不思議なくらい奥手だが。
「それはそれとして……準備行くぞ」
「……っ!」
 逃れようとする動きで青年の身体に当たって揉まれ続け、敏感になっていた胸。そこの谷間に舌を入れられ、パティはぴくんと身体を震わせた。
「は……あぁあっ……」
 脚を閉じる力が弱まった隙を突き、青年はパティの脚を開いたままの姿勢で固定をさせた。
「やぁっ! こんな所でしたらお父さんとお母さんに……!」
「旅に出てからずっと、お前とやれる日を待ってたんだぞ……」
 青年の指先がパティの脚の間に突き刺さり、衣服を引き裂いて女の体内に触れる。そこはかつて青年を受け入れ、そして激しく交わった部分であった。

生贄ぷれぜんとパティ

「きゃッ……!」
 いきなり全身を支配する快楽に、パティの肉体は反射的に青年の指を迎え入れた。もがけばもがくほど青年はパティに侵入して、優しく的確な動きで全てを掻き乱す。
「ああ……俺のパティ」
「そ、そんな事言わずに、もっとあたしに入れて……!」
 我慢の限界に達したパティは涙を浮かべながら、それでも腰を必死に合わせて与えられた快楽を貪り続けた。身体の中の指をぎゅっと締め付けながら。
「あ、ああっ……ああ――っ!!」
 甘い叫び声を上げてパティは身体をのけ反らせるが、すかさず青年の指がパティの中から支え、再び行為を再開させる。
「んふっ……」
「パティ……」
 互いの口を貪りながら、パティの下半身を弄ぶ青年と腰の動きで反応を返すパティ。青年は服の前を開き、分身をパティの下の口に押し当てた。
 そして、青年を愛するパティの答は……。
 

え〜、くたぽでぃさんから頂きました煩悩アンサンブルパティ、別名ぷれぜんとパティです(汗)。
(後になって、上の文章の内容を書き改めました)
テーマは「夫と妻」。
妻7人なんぞと言われている主人公(1)ですが、一番異性として意識しているのはパティではないかと。
「近親憎悪の法則」のせいで、ほんとは性格も似ているのに素直になれなくて……。
しかし、「アクティブ・ラジオ」だと本能のままに睦み合ってます(笑)。
さて、ここでくたぽでぃさんからのコメントを。

 裏用は、(依頼を)少しアレンジしてありますんで、よろしく^^)

……………………。
……今度はローレンシュタインにでも逃亡します(爆)。


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