古代の神秘度:70
影の薄さ度:55
メイヤー女史のイベント「歴史の息吹を求めて」のラスト、カシミ語とチコ語を記したトロメア碑文(実際には、カシミ語ではなくセハ語を記した別の碑文でしたが)の前に立ちはだかるモンスターです。
(↑出現場所の記述の通り、ウェンディのイベントにも登場しますけど)
ラストの登場という事で、登場回数の少ないガーゴイルとしては一世一代の晴れ姿だった事でしょう。
私としては、ハムンテポソス28世のオベリスクの方が印象として強かったのですが……(^^;;)
……だって、28世と名乗るからにはハムンテポソス1世から27世まで揃ってる訳で(笑)。
しかも父王はハマスポロスという別の名前だから、ハムンテポソス28世の前には少なくともハムンテポソス1世〜27世+ハマスポロス、合計すると28人の王様が――
いや、プトレマイオス朝エジプト王国やセレウコス朝シリア王国みたいに代々同名でも別の称号が付けられたり、デンマーク王国やスウェーデン王国みたいに国王としての名前は同じでも各々が別に名前を持って……。
これ以上考えると頭がこんがらがるのでよしときます(笑)。
さて、前置きはこれくらいにして本題に入りましょう。
まずは第一印象から。グラフィックを凝視……。
凝視……。
肌がぽろぽろと崩れてますね(笑)。
必勝法:
全員がウィンド・ウィングを唱えて逃げ回れば、風化が進んだ体が崩れて不戦勝。
……おいおい(^^;)
能力のバランスは比較的良く、ザコモンスターとしては稀有な事に魔法も使えます。
知力/信仰/魅力が300なのであまり高度な魔法は使えませんが、ヒート・シャワーの連発で大切な楊雲や若葉を倒されてしまった人もいる事でしょう。
「侵入者は排除するのみ……」なんぞと呟きながら繰り出す通常攻撃も、それ相応に強力です。
まあ、筋道通った言葉が話せるんですから知能が高いのは当たり前か(笑)。
さて、そんな渋い脇役ガーゴイルの人気ですが……。
はっきり言って不調です。
同じ魔法構造物でも、ゴーレムや守護者ほどの「濃さ」に欠けるのが災いしたのでしょう。
くたぽでぃさんやてれとらん壱さんのような名だたるゴーレム&守護者好きな方が、今までにガーゴイルを描いておられない(1998年11月現在)のもその証拠です。
「まともなモンスターは人気を得られないの法則」が、海賊王ブロス同様に及んでしまったようでして……。
両者がメインダンジョン登場という事も大きい格差でしょうが……(^^;;)
ちなみに、「悠久幻想曲」にもガーゴイルは登場しますが、スペックは完全に違います。
一応、出現場所は最終メインイベント「ほとばしる悪意の果てに」のダンジョン終点なのですが――
弱いです。
とことん弱いです。
巷では、「ガーゴイルを1ターンで倒せないパーティーは育成に問題がある」と囁かれているほどで……。
戦闘術奥義「連撃」「ファイナル・ストライク」のどちらかを2回食らえばアウトというのは、最終ボスとしてもろすぎますよね(^^;;)
結果として悠久のガーゴイルは、影の薄さを払拭した反面情けなさが倍増しているという、笑うに笑えない羽目に陥ってしまったという訳で。
とりあえず合掌。