◆妖具展示室◆

 様々な妖具の展示場所です。

*投稿データの著作権は、データの寄稿者に属します。
 投稿者:久遠さん、籐耶さん

 妖具
 投稿データ


#妖具

[斬影の太刀]({49×130%+15×80%+8+8}×60%=82×60%=50CP)
 基本1:[武器の手/分離型9レベル](P87)
 増強:非実体にも影響(+20%)、「受け」が技能の2/3(+10%)
 限定:両手用(±0%)
 基本2:[妖気知覚](P109)、威力5、精度「知力」
 増強:なし
 限定:必要行動/剣を目標に向ける(-10%)、視覚効果/刀身が一瞬虹色に光る(-10%)
 基本3:〈刀〉「敏捷力+2」レベル
 妖具への修正:破壊可能/防護点10・HP100(-5%)、攻撃目標/修正-4(-15%)、奪取可能/即決勝負と技能勝負(-20%)

 大振りな太刀で、無骨な作りをしており美的価値は乏しい代わりに頑丈そうな印象を与えます。銘は入っていませんが、月の満ち欠けをあしらったような模様が刻んであります。この刀は振るうと「切り/振り+7」点のダメージを与え、非実体でも切り刻んでしまいます。[妖気知覚]も持っていますが、こちらは知力の低い持ち主が使うには適していません。

[アンチ・ビュレット・フィールド]({100×95%}×70%=95×70%=67CP)
 基本:[無敵/弾丸](P81)
 増強:なし
 限定:バリア型(-5%)
 妖具への修正:破壊可能/防護点5・HP75(-15%)、攻撃目標/修正-8(-5%)、意識がある/妖怪にしか従わない・意思14(-10%)

 弾丸を無効化する妖力フィールドを張る装置で、通常は体に固定できる装飾品の形を取ります。妖怪狩りの起こっている国の大妖怪が軍部に対抗して開発した妖具であるため、意思で屈服させない限り人間を護る事はありません。もし人間が使う機会のないような場合には、修正率を80%にして必要CPを76CPにして下さい。

[飛翔用バックパック]({30×105%+20×100%+2}×80%=55×80%=44CP)
 基本1:[翼での飛行](P75)
 増強:余分な翼1対(+5%)
 限定:なし
 基本2:[高速飛行1レベル](P74)
 増強:なし
 限定:なし
 基本3:〈飛行〉「敏捷力+1」レベル
 妖具への修正:破壊可能/防護点10・HP100(-5%)、攻撃目標/修正-6(-10%)、着脱に手間がかかる/1Dターン(-5%)

 とあるネットワークの妖科学者が開発した空中作戦用妖具で、背中に固定したバックパックから材質不明の薄い金属板を組み合わせた翼を展開して、そこから妖力を放って空に飛ばします。移動力は20になり、CPを消費した〈飛行〉も与えるので空中機動も可能です。翼は1枚破壊されてもバックアップがあるので飛行可能とはいえ、背負っている中枢を破壊されると機能が停止するので注意しましょう(しかし素材を強化しているため、妖怪並には頑丈です)。他の妖怪ネットワークに貸し出す事もありますが、上級品(ホバリングやより高い荷重での飛行、高レベルの高速飛行ができる物)は一般貸し出しをしていません。

[固定式門]({20×75%}×25%=15×25%=3.75CP/L)
 基本:[門/同種の妖具](P89)
 増強:並荷まで(+50%)
 限定:頻度が稀(-75%)
 妖具への修正:固定(-50%)、破壊可能/防護点10・HP100(-5%)、攻撃目標/修正-2(-20%)

 ネットワークの溜まり場に時折設置されている[門]の一般的なデータで、2つが1対になって作動します。与えられたダメージは別々に計算しますが、片方が壊れるともう片方も機能を停止します。

[対人記憶操作装置]({10×30%+8+20×30%+8+25×60%+8+25×120%+8}×50%=86×50%=43CP)
 基本1:[感情知覚](P108)、威力5、精度「知力」
 増強:なし
 限定:接触のみ(-20%)、寝ている相手のみ(-20%)、妖怪には無効(-30%)
 基本2:[思考探知](P120)、威力5、精度「知力」
 増強:なし
 限定:接触のみ(-20%)、寝ている相手のみ(-20%)、妖怪には無効(-30%)
 基本3:[記憶操作](P126)、威力5、精度「知力」
 増強:なし
 限定:接触のみ(-20%)、寝ている相手のみ(-20%)
 基本4:[誘眠](P113)、威力5、精度「知力」
 増強:普通の生物には持続が日単位(+50%)
 限定:妖怪には無効(-30%)
 妖具への修正:破壊可能/防護点10・HP100(-5%)、攻撃目標/修正-4(-15%)、奪取可能/技能勝負(-30%)

 [記憶操作]を効率よく行うための装置で、スイッチの無い箱状の機械に見えます。妖具としては珍しく量産されており、いくつかのネットワークの溜まり場に備え付けられています。

[結界装置]({20×100%+8}×50%=28×50%=14CP)
 基本:[人払い](P113)、威力10、精度「知力」
 増強:なし
 限定:なし
 妖具への修正:破壊可能/防護点10・HP100(-5%)、攻撃目標/修正-4(-15%)、奪取可能/技能勝負(-30%)

 [人払い]の結界を張る装置です。記憶操作装置共々、貸し出しサービスを行っている大規模ネットワークが存在するそうです。


#投稿データ

[バジリスクの瞳]({60×300%+32}×75%=272×75%=204CP)…久遠さん作成
 基本:[直接攻撃/エネルギー=精神]、威力レベル10、精度レベル18
 増強:受動防御無視(+50%)、徹甲4レベル(+200%)、防御不能(+100%)
 限定:視線を合わせる(−20%)、常動/目を隠せば発動しない(−30%)
 妖具への修正:外せない(+10%)、攻撃目標/攻撃にペナルティ−10(±0%)、破壊可能/防護点5、HP50/全く修理できない(−30%)、見た目が尋常ではない/眼帯などで簡単に隠せる/血のように紅い深紅の眼球(−5%)

 見た目は血のように紅い深紅の義眼(瞳ではなく本来白くあるべき部分が紅い)ですが、失った眼球の代わりにこの義眼を埋め込むと神経が繋がって本物の眼球になります。
 神経の繋がった[バジリスクの瞳]は本来の眼球としての役割も果たしますが、そのためにこの妖具を手に入れようとする者は皆無です。

 この妖具の最大の能力は[邪眼]による「暗殺」です。
 [バジリスクの瞳]と目を合わせたものは即座にダメージを受けます。これは威力レベル10、精度レベル18の[直接攻撃/エネルギー=精神]の妖術として扱います。この攻撃にはいかなる能動防御も行えません。また、受動防御も防護点もこの妖具の前には無力です。この妖具に見つめられて生き延びられるかどうかは、犠牲者の生命力しだいでしょう。

 [バジリスクの瞳]には1つ致命的な欠点があります。それは、[邪眼]の効果が持ち主の意思にかかわらず、視線を合わせたものに対して常に働いてしまうことです。普段は眼帯などで覆っておかないと大変なことになるでしょう。

 他にも似たような妖具が存在するかもしれません。中にはより強力なもの(妖術の威力レベルや精度レベルが高い、妖術の効果を制御できる)やより粗悪なもの(妖術の威力レベルや精度レベルが低い)、ダメージを与えるのではなく、石化させたり魅了したりするもの(この場合[メドゥーサの瞳]や[ラミアの瞳]と呼ばれる)もあるでしょう。

[傾奇者の朱槍]({55+55+110+8}=228×15%=35CP)…籐耶さん作成
 基本1:[武器の手/分離型11レベル/刺し/突き型]55(P87)
 増強:なし
 限定:なし
 基本2:[武器の手/分離型11レベル/切り/振り型]55(P87)
 増強:なし
 限定:なし
  基本3:[追加体力20]110(P62)
 増強:なし
 限定:なし
 基本3:〈ポールアーム〉「敏捷力+2」レベル
 妖具への修正:破壊可能/防護点10・HP100・修理不可(-20%)、攻撃目標/修正-2(-20%)、奪取可能/即決勝負と技能勝負(-20%)、唯一無二(-25%)

 これは鉄筋を幾条も束ねて作られた朱柄の槍で、戦国時代を鮮やかに駆け抜けたとある傾奇者が愛用していたものです。この槍は、彼の物語に魅了された多くの人々の想いによって実体化したのです。持ち主に怪力を授け、その巨大な穂先は「切る」ことも「刺す」も可能です。よってこの槍は「切り/振り+10」か「刺し/突き+10」のいずれかのダメージを与える事ができます。

□追伸□
 始めての自作妖具ということで、ごく単純なものを作ってみました。その分面白味が無いですが、低CPの割には強力なものが出来たんじゃないかなと。ルール的には武器の手を複数適用するのがアリなのかは微妙なところですね……CP計算は間違っていないと思いますが、御指摘下されば修正したものを送ります。
 ちなみに元ネタはその昔、少年ジャンプに連載されていた“花の慶次”です。

*コメント*
 [武器の手]の複数形状については、
・任意の形態にできるのが+100%
・複数の手が違う形状になるのは+5%
 なので、この中間のどこかに落ち着きそうな気はするんですが……。
 「任意の形態」+「瞬間」で似たような状態にできるかなー、と思いきや、妖力のオン・オフは1ターンに1回だけという縛りがあるので却下のようです。


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