◆五分でなれる武蔵坊弁慶◆

 簡易版攻略ガイドです。より詳細な攻略は公式攻略&ビジュアルコレクションをご覧下さい。

五行と相克の関係
戦略パートの手引き
戦闘指南覚え書き
技・奥義一覧〜種類別〜


◇五行と相克の関係◇

 このゲームのキャラクターや術は「木火土金水」の五行の属性を備えており、侵攻・工作・戦闘の際に、強い属性から弱い属性へのダメージが約2倍(!)、弱い属性から強い属性へのダメージが約半分になります。
 強弱の関係は「木<金<火<水<土<木」となりますが、

  木は金属の斧に切られる。
  金属は火に溶かされる。
  火は水に消される。
  水は土の堤防に止められる。
  土は木に養分を吸われる。

 とイメージ化しておくとよろしいでしょう。


◇戦略パートの手引き◇

 戦略パートでは、LP(行動力)を回復させるための「休息」を除いて、全ての行動にLPが必要となります。最終ターンにLPが無くて行動できないなんて事のないように、くれぐれもターン数とLPの残りには気を付けて下さい。こまめなセーブもお忘れなく。

*侵攻
 (目標:味方の領土に隣接する敵領土)
 マップ上の赤い敵領土に攻撃を掛け、味方の領土に変更させます。敵領土は100点のHPを持っており、0以下になれば陥落します。敵領土を陥落させる事によってのみ妖力の蓄積が可能です。
 領土にはレベルが存在し、高いレベルの領土ほどダメージを受けにくくなっています。また、他の敵領土と隣接する事により更にダメージを受けにくくするため、特にレベルの高い領地は攻撃前に周囲を平定しておきましょう。手を負えないようでしたら、静との特殊必殺技「天拝一過の計」で即座に陥落させる事が可能です(ただし、特殊必殺技で陥落させても妖力は獲得できません)。
 また、ターンの許す限り、領土は隅々まで広げておきましょう。これには――
・経験値を稼ぐ。
・不意に出現する鬼門を壊しやすくする。
・連続して攻略するマップをプレイしやすくする(前のマップで領土を広げておけば、次のマップに領土の拡張状況が反映される)。
 ――という利点があります。
 敵の本陣を陥落させれば、その戦略パートのクリアとなります。敵本陣を陥落された際のクリアボーナスは侵攻参加者全員に与えられますので、LPを調整してから全員一斉攻撃を行って下さい。

*工作
 (目標:味方の領土内、またはその隣接マスに出現している鬼門)
 放っておくと妖魔になってしまう「鬼門」を破壊します。レベルが高い土地の鬼門ほど壊しにくく、出現する妖魔が高いレベルになるため、出現する端から壊してしまいましょう。与一との特殊必殺技「無双光輪」なら、即座に破壊が可能です。
 ……一撃で壊す自信がなく1人で妖魔を倒す自信があるなら、しばらく放置して孵化を待つという手もなくはないですが。

*戦闘
 (目標:出現している妖魔。マップ上のどこでも構わない)
 マップ上を源氏本陣に向けて移動する妖魔を倒します。妖魔が本陣に辿り着くとゲームオーバーですので、このコマンドを最優先にして下さい。
・序盤
 味方も弱いので、単独で戦いを挑むのはできるだけ避けましょう(特に静は初期段階では攻撃手段がほとんどありませんので、「氷狼万華蒼鏡槍」を覚えるまでは戦闘に出すべきではありません)。妖魔相手といえど回復は怠らないように。
・それ以降
 二章辺りで「砕慈雷母情」を弁慶や静が覚えてからは次第に、全体攻撃を行う術が要となっていきます。敵と相性の弱い属性を持たず、全体攻撃を行う術(できれば敵と相性の強い属性の術)を持つキャラクターなら、1人で戦闘を挑んでも負ける事はまずありません。むしろ問題なのは少数でもレベルの高い妖魔で、手に負えないか倒すのに面倒そうな妖魔は九羅香との特殊必殺技「降魔調伏」で抹殺した方が楽です。
 コマンド実行の必要LPが低いですが、LPが減った状態では戦闘開始時のHPとMPが目減りしてしまいます(最低で通常時の3/4ほど)。敗北すると好感度の減りが尋常でないので気を付けましょう(……九章最後の戦闘パートではこれを悪用して、観月EDへ行くための好感度操作が可能ですが)。

*探索
 源氏側の領土から、能力値を僅かながら上げる(かもしれない)掘り出し物を発見するコマンドですが、普通はあまり行いません。実行するなら敵本陣を残して全制覇した上で、玲奈との特殊必殺技「管呼び」を併用して効果を確実化&全体化する場合くらいですが、外れを引くのが嫌でしたら事前セーブをお忘れなく。
 なお「管呼び」の実行前には、目一杯行動してLPを消費しておくとお得です(LP回復の恩恵を受けられますし、LP減少は最低でも0までですから)。

*休息
 休憩によりLPを80点(最大100)回復させます。時々行い、きちんとLPを回復させましょう(特にLP20〜30以下の場合)。紅葉との特殊必殺技「安国の唄」なら、別の行動をしていたキャラクターも含む全員のLPが100まで回復します。

*ターン終了
 強制的に自軍ターンを終わらせて敵軍ターンを開始させます(自軍キャラクターが全員行動完了状態になれば、自動的に敵軍ターンに移行します)。自軍ターンの間に何もしなかったキャラクターはターン終了時にLPが40点回復しますが、明らかに休息より効率が悪いので、本陣陥落前の待機以外ではこういう無駄な事は行わないように注意して下さい。

*特殊必殺技
 ――には、使用後に戦略ターンの行動を消費するものと消費しないものがあります。行動を消費しない特殊必殺技を使用しても、そのキャラクターは再度行動が行えますのでお忘れなく。
  …行動を消費する:紅葉、玲奈
  …行動を消費しない:九羅香、静、与一

*分岐点に注意!
 戦略パートの一部では、敵本陣が複数存在する場合があります。攻略先によって展開が微妙に変化してきますので、充分に気を付けて占領して下さい。
・四章
 マップ内を右往左往しながら、紅葉と2人で鈴ちゃんを探し続けます。最短ルートと最長ルートは以下の通りです。
 …最短ルート
  map4-1→西2南2
  map4-2→西5南2
  map4-3→西3南5
  map4-4→西1南6
 …最長ルート
  map4-1→西2南2
  map4-2→西5南0
  map4-3→西5南2
  map4-4→西3南3
  map4-5→西3南5
  map4-6→西1南6
 (基準点はmap4-1の自軍本陣)
 経験値稼ぎの面から言うと、最長ルートを通った方が楽でしょう。……もちろん紅葉との好感度稼ぎでも。
・七章
 攻略した本陣によって、合流する仲間が異なります。ここで合流しない場合、紅葉/玲奈は八章序盤で、静/与一は敦盛の笛を壊す場面で再登場します。
 …map7-2
  東4北2→紅葉
  東6北0→玲奈
 …map7-4
  東8北0→静
  東4北4→与一
 (基準点はmap7-1の自軍本陣)


◇戦闘指南覚え書き◇

*戦略パートでの戦闘

 「戦闘」コマンドでの妖魔との戦いです。
 この戦闘では敵の属性が統一されているので「全体攻撃での一掃」が非常に効果的ですが、序盤のうちは2〜3人で袋叩きにするしかありません。いずれにせよ、弱い属性のキャラクターを討伐に出すのはできる限り避けるべきですし、奥義もこんな所で使うのは勿体なさ過ぎます。

*AVGパートでの戦闘

〈序章〜第一章前半〉

・対廉也戦・其之一
 初めての戦いなので、武器は長刀ではなく九羅香から渡された太刀です。
 ――というのはさておき、廉也は通常攻撃しかしないため倒すのにそう苦労はしません。クリティカルで倒されないように注意しながら、時々回復をして下さい。

・対野盗戦
 ……と公式ガイドで呼ばれている、哀れな木曽兵との戦闘です。ポイントは前の戦闘と同じです。

〈第一章後半〜第十章前半〉

・対雑魚戦
 盗賊団や妖魔の群れ、平家兵の部隊との戦いです。
 基本は戦略パートと同じとはいえ、属性もバラバラなので「全体攻撃での一掃」が使い辛くなります。全体攻撃は、
 (a)攻撃に強い属性の敵がいないか少ない
 (b)攻撃に弱い属性の敵が多い
 ものを中心に使い、些細なりとも効率を高めるべきです。雑魚ですが戦略パートよりは明らかに強いので、長期戦のつもりで回復を怠らずに頑張りましょう。やはり奥義を使うまでの事はありません。

・対ボス戦
 強力な敵リーダー(主に平家関係者、1〜3名)と大勢の雑魚で構成されるグループとの戦いです。リーダーのHPは非常に高いため、まずは全体攻撃で雑魚を始末、然る後にリーダーに矛先を転じてひたすら攻撃して下さい。この戦闘に限って奥義を使うだけの価値はありますが、先の戦略パートの事も考えると妖力の無駄遣いはできません(安心して使えるのは、最大でも300前後でしょう)。

〈第十章後半〉

・対清盛戦・其之一
 清盛1人相手の戦いです。清盛は術に強く通常攻撃に弱いので、戦闘参加できる3人総出で殴り倒してしまいましょう。術は攻撃より障害や補助、回復目的に取っておきます。普段は通常攻撃に向かない静も、相手が水属性なので殴り掛かるいい機会です(笑)。奥義は使わないでおきましょう。

・対清盛戦・其之二
 通常のボス戦とは逆に、通常攻撃で清盛を真っ先に倒して下さい。妖魔もHPがかなり高いために全体攻撃で倒しきるまで時間が掛かり、その間に清盛の術と奥義により深刻なダメージを受けてしまうからです。少しでも手を休めると一気に回復されてしまいますし、もう先の事を考えて妖力を溜める必要もないので、目一杯の攻撃奥義を繰り出して下さい。


◇技・奥義一覧〜種類別〜◇

術・奥義以外

 渾身の一撃:/弁慶
 鞍馬剣法:/九羅香
 佐藤家鉾術:/紅葉
 舞踊扇:/静
 滋藤の弓:/与一
 伊勢流体術:/玲奈
  単体ダメージ
 …名前は違うが全て通常攻撃で、奥義以外で物理ダメージを与える唯一の手段。MPも妖力も消費しない分威力は低いので、五行の関係を使うなりしてできるだけダメージを高めないと使う意味が乏しくなる。クリティカルすると一気にダメージが大きくなるのが最大の利点。

 防御:/全員
  使用者へのダメージを、次の行動順が来るまでの間軽減
 …既に大ダメージを受けていて、回復役より早く敵が攻撃してとどめを刺されそうな時に使うといい(ただし、敵が先制攻撃で倒せそうな場合は例外)。レベルの比較的低いキャラクターが、相性の悪い敵リーダーの攻撃や奥義に備えるためにも使える。

攻撃系術―単体―

 火鼠十刻殺:/弁慶
  単体ダメージ
 …通常攻撃と同じ属性であるため、使用しても有難味を感じにくい。序盤以外で使う事はまずないだろう。ちなみに「義経」では、術は通常攻撃と同じくミスする可能性があるので注意が必要(ミスしないのは奥義だけ)。

 飛礫兜割り:/九羅香・紅葉
  単体ダメージ
 …通常攻撃と違う属性攻撃ができるため、特に序盤では役に立つ。中盤以降で使う機会は少ないが、金属性に弱い敦盛に使うと良い。

 氷狼万華蒼鏡槍:/静・玲奈
  単体ダメージ
 …単体攻撃では最もダメージが大きいため、後々まで重宝する。特に玲奈が教経に攻撃する場合、ダメージが極度に下がる通常攻撃より有効。

攻撃系術―全体―

 砕慈雷母情:/弁慶・静・与一
  全体ダメージ
 …修得が早く(特に静)、複数人で畳み掛けるように使う事で効果が激増する。通常攻撃と別の属性なので、場合によっては単体に使ってもよい。大勢の敵と戦うには不可欠。

 万物六徳圧縮法:/弁慶・与一
  全体ダメージ
 …使い方は「砕慈雷母情」とほぼ一緒。このゲームは属性効果がかなり極端なので、相手に応じて攻撃の属性を使い分ける事に注意。

 裏・刀山剣樹:/紅葉・静
  全体ダメージ+HP↓
 …本来のダメージに加え、行動順が回る毎に追加ダメージを与えるので、できるだけ早めに使っておこう。敵に使われた場合は早期回復をお忘れなく。

 魅惑する薄絹:/与一・玲奈
  全体ダメージ+AT↓
 …攻撃力低下効果を持つのは便利。しかし修得者が術攻撃力の低いキャラクターばかりなのは残念。

 機界溶解八卦相:/弁慶・玲奈
  全体ダメージ
 …ダメージは強力だが、追加効果がないのが寂しい。

 猛虎爆炎:/九羅香・紅葉
  全体ダメージ
 …上に同じ(待て)。九羅香がやっと覚える最初の全体攻撃でもある。

 仏頂封印:/九羅香・静
  全体ダメージ+DF↓
 …最強の攻撃術。物理攻撃をする気がなくても、敵のDF低下は回復術の無駄打ちを誘える。

回復系術―単体―

 桃源神酒宴:/弁慶・静・与一
  単体回復
 …序盤から頼りになる術。なぜか未来人の弁慶も最初から使える(笑)。

 宿り木の祝福:/九羅香・紅葉
  単体回復+HP↑
 …性能は高いのだが単体回復であるため、全体攻撃が乱れ飛ぶ終盤戦では出番は少ない。

回復系術―全体―

 おぼろ月夜:/九羅香・静
  全体回復+DF↑
 …中盤以降欠かせない術。HPは200強しか回復しないので、早め早めの使用を心掛けよう。

 献身紅十字:/弁慶・玲奈
  全体回復
 …「おぼろ月夜」の類似版。回復量はやや高いはずだが、術が苦手なキャラクターしか使えないためかあまり回復量に変化はない(汗)。

補助系術

 武人の誉れ:/九羅香
  全体AT↑
 …対雑魚戦闘では使う機会が少ない。しかし長時間に渡り物理戦闘を行うボス戦ならあった方が楽。

 五行相克の理:/紅葉・玲奈
  全体障害系解除
 …序盤はともかく終盤では、雑魚でも全体攻撃+障害術を連発するため、念のために使用した方が安全。しかしこちらの使える補助系術と正反対の効果の場合は、補助系術で強引に解除した方が面倒でない。

 金剛護符:/与一
  全体DF↑
 …恐らくは最も印象が薄い術。防御上昇が「おぼろ月夜」と同じなので、滅多に使う機会はない。

 睨即玄血鉄如:/玲奈
  全体SP↑
 …戦闘中の手順を増加させる……はずだが目に見えて効果が上がるわけではないので優先順位が低いかも。敵が使う事もかなり多いので要注意。

障害系術

 呪符・比良坂:/紅葉
  全体SP↓
 …「睨即玄血鉄如」の反対の効果。これも敵が使う事が多い。

 広目浄天眼:/与一
  全体補助系解除
 …敵の補助系の術が鬱陶しい場合に有効。しかし大抵の場合、全体攻撃の術で障害を撒き散らした方が手っ取り早い。

攻撃系奥義―単体―

 奥義・一騎刀閃:/九羅香
  単体ダメージ+補助系解除
 神舞・胡蝶踊:/静
  単体ダメージ+HP↓
 金剛の三矢:/与一
  単体ダメージ+全パラメータ↓
 …九羅香は威力が非常に高く、与一は高めの威力と強力な追加効果が魅力。静は水属性の、しかも術に強く通常攻撃に弱い敵リーダー(具体的に言うと清盛)に使うのが唯一の使用法だろう。

攻撃系奥義―全体―

 必殺・竜巻斬:/弁慶
  全体ダメージ
 竜樹萌牙:/紅葉
  全体ダメージ
 夢想の一矢:/与一
  全体ダメージ
 忍法・水鏡の術:/玲奈
  全体ダメージ
 …弁慶と与一はATが高いので文句無し。紅葉もATがやや低い分を高い威力が補うので大丈夫(特に知盛が相手の時)。問題は玲奈で、ATも威力も中途半端なため全体攻撃奥義は他の3人に任せた方が無難。いずれにせよ妖力消費が大きいので、最終戦闘以外では使用は0〜1回に留めたい。

回復系奥義―全体―

 紅輝乱舞:/紅葉
  全体回復+障害系解除
 …ダメージ完全回復という貴重な能力。いざという時に使うべきだが、さすがに戦闘不能は回復できないのでご用心。

補助系奥義
 …種類は多いが劇的な効果を持たないため、使用に妖力を注ぎ込むのは少々勿体ないかも。


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