メルフィとルシードのミッション日記
私はメルフィ・ナーヴ。悠久学園大学部教育学部の4年生で、部活は園芸部に入っています。好きな食べ物は大根と紅茶で、好きな異性のタイプは行動力があって引っ張ってくれるような男の人よ。
「俺は突っ込み役のルシード・アトレー。大学部の社会学部の2年で部活は射撃部。……それにしても何か性格違わねぇかお前?」
ふふ。だってルシードさんとED迎えたばかりだもの。
「そーだよな。近頃大根と紅茶の弁当ばかり持ってこられてティセの食費が浮いてるけど(←ルシードは大根も紅茶も嫌いです)」
あのねぇ〜っ!
(一悶着ありましたがいちおー省略)
はあはあ……それじゃ、私とルシードさんの愛の記録を始めるわね。
「あ、それはトリーシャがやってるからパス(笑)」
ルシードさん、私という者がありながら不実を働くなんて……。
「そーじゃないっ! メルフィは普通のじゃなくて、仮想空間没入型特殊端末で体験した1年をレポートして来いとの当局からの指示があんだけどよ。いわば超巨大ミッションだろうな」
……ルシードさん、当局ってどこの?
「知るか(笑)。えーと、「ちゃんと攻略してもらっていないアルベルトさんとゼファーさんを攻略しつつ、EDの無い人達のイベントも発生させてあげて下さい〜」だそうだ」
セリーヌさんね(汗)。まったくもう、そんな事言われても困るわよ私。
「安心しろ。途中でセーブも可能だし無関係な部分ははしょってるから3時間程度で復帰可能だ」
ほっ……。
「でも始まる前に腹ごしらえして来い。便所に行くのも忘れないようにな」
乙女の前でンな事堂々と言うな〜〜〜〜〜〜〜〜っっっっ!!!!!!!!(づぐしゃっ!!!!)
†仮想案内0†
……で、私は1年間を追体験する羽目になってしまいました(汗)。
そしていたのは、見覚えのあるミッション授業説明会の日の職員室。特別授業の事で分からない事が多過ぎて不安だらけだった私は、ヴァネッサさんやバーシアさん達に相談をしていたの。
「ヴァネッサはともかくバーシアに相談なんかするなよ……。それに大学の教員どもは全然関係ねぇのか?」
そういう事を言わないで(特に後のツッコミ)。で、とにかく聞いてみてから考えろと先生方は言われてたから、これで随分ほっとしたわ。
……セリーヌさん、どーしていっつも迷ってるのかしら? 仕方ないから私が連れてってあげたけど……。
そして説明会では、ミッション授業に使われる仮想空間没入型特殊端末についての……、
「そこはパスしろ。今更説明しねぇでも分かり切ってる」
…………。
で、部活は実際の通り園芸部のまま。ちゃんとリサさんに登録申請しておいたわ。
そんな嫌そうな態度して……リサさん、そんなに文化系の部活が嫌い?
「文化的な事柄に興味の無い好戦的人種だからな。脳味噌筋肉のアルベルトよりはマシだけどよ」
あのー、いくら仮想空間内でもそういう事言っちゃまずいんじゃ……(汗)。
†ファーストミッション「眠れる財宝」†
場所は大草原。私とルシードさん達遊牧民は偉大な首領ランディの陵墓を守り、日々の暮らしを送っていました。
でも陵墓に財宝が埋まっているという噂が流れて、盗掘目当ての悪人が絶えず……。
そしてある日、とうとう陵墓を守る戦士である私とルシードさんの前に盗掘団「ケモノ」の首領由羅さんと部下のピートさん+メロディさんが現れます。財宝を奪おうと意気揚々の3人を前に、遊牧民は陵墓を守り通せるのか!
「しかし陵墓に見張り役を常時付けている辺り、こいつらは厳密には遊牧民とは言えないな。まあ遊牧民でも、冬営地に一定の人数を残して農業や商業を営んでいる事も多いが」
……お願いだからツッコミは無しね。
で、このミッションの配置は由羅さん達の目標地点に私が、その前にルシードさんが陣取って、目標地点を目指す由羅さん達を妨害する拠点防衛タイプね。ピートさんとルシードさんの戦闘力が極端に高いから、この2人の勝敗が成否の鍵となるわ。何しろみんな支給アイテムしか持ってないから、私達は戦闘力が低くて低くて。
結果は……聞かないで(汗)。
「悪かったな。俺が由羅にあっさり負けて(汗)」
こうして抵抗を排除して陵墓に辿り着いた由羅さん達は、私達の制止に関わらず(メロディさんは関わってたけど(笑))「財宝」を発見して箱を開けます。すると中には期待していた宝物ではなく歯ブラシや下駄が。
これらは全てランディ首領が愛用していた貴重な、だけど部外者には単なる日用品ばかり。よーするに金銭価値のあるお宝は元から入ってなかったのよ。
「……ま、当然だな」
†仮想案内1†
「特に無し。以上だ」
勝手にはしょらないで〜っ!(汗)
†ミッション1「宇宙オリンピックの日」†
今日は4年に1度の宇宙オリンピックの日(もちろんこの日だけじゃないでしょうけど)。超障害物競走の決勝戦に残ったローラ、ピート、ビセット、メルフィ、ヴァネッサはコースに出てレースの開始を待ちわびていました。もちろん狙うのはみんな優勝。
相変わらず化粧の濃いヴァネッサさんと年の割には妙にババくさ……じゃなくて落ち着きのある私が睨み合ったりしてたけど、とにかくレースは開始します。
「ところでメルフィ、その超障害物競走って何なんだ?」
はいはい。超障害物競走というのは障害を乗り越えながら競技場のグラウンドを1周するレースなんだけど、まず直線コースを走り抜けてから移動力2消費マスの並ぶコーナーを掛け抜け、1回休みマスの並ぶ直線コースを疾走。次のコーナーではワープマスの群れをくぐり抜け、最後の直線コースは蛇行しながら走破してゴールインする、選手同士の乱闘もオーケーという何でもありのレースなのよ。
「有り過ぎだそれは(きっぱり)」
まずはいきなり後ろから迫るピートさんを返り討ちにして一歩リード。アイテムにも恵まれて(というか、交換でいいのを揃えたんだけど)コーナーに差し掛かった辺りまでは気を抜けなかったけど、直線コースを進む頃には他のみんなはずっと後ろになってたわ。
「ピートとヴァネッサ、ローラとビセットが組になって足を引っ張り合ってたしな」
どうしてみんな最短距離を取ってばかりで戦闘を避けようとしないのか分からないけど(笑)、とにかく私はその後も独走状態で悠々ゴールイン。こうして競技は終了し、4年後の再会を期してそれぞれの生活に戻って行きましたとさ。
†仮想案内2†
それじゃ、そろそろ本格的に行くわね。アイテムにも余裕が出て来たから、戦闘も移動も楽になるはずよ。
ちなみにプレゼントは1個でも99個でも効果は変化無いから、いらないアイテムを始末する場合を除けば1個だけでも構わないわ。
「にしても一体、どーやって薙刀99本やベンチ99脚を持ち歩いてたんだ?」
データ説もあるけど、現実世界で貰ったアイテムがミッション内でも使えるからこの辺複雑よね(汗)。
ある日ゼファーさんは、メロディさんと将棋を打っていたの。メロディさんもいい所まで行ってたみたいだけど、やっぱり師匠だからまだまだゼファーさんの方が上よね。
そこにヴァネッサさんやリカルドさんも来て、何だか和んでいるのよね。ゼファーさんは生徒の事を考えない教師がいれば断固たる処置を取りそうな事を言ってたけど、そんな始末されて当然な人の屑はここにはいないし。
「……俺が言うのも何だけど、毒舌が移ってねぇかメルフィ?」
そしてゼファーさんは、将棋に自信のあるリカルドさんと勝負。飛び跳ねて応援したり飽きて眠ってたりしてたメロディさんをよそに長時間の勝負の末にリカルドさんが勝利したけど、ゼファーさんも何だか充実していたみたいね。
で、また別の日にティセさんと更紗さんがローラさんと何かをやってたの。アルベルトさんが聞いてみたら、ローラさんに「恋愛の何たるか」について教えてもらっていたんですって。
2人ともローラさんほど恋愛に関心が無いから発破を掛けてるみたいで、ローラさん曰く、若いうちに恋人を確保しないと、「とにかく大変は大変」になるっていうんだけど……。
「何焦ってんだか。メルフィと違ってまだろくに胸も」
(づぎゃっ!!)
「いたたたた……」
……そしてローラさんに実習の相手役を頼まれたアルベルトさんが動揺していると嫌われてると勘違いしてティセさんが泣いちゃったりしたけど(汗)、とにかく腕まで組んだのを見たローラさんの感想は「お父さんと娘って感じ〜」だったの。身長差が45cmもあったものね。
そこで「身長の釣り合う相手がいい」というローラさんにアルベルトさんが「アリサさん」と言ったのを当のローラさんは「あ〜、リサ」なんて勘違い。恋のキューピッド役を果たすべくアルベルトさんをほっといてどこかに行っちゃったわ……。
で、とりあえず園芸部用アイテム交換チャートを掲載させてもらうわね。
〈ミッション用〉
〈飲食物〉
大根1
→ローラorイヴで花束1→…
→更紗orメルフィでまな板1→イヴでまな板6→トリーシャで刀6・ローラでシューズ6
→パティorリーゼでベンチ1→イヴでベンチ6→パティでシューズ6
*→フローネで眼鏡1→イヴで眼鏡6(→ルーティorリサorリカルドで刀6・イヴで胃薬6・クレアで槍6・ルシードorゼファーでSBライフル6・リーゼで金属バット6・バーシアで薙刀6・トーヤでスポーツドリンク6)
→アルベルトでぬいぐるみ1→シーラで小説6→ピートでシューズ6・トリーシャで金属バット6・パティorクレアで薙刀6・ルシードでSBライフル6・バーシアで槍6・ゼファーで刀6・*シェリルで眼鏡6
大根2
→ローラで栽培日誌2→…
→パティでベンチ5→アルベルトでシューズ6
→クレアでマンガ雑誌5→クレアで薙刀6
大根1・2
→クリスでぬいぐるみ1→「大根1」を参照
大根3
→ローラでシャベル3→…
→更紗でケーキ6→「大根1・2・3」を参照
→ピートでSBライフル6・リカルドで刀6
→ビセットで木刀4→ルシードで薬用のど飴6
→パティでベンチ6→「大根1」を参照
→クレアでマンガ雑誌6→ピートorクレアでシューズ6・トリーシャorリカルドで金属バット6・パティで薙刀6・ルシードでSBライフル6・バーシアで槍6・ゼファーで刀6
→メルフィでまな板6→「大根1」を参照
大根1・2・3
→アリサでケーキ4・5・6→トリーシャorビセットで花束6→…
…ケーキ5→セリーヌでモップ5→トリーシャで薬用のど飴6・アルベルトでシューズ6・リカルドで金属バット6
…ケーキ6→更紗orシェールでスポーツドリンク6・トーヤでシューズ6・リオorアリサで金属バット6・マリアで爆弾6
〈冊子〉
栽培日誌1
→ローラでシャベル1→…
→セリーヌでケーキ1→リーゼでケーキ4orイヴでケーキ6→「大根1・2・3」を参照
*→フローネor由羅で眼鏡1→イヴで眼鏡6
→エル(orメルフィ)で大根1→…
→イヴでぬいぐるみ1→「大根1」を参照
→リーゼでベンチ1→「大根1」を参照
→更紗orシェールorランディで酒1→ランディで槍6
栽培日誌2
→ローラで花束3→…
→ティセでケーキ1→リーゼでケーキ4orイヴでケーキ6→「大根1・2・3」を参照
→シェールで救急箱1→イヴで救急箱6→ルーティで刀6・シーラorクレアで薙刀6・イヴorバーシアorアリサで槍6・リサでシューズ6・ヴァネッサでSBライフル6
→セリーヌで酒1→「栽培日誌1」を参照
*→アルベルトでスポーツドリンク5→フローネで眼鏡6
(→メルフィで花束1→…)
→由羅で麻酔薬1→イヴで麻酔薬6→ピートでスポーツドリンク6・アルベルトでシューズ6
栽培日誌3
→パティ(orメルフィ)で大根3→…
→更紗orセリーヌでケーキ4→「大根1・2・3」を参照
→クレアで防具6→「シャベル5・はしご5」を参照
→リカルドでリップクリーム4→ディアーナで薬用のど飴6
〈校内備品〉
シャベル1
→ローラ(orメルフィ)で花束1→…
→シェリルorフローネorアリサで小説1→イヴで小説6→「大根1」を参照
→シェールで救急箱1→「栽培日誌2」を参照
→セリーヌでケーキ1→リーゼでケーキ4orイヴでケーキ6→「大根1・2・3」を参照
→ルーで麻酔薬1→「栽培日誌2」を参照
シャベル3→――
シャベル5
→ルーで麻酔薬6→「栽培日誌2」を参照
シャベル1・3・5
→ゼファーでケーキ4・5・6→「大根1・2・3」を参照
はしご3
→シェールで木刀4→「大根3」を参照
はしご5→――
はしご6
→パティでシューズ6・リサでスポーツドリンク6
→ローラでまな板6→「大根1」を参照
→マリアで救急箱6→「栽培日誌2」を参照
*→シェリルで国語辞書6→シェリルで眼鏡6
→トリーシャでぬいぐるみ6→ルーティorリサorリカルドで刀6・トリーシャで胃薬6・ルシードorゼファーでSBライフル6
→シェールで酒5→パティで爆弾6・アルベルトでシューズ6・ランディで槍6
(→メルフィでジュース6→「花束1・3・6」を参照)
シャベル3・はしご3
→パティで防具5→パティで刀6
→セリーヌでシャベル3→…
→バーシアで大根3→…
(→メルフィで栽培日誌3→…)
→カッセルで木刀4→「大根3」を参照
シャベル5・はしご5
→ローラではしご5→…
→マリアでジュース5→カッセルで薙刀6・*フローネで眼鏡6
→パティでマンガ雑誌5→クレアで薙刀6
→セリーヌで酒4→ピートでシューズ6・ランディで槍6
→クレアで防具6→アルベルトでスポーツドリンク6・バーシアでSBライフル6・トーヤで刀6
→イヴで注射器5→ピートでスポーツドリンク6・フローネで金属バット6・*シェリルで眼鏡6
→アルベルトでシューズ6・リカルドで金属バット6
→メルフィでモップ5→トリーシャで薬用のど飴6・アルベルトでシューズ6・リカルドで金属バット6
→バーシアで酒5→「はしご6」を参照
*→クリスorランディで救急箱5→ピートでスポーツドリンク6・*シェリルで眼鏡6
*→ピートで手袋4・更紗でシューズ4→フローネで眼鏡6
シャベル5・はしご5・はしご6
→フローネで小説6→「大根1」を参照
〈趣味の品〉
花束1
→イヴで花束6→…
→メルフィでシャベル1→…
→ランディで救急箱1→「栽培日誌2」を参照
花束3
→更紗で酒3→ランディで槍6
→ティセでケーキ5→「シャベル1・3・5」を参照
→メルフィで栽培日誌3→…
→ランディで酒4→ピートでシューズ6・ランディで槍6
花束6
→リサorリカルドで刀6・クレアで槍6・ルシードorゼファーでSBライフル6・ローラで薙刀6・バーシアで爆弾6・トーヤでスポーツドリンク6
→ティセorアリサでチョコレート5・リーゼでジュース6→「花束1・3・6」を参照
→メルフィorハメットで花束6→…
花束1・3・6
→由羅で草餅6
→ヴァネッサでジュース6→カッセルで薙刀6・アリサで金属バット6
→マリアでチョコレート5→ローラでお子様ランチの旗1→クレアで手作りクッキー5→フローネで手作りクッキー6
→ディアーナでモップ5→「シャベル5・はしご5」を参照
とまあ、これで以上だわ。
「……花束Lv1って、もしかして大根の花で作ったのか?」
違いますっ!(汗)
†ミッション2「禁断の惚れ薬製法書」†
エンフィールド魔術師組合が持っていた禁断の惚れ薬生成法を記した書物が、予告状まで送り付けた紳士怪盗アレフと名乗る人物に盗まれてしまったの。しかも警備をしていたのは私とルーさんでいい赤っ恥(汗)。
そうしてほくそえんでいたアレフだったけど、実はその本はショート財閥御令嬢にして魔法大好き少女のマリアさんも狙っていたの。
で経過は、単純にルーさんと共同作戦でアレフさんを捕まえただけ。ワープマスも使ってみたけど結構あっさりしていたわ。
でもこうして本を回収した私達の前にマリアさんが現れて、ちゃんと所有者のある本を欲しがるのよ。マリアさんって所有権に関する概念がないのかしら?
「確かに欠如してるけど(笑)、現実モードの方が犯罪に走らないだけマシだぞ……」
とりあえず魔術師組合の正式メンバーになれば見られると教えてあげてから何日も魔術師組合の人と押し問答していたらしいけど、入れるのはまだもう少し先でしょうね。
†仮想案内3†
2番目の通常のミッションも終われば夏真っ盛り。クーラーの効いた図書館で読書するのにはもってこいだわ。
「ここの店主みたいな事せずにたまには外に出ろよ……」
そして林間学校。子供達がヴァネッサさんに連れられて山に行っている間に、私とシェリルさんとイヴさんは水着に着替えて砂浜に。息抜きしてのんびり楽しもうと言うシェリルさんに建設的な意見だと答えるイヴさんだけど……。
でも、私はカナヅチだから泳げないのよシェリルさ〜ん!
それに浅瀬もダメ。溺れるとかそういう問題じゃなくて私、水その物が怖いからお風呂にお湯を溜めずに朝晩シャワーを浴びてるのよ〜っ!
み、水はイヤ〜っ! 溶けるううう〜っ!
「ったく、受け狙えればまだ大丈夫だなお前……」
ぜえぜえ……。
で、もうちょっと後の話だけど、図書館でパティさんとマリアさんが喧嘩してたのよね。フローネさんが取ろうとしていた本を無理矢理マリアさんが取っちゃったんだけど、どうも押しの弱いフローネさんを見かねて代わりにパティさんが口を挟んで、そこにハメット先生が来て事態は無茶苦茶。パティさんに文句付ける(適当な表現じゃないけど、これが一番相応しいし……)ハメット先生をマリアさんは「うるさい!」と一喝。おまけに突き飛ばしたのは謝っても、マリアさんは欲しい物はみんな手に入れたがるから本は渡したくないとむずかるのよね。
「……高校1年生に「むずかる」はねぇだろメルフィ(汗)」
で、ハメット先生の解決案は「重要じゃないんだったらお嬢様に譲りなさい」という無茶苦茶えこひいきな結論。そのせいでパティさんがキレそうだったけど、「キレちゃったら?」と言ったら落ち着いちゃったわね。パティさんは「落ち着かせるためにわざとそう言ったんだ」って判断してくれたけど、実の所私もキレそうだったからつい(笑)。
さすがにそこまでされたらマリアさんも「もう子供じゃないから口出ししないで!」と怒っちゃって、本をフローネさんに渡したの。バカらしくなったとか言ってパティさん怒らせてたけど、感情表現がルシードさんに輪を掛けて下手みたいね。
「悪かったな(呆)」
そしてやっと、「さっさと行っちゃえ」とパティさんの罵声を浴びながらハメット先生は退場。「図書館では静かに」なんて教師みたいな事言ってても、何が今更って笑止だったわね。
「……え〜と、やっぱり俺の口の悪さが移ったかメルフィ?」
†ミッション3「キャンプにて…」†
シェリルさん、クレアさん、ルシードさん、そして私は弱小プロ野球チーム「なにわキャッツ」の一軍メンバー。キャンプに来てはいましたが、どーせ勝てないので熱血コーチ紅月以外は全員やる気無し。特にルシードさんは私に膝枕されて寝てました(爆)。
「メルフィの太腿は柔らかかったけど、肉が少々付き過ぎじゃねぇのか?」
(ばきげしぐしゃぐしゃ)
で話は戻って、そこで怒った紅月は紅月スペシャル猛特訓と称して選手が互いに狩って狩られるデスマッチを強行。こーいう勘違いをする辺り、このチームが弱小なのはいわば宿命に違いないと私は思うけど……。
そして、紅月以外の4人の目標はばらばらのアイテムを手に入れて指定された1人を倒す事。私はグラブを取ってから、クレアさんを倒しに行くシェリルさんを待ち伏せで倒したわ。
こんな無茶苦茶な訓練させられたらさすがに我慢が限界に達して、即座に全員逃亡したんだけどね。
†仮想案内4†
そして秋もたけなわ。私はイベントに出番が無いから関係無いけど(汗)。
「そーいや店主の学校も、学園祭に大学院は関係ないんだよな……」
ある日、私はパティさんやルーティさんと一緒にゼファーさんのプリントの仕分けを手伝ってたの。ルーティさんはパティさんに懐いてて、ほんとにお互い仲が良いのよ。
で、「何で剣道部に入ったの?」ってパティさんがルーティさんに聞くの。ルーティさんは身体が男の子っぽいのに反して女の子っぽいものが好きだから、お料理研究会や手芸部でもおかしくはないかもしれないわね。
「ちくるぞ今の言葉」
……で、理由は身体を動かすのが好きだから。もう1つあるっていうから時代劇が好きなのかと思ったけど、ルーティさんはテレビは歌番組とトレンディドラマとアニメとバラエティしか見ないんですって(汗)。
結局「笑わない?」って聞いてから話してくれたんだけど、それは足の小指とかを箪笥なんかにぶつけた時に痛いのが嫌だから鍛えるため(笑)。それを聞いてゼファーさんは「精神鍛錬にはもってこいだ」っていきなり勧誘を始めるんだけど、そこにリサさんが「うちの部員をたぶらかすな」って。ほんとにヤキモチ焼きなんだから、ふふっ。
「誤解を招くよーな発言するなっ!(汗)」
で、もう少し後。リカルド先生と一緒にグラウンドにいたら、アルベルトさんがリオさんやピートさんと遊んでいたの。アルベルトさんはピートさんみたいな元気な子供が好きみたいだけど、私はリオさんみたいに物静かな方が好きだわ。
「俺はどっちもタイプじゃねぇな(きっぱり)」
お、おほん。とにかく挨拶するんだけど、ピートさんにアルベルトさんが「運動部なら上下関係は厳しく守れ」だの何だのと言うから喧嘩してピートさんぐれちゃったし(汗)。
とにかくそれを見たリカルド先生は「運動バカのお前が悪い」ときっぱり。言葉を飾っても肝心の心が無いと、ルシードさんみたいな逆のパターンより遥かにひどいしね。
「……メルフィ、俺はピートと同レベルか?」
この事を聞いたアルベルトさんったら、「こんな学園(←自分もいるんでしょ?)には勿体無い」とか「先生のためだったら死ねる」とか言い出すの。本気で言ってのける辺り何だか凄く怖いんだけどね(汗)。
でワンパターンだけどある日。保健室に花を持って行くクレアさんに付き合って保健室に行ったら、トーヤ先生の他にゼファーさんとエルさんがいたの。ゼファーさんも言ってたけど、匂いの強い花(百合やバラなど)とか縁起の悪い花(椿や鉢植え)は駄目というのは割と有名なのよね。特に後者はエルさんには悪いけど一般常識だし。
「喧嘩売ってるのかお前(怒)」
ご、ごめんなさい。そういう意味じゃなくて〜!
「いいから落ち着け。それで保健室にあった花瓶を取ろうとして、クレアは落として割っちまった上に足を怪我したんだよな?」
ええ。トーヤ先生は怒ってたけど、それは花瓶の事じゃなくて無理して取ろうとして足を怪我したからなの。ゼファーさんの見立てでは結構価値があったんだけど、あの花瓶。
「やっぱり医者って所だな、トーヤさんの反応は」
†ミッション4「オリエンテーリング」†
そして次はこれ。「Mr.マッドドクター」も良さそうだけど、シェールさんから「あたしの胸をネタにするな〜〜っ!」という切実な意見を貰ってるからパスしとくわ。
「切実な割には贅沢極まる悩みだな……」
今日は悠久学園のオリエンテーリングでウエスタンランドへ。おニュー(死語)で揃えたトリーシャさん、本格的なブーツのパティさん、ボンテージ……じゃなくてビンテージ物ジーンズ着用の私、トータルバランスで攻める更紗さん、そして紬の裏地に絹を使った粋な紅月。
「ちょっと待て。最後の奴は着物じゃねーのか?」
いや実は、紅月は行き先を大江戸博覧会と勘違いしてたんですって。しまいに更紗さんの「……バカ?」で切れちゃって、ぐれた挙句お昼のカレーの道具を隠しちゃうの。
「……ミッションの大半に言えるんだけどよ、更紗って結構性格変わってねぇか?」
そして私達は包丁・まな板・鍋を探しに行く羽目に。でもなぜかまな板と鍋の前には強制マスがあって、ノートがないとそこから先へは進めないのよね。しかもノートを使っても1マス進むから、ちゃんと移動力計算しないと立ち往生する羽目になっちゃうし。
そこで私は他の3人が包丁を取りに行っている間に、逆方向に動いてノートを手に入れてからまな板の直前で待機。みんなが包丁を取ってから即座にまな板を手に入れて、後はノートを持っている更紗さんに鍋は任せたわ。
で、カレーの道具を回収完了。紅月にも更紗さんがにっこりと笑顔で「ごめんね」って言って仲直り。
……でもね、カレーを豚汁と勘違いして鍋にお味噌を入れて味噌味カレーにしちゃうのだけはよして欲しいんだけど私(汗)。
†仮想案内5†
まずティセさんが蛇を捕まえるエピソードは、既に出ているから省略するわね。
「待てい」
で、それからもー少し後。クレアさん、セリーヌさん、シーラさんと一緒にいたら、リカルド先生が来られて私達に「制服を廃止するかどうか」って質問するの。
「へー、リカルドさんがそんな事をねぇ」
意見を取るとクレアさんは秩序が乱れるのが望ましくないから反対、セリーヌさんは毎日洗濯できないのは嫌だから賛成。で、シーラさんは制服の方が学校に来ている事を意識できるから反対なんだそうだけど……。
そこでリカルド先生が帰ろうとした所でシーラさんが呼び止めて、制服変更案がないか先生に聞くの。シーラさんの意見としては紺のブレザーとチェックのスカートで胸に大きなリボンが付いているか、オーソドックスなセーラー服に白いセーターがいいって言うんだけど、その後で恥ずかしがって「制服が好きな事は内緒にして」って言うのよね。
「確かにメイドや看護婦の制服は一部で人気を誇るけど、シーラの趣味とはちょっと違うんじゃねぇのか?」
……………………男の人って一体……(汗)。
そしてお正月も過ぎて、広場でアルベルトさんがアリサさんの荷物を持って何だか嬉しそうだから、ルシードさんやエルさんと一緒に見に行ったのよね。
「ああ。何だかみょーに浮かれてて気味悪かったけどな」
まあそれはともかく、アリサさんは目が悪いのにルシードさんやエルさんはともかく私の事まで「気配で何となく」分かるっていうの。まるで忍者だけど(笑)アルベルトさんは自分の事のように喜んじゃって……。
「で、パックを忘れて恥ずかしいからって荷物をメルフィに押し付けて逃げちまったんだよな……」
そうそう。ほんとに自意識過剰過ぎるわね……。
で、保健室にアレフさんやルーさんと一緒にいる所にゼファー先生が来て……、
……ごめんルシードさん。その日の事は忘れさせて。
「はぁ?」
だって、何だか展開が同性愛っぽかったから覚えていたくないの私〜〜〜〜っ!!(泣)
「「まあ、男に男が惚れるというのはなかなかに複雑な物だな」だの「……ゼファーはよほどドクターの事が好きらしいな」だの、明らかに語弊招く発言のオンパレードだしな(汗)」
†ミッション5「弁当泥棒」†
ある晴れた日のピクニック。一番の楽しみは、何と言ってもマリア、ルーティ、シェリル、メルフィの4人でさくら亭とミッシュベーゼンに注文した特製弁当。
しかし紅月がお弁当を丸ごと盗んでしまい、4人は奪い返すために立ち上がります。以上。
「簡潔過ぎるまとめ方するなよ……(汗)」
で、目標地点は紅月のいる山頂の側。超豪華な弁当のあるマスに止まれば成功だけど、あいにく1マス前はロープが無いと1回休みになる強制使用マス。ロープが手に入るマスは遠いし、度胸を決めて突っ込んでから移動力1のアイテムを使うしかないでしょうね。
そして結果は――紅月を倒して手に入れた大根を使って1マス移動で無事に確保。紅月を縛り上げて見せびらかしながら、楽しいお昼の時間を思う存分過ごしたわ。
「……鬼」
†仮想案内6†
さて、そろそろ大詰め。細かい記述に拘らずにばーんと行きましょ。
「拘れよ少しは……って、普段と立場が逆だなこれじゃ」
そしてある日、シーラさんとパティさんと一緒に広場に来たら、芝生の上にイヴさんが座っていたの。珍しく居眠りかなって思ったけど「具合が悪いんじゃ」ってパティさんが言うからシーラさんが心配になっちゃって、クラウド先生を呼びに行ったパティさんがルシードさんに正面衝突。
「ああ。それで声を掛けても起きないから持って行こうとしたらいきなり「離して」なんて暴れるんだからよく分かんねぇよな」
(この男は〜!)実は耳栓してたから声が聞こえなかったんだそうだけど。そこでつい「想像してたより重いぞ」と失言犯したルシードさんはイヴさんにノートをコピーさせてあげないと言われて、思い切り焦っていたけどね。
「……にしてもイヴ、メルフィより肉付き悪いのに何で重いんだか……」
滅せよっっ!!(づぐしゃっ!!)
はあはあはあ……。……あ、見苦しい所見せちゃってごめんなさいね。
さて、それからもうしばらく後の事だけど、リオさんとアルベルトさんと一緒に廊下を歩いてたら、シェリルさんとトリーシャさんに偶然会ったの。
「…………メルフィ、そのコンビで何してたんだ?」
お昼を食べに行こうと思って。リオさんがあまり食べないからアルベルトさんがついて行ってあげるんですって。
そこで一緒にお昼を食べに行こうとしたんだけど、トリーシャさんって今月は苦しくて昼食代を切り詰めているって……。
「またかよ? 無理して流行追い過ぎだぜ」
でもアルベルトさんはトリーシャさんに弱いから、おごってあげるって言い出したのね。そこで私も便乗したら何だか頭を抱えてしまって。
……だけど、実は臨時収入があったから気にしなくていいんですって。
「犯罪でもしたのか?」
…………。
(しばらくお待ち下さい:悠久学園生徒会)
「〜〜〜〜っ……」
ふぅ。……とある製品のモニターに応募して、アンケートを送って謝礼を貰ったんですって。
「あー、とある製品ってやっぱりアレか?」
そう。クレアさんの目を盗んで極秘に事を進めるっていったらアレしかないでしょ?
まあとにかくそんな趣味でも役に立つっていうからリオさんがちょっと興味を持ったのが運の尽き。アルベルトさんはリオさんを拉致してアレを教えに行っちゃったわ。
「何考えて生きてるんだよあいつ……(汗)」
†ミッション6「仙人のお礼」†
ある日シーラさん、エルさん、私、由羅さんの4人は山にピクニック。そこで草むらに倒れていたカッセルさんを見付けて介抱したの。
実はカッセルさんは仙人で、お礼をしてくれるっていうのだけど……。
「何か問題あんのか?」
ええ。条件が「この中で一番強い者に望みの物を何でも」なんて言うのよ。そして身体が勝手に動き出して戦闘体勢に……。
そしてまず、私は山の右手からエルさんと由羅さんがお互いに近くにいる左手に移動したの。右手の麓にいるシーラさんは、ほっといても後から追い掛けてくれるしね。
「エルと由羅が互いに倒し合うとどちらかのクリア条件を1つ満たしちまうし、メルフィがクリア条件を満たすのに相手が復活するのを待たないとダメだからだな」
そうそう。そしてエルさんと由羅さんの間に割り込んだ私に希望通り由羅さんが攻撃、次のターンには私の行動順の前にエルさんが攻撃、その次のターンにはこちらから近付いてシーラさんに攻撃させて、といった具合に4ターンで私が勝利。
で、私が勝ったけどこんな強引に戦わされて全員が怒ってたから、カッセルさんにはお引取り願う事にしたの。
……でもカッセルさんによると、他にも何度も同じ事をしていたそうで、その時はみんな嬉々として戦ってたんですって。
私達には友情という宝物があるから、そんな事する必要は全然ないけどね。
「言ってて恥ずかしくねぇか、そーゆー台詞?」
恥ずかしいわよ私も〜っ!(汗)
†ファイナルミッション†
私はベストを尽くしてクリアしたけど、細かい所は全部省略しとくわね。
「待てい(汗)」
……一応、捕まったはずなのに呑気なゼファーさんを見て殺意を覚えたりした事もあったけど。
†案内の終わり†
そして私はミッション授業に合格。1年分の仮想追体験も結構長かったわ。
とゆー事で私は……。
「待て。ちゃんと当局……じゃねぇ、セリーヌの要望通りエンディングも見て来い」
えぇ〜っ?
「言う事聞かないと、現実空間で昏睡状態のお前の身体にあんな事やこんな事するからな」
……ちゃんと言う事聞きますけど、完全にセクハラですよそれ(汗)。
そして。
……あ、ゼファーさん。そんなに私、思い詰めた顔してます?
ううん。弟子に入りたいんじゃなくて、いやその……。
でも、今日は予定が入っているんですね。「何の用か教えるのはまだ先」って何だか聞きたいような聞きたくないような(汗)。
はあ。木曜の放課後に裏庭で石を磨いているんですか。
…………いや、来るかどうかはまだ保留させて下さいません?
あらアルベルトさん。それじゃ元気で……ってどうしたの、そんなに慌てて引き返して?
今度、新しく駅前に美容院ができるのね。「当然」行くつもりってのはアルベルトさんらしいけど……。
ええっ!? 「オレにつきあえ」なんて言われても私にはルシードさんが……。
しかも文句は不可、一方的に電話するってどーいう事よ〜〜〜〜っ!!(絶叫)
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……あら、ルシードさん?
「……よぉ。追体験の感想はどーだ?」
結構楽しかったけど、何と言うか……中途半端に終わった感が否めないわね。
「いや、一枚絵でスーツを着込んでまるで成人式みたいなゼファーや怪しげな建物の中で怪しげな服を着てトーヤさんと一緒に佇んでるアルベルトを見るとついここまでに……」
ほんとにしょうのない人ね。仮想空間なのにヤキモチ焼いちゃうなんて。
「そ、そーじゃなくて……単に別々のEDを組み合わせる手段を思い付かなかっただけなんだが」
ふぅ……。しょうがないんだからルシードさんは(汗)。
まあいいわ。今日のデート1回で許してあげるから勘弁してね。
「へーへー」
返事は「はい」でしょ? ほら、行くわよ!
「意外と強引だなメルフィ……(ま、可愛いからいーけどな)」
―Fine〜Melfy NARVE&Zepher BOLTY,Albelt CORRAINELucid
ATRAY―