卯月さん作の「鮮血の女神」のパワーアップ・バージョンです(汗)。
深夜のコロシアムの床に、力尽きて倒れる姿が1つ。
その黒い姿を、立ったままの姿は無表情に見下ろしていた。
極限まで肉体を鍛えた暗殺者と、生まれつきの強靭な肉体を持つヴァンパイア・ハーフ。
長い死闘の時間も終わり、今は深夜の魔性の時間。
「はあ……はあ……」
激しい戦いを終え、肩で息をするヴァンパイアの女。
運動能力を高めるための魔法の上着も、その上から羽織ったエプロンも、女暗殺者の返り血を浴びて赤く染まっている。
そして、赤みを帯びた瞳で身動きしない相手を見詰め……。
「……シーラ、あんたの精気を貰うわね」
勝者であるヴァンパイアの女は、敗者となった女暗殺者を壁に吊るして、全身から流れる彼女の生き血を浴びる。
女暗殺者は全身を縛られ、微かに両脚を広げたまま動かない……。
ぽたり……。
「はぁ……」
月明かりに晒された一糸纏わぬ裸身の上に真紅の血が流れ、感極まるような喘ぎ声を洩らして指に付いた血をパティはうっとりと舐める。
両手を赤く染まった胸の膨らみに這わせ、滑らかな腹部から引き締まった腰までをシーラの血に浸した。
「ああん……あはんっ……」
全身の白い肌が精気と共に鮮血を吸い込み、次第に熱を帯びた桜色の肌へと変化する。
そしていつしか、精気を吸い取る感覚が身体を貫く快楽へと変化して……。
「ああ……っ!」
夢想の中で頂点を迎え、腰から力を抜いてパティは倒れる。
それを見下ろすように、縛られたまま全身を真紅に染め上げたシーラ。
青黒い深夜の街に、赤い姿はくっきりと、刻印を押すかのように存在していた……。
*注意:この文章は絵と直接的な関係はございません。
で、卯月さんからのメールには。
・・・で、やっぱり気が変わったので手抜きしてないヤツも仕上げたので
お送りいたすなり(^^)
ちなみに顔に付いてる血もエプロンのもすべて返り血なり(^^;
あの娘さんが簡単にやられるわけはなかろう?
…………では、シープクレストへ夜逃げするための荷造りしてきます(爆)。