ディアーナとトリーシャのミッション日記 

 あたしはディアーナ・レイニー。高等部1年C組の、校医のクラウド先生に憧れる学生です。ちなみに部活は、ハメット先生の生物部。
「ボクはトリーシャ・フォスター。ディアーナさんのアシスタント役をやってるよ♪」
 お医者さんを目指して頑張っている毎日でしたが、ランディ先生が担当するミッション授業を受ける事に決められて、不安と期待が半ばする毎日を送っています。

 他のメンバーでちょっと気になるのが同じ学年のマリアちゃんとルーティちゃん、それに時々ミッションに参加する事になったヴァネッサ先生とバーシア先生。
 特にマリアちゃんはルシードさんと並んでお友達が少ないですから(笑)、何だかとっても気になるんですよね……。
「まあ、2人とも自信過剰で態度良くないしー……(汗)」


≒診察待合室≒

 ある日、あたしは保健室でお掃除していました。仮病を使ってごろごろしているアレフくんとルーさんとルシードさんが邪魔だったんですけど、言っても聞かないですからほっときます。
「……ルーさんはともかく、アレフくんとルシードさんってほんとに生徒会関係者?」
 ちなみにこの3人は別に仲はよくないと事実を無視して(笑)主張していますが、特に苦手なのはアレフくん。いきなりナンパするんできっぱり断ってやりました。えっへん。
「アレフくん、ミッション関係者の女性陣にはとことん人気ないもんねー。無視しないだけボクとディアーナさんはマシな方だし(笑)」
 で、そこにいきなりセリーヌさんが出現してミッション授業の会場が保健室で良いのか聞いてきます。でも違うって聞いたらそのまま出て行っちゃって、ヴァネッサ先生によるとこの後職員室に出現して、メルフィさんに連れて行かれたそーです。
 そこで慌ててあたしもミッション室に直行。1回留年しているアレフくんはすぐに、後の2人ももう少し遅れてついてきました。
 ……ミッション授業の解説、省略しちゃっていいですか?
「多分ね。ミッション日記もこれで7本目だから……(汗)」

 そして部活登録日、あたしは思う所があって長刀部に入ります。
 ……え〜と、理由は秘密にさせて下さいね。
「(戦闘力目当てでしょ? 絶対に槍と薙刀の戦闘力目当て!)」

≒ファーストミッション「MAD4出動せよ!」≒

 これはティセちゃんがプレイしたミッションと同じですが、立場は逆の非常勤地球防衛隊MAD4のメンバーです。
「とはいっても、チームワーク無いから立場も何もあったもんじゃないんだけど……」

 で、実はこのミッション、キャラによってはかなり成功が難しいんですよね。例えばトリーシャちゃんやシェリルさんとか。
「何で?」
 2人の進路は短そうに見えるけど、移動力2消費マスや1回休みマスばかりでしょ? おまけに1本道を更紗ちゃんを含めた3人で進むから足を引っ張り合って遅れますし。お玉で高い移動力を確保できる更紗ちゃんはもう少しマシですけど。
「あう〜……特にボク、移動力低い上に1ターン目で必ず更紗の奇襲を受けるから〜……」

 で、まずはティセちゃんの想定進路上に移動して倒します……予定でしたが返り討ち(涙)。何とか追い掛けます。
 経過を飛ばして言っちゃうと、他のみんなが続けざまに1回休みマスに引っ掛かったのも幸いして見事にゴールできました。

 あたしを筆頭にみんなでチョコを守り抜いて全員が長官から貰ったものは、長官のサイン入りブロマイド。
「……………………」
 「頑張れぼくらの非常勤地球防衛隊MAD4! でもチームワークは大事だぞ」と言われても、今度はせめて図書券欲しいです〜っ!
「ちなみにミッションだと地球防衛隊じゃなくて地球防衛軍が3回ばかり出るんだけど、ぜ〜んぶ別物の組織みたいなのでご注意を(笑)」


≒診察1≒

 とりあえずこの時期は何もありません。食堂感謝祭はありますけど。
「何だか要領良くはしょってない?」
 ……まあ期間も1ヶ月しかないですから、これくらいの静かさで丁度いいとは思うんですけどね。

≒ミッション1「あの国境を越えろ!」≒

 そしてとうとう最初の通常ミッション。5つの中から選べてお得です(笑)。

 料理屋さくら亭の看板娘おパティは、早くて安くて美味いと評判の昼定食の馬刺しの仕込みに出掛けます。しかし全国馬愛好会は警告文を何度も送り付けていましたが、おパティは当然そんなのを無視。とうとうクレア会長が立ち上がり、実力行使でランチの材料ディアーナ・シェリル・トリーシャを逃がして……
「ちょっとディアーナさん、粗筋はこっちこっち」
 え?
 ……すいません、今のは「哀愁の馬刺し定食」でした〜。

 ここは国境近くの草原。人里離れたこの場所で、囚人護送車が犯罪者達を乗せて走っていた。囚人バーシアと共に密閉された車内にいたのは、爆弾作りが好きでテロ活動を働いたディアーナ、政府のコンピューターに不法アクセスしたルー、ストーカーのハメット(笑)。でも最大の謎は、どんな罪を犯したのか不明なバーシア先生なんですよね。
 しかしその時護送車が石に乗り上げ横転、その隙に運転していた看守のメルフィの攻撃を逃れて4人は国境越えを企みます。現世でも相互引渡し協定を結んでないと犯罪がうやむやにされがちですから、特に隣国が友好的でなければ有効な手段かもしれません。
「……ディアーナさん、今のシャレ?」

 まずあたしは、他の3人を少し逃がすために(それと、4人で1本道を進むのはロスが大きいですから)SBライフルを確保してメルフィさんを迎撃、2回ばかり倒した所で頃合かなと考えて後を追います。
 それから逃走経路が2本あるので、あたしとバーシア先生が上でルーさんとハメット先生が下になって逃げ続けました。途中でバーシア先生が1回倒されるというアクシデントもありましたけど、ハメット先生が国境に到達してミッション成功。
 でもハメット先生、国境越えに成功して逃げた3人をよそに、もう一度ストーカーしたくて戻ってあっさり逮捕されちゃいました(汗)。


≒診察2≒

 では、ここから本格的に行きましょう。恒例のアイテム交換チャートです。

〈プレゼント用〉
〈危険物指定〉
槍1→バーシアへ、マリアorアレフでジュース1→ルーティへ、ルーorルシードで毛糸1→マリアへ
槍2→バーシアへ
薙刀2→――
薙刀3→ローラorメルフィで花束3→マリア・ルーティ・ヴァネッサ・バーシアへ、クリスでぬいぐるみ3→バーシアへ、イヴで絵の具3・シェリルでノート4→マリアへ、クレアでワイン2→…
槍2・薙刀2→リーゼでジュース1→ルーティへ、ルーでぬいぐるみ3→バーシアへ、クレアでワイン1→…、トーヤで絵の具2→マリアへ
〈スポーツ用品〉
防具1→更紗orセリーヌでジュース1→ルーティへ
防具3→アレフで花束3→マリア・ルーティ・ヴァネッサ・バーシアへ
〈校内備品〉
タオル2→メロディで彫刻刀2→リーゼでジュース1→ルーティへ、イヴで絵の具2→マリアへ
タオル3→ローラでぬいぐるみ3→バーシアへ
〈飲食物〉
ワイン1→――
ワイン2→更紗でジュース1→ルーティへ、シェリルorフローネでノート2・リオで絵の具3→マリアへ
ワイン3→ヴァネッサへ、ルーでぬいぐるみ3→バーシアへ
ワイン123→バーシアへ、ローラでジュース156→ルーティへ(56はマリアへも)

〈ミッション用〉
〈飲食物〉
ワイン1
 →更紗でまな板1→「防具1」を参照
 →バーシアでタオル2→…
 →イヴで花束1→由羅で草餅6
ワイン2
 →クレアでタオル2→…
 →バーシアでタオル3→…
 →ローラでジュース5→カッセルで薙刀6
 →アルベルトで薙刀2→…
 →リーゼでコロン4→更紗でお玉4→パティで胃薬6
ワイン3
 →ローラでジュース6→カッセルで薙刀6・アリサで金属バット6
 →更紗でジュース5→カッセルで薙刀6
 →セリーヌでまな板6→ローラでシューズ6・トリーシャで刀6
 →クレアで槍2→…
 →ルーティorリサで防具3→…
 →シーラで紅茶4→ピートでシューズ6
 →パティでパイプイス5→クレアで防具6→…
 →パティでパイプイス5→アルベルトでシューズ6
 →バーシアでタオル6→…
 →アルベルトで美白クリーム4→更紗でお玉4→パティで胃薬6
〈危険物指定〉
槍1
 →トリーシャでベンチ1→「槍2・薙刀2」を参照
 →更紗でまな板1→「防具1」を参照
 →クレアで防具3→…
 →ルーティで防具1→…
 →ティセでケーキ1→お料理研究会を参照
 →リサorランディで酒1→ランディで槍6
槍2
 →――
薙刀2
 →バーシアでタオル2→…
薙刀3
 →(ディアーナor)セリーヌでタオル3→…
 →クレアでワイン2→…
 →バーシアで防具3→…
 →ローラorメルフィで花束3→由羅で草餅6
 →更紗orリーゼでケーキ4→お料理研究会を参照
 →シェールで酒4→ピートでスポーツドリンク6
槍2・薙刀2
 →ルーティで防具5→パティで刀6
 →メロディでワイン2→…
 →トリーシャでベンチ1→イヴでベンチ6→パティでシューズ6
 →クレアでワイン1→…
 →更紗でケーキ1→お料理研究会を参照
 →セリーヌでまな板1→「防具1」を参照
 →リサで防具3→…
〈校内備品〉
タオル2
 →クレアで防具3→…
 →バーシアで槍2→…
 →ローラではしご3→パティで防具5・バーシアで大根3・カッセルで木刀4→「タオル3」を参照
タオル3
 →ルーティで防具3→…
 →パティで防具5→「槍2・薙刀2」を参照
 →クレアでタオル3→永久連鎖
 →由羅でワイン3→…
 →バーシアで大根3→ピートでSBライフル6・リカルドで刀6
 →カッセルで木刀4→ルシードで薬用のど飴6
タオル6
 →ローラでまな板6→「防具1」を参照
 →パティでシューズ6・リサでスポーツドリンク6
 →クレアでタオル6→永久連鎖
 →トリーシャでモップ5→トリーシャで薬用のど飴6・アルベルトでシューズ6・リカルドで金属バット6
 →シェールで酒5→パティで爆弾6・アルベルトでシューズ6
〈スポーツ用品〉
防具1
 →シェールでまな板1→イヴでまな板6→ローラでシューズ6・トリーシャで刀6
 →クレアでタオル2→…
 →バーシアで槍1→…
防具3
 →クレアorリーゼorアリサでワイン3→…
 →バーシアorハメットでタオル3→…
 →アルベルトで防具5→「槍2・薙刀2」を参照
 →ティセでケーキ4→お料理研究会を参照
 →パティで木刀4→ルシードで薬用のど飴6
防具6
 →パティでタオル6→…
 →アルベルトでスポーツドリンク6・バーシアでSBライフル6・トーヤで刀6

「うー、めんどくさそー……」
 大丈夫ですよ。交換の途中で少ない種類に集約されて手間が省けるのがポイントですから。

 話は変わりまして、庭にシェールちゃんと一緒に来たら、ティセちゃんが歌いながら穴を掘っていました。そこにヴァネッサ先生が来て一緒に話を聞いてみると、ティセちゃんは虫を捕まえたくて穴を掘ったそうなんです。で、虫が好きだと答えたら空き瓶貰っちゃいました(笑)。
 それで何故そこに掘ったのかというと、小さな穴(ティセちゃんの言う「虫さんのお家」)があったからなんですって。好奇心旺盛で感心しちゃいますね。
 しかし中にいたのは蛇(汗)。みんな腰を抜かしている所にリサ先生が来て、蛇を穴に戻させます。
 結果としてヴァネッサ先生の可愛い所をティセちゃんに見せてもらいました。えへへ〜。

 ある日シェールちゃんと一緒にトリーシャちゃんのお供をしてたら、バーシア先生と由羅さんがいました。話し掛けたんですけど、バーシア先生は「めんどくさいのはいや」と言い切るんです(汗)。由羅さんみたいな博愛主義者じゃないそーでして。
 で、トリーシャちゃんの2人に対する用事とゆーのが、「どうしてそんなに胸が大きいの?」(爆)。おかげでシェールちゃんは顔真っ赤。
「でもディアーナさん、これって女の子にとっては切実な質問でしょ?」
 トリーシャちゃんも胸は大きいから、別にいーとは思うんですけど……。
 とーぜんそーゆー質問に答えようがないみたいで、由羅さんは「牛乳を1日5パック」というルーティちゃんみたいな事を言います。
 バーシア先生は「めいっぱい寝る」なんて言ってましたけど、トリーシャちゃんに引きずられて立ち去る時に後ろでバーシア先生が叫んでたのは何だったんでしょう……?
「……やっぱり実践しなかったけどね。ヴァネッサ先生怖いし(笑)」

 そしてプール開き。あたしは水泳は好きで、50mを犬掻きで泳げるんです(汗)。
 フローネさんは25mをクロール、マリアちゃんは平泳ぎでもバタフライでも何でも来いなんですって。ローラちゃんに教えようとして何だかもめてましたけど。

 そしてある日、あたしとエルさんとアレフくんとクリスくんで、マリアちゃんが何だか唱えてるのを目撃。アレフくんが近付いたらいきなり「やぁ〜〜っ!」なんてされてアレフくんは腰を抜かしてしまいました。
 それから溜め息付いてるマリアちゃんと挨拶するんだけど、「いつもの病気」とか言ってたエルさんの事はいっぺん無視。何でも古代魔法の手引書(全10巻、完品)を手に入れて試してたそーですが、「50Gくらいか?」「無駄遣いはやめようよ……」と男の人2人には不評。おまけにエルさんは露骨にバカにするもんでマリアちゃんは怒ってしまいます。
 アレフくんに同意して止めに掛かったけど、余計事態は混迷(汗)。マリアちゃんは本に出ていた呪いを使おうとして、エルさんに堂々と「髪の毛ちょーだい!」とせがんで、嫌がられたら「効かないと思ってるならいいじゃない!」と開き直っちゃいました。
 アレフくんによると「黙っていれば可愛い」そうですけど、「いつだって可愛いもん」「軽い奴にあれこれ言われたくない」と返す辺り、クリスくんの言う通り女性というのは怖いのかも。
「ディアーナさん、キミも女性なんだけど……」

≒ミッション2「謎の日記帳」≒

 首相の所に来た電話。それはノートに記した日記を山の中に隠したというものでした。無視しようとした首相に元首相だった大物政治家から連絡が入り、ノート回収指令が出ます。
 その日記とは政界の裏まで記され、手にした者に閣僚の地位が約束されるというとんでもない代物。
「何だか、(中略)みたいな人物だね……(汗)」
 即座に首相は日記入手のために精鋭レンジャー部隊のアルベルト、ディアーナ、ルーティを派遣しますが、既にレポーターのマリアとディレクターのメルフィが情報を入手して……。

 で、あたしは他のみんなが使いそうにない山麓ルートを使用。山頂ルートでアルベルトさんとルーティちゃんに足止めされたマリアちゃんとメルフィさんに先んじてノートを回収。
 しかし、ノートをルーティちゃんが開けたら日記は白紙。
 日記の正体とは大物政治家が首相の忠誠をテストした代物で、私利私欲に走ってレンジャー部隊を使って横取りしようとした首相はほどなく辞めさせられてしまったそーです(笑)。


≒診察3≒

 そろそろ第2回のプライベートイベント発生です。早めに親密度を青にしておきましょう。
「なお、第3回はミッション4のもー少し後にならないとダメだからそれまでに緑にしておこーね?」

 皆さんご存知の通り、メロディちゃんはゼファー先生の将棋の優秀弟子です。
 である日、ピートくんとビセットくんが何考えてるか分からないだの年ごまかしてるだの散々言うんです(汗)。あたしはそう思わないんで反対したんですけど。
「だよね。ハメット先生の方がよっぽど怪しいもん」
 ……そこにヴァネッサ先生が来て同意しかけながらも(笑)他人の悪口を堂々と言わないように注意しますが、2人に散々誉められて正直に喜んでました。
 あぁ、あたしも射撃部入りた〜い……。
「イメージ崩壊するからそれだけはよして……(汗)」

≒ミッション3「元服の儀」≒

 「第1回売れないアイドルアピール合戦」。B級アイドル4人が打ち合わせ通り1勝ずつあげた後のインチキ無しの最終決戦。メンバーは歌が歌えない歌手のマリア、年を5つサバ読んでるシェール、スポーツ大会専門の一芸アイドルトリーシャ、宴会場回りの演歌歌手ディアーナ。
 決戦内容はリサイクルをアピールする空き瓶拾い。しかも辻斬りのスペシャリスト紅月の妨害が……。
「……ディアーナさん、それは「売れないアイドル」の内容説明レジュメ」
 え〜と……………………すいません(爆)。

 とある武家の嫡子ディアーナは元服を行う事となり、父の紅月から儀式の説明を受けます。
 それは嫁候補の内1人を打ちのめすという過酷な儀式で、しかも父に追い着かれたら斬られてしまう――んじゃないですけど廃嫡されてしまうというすさまじい代物。
 嫁候補シェリル、シェール、エルの3人の中でディアーナは誰を手に入れるのか。それはプレイヤーの趣味に掛かってますけどね。
「それじゃここだとシェリルは除外か。可哀想だなぁ」
 あ〜っ、シェリルさんのファンを敵に回すよーな発言はよして〜っ!
*本に没頭する癖のある店主は、シェリルが自分を見ているようで気恥ずかしいという欠点があります(笑)。

 で、シューズやスポーツドリンクをいっぱい用意していたおかげでシェールちゃんに追い着いて、目押しで薙刀持ってるシェールちゃんを打ちのめして服従させました(爆)。
 めでたく結婚は認められたんですけど、他の2人の方が可愛かったような気がするから妻3人はダメですか父上〜?
「あのねディアーナさん、エンフィールドじゃないんだからさ……」


≒診察4≒

 ふと気付くと、ルーティちゃんに貢いだプレゼントの効果でパティさんの親密度がマリアちゃんのそれを上回ってますので(汗)、しばらくルーティちゃんに貢ぐのは控えておきます。

 である日、パティさんやトリーシャちゃんやシェールちゃんと昨日トリーシャちゃんが見付けたおいしいアイスクリーム屋さんの話をしていたら、ルーティちゃんが何やら悩んでいるのを発見しました。
 パティさん達がアプローチしても口籠もっているので話を聞こうとするシェールちゃんと聞き出したくないトリーシャちゃんがもめますが、パティさんの罰(?)でルーティちゃんはあたし達に相談する事に。
 何でも学校の備品のお面が臭くて昨日水洗いしたら乾かなくなっちゃったそうで、パティさんが一緒に謝ってあげる事になりました。悪い事してたんじゃないんですからちゃんと言えばリサ先生も聞いてくれますしね。

 そして体育祭! やっぱり見所は陸上部から勧誘も来たという噂の学園最強スプリンター・パティさんと応援団長のティセちゃん……、
 ……じゃなくてえ〜と、デッドヒートを繰り広げるシェールちゃんとトリーシャちゃんです。
「あの一枚絵はボクがパティに見えるってゆーけど、髪の長さも分け目も色合いも違うし(ロングで分け目は右寄りでパティより赤味が強い)、鉢巻はいつもの黄色いリボンなのに……」
 で、結果は同時ゴール。
 ……トリーシャちゃん、競馬じゃないんだから「写真判定ぐらい用意しといてよ〜」って言われても……。
「でも納得できな〜い!(絶叫)」

 それからしばらくしてセリーヌさんと一緒にいると、部活の練習に行くバーシア先生とクレアさんに出会います。「部費貰ってるから活動しないと」なんて問題発言するバーシア先生にクレアさんはツッコミを入れますが、結局頭を撫でてもらったりして仲がいーみたい。
 そこにアルベルトさんが来ますが、どーやらアルベルトさんはバーシア先生の怠惰な姿勢が気に入らないみたいで煙草やお酒にいちゃもん付けるわセリーヌさんとこに押し付けようとするわ、煙草を除いてここの店主さんが絶対やんないよーな事をします(笑)。
「ボクのお父さんも実は、家だとバーシア先生みたいなんだけど……」
 クレアさんとバーシア先生が抗議するのでアルベルトさんも矛(槍?)を収めて「妹の事をよろしく頼む」と言いますけど、それでも煙草はちょっと不安みたいですね……。

 で学園祭も過ぎた頃、あたしはシェールちゃんやパティさんと一緒にバレーボールをしてましたが、2対1なのにパティさん強い〜。
「ソフトにバドミントンに陸上にバレー、いろんな運動部から勧誘されてるもんねパティって」
 そこで1人でいるマリアちゃんを見てパティさんは仲間に入れようとしますけどシェールちゃんは嫌がります。でも「ちょっと変わってるけど根は悪い子じゃない」ってパティさんも言ってるし、「魔法の勉強で忙しい」と言い張るマリアちゃんをパティさんが「体力もいるでしょ?」と言いくるめて……じゃなくて説得して2対2になりました。
 そしてシェールちゃんがサーブを放とうとした所でいきなり湧いて出たハメット先生が突撃して顔面直撃(汗)。マリアちゃんはおかんむりでハメット先生を見捨てて行ってしまいました。
 報われない恋っていうのもあるんですね、はぁ〜っ……。
「それは違うと思うボク……」

≒ミッション4「野生馬の群棲地」≒

 この草原(ってどこ?)は野生馬が生息。数々の名馬を生み出しています。そこに現れたのは侍の紅月。
 しかし他の侍達に仲間を奪われ続けて少なくなってしまった野生馬のディアーナ、シェール、セリーヌ、ルーの4頭は、当然ながら逃亡します。
 以上。
「確かにそーだけど「以上」はないでしょ?」

 まずあたしは、他の3頭とは別行動を取り(1本道を4人じゃ足を引っ張り合っちゃいますから……)山の上に登ります。すると紅月はあたしに誘導されて下からワープで飛んできたので、山頂の周回路に誘い込みます。
 結局あたしが紅月を引きずり回している間、みんなはのんびり盆栽を取っていました(笑)。


≒診察5≒

 そろそろプライベートイベント3の発生時期。信頼度を早めに緑にして、操作しやすいようにそれ以上は上げないでおきましょう。
 ちなみに同時攻略は最大5人まで可能ですが、初期親密度のかなり高い相手のみに限定しないといけません。今みたいにそこまで仲の良いキャラ以外も攻略する必要のある場合には、せいぜい4人が限度ですからご注意を。
「マリア、ルシードさんと同じくらい人当たり悪いしー……」

 ミッションも終わって一息ついて、あたしはリーゼさんやイヴさんと一緒に由羅さんの香水を見せてもらっていました。リーゼさんは匂い、イヴさんは瓶に主な興味があるよーです。
 そこにルーティちゃんが来て興味を持つんだけど、リーゼさんに「やっぱり女の子ね」と言われて男の子に間違われやすいルーティちゃんはむくれてしまいます(笑)。リーゼさんはそーゆー意味ではなくて、「自分もそんな頃があった」というだけなんですけど。
 で、付けてみたいルーティちゃんでしたがとりあえず放課後まで後回し。「大人っていーなあ」と言うルーティちゃんだけど、リーゼさんや由羅さんが言う通り大人には責任も要求されますからね……。
 ま、今の所は子供の特権を満喫しましょうねトリーシャちゃん。
「何でボクに振るのさぁ〜っ!?(←子供の証拠)」

 そして、食堂でパティさんや更紗ちゃんのお店の話を聞いているところに由羅さんとバーシア先生が来ますけど、これはシーラさんのレポートに出てるのとおんなじのですから省略しちゃってもいーですよね?
「良くな……まあいいか。おんなじ話を掲載してると容量食っちゃうからね(汗)」

 それからクリスマスもお正月も過ぎて年が明けた頃ルーさんと力んでみっともない上に自分の食べたい物も自分で決められない小学生以下のアルベルトさん(ルーさん談)と一緒に食堂に来たら、ホットミルクティーを注文したヴァネッサ先生が疲れたようにしてました。
 アリサさんが聞いてみたら、詰めが甘くて生徒になめられているような気がするとヴァネッサ先生は言うんです。先生を舐めそうな子はメロディちゃんとティセちゃんだけだと思うんですけどあたし。
「意味が違ーう!(汗)」
 で、話を聞いていたルーさんが「自信は自分で持つものだ」と言うんですよね。いい事言うなぁ。
「でもディアーナさん、悩んだ末にアリサおばさんからおかわり5杯貰ってたアルベルトさんくらいはせめて悩んだら……」
 あはは……。でもルーさん曰く、「ヤツのあの理解しがたい遠まわしな求愛行動」も悩んだ末に出したんだろうって(でも前提自体が望み薄ってのは、アルベルトさんにはナイショにしてあげて下さいね(笑))。
 それにしても、ルーさんが射撃部に勧誘されてたなんて知りませんでした。パティさんの件といい、勧誘って結構激しいんですね。

 で、もうちょっと後ですけど、マリアちゃんがバーシア先生にいたずらしようとします。気の迷いでついルーティちゃんと一緒に応援しちゃいますが、マリアちゃんが使おうとしたのは「マリア特製の笑いが止まらなくなる煙」(袋入り)。
 クリスくんの制止にも構わず吸わせちゃいましたけど、起きたバーシア先生は笑いません。でも起き抜けの1本を吸った後、「煙草の味がしない……」って……。
「ま、まさかマリアは……!」
 それは大丈夫。先生は外で昼寝して風邪ひいちゃってただけですから(笑)。
 で、みんなで謝ろうとしたから実害がなかったけどマリアちゃんも反省……する訳なかったんですけどね。懲りないんだからもう〜。

≒ミッション5「ディアーナの伝説」≒

 伝説の剣を探し旅する勇者ディアーナと、おまけの獣人メロディ、魔法使いトリーシャ、狂戦士アルベルト。勇者はクラスじゃないですし獣人も種族ですから、この分類概念にはかねてからあたしは批判的なんですけど、とりあえず関係はないですね(笑)。
「クラス分類は後にして、とりあえず話を進めておいて(汗)」
 そしてとある街で伝説の剣を探す一行の前に、邪悪なへっぽこ剣士シャドウが現れます。「ディアーナの冒険」でディアーナに屈辱的敗北を喫したシャドウは、4対1にもかかわらず勝負を挑んで剣を手に入れようとしますが……。
「「ディアーナの冒険」はこの話の前にあたる話。ボクとアルベルトさんの代わりに魔法使いフローネと司祭イヴが仲間になってて、伝説の武器のナイフをシャドウから取り返してました」
 では、れっつご〜!

 で、まずはお約束通り待機してシャドウと戦闘……と思いきやメロディちゃんがシャドウを倒してしまいます(汗)。しかも再戦したらシャドウに負けちゃって、こっちから戦闘を仕掛ける始末(でも、捨て駒もとい仲間のみんなと戦ってシャドウが強力なアイテム使い果たしてたから楽勝できましたけど)。
「(……括弧の中は一体何なの?)」
 それから後は、剣の手前の巨大な1回休みマス地帯を安全地帯でやり過ごして剣を手に入れればオッケーです。

 そして、「剣を抜いたら世界の救世主になれる」と記してある台座があたしの目の前に。
 しかしメロディちゃんが剣を抜いちゃって、「せかいのきゅーきゅーしゃ」はメロディちゃんの物になってしまいます(爆)。
「もしディアーナさんが抜いてたら、これがホントの「せかいのれいきゅーしゃ」だけどね」
 ……トリーシャちゃん、「点滴ができなくって何回もやりなおし攻撃」してもいーですか?


≒診察6≒

 そろそろ終盤。戦闘力10以上のアイテムを40〜50個以上、移動力9以上のアイテムを同じくらい揃えて低レベルのアイテムをできるだけ減らしましょう。そうすればラストも安心ですが、くれぐれも減らし過ぎて微妙な動きの要求されるミッションで負けたりはしませんよーに(笑)。

 ある日、大学部でリーゼさんとルシードさんが何やら深刻そうに話をしていました。あたしと由羅さんが聞くと、高等部の生徒会が一般生徒からの評判が悪いらしいそうです。元会長のリーゼさんはともかく、元副会長のルシードさんは別にいーみたいですが(笑)。
 そこにマリアちゃんがやって来ますが、リーゼさんとルシードさんを見て回れ右するのでルシードさんに拿捕されちゃいます。マリアちゃんとルシードさんは相性悪いんですけど、由羅さんの言う通り態度が大きいから自己嫌悪的な面もあるんでしょうね。
「おまけに2人、他人を気にしないタチだから初期親密度かなり低いしね」
 で、自分だから大丈夫と言い張るマリアちゃんでしたが、それでもちゃんと一般生徒の不満を聞いて、生徒代表として振舞うとリーゼさんに約束します。
 ……でも、マリアちゃんのアイデアとは生徒のみんなをマリアちゃんに惚れさせるための惚れ薬。ルシードさんに優先して飲ませるそーですけど……。
「この世界だからいーけど、ボク達の分身がいる平行世界だと立派な犯罪だと思うよボク……」

 そして。
 ルーティちゃんのお財布を探した時の話は、ティセちゃんのレポートを参照して下さい。
「ちょっと〜、それって手を抜きすぎじゃ……」

≒ミッション6「貧乏長屋父娘人情話」≒

 貧しい長屋に暮らす病気がちの父ディアーナと娘の更紗。ところがケチな大家エルは家賃の片に笑顔で更紗を売り飛ばそうとします。逃げる更紗とそれを追う大家のエル。
 そこにディアーナの家出した息子トリーシャも加わり、トリーシャは父と妹を救うためエルと戦う決心をした。
 そんな時ディアーナは、先祖が残したという千両箱の事を思い出す。それさえあれば……。
「始末人でも雇うの?」
 家賃を払うに決まっています!
「ちぇーっ」
 ……トリーシャちゃんが何を期待してたのか、聞きたいよーな聞きたくないよーな。

 そしてあたしは更紗ちゃんがエルさんに捕まらない事を祈りつつ、隅にあるお宮から千両箱を確保します。それから更紗ちゃんとエルさんの間に割り込むように移動してこちらから攻撃してミッション成功。
 家賃を払われたエルさんは大人しく手を引き、トリーシャちゃんも父や妹と再会。3人は末永く睦まじく暮らしましたとさ。
「あのー、睦まじくはちょっと言い過ぎじゃない?(汗)」

≒ミッション6「ライシアン狩り」≒

 リオの母由羅はライシアンという希少種族。そのため常に密猟者に狙われる運命にあった。リオ自身は父であるトーヤの血が強く外見的には人間だったが、それでもリオはいつも母の身を心配していた。
 そんな折、やって来たハンターのディアーナとシェリルに出会い、リオは両親に知らせに走る。しかしハンター達もリオの行動を怪しみ、リオの後を密かにつけていたのであった。
 ……こーゆー極悪な役でも、成功しないと点が貰えないんですよね(汗)。

 そして追い掛けっこのベテランのあたしは、シェリルさんから逃げて移動する由羅さんの進路を追ってアイテムの性能差で捕獲成功。由羅さんは観賞用としての需要を満たすため、夫と息子から引き離されてしまいました。
 しかもハーフのリオくんは、狐の耳も尻尾もないから平然と見放され……。
 「母さんを動物扱いするなーっ!」という悲痛なリオくんの声が、今も耳の側から離れません……(涙)。

≒ミッション6「壊し屋稼業」≒

 ビセットは腕の良い解体屋。テロリストによる爆発事故でボロボロになった街の解体作業に弟子のメロディを連れてやって来ます。
 そこに現れた謎の女ディアーナは街に爆弾が残っている事を告げて姿を消す。後を追うようにして現れた刑事のランディによると、ディアーナは爆破事件の重要参考人として手配をされているらしい……。
 というサスペンス調の物語です。
「ディアーナさんとサスペンスって、お刺身にマヨネーズくらい似合わないんだけどなぁ……」
 …………。

「…………(←麻酔薬Lv4を注射)」
 で、あたしの目的はビセットくん達の爆弾回収の邪魔と逮捕しに来たランディ先生に負けない事。爆弾のあるマスは1回しか取れないから、メロディちゃんの進路の先にある爆弾をまずは横取りします。
 まだ目標を満たすだけの爆弾があったのであたしも邪魔を続けようとしますが、結局解体屋チームは処理をし切れずにミッション成功。

 何とか追手を逃れたディアーナは、残った爆弾を全て爆発させて証拠隠滅。
 そしてディアーナは、これからも爆弾魔として各地を騒がすのでした。

≒ミッション6「究極の石像」≒

 ストーリーはリーゼさんが紹介済みですので割愛致します。ご了承下さい。
「……もー勝手にして」

 まずあたしは強制マス通過に必要な彫刻刀を取りに行くんですけど、アイテムを整理し過ぎてぴったり止まれず数ターン浪費(汗)。何とか1個確保して先に行っちゃったクリスくんを追い掛けて、1回休みマスにはまっている隙に追い越しました。でも決定的にリードを広げたのは、ピカピカした石を手に入れる頃になってからですけど。
 そして残り3ターンで辛うじて脱出。プレイヤーが彫刻家を操作してもこれですから、彫刻家の移動が運任せの助手じゃなかなか成功できないでしょうね……。

 見事ピカピカした石を手に入れて工房に帰ったあたしは、究極の石像の計画を練りました。
 当然リーゼさんは自分がモデルだと思ってましたが、「究極だからこそ今まで無い物に挑戦したい」というあたしは作品を丸いヤツに決定します(笑)。
「緑色の丸いヤツって……ちょっと似合わないよーな気がするんだけど?」
 ……ちなみに、クリスくんは「マリアの事、可愛く彫ってね★」とかいうマリアちゃんを無視して自分をモデルにするんですけどね。


≒ファイナルミッション≒

 そして以下略(笑)。さ〜っ、頑張るぞっ!
「手を抜き過ぎ〜〜〜〜〜〜〜〜っっっっ!!!!!!!!(汗)」

 さて特筆すべき事といえば、ルーティちゃんを助けた時にランディ先生が妙に強くてあたしが半分近く行くまで2人を食い止めてくれたくらいでしょう。
 ミッション授業の担当者なのに、いつもはあたしが倒した後のシャドウの足止めもしない上に紅月に倒されて、後からのんびり追い掛けているだけですから。
「たとえ本当とはいえ、言っちゃいけない事があると思うんだけどなあ……」
 ……トリーシャちゃんも言ってるじゃないですか〜っ!

≒診察後≒

 とゆー訳で見事進級。ランディ先生としてはもっと実験材料として使ってみたかったそーですが(汗)。
 そして新学期、あたしがまたミッション授業を選択したかどうかは秘密にしておきますね。
 で、ある日の事でした。

********

 へえ、マリアちゃんのお父さんが新しく遊園地を作るの?
 で、オープン前に貸し切りで遊ぶなんてすご〜い!
 あたしも行ってみたいけど……「じゃ、マリアの言う事聞きなさい!」ってどんな事?
 ……「まずはマリア魔法陣Sp.で悪魔召喚するからイケニエ役やって★」……?

 はぁはぁ……。あ、バーシア先生〜!
 な、何だか疲れてるみたいですけどどーしたんですか?
 ……………………はぁ。
 何度も言ってますけど、無茶酒は絶対! よして下さいね!
 さてと、水のついでにクラウド先生からお薬でも……。

 あ、ルーティちゃんも今帰り?
 へえ、深夜枠でやってるアニメのビデオをクラスのお友達から借りたら面白かったの。
 で、新しいのが始まるんだ。教えてくれてありがと!
 ……でも、深夜3時まで起きてるのはルーティちゃんの体質じゃちょっと無理し過ぎじゃない?(汗)

 うわっ! ヴァネッサ先生!
 「やっと見付けた」って、もしかしてあたしを探してたんですか?(赤面)
 ……で、ついて来てってどこへ?
 へえ、今日デパートでバーゲンがあるんですか。
 そして目玉がお一人様一回限りの春の新作つかみ取り。
 ……な、何であたしがヴァネッサ先生のお買い物に付き合わなくちゃダメなんですか〜〜っ!?!?

********

(ぴぴっ、ぴぴっ)
「……んあ?
 ああ、そーいやマリアから担任だからって遊園地のオープン前招待受けてたんだっけ?
 昼前からなんて早いのは普通パスするんだけど、理事長も来るから仕方なく受けちゃったのよねー。
 ……そりゃ、ディアーナも来るって事も理由の1つだけどさ。
 とりあえず服着て起きましょっか。貸し切りは夜までやるってゆーからその頃調子も出てくるでしょーし……」

(じりりりり……ぴっ)
「あら、バーシア? 私はエアロビクスをしてた所だけど」
『ヴァネッサ、今日は暇?』
「こないだディアーナさんと一緒にバーゲンで春物買って来たから、今日は予定は立ててないわよ」
『またあの子使ったの? いざ買い物になると人使い荒いわねアンタ……』
「ほっといてちょうだい。で用件は?」
『えっと、実はマリアが……』
「……ええいいわ。私も誘って」
『りょうか〜い!』
(ぴっ)
「遊園地……か。
 ディアーナさんも来るっていうから、選んでもらった春物に着替えてみようかしら?」

(たったったっ……)
「……ふぅ。服と帽子を選んでたら遅れちゃったな。
 出掛けるとしょっちゅう男の子と間違えられるから、できるだけ女の子っぽいのにしたんだけど……」
 あ〜、ルーティちゃん!
「ディアーナ、遅くなってごめん!」
 もしかして、服と帽子を選んでたの?
「うん! お店で勧められて気に入ったの。上着とスカートは別のお店だけど」
 ルーティちゃんに似合ってて可愛いけど……その服は合わせが右前じゃない?
「……………………へ?」
 もしかして上着を売ってた店員さん、ルーティちゃんを男の子と間違えてたとか……(汗)。

********

(かしゃっ)
「う〜ん、ちょっとアングルが考慮の余地あるかな……」
「デジタルカメラの画像を見て、一体何をしてるんですか?」
「えーとね、マリアは記念写真を撮ろうと思ってるの☆」
 あ、シェリルさん来てたんですか。それにマリアちゃんも今日はお世話になります。
「こんにちは、ディアーナさん」
「ねえディアーナ、このマリアがピースしてる画像見てどう思う?」
 う〜ん、愛らしくて可愛いですね。マリアちゃんは元々美人ですし。
「……え、ホント?」
 ええ。まだあまり発育してないですから普通言う美女にはまだまだですけどね。

「(ぷちっ)#$%&○△□*¥〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!」
 あぁ〜〜んっ! お願いだからカメラでぶたないでマリアちゃ〜んっ!(絶叫)
「ちょっとちょっと、なに暴走してるのよマリア!?」
「バーシア先生もルーティさんも、マリアさんを何とかしてくれる?」
「ダメだよヴァネッサ先生。マリアのプライドが掛かってるんだしこれ……」
「ディアーナのバカぁっ! マリアも大嫌い大嫌い〜〜っ!!」
 ひ〜ん、せめてもー少し勘弁させて下さ〜いっ!!

―Fine〜Diana RAINEY&Maria SHORT,
  Ruety WYETH,Vanessa WORREN,and Vircia DUCELLE〜―


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