アメリカ合衆国の小さなまち
附:地方制度

 
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 さて、さらっと流したアメリカ合衆国の地方制度は、

 
連邦政府(州にまたがる業務(州際取引・広域捜査など)や、すべての州が関わる業務(外交・輸出入管理など)を担当)

(State)(連邦構成主体。独自の政府・議会・裁判所・教育制度・民法・刑法・商法その他諸々を持っている。
│      ケンタッキー、マサチューセッツ、ペンシルベニア、バージニアの正式名称は
│      「コモンウェルス(Commonwealth。≒共和政体)」だが、権限や機能は変わらない)
├郡(County)(州が設置。裁量の権限が大きく、酒の販売制限も郡により大幅に異なる。
││  ニューイングランドでは郡の権限が弱く、郡区に相当する「町(Town)」の権限が強い。
││  コネチカット、ロードアイランド、マサチューセッツ(大半)では郡庁がない。
││  郡の代わりに、ルイジアナ州では教区(Parish)、アラスカ州では区(Borough)がある)
│├郡区(Township)(郡内の区分け。行政区画(一部の州では自治体)である場合と、測量区画としてのみ機能する場合がある。
│││          バージニアとウェストバージニアでは治安判事区(Magisterial district)。南部のほとんどとアラスカにはない。
││└┐        北東部の一部では、相当単位を「(Town)」と呼び、この場合は法人格のある自治体となっている事が多い)
│└─┴┬自治体(法人格のある自治体(Incorporated municipality)。(City)・(Town)・(Village)など)
│    │(住民が投票により設立(および廃止)。名称や制度は州ごとにどころか州内でもばらばらで、一概に言えない。
│    │ 飛び地ができる事も、複数の郡にまたがる事もよくある。
│    │ 自治体を維持するための税金が追加でかかるが、その分公共サービスが充実する。
│    │ 警察も、この階層の自治体が設立し、州警察は広域取締りを主に担当する事が多い)
│    └非法人化区域(Unincorporated area)(自治体がなく、郡か郡区が事務を扱う。
│      人が住んでいるところも多く、そういった居住地は非法人化共同体(Unincorporated community)と呼ばれる。
│      自治体のある区域より、税金は安めだが公共サービスは低いことが多い。
│      ニューイングランド北部では、地所(Gore)・下付地(Grant)・取得地(Purchase)・在所(Location)と呼ばれる区画がある。
│      コネチカット、マサチューセッツ、ニュージャージー、ペンシルベニア、ロードアイランドは、
│      すべての郡区(または相当する行政区画)が自治体であるため、非法人化区域はない。
市郡(Consolidated city-county)(特に大きな市が、1つの郡全体を占めて、行政的に統合されたもの。
│             市が複数の郡全体を占める事も、まれにある)
独立市(Independent city)(郡に属しない市。一部の州を除き、非常に珍しい)

  国勢調査指定地域(Census-designated place、CDP)
  (国勢調査で使う区画。郡区をそのまま使う事もある)

  特別目的地方政府(Special-purpose local government)
  (教育、警察、消防、そのほか日本人には想像できないような分野に至るまで、特定の事務のみを扱う。
   (学区(教育委員会)のうち、「州や通常の自治体に附属する学区」以外はこちらに含まれる)
   やはり住民が設立し、郡や自治体とはまた別な管轄区域を持つ事も多い。
   独自の収税も行い、場合によっては警察権も持ち、役員は選挙で選ぶ事も多い。
   自治体がない区域で「どうしてもほしい」事務のために設立したり、
   小さな自治体が多い区域で特定の業務をまとめたりしている。
   地方政府でないものも含めて、特別目的区(Special-purpose district)と呼ばれる)

 
  インディアン居留地(Indian Reservation) ※州政府と包括関係にないため、ここでは採り上げない。

 
 と、大まかにはこんな感じです。
 州ごとに大きく違い、具体例を挙げると――

 
ニューヨーク州
├郡
│├市・町(市にあるわずかな例外を除き、複数の郡にはまたがらない)
││ ├(自治体。日常的な公共サービスを提供。
││ │  区域が複数の市・町にまたがる事もよくある。まれに複数の郡にまたがる)
││ └集落(Hamlet)(自治体ではなく、その領域内の区画)
│└非法人化区域
ニューヨーク市(5つの郡を完全に含む)
 └区(Borough)(郡に相当するが、ニューヨーク州ではなくニューヨーク市に属する。権限は郡より弱い。
   区としての名称と郡としての名称は、同じとは限らない(例:マンハッタン区=ニューヨーク郡))
  └共同体地区(Community District)(土地利用や市街地整備などについてなど、
    地区内の課題について市当局に提議できるが、強制する権力は持っていない)

  学区
   (共通学区(初等教育のみ)、連合自由学区(中等教育も提供できる(必ずするわけではない))、
    中央学区(中等教育も提供する)、中央高等学区(中等教育のみを提供する)、
    市学区(市の附属機関と、市から独立したものがある。後者には市の領域外も管轄するものがある)、
    監督学区(障害を持つ学生などを担当する)がある)
   ※市学区のうち、市の附属機関であるものは、自治体ではない。それ以外の学区は自治体である。
  消防区
  防火地区
  公益法人(交通局、高速道路局など)
  図書館区
  緊急救助隊
  衛生区
  警察
  上水道
  下水道
  公園
  駐車場
   など、その他様々

  ※参考
  (都市圏交通局(Metropolitan Transportation Authority))
   (特別目的地方政府ではないが、特別目的区にあたる公企業(州政府の附属機関ではない)。
    独自の警察を持ち、コネチカット州にも管轄がまたがる)
  ├(子会社の各鉄道・バス会社)
  └(ニューヨーク市交通局(New York City Transportation Authority))
    (都市圏交通局の関連会社で、ニューヨーク市政府と直接の関係はない。
     ただし、鉄道施設自体はニューヨーク市政府が所有している)
  (ニューヨーク・ニュージャージー港湾公社)
   (州がニュージャージー州と共同設立した公企業。独自の警察を持つ)

 
ニュージャージー州
└郡
 └郡区(Township)・市・町・区(Borough)・村
   (ニュージャージー州の郡区は、ほかの州とは違い、基本レベルの自治体である。
    また、名称と機能は関係がなく、すべて機能は同じだが、
    郡区の一部を割いて市などができたような形になっている事が多い)

  ※非法人化区域はない。
  ※特別目的地方政府は存在せず、州または自治体がすべての業務を行う。学区も郡や自治体に所属している。

 
コネチカット州
├郡(郡政府はなく、単なる地理区分)
└地域評議会(インフラ整備等の長期計画、緊急時の対応、法執行権限を持つ。税収機能はない)
 └(郡政府がないため、非常に権限が強い。ほかの州の郡区にあたる単位で、市・区より広い範囲を管轄する)
  ├市・区(Borough)(公共サービスを提供。母体となる町に従属する。
  │ 市は町の中心部(1市のみ町全域)、区は町の一部を担当する)
  └村・区域(Section)
    (自治体ではない。消防団や徴税区などが担当区域にする事がある)

  学区
   など

  ※非法人化区域はない。

 
ペンシルベニア州
├郡
│├郡区(Township)(自治体。警察や道路管理などを担当する)
│└市・区(Borough)・(特定の限られた範囲に設立し、領域は郡区から完全に独立する。
│ │ 「法人化された町」は1つしかない)
│ └村(自治体ではないが、自治体内の部局が設置される事がある。
│     郡区の一部である事が多いが、区の一部である事もある)
フィラデルフィア市郡(フィラデルフィア市がフィラデルフィア郡全体を占めるため、組織を統合している。
   ただし、フィラデルフィア郡保安官事務所は、フィラデルフィア警察内に存続している。
   フィラデルフィア市郡には、郡区はない)

  学区
  自治体局(特定目的のために、郡・郡区・市・区・町が、単独または合同で設立する)

  ※非法人化区域はない。

 
マサチューセッツ州
├郡(郡政府が存在せず(または「州の地域評議会」になり)、郡保安官と証書記録人のみを選挙で選出している所が多い。
││ かつてあった郡政府の大半は、道路管理などの主要職務が州の直轄になっていた事もあり、
││ 1990年代後期に廃止されていった。南東部の郡には今も郡政府がある。
││ 郡政府がない地域でも郡保安官事務局はあり、刑務所などを運営している)
│└市・町(市と町は、自治体政府の形態が異なり、その他の違いも色々ある。自称が「町(Town)」である市もいくつかある)
│ └村・近隣区(Neighborhood)など(自治体ではない。市・町の中の区画)
ナンタケット町郡(ナンタケット町がナンタケット郡全体を占めるため、組織を統合している。
   通常は、「ナンタケット郡」とだけ呼ばれる)

 (マサチューセッツ湾交通局)(公企業であり、州の行政機関でもある。自治体ではないが、独自の警察を持つ)
 (マサチューセッツ水資源局)(のように、ほかにも様々な公企業がある)

  ※非法人化区域はない。
  ※学校は、自治体内校(自治体の教育委員会が運営)、地域校と職業専門学校(複数の自治体による
   学校委員会が運営)などがある。学区自体は自治体ではない。

 
ニューハンプシャー州
└郡
 ├市・町
 └在所(Locations)・地所(Grants)・郡区(Townships)・取得地(Purchase)(非法人化区域。
   住民がいれば完全ではない自治体があるが、住民がいなければ郡が直接管理する)

  学区
   など

 
バーモント州
└郡
 ├町・市(町の中の一部(村や中心市街)が市になる事ができ、そうすると町から完全に独立した自治体と領域を持つ)
 │└村(町・市の一部で、それ自体が自治体ではない。法人村と非法人村がある)
 ├未組織の「町」(自治体ではなく、郡が管理する。非法人化区域。
 │ 基本的には入植期の「町予定地」の計画倒れによるが、町の自治体が解散して、未組織の「町」になった事もある)
 └地所(Gore)・下付地(Grant)(非法人化区域)

  学区
   など

 
メイン州
└郡
 ├(編成自治体)
 │└市・町・入植地(Plantation)(入植地は市・町に比べて権限が弱い)
 │ └村(町の中に、限定された目的のために設立される)
 └(未編成地区)※非法人化区域に相当
   └郡区(Township)(編成自治体の「町」に相当する区画)・沿岸諸島(自治体の領域内を除く)

  学区(市学校局、学校行政区(複数の市が連合)、共同体学区(同様だが一部の級の学校にのみ)、町連合。
      未編成地区では州が担当)
   など

 
デラウェア州
├郡
│└ハンドレッド(Hundred)(「百戸区」くらいの意味。現在は地理区分で、行政機能はない)
│ ├市・町・村(市と町では市の方が規模が大きいが、3つしかない村は町とたいした違いはない)
│ └非法人化区域

└州教育長
 └教育委員会(自治体ではない。課税権やカリキュラムの一部決定権を持つ)

 
バージニア州
├郡(市は郡の領域に含まれないが、郡庁を市内に置く事ができる)
│└治安判事区(Magisterial district)
│ (バージニア州とウェストバージニア州にあり、ほかの州の郡区にあたる。
│  アーリントン郡(ワシントンDCの川向こうにある郡)には、治安判事区はない)
│ ├
│ └非法人化区域
│   (アーリントン郡は、人口が多いにもかかわらず州法により自治体の設立ができず、全域が非法人化区域)
(バージニア州のすべての市は、郡(と治安判事区)から独立している独立市である)
 └区(Borough)(合併を行った市にあり、もとの市と治安判事区に該当する)

  特別区
   有料道路公社
   橋梁・隧道区  
   廃棄物管理局
   空港局
   住宅開発局
   (ワシントン都市圏交通局…ワシントンDCの特別区として扱われる)
    など

  ※バージニア州の学区には課税権限がなく、郡・市・町の教育委員会が学校を運営する。

 
ミシガン州
├郡
│├(ミシガン州の市は、郡区に属さない)
│└郡区(Township)(行政区画として機能する郡区(特に北方の人口が少ない地域)と、そうでない郡区がある。
│ │   特認郡区(Charter township)は、市・村の拡張に対して異議を提議する事ができる)
│ ├(市より権限が弱い)
│ └非法人化区域
└郡道路委員会(郡政府から機構上独立して、州政府に直属している)

  学区(地域教育局、中間学区、公立校学院(研究校を管轄))
  消防局
  公共安全庁(消防・救急・警察)
   など

 
イリノイ州
└郡
 ├郡区・区域(Precint)(郡により、どちらかだけがある)
 │├市・町(法人化された町)・村
 │└非法人化区域
 └シカゴ市(クック郡の一部にあるが、郡区に含まれない)

  特別目的区
   学区(初等学校区(初等学校だけ)、高等学校区(高等学校だけ)、単一区(両方)。
    学区の境界線は、郡や郡区の境界線とは関係なく引かれる)
   図書館区(収税権を持ち、協議会員を自治体選挙と同時か単独で行う選挙で選出し、
    境界線は郡や郡区のそれと関係あったりなかったりする)
   空港局
   保全地区(Conservation district)
   水域・土地等利用機関
    環境復元委員会
    開発区
    墓地維持管理区
    シカゴ交通局
    市民センター局
    郡歴史博物館区
    郡水利委員会
    排水区
    博覧会局・協議会
    防火地区
    水路庁
    病院区
    住宅局
    共同上水道(上下水道)協議会
    通勤鉄道委員会
    廃棄物処理・エネルギー生産サービス
    蚊駆除区
    自治体共同行動機関
    自治体電力機関・自治体天然ガス機関
    自治体動物園局
    博物館区
    郊外バス委員会
    公園区
    港湾区
    遊歩道局
    公共建築物協議会
    州間高速道路局
    鉄道移動局
    地域交通局
    救助隊区
    河川水利区
    学校財務局
    土壌水流保全区
    固形廃棄物処理区
    特別保養協会
    街路照明区
    地表水保護区
    郡区病院委員会
    輸送区
    輸送サービス協会
    結核療養所区
    給水区
     など

 ※地方政府の数は8000を超え、合衆国の州の中では最大。そのうち約4分の3が特別目的区。
  そのため、法執行機関の数も多く、州レベルで少なくとも11種、郡には保安官や森林保護警察やその他諸々、ローカルレベルで自治体警察や公園地区警察やその他諸々、大学も校地警察を持っている。

 
フロリダ州
├郡(郡ごとに1つだけ学区を持つ)
│├市・町・村(機能は同じ。フロリダ州の自治体は、(基本的に)郡をまたがない。
││       郡との契約により、郡の公共サービスの一部を受ける事ができる)
│└非法人化区域
│ (マイアミ・デイド郡の非法人化区域には、非法人化自治体サービスエリア
│  (Unincorporated Municipal Services Area (UMSA))があり、税の徴収と公共サービスの提供をしている)
ジャクソンヴィル市/デュヴァル郡(ジャクソンヴィル市がデュヴァル郡のほとんどを占めるため、組織を統合している)
 └市・町(デュヴァル郡には、ジャクソンヴィル以外の自治体が、一部存続している)

  学区(郡、研究校、ろう・盲学校、バーチャルスクール、青少年育成センター)
  緊急オペレーションセンター
  地域開発区
   など

 
ネブラスカ州
└郡
 └郡区(Township)
  ├市・村(郡内のごく一部にしかない)
  └非法人化区域

  学区
   など

 
ノースダコタ州
└郡
 └郡区(Township)
  ├(郡内のごく一部にしかない。規模は不問)
  └非法人化区域

  学区
   など

 
カリフォルニア州
├郡
│├(カリフォルニア州のすべての通常の自治体は、規模等に関係なく「市」であり、
││   「町」「村」を名乗る自治体(「--town」など)も法律上は「市」になる。
││   いくつかの市は、行政の一部を、専門の自治体や郡政府に外注している)
│└非法人化区域
サンフランシスコ市郡(サンフランシスコ市がサンフランシスコ郡全体を占めるため、組織を統合している)

  特別区(学区、消防署、公共交通機関など。大きなものは、独自の警察を持っている)
   学区(初等学校区、高等学校区、統合区)
    (郡教育事務所、州教育庁学校管区、特殊学校、州教育研究開発校協議会に分類される)
   地域業務地区(広域で公共サービスを提供する)
   警察保護区(独自の警察を設置する)
   など

 
オレゴン州
└郡
 ├(郡内のごく一部にしかない。規模は関係ない)
 ├村・集落(Hamlet)(自治体ではなく、郡に直属している)
 └非法人化区域

  教育サービス区
  └学区(すべて統合区で、幼稚園から高等学校までまとめて運営している)
  公園・保養区
  浄水サービス
  メトロ(ポートランド都市圏の複数の郡にまたがり、各種公共サービスを提供する)
   など

 
アラスカ州
├区(Borough)(郡と同等の区画。アラスカ州には郡区(Township)相当の区画は(行政上も統計上も)ない)
│├(「内政自治(Home rule)」「一級(First class)」「二級(Second class)」というランクに分かれる。
││  やはり、区のごく一部にしかない)
│└非法人化区域
市区(市郡と同様の組織。市としては「統合内政自治(Unified home rule)」ランクになる。
│    アンカレッジ市区は「自治体(Municipality)」を名乗るが、機能は同じ)
└未編成区(Unorganized Borough)(組織化された「区」に入らない地域。
  区画分けする必要があるときは、国勢統計区(Census area)を使う)
 ├
 └非法人化区域

 
ハワイ州
├郡
│ ※ハワイ州には「法人化された自治体」はない。
└ホノルル市郡(市郡であるが、「法人化された自治体」ではない)

  ※ハワイ州では、州の教育省がすべての公立学校を管理している。

 
 というふうになっています。
 傾向としては、

 
【東部】
・州の領域のほとんど〜全部が自治体で埋められて、非法人化区域は例外的。
・州ごとの行政区分の構造の差が大きい。
・あくまでも地域住民の要求により設立するため、ほかの国と比べて、「変な」自治体が多いが、西部に比べればまだ普通っぽい。
・それでも大抵の自治体はそれなりの人口があり、100人を切るのは例外的。

 
【西部】
・基本的には人口密集地(または「人口密集地だった所」)にだけ自治体があり、ほとんどが非法人化区域。
・どの州でも、行政区分の構造はだいたい同じ(つまり、あちこちが違う)。
・「変な」自治体がさらに多い。
・「変な」自治体を中心に、人口が100人未満の自治体が、州によってはかなりある。

 
【「変な」自治体の傾向】
・ご町内型(極端に狭いが、それなりに人はいる。大都市の隙間や縁にあり、地理的には都市圏の一部)
・施設用地型(内部が特定の施設1つ(遊園地、スキー場、ゴルフ場、保養施設など)だけでほぼ(あるいは全部)占められている。自治体自体がその施設のために設立されたような場合が多い)
・単独機能型(特定の機能(工場、海水浴、保養地、酒の販売など)に特化している/いた)
・セレブ型(超高級住宅地。……「俺達の金を貧乏人には使わせない」という心の狭さが見え隠れしかねない)
・史跡型(入植初期の町とか、もと州都とか)
・ゴーストタウン型(「変な」というのは気が引けるが、一応分類。単独機能型が基幹産業を喪失して衰退する例がおなじみ)
・人口希薄地型(国土全体に自治体を設立する国ではよくあるが、合衆国のほとんどの州では非法人化区域になるため、実は割と少ない――西部によくある、自治体設立時の人口要件が緩い州でなければ)

 
 という感じでしょうか。

 
続きはこちらー。


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