◇アカデミーと新米候補生◇

 「SKA」の、自作アカデミーと新米候補生である二位従士のチームです。

・装備入手の際に、MiP消費により入手した魔装具は支給品の計算に入れていません。ワンドやシューター、錫杖とは別に普通の品を入手しています。もちろん、支給を受けてからMiPを消費して魔装した武具は支給品に含みます。
・錫杖は、武器としてはバトンとして扱い、〈準備/剣〉で準備が可能とします。体に紐やベルトで繋げておけば、落とさずに「自由行動」で手放せます。


◇1.エルシド・アカデミーと〈天の大鴉〉◇

 エルシド・アカデミーは、アルマニーラ聖皇国の南部にある中規模の都市エルシドの郊外、歩いて30〜40分ほどの場所にあるアカデミーです。

 エルシドはコースロン王国に通じる街道沿いにあり、コースロンとの戦いで被害を受けた事も一度や二度ではなく、そのため地付きの住民はコースロン出身の候補生に良い感情を示しません(反応-1)。エルシドの副伯位は聖都付近の伯爵が所持していますが、実際に行政権を握っているのは聖皇国の執政府であり、地元の士族クラスから市長を選んでいます。市長は任期中のみ男爵位を受けるため、なりたがる士族は跡を絶ちません。通りには白い木造の家が立ち並び、道行く人々も外国人を除いては白い服を主に着ているため、宿場と市場があるにもかかわらず外国人には門前町のように見えてしまうそうです。町の中心にはアルマ聖教の各宗派合同の寺院があり、光曜日には住民が大勢で祈りを捧げます。
 町にはアカデミーの予備訓練校もありますが、卒業者は他の地方や外国のアカデミーに進学する事になります。予備訓練校で肉体能力の欠如(敏捷力や生命力が低すぎるなど)や精神的問題(特に「欠落」しやすい特徴を2つ以上備えている場合)により脱落した候補生は、聖都の魔装技師養成校に回されて、魔装技術者として〈連合〉の管理下に置かれます。
 町の周囲は石を積んだ低い城壁(足掛かりが多く〈登攀〉に+2)と深い堀(〈水泳〉が必要。川の水を引き込んでおり冬でも凍らない)があり、外には畑(小麦、大麦、蕎麦、ダズカン芋(ジャガイモ)など)と放牧地(主に牛)と森(この国では珍しい広葉樹林)が広がっています。この地方は比較的寒さの弱い所ですが、それでも冬の気温は低く氷点下に達し、夏でも夜は底冷えする事があります。弓騎兵を中心とした騎士団分遣隊が巡回を行っており、普通の犯罪者や野獣相手には十分なものの、魔生物襲来や魔装具関連犯罪などの手に負えない事件があればアカデミーに連絡を飛ばします。

 アカデミーの規模は200人弱(1年生80人、2年生60人、3年生55人)、やや小規模の部類に入ります。アルマニーラのアカデミーは修道寺院をモデルとしており、貴族の養成学校を原型としたコースロンとは違い、上級生にも特典はほとんど存在しません(個室の少ない建築様式も引き継いだため、大抵は学年を問わず4人部屋です)。国土も広いためにアカデミーも散在しており、男子のみ、女子のみというアカデミーはなく全てが男女混成です。どうせ長時間触れ合えないから……という訳でもないのでしょうが、恋愛関係はかなり自由に認められています(そもそも、節度を持って恋愛もできない者を騎士にする訳にはいかないでしょう)。候補生の出身はコースロンがアルマニーラをやや上回っており、バロマーがそれに次ぎますが、最も少ないダズカンの出身者も10%強を占めています(その大半は、夜に寒さに見舞われる山岳地帯の出身者です)。制服は修道士のような飾り気の無い黒のローブで、動きやすいように両脇にスリットが入っていますが、他国出身の女子には地味過ぎて評判は良くありません。
 ちなみに、アカデミー内の授業・訓練の使用言語は〈連合〉共通語のみとされています。授業外の会話や訓練中の連携に他の言語を使っても構いませんが、訓練に「言語使用規制」のレギュレーションを設けている所もあります。課外活動の場合、内部の大半が同国人である会や特定国の文化に立脚する会では、特定国の言語を内部共通語にしている例も存在します。

*組織図
 (*以外は全て魔装騎士)
学長(1名)
├副学長(1名)*
│├講師(4名)*
│└一般職員(11名)*
├魔装技師長(1名)*
│└魔装技師(5名)*
├通常戦科長(1名)
│├白兵戦コース担当教官(7名)
│├強行戦コース担当教官(5名)
│├射撃戦コース担当教官(4名)
│├トリック戦コース担当教官(4名)
│└コース担当外教官(2名)
│ (チーム担当教官は、コース担当・担当外を問わず、それとは別個に(兼任という形で)任命される)
├魔法戦科長(1名)
│├魔弾射手コース担当教官(6名)
│├変則攻撃コース担当教官(6名)
│├支援・強化魔法コース担当教官(3名)
│└コース担当外教官(4名)
└?

*学術棟
 4階建ての3つの建物が複雑に結合した複合建築物で、一部にある地下以外は木造です。各種教室、書庫、資料室、学術系の教官室、クラブや委員会の溜まり場が無秩序に絡み合っており、慣れない場所に行くには知力か〈地域知識/アカデミー〉+2判定に成功しないと迷子になります。場所を聞いたり地図を貰ったりしていれば、この判定に+1〜+4できます。

*修練棟
 石とセメントで固めた3階建て程度の幅広の建物で、戦闘訓練に関わる各種の施設と、アフターケアのための医務室、武具製作室、魔装具製作室、武術系の教官室が存在します。地域住民に公開しているメインアリーナは収容人員200人と小さめですが、聖都のアカデミーに出向いて試合を行う事も度々あります(そして買い物旅行になる事もしばしばです)。
 なお、訓練試合で賭けが許されるかはアカデミーによりさまざまですが、アルマニーラでは食事1食分(2〜3UC)を超える賭けは禁止している所がほとんどです。公式試合で当事者間の賭けは禁止されますが、バロマーとコースロンでは政府の認可を受けた業者が賭け札を売る事を許されています。

*管理棟
 食堂、購買部、各種事務施設、教職員宿舎などが存在します。学長、副学長、魔装技師長、通常戦科長、魔法戦科長の5名からなる上層部も、主にここで待機をしています。施設の供用時間は大きなアカデミーより短く(7時から21時)、利用者の少ない時間には機能が縮小されます。食堂の料理はアルマニーラ料理が中心ですが、変化を付けるために他のアカデミーとコックをしばしば交換赴任させています。現年度の前半は、おかげでダズカン料理が充実するようです。享楽には縁遠いお国柄ゆえ、当然パブなどは存在せず、そもそも食堂は飲酒・喫煙共に禁止されています。
 管理棟には、中に採光の良い窓があるだけの礼拝堂が併設されており、ここでは信仰を問わずに自由に祈りを捧げる事ができます。不信心な候補生もしばしば深夜の逢引に使っているとの噂がありますが、あくまでも単なる噂でしょうきっと。

*学生寮
 男子寮と女子寮に分かれており、各々が3階建てを2棟構えています(1フロア平均では4〜5室になる計算です)。基本的に全員が学年別に4人部屋に割り振られますが、寮長は寮長室を割り振られて1人で暮らします。部屋の面積自体はかなり広いため、家具や衝立で自分用スペースを区切っているのが普通です。

*アカデミー七不思議
 ユニオラでもなぜか、学校には七不思議が付き物です。エルシド・アカデミーには以下の通りの七不思議があり、候補生達の間で囁かれています。学内文芸新聞発行会の猛者達がしばしば挑んでいますが、未だに全て解明した者は知られていません。

・飲めないのにありがたい泉
 何の事はない単なる温泉ですが、ユニオラでは温泉に入る習慣のある地方が少ないため、バロマー出身のとある魔装騎士が発見するまでこの地方では「腐乱した卵の匂いを漂わせる毒煙の泉」に興味を示す者は誰もいませんでした(アルマニーラでも一部の地方では温泉を利用しますが、硫黄泉ではありません)。結果として今ではアカデミー敷地内の数ヶ所に入浴施設があり、多くの候補生が愛用しています。

・特別教室の深夜舞踏会
 騎士階級としての教養を深めるための特別教室には、多くのハーフ・プレート(着付け練習用)や貴婦人用のドレス(舞踏用)や楽器(四大国だけではなく小国の楽器も完備)やその他諸々が備え付けてあります。それらの品々が深夜に動き出して舞踏会を演じるというのですが、誰かが見ていると決して開催されないそうです。夜中に自主訓練のために品物を持ち出して返却の際に場所がずれたのが、この噂の源ともいいます。

・アカデミーの拷問室
 血の気の多い候補生も多いアカデミーでは、トラブルの種は絶えません。もちろん謹慎なり反省房(俗称「牢屋」)なり懲罰ミッションなりもありますが、かつては嫌疑の掛かった候補生に対して上層5名全員の同意により「拷問」を行う事が可能であったという噂が流れています。そして、今でも密かに拷問を行うための専用室があるという噂も……。

・響くサイコロの音
 戦闘訓練施設の一部では、戦いの際に高レベルの「魔装具適性」の持ち主が「コロコロ」という音を聞く事があります。噂によると異世界との「壁」がゆるい空間に通じているというのですが、その異世界が何なのかは定かでありません。そのサイコロの主の正体を知る事ができれば、ユニオラ世界の真実に一歩近付けるとかいう話もありますが……(笑)。

・婦女暴行犯の幽霊
 「魔装具適性」を持つ候補生は肉体的接触がほとんど不可能なため、候補生同士の間では滅多に間違いが起こる可能性がありません。しかし《接触許可》があれば長時間の――間違いを起こすには十分なほどの接触が可能となるのです。「《接触許可》を持ち出した男子候補生が女子候補生を暴行して処刑された」という噂は多くありますが、ここの場合はそうではなく、失恋の痛手で欠落して虚獣と化し、ここに書くのを憚るような過程を経て虚獣は崩壊したものの、被害者は未だにどこかへ幽閉されている……といいます。

・虚獣幽閉の開かずの間
 最強の魔装騎士の手でも殺せなかった虚獣が、アカデミー内の開かずの間に閉じ込められているという噂が存在します。その詳細を探求する気は、いくら命知らずの候補生でも持てないでしょう。実は虚獣ではなく無限再生する魔生物だとも、狂った人形型魔装具だとも、アカデミーの機密を盗もうとした小国の魔装兵(魔装騎士制度と無縁の小国では、今でも軍が適性所持者を自前で抱えています)だとも言われます。

・6つしか見付かっていない七不思議
 以上の通り、「七」不思議なのに6つしかありません。なぜ7つ目が明らかでないのかは幾多の理由が浮かんでは消えていますが、いつかは真相が明らかになる日が来るでしょう……多分。


*戦闘班〈天の大鴉〉
 新入生である二位従士(1年生)により結成された新しいチームで、紋章は〈コースロンの盾に白地に青の二重十字と大鴉〉です。白兵戦コースのミホール・アプ・スライリエンの家紋が元なのですが、アルマニーラでは鴉は不吉な鳥であるという支援・強化魔法コースのアンリエット・カフシェの提案により、アルマニーラの古の聖皇の1人が使った二重十字を組み込んでいます。メンバーは前の2人に加えて強行戦コースのリチャード・コッパー、魔弾射手コースのコウヅキ・マナトの4人で、前衛・後衛2人ずつというオーソドックスな組み合わせです。


ミホール・アプ・スライリエン(100CP/累積MiP0)
 茶色の髪と瞳、赤みを帯びた白い肌、やや長身

10/体力:11
30/敏捷力:13
0/知力:10
10/生命力:11
移動力:6+1.125/6
能動防御:6/8(剣)・8(短剣)・10(格闘)/9
合計50CP

―特徴―
0/魔装騎士候補生
(コース=通常戦科―白兵戦)
5/容貌/魅力的
10/我慢強さ
15/戦闘即応
10/暗視
10/鋭敏感覚2レベル
8/意志の強さ2レベル
5/毒耐性
-10/誠実
-5/正直
-15/好色
-5/義務感/友人
-5/義務感/職人
合計63CP/-40CP

―騎士典範―
・いかなる時も誇り高くあり、礼を遵守せよ。
・女性と子供を傷つけず、傷つけられるのを看過すべからず。
・貴種を敬い、年長者を尊ぶべし。
・女性への侮辱は痛みもって償わせるべし。
・未知なるものを恐れるべからず。

―癖―
機能美に満ちた工芸品は世界の至宝だと思っている、女性は外見も内面も重視、国へ忠誠心はあるが政府へは乏しい、頭の良い相手が何となく苦手、魚は隅々まで食べる

―技能―
4/剣14
+3/短剣14
8/盾16
1/ランニング9
1/戦術8
1/乗馬12
1/社交10
1/地域知識/コースロン10
1/礼儀作法10
4/アピール11
0.5/準備/剣13
2/格闘14
1/忍び12
0.5/登攀11
1/水泳13
1/木工12
1/彫刻12
-/連合共通語10
-/コースロン語10
合計32CP

―装備―
魔装具技能11、常動限界3
120/突刺し用ブロードソード+氷結武器(切り/1D+2、刺し/1D+1)/1.5kg
-/長刃ナイフ(切り/1D、刺し/1D-1)/0.75kg
-/ヘビー・レザー(PD2/DR2)/10kg
50/ソーサルナイツ・シールド(PD3)/4kg
-/従視
-/身代りの祝福
30/錫杖+水破壊/0.5kg
(-/スモール・シールド(PD2)/4kg)
残余MiP0
装備重量16.75kg

 コースロン王国西辺境出身の郷士の息子で、故郷がかつてコースロンの中央政府と敵対していた歴史がある事から、王国政府に対する信頼感は強くありません。女性に対するマナーは万全ですが、……しょっちゅうマナーの領域を逸脱しているのが問題です。


アンリエット・カフシェ(100CP/累積MiP0)
 淡い茶色の長髪、白い肌と青い目、華奢な体形

0/体力:10/11
20/敏捷力:12
30/知力:13
0/生命力:10
移動力:5.5+0.875/5
能動防御:4/8(杖)/-
合計50CP

―特徴―
0/魔装騎士候補生
(コース=魔法戦科―支援・強化魔法)
15/容貌/美人
20/魔装具適性3レベル
15/感情察知
5/動物共感
4/意志の強さ1レベル
3/追加疲労点1点
-10/誠実
-5/義務感/友人
-5/恐怖症/犬(軽度)
-5/狭量/不信心者
-15/そそっかしい
合計62CP/-40CP

―騎士典範―
・贅沢をせず、質素と倹約を尊べ。
・いかなる時も誇り高くあり、礼を遵守せよ。
・契約は神聖なり、破るべからず。
・粗暴な言動は慎む。
・弱者は救うべきもの、愚者は蔑まれるもの。

―癖―
安易な約束はしない、ゆったりとした感じの服が好き、アクセサリーは白木と貴石だけ、濃い青の花が好き、赤系統の色が嫌い

―技能―
8/魔弾射撃/氷球13
4/杖12
4/医師13
1/魔法理論13
1/調査12
2/魔生物知識12
2/虚獣知識11
1/アピール13
1/準備/シューター12
0.5/ランニング7
1/魔装具整備12
1/身振り13
0.5/礼儀作法12
0.5/嘘発見14
1/外交11
0.5/動物使役14
1/神学/アルマ聖教16(その他10)
0.5/ゲーム/アルマ・チェス12
0.5/演劇11
0.5/作詞11
1/楽器/ハープ11
0.5/鷹匠15
-/連合共通語13
-/アルマニーラ語13
合計33CP

―装備―
魔装具技能16、常動限界2
50+80/ロングタイプ・シューター+小治癒+氷球(叩き/1D+1)/2kg
-/ヘビー・レザー(PD2/DR2)/10kg
30/従視+覚醒
-/身代りの祝福
40/額冠+闇視/-
(-/クォータースタッフ(叩き/1D+2、叩き/1D)/2kg)
残余MiP0
装備重量12kg

 アルマニーラ聖皇国の国教であるアルマ聖教の聖職者一族の娘で、柔らかい雰囲気のある可愛い少女です。白い肌と青い目、そして痩身は一般的なアルマニーラ人と一致していますが、髪は淡い茶色をしています。欠点は激しいそそっかしさで、くれぐれも山積みの書物や食器の側を通らないように注意して下さい。


リチャード・コッパー(100CP/累積MiP0)
 ぼさぼさの金髪と茶色の瞳、筋肉質の長身

20/体力:12
30/敏捷力:13
-10/知力:9
10/生命力:11
移動力:6+1.125/6
能動防御:6/9(両手剣)・9(格闘)/-
合計50CP

―特徴―
0/魔装騎士候補生
(コース=普通戦科―強行戦)
10/我慢強さ
10/頑強1レベル
15/戦闘即応
10/暗視
8/意志の強さ2レベル
10/カリスマ2レベル
-10/直情
-10/かんしゃく
-5/感情表現が下手
-10/けちんぼ
-5/味覚・嗅覚消失
合計63CP/-40CP

―騎士典範―
・贅沢をせず、質素と倹約を尊べ。
・貴種を敬い、年長者を尊ぶべし。
・意見が食い違ったら戦いで決着をつけよ。
・女性への侮辱は痛みもって償わせるべし。
・未知なるものを恐れるべからず。

―癖―
「世界と女王陛下のために」が信条、食事は早食い、高い所から眺める景色が好き、不必要なおしゃべりが嫌い、聖職者が苦手

―技能―
8/両手剣15
4/斧・メイス14
1/準備/両手剣14
1/乗馬12
2/探索11
4/追跡11
1/ランニング9
2/生存/山岳10
4/アピール10
1/格闘13
1/登攀12
1/軽業11
2/スポーツ/コースロン・フットボール13
-/連合共通語9
-/コースロン語9
合計32CP

―装備―
魔装具技能10、常動限界3
25+50/突刺し用グレートソード+確かさ1+攻撃安定10(切り/1D+5、刺し/1D+2)/3.5kg
-/メイス(叩き/1D+5)/2.5kg
50/ソーサルナイツ・アーマー(PD3/DR4)/15kg
-/従視
-/身代りの祝福
50+20/アンクレット+韋駄天2+呪文熟練12/-
(-/スケイル・アーマー(PD3/DR4)/25kg)
残余MiP5
装備重量21kg

 コースロンの王都地方出身の少年で、ミホールとは違い王家と女王に対する忠誠心は強いものがあります。短気でマナトとはある意味似た者同士ですが、質素を通り越して倹約に徹した生活ぶりと超然とした人付き合いの悪さから、一部では「友達少ないんじゃないか」との噂があるそうです(汗)。


コウヅキ・マナト(100CP/累積MiP0)
 黒い髪、鳶色の瞳、黄褐色の肌、バロマー人としては並の背丈

-10/体力:9/10
20/敏捷力:12
30/知力:13
10/生命力:11
移動力:5.75+1.25/6
能動防御:4/6(短剣)/6
合計50CP

―特徴―
0/魔装騎士候補生
(コース=魔法戦科―魔弾射手)
5/容貌/魅力的
20/魔装具適性3レベル
10/我慢強さ
15/危険察知
5/方向感覚
4/意志の強さ1レベル
3/追加疲労点1点
-5/好奇心1レベル
-5/お祭り好き
-10/直情
-10/かんしゃく
-10/恐怖症/昆虫(軽度)
合計62CP/-40CP

―騎士典範―
・いかなる時も誇り高くあり、礼を遵守せよ。
・人と人との戦は、一対一なるべし。条件を対等にすべし。不利なるは補うべし。
・契約は神聖なり、破るべからず。
・おのれの優秀さを隠すことなかれ。
・空疎な虚名を尊ぶなかれ、実用こそ重要なり。

―癖―
他人を呼ぶ時には姓を使う、バロマー料理でも東部料理が一番だと思っている、バロマー文化の例え話をよく引用する、檸檬水は時間を掛けて飲む、服装に気を使わない

―技能―
8/魔弾射撃/電光13
1/準備/シューター12
2/短剣12
1/乗馬11
1/魔法理論13
2/魔装具整備13
1/地域知識/バロマー13
2/魔生物知識12
2/虚獣知識11
2/アピール12
1/バックラー12
1/準備/剣12
2/ランニング10
1/応急処置13
0.5/身振り12
0.5/地域知識/アルマニーラ12
0.5/礼儀作法12
1/演技12
1/動植物知識11
1/絵画11
1/宝石屋11
-/連合共通語13
-/バロマー語13
0.5/アルマニーラ語11
合計33CP

―装備―
魔装具技能16、常動限界3
50+50/ショートタイプ・シューター+電光+発電1(切り/1D-2)/1kg
-/ショートソード(切り/1D-1、刺し/1D-2)/1kg
-/ヘビー・レザー(PD2/DR2)/10kg
-/バックラー(PD1)/1kg
-/従視
-/身代りの祝福
50/錫杖+ぼやけ5/0.5kg
50/錫杖+土作成/0.5kg
残余MiP0
装備重量14kg

 バロマー東部の出身で、金工細工師の家に生まれたために貴金属製品や宝石に関して造詣があります。頭も見た目も良く礼儀正しいのですが、享楽的で短気で、その上に大半の女子よりも害虫に弱いという困った性癖で悩んで……いないでしょうきっと。


*戦闘班〈不眠の魚〉

 やはり二位従士による新チームで、紋章は〈バロマーの大魚と蝙蝠〉です。バロマーでは魚は目を閉じない事から「常なる警戒」、蝙蝠は夜に飛ぶ「邪霊に対する戦い」の象徴とされており、射撃戦コースのゴー・ヴァンスエンの出した案が紆余曲折の末に採用されました。白兵戦コースのロプソム・カマラニウガが前衛、魔弾射手コースのジェーン・ウィルミントン・フェザーリングズが後衛に固定され、ヴァンスエンと変則攻撃コースのアシュレイ・コペシュが状況に応じてポジションを変えます。〈天の大鴉〉結成後の初手合わせの相手でもあり、(順調に生き延びれば)互いを好敵手として高め合い続けていく事でしょう。


ロプソム・カマラニウガ(100CP/累積MiP0)
 黒髪、黒い瞳、褐色の肌、威風堂々とした長身

30/体力:13
20/敏捷力:12
-10/知力:9
10/生命力:11
移動力:5.75+1.25/6
能動防御:5/8(斧・メイス)・7(短剣)・9(格闘)/8
合計50CP

―特徴―
0/魔装騎士候補生
(コース=通常戦科―白兵戦)
15/容貌/美人
10/我慢強さ
15/戦闘即応
10/頑強1レベル
4/意志の強さ1レベル
10/バランス感覚
-10/自信過剰
-15/ヒロイズム
-5/正直
-5/義務感/友人
-5/くいしんぼ
合計64CP/-40CP

―騎士典範―
・自分より弱い相手に従うは恥と知れ。
・貴種を敬い、年長者を尊ぶべし。
・意見が食い違ったら戦いで決着をつけよ。
・執着は恥なり。
・流血はことほがれるべし。

―癖―
傷を受けるごとに不敵に笑う、「一日一戦」が座右の銘、鏡の前ではついポーズを取ってしまう、肉はレアに限る、トレードマーク/倒した相手を踏み付けるポーズを取り高笑いする

―技能―
8/斧・メイス14
2/短剣12
4/盾14
2/ランニング10
1/戦術7
1/乗馬11
2/社交11
1/地域知識/ダズカン9
1/礼儀作法9
4/アピール11
1/準備/剣13
1/杖投げ12
1/格闘12
1/忍び11
1/運動/ダズカン・フットボール11
-/連合共通語9
-/ダズカン語9
合計31CP

―装備―
魔装具技能10、常動限界3
120/アックス+高速準備(切り/2D+1)/2kg
-/ファルシオン(切り/2D、叩き/1D-2)/1.5kg
-/戦闘用ブーメラン(切り/2D)/1.5kg
-/ヘビー・レザー(PD2/DR2)/10kg
50/ソーサルナイツ・シールド(PD3)/4kg
-/従視
-/身代りの祝福
20+10/ブーツ+忍び足+呪文熟練11/-
(-/スモール・シールド(PD2)/4kg)
残余MiP0
装備重量19kg

 鍛え抜いた褐色の逞しい体と彫刻の如く整った顔立ちが印象的な、典型的なダズカンの益荒男です。戦士の家系の出身であり、神前に捧げる競技としてダズカンでは名高いフットボールを嗜んでいます。積極的に他のチームと戦い、実力を養う事を目指しています。


アシュレイ・コペシュ(100CP/累積MiP0)
 色褪せた茶色の髪、褐色の瞳、中肉中背

-10/体力:9/10
30/敏捷力:13
30/知力:13
0/生命力:10
移動力:5.75+0.875/5
能動防御:5/8(短剣)・10(格闘)/8
合計50CP

―特徴―
0/魔装騎士候補生
(コース=魔法戦科―変則攻撃)
5/容貌/魅力的
20/魔装具適性3レベル
10/我慢強さ
15/戦闘即応
10/常識
3/追加疲労点1レベル
-10/けちんぼ
-15/強欲
-5/義務感/老人
-5/びくびく
-5/誓い/先祖の国を虚獣から取り戻す(基本セットの「使命」との重複分を差し引き済み)
合計63CP/-40CP

―騎士典範―
・贅沢をせず、質素と倹約を尊べ。
・契約は神聖なり。破るべからず。
・意見が食い違ったら戦いで決着をつけよ。
・女性への侮辱は痛みもって償わせるべし。
・未知なるものを恐れるべからず。

―癖―
機械いじりが好き、歩きながら後ろを気にする、他人の気配を感じる場所では寝付けない、食事はしっかりと噛む、婉曲な言い回しをよく使う

―技能―
4/短剣14
1/ナイフ13
2/バックラー14
1/魔法理論13
1/紋章学11
1/乗馬12
1/外交11
1/礼儀作法13
2/社交10
1/魔生物知識11
2/虚獣知識11
2/アピール12
0.5/準備/剣13
2/格闘14
0.5/ランニング7
0.5/応急処置12
1/言いくるめ12
1/忍び12
1/水泳13
0.5/探索12
4/鍵開け14
-/罠11
1/機械工/単純機械12
1/技師/小機械11
-/連合共通語13
-/コースロン語13
合計32CP

―装備―
魔装具技能16、常動限界2
50+120/ソーサルナイツ・ワンド+不器用+誘眠(叩き/1D-1)/0.5kg
-/長カタール(刺し/1D-1、切り/1D-2)/1kg
-/短カタール(刺し/1D-1、切り/1D-4)/1kg
-/ヘビー・レザー(PD2/DR2)/10kg
-/バックラー(PD1)/1kg
-/従視
-/身代りの祝福
20/錫杖+空気変化/0.5kg
残余MiP10
装備重量14kg

 数十年前の「大襲撃」で滅んだ国の難民の子孫です。元同国人のみの集落で生まれ育った事もありコースロンの流儀に馴染めていませんが、それでも同胞を受け入れてくれた王国に対しては忠誠心を抱いています。代々時計などの小機械を手掛けてきた細工師の家の生まれであり、機械いじりが大好きです。


ゴー・ヴァンスエン(100CP/累積MiP0)
 黒髪、黒い瞳、日焼けした赤っぽい顔、細い体付き

10/体力:11
30/敏捷力:13
-10/知力:9
20/生命力:12
移動力:6.25+1.25/6
能動防御:6/8(剣)/8
合計50CP

―特徴―
0/魔装騎士候補生
(コース=通常戦科―射撃戦)
10/我慢強さ
15/戦闘即応
10/頑強1レベル
10/器用2レベル
8/意志の強さ2レベル
10/鋭敏感覚2レベル
-10/誠実
-10/空気が読めない
-10/内気(軽度)
-5/容貌/悪い
-5/やせっぽち
合計63CP/-40CP

―騎士典範―
・いかなる時も誇り高くあり、礼を遵守せよ。
・契約は神聖なり、破るべからず。
・女性と子供を傷つけず、傷つけられるのを看過すべからず。
・おのれの優秀さを隠すことなかれ。
・空疎な虚名を尊ぶなかれ、実用こそ重要なり。

―癖―
熱い食べ物は吹いて冷ます、弓の手入れが朝晩の日課、麺が好き(特に米麺)、私服は民族衣装だけ、難しい判断は他人に頼る

―技能―
8/弓矢14
4/剣14
1/準備/矢14
2/盾14
1/軽業11
1/乗馬12
1/ランニング10
2/地域知識/バロマー10
2/鍵開け11
1/忍び12
2/追跡11
4/アピール10
0.5/準備/剣13
0.5/登攀11
2/釣り10
-/連合共通語9
-/バロマー語9
合計32CP

―装備―
魔装具技能10、常動限界4
50+50+50/ソーサルナイツ・コンポジットボウ(確かさ2)+鋭さ1+電撃の矢(刺し/1D+3)/2kg
-/矢筒/0.2kg
-/矢×50/2.5kg
-/突刺し用ブロードソード(切り/1D+2、刺し/1D+1)/1.5kg
-/ヘビー・レザー(PD2/DR2)/10kg
-/スモール・シールド(PD2)/4kg
-/従視
-/身代りの祝福
40+10/ペンダント+鷹目+呪文熟練11/-
(-/コンポジットボウ(刺し/1D+2)/2kg)
残余MiP0
装備重量20.2kg

 バロマー南部の漁村出身で、本人も釣りを趣味としています。いまいち地味な印象が強く本人も積極的なタイプではありませんが、弓と剣を扱う腕前は本物です。自分の頭脳に劣等感を持っている節があり、難しい事は独断せずに他人に相談します。


ジェーン・ウィルミントン・フェザーリングズ(100CP/累積MiP0)
 波打つ金髪、茶色の瞳、小柄な体格

-15/体力:8/9
20/敏捷力:12
45/知力:14
0/生命力:10
移動力:5.5+0.875/5
能動防御:4/6(短剣)・7(杖)/-
合計50CP

―特徴―
0/魔装騎士候補生
(コース=魔法戦科―魔弾射手)
5/容貌/魅力的
10/美声
10/我慢強さ
10/魔装具適性2レベル
4/意志の強さ1レベル
3/追加疲労点1点
15/幸運1レベル
10/財産/仕送り200
-5/にぎやか好き
-10/直情
-15/好色
-10/好奇心2レベル
合計67CP/-40CP

―騎士典範―
・我への侮辱は痛みをもって思い知らせよ。
・契約は神聖なり、破るべからず。
・貴種を敬い、年長者を尊ぶべし。
・女性への侮辱は痛みもって償わせるべし。
・未知なるものを恐れるべからず。

―癖―
他の女性候補生にライバル意識、身のこなしに優雅さを心掛けている、檸檬水は蜂蜜入りが好き、ヌードルを食べるのが苦手、面白そうな話には割り込んでくる

―技能―
8/魔弾射撃/火球14
2/準備/シューター13
2/短剣12
1/乗馬11
1/魔法理論13
1/魔装具整備13
1/地域知識/コースロン14
1/魔生物知識12
1/虚獣知識11
1/アピール12
2/杖11
0.5/ランニング7
2/医師13
0.5/身振り13
0.5/礼儀作法13
1/踊り11
0.5/演劇14
0.5/外交13
0.5/吟遊詩人14
0.5/ゲーム/コースロン・チェス13
-/連合共通語14
-/コースロン語14
0.5/アルマニーラ語12
合計28CP

―装備―
魔装具技能16、常動限界2
50+50/ショートタイプ・シューター+火球+発電1(切り/1D-3)/1kg
60/クォータースタッフ+小治癒(叩き/1D、叩き/1D-1)/2kg
-/ヘビー・レザー(PD2/DR2)/10kg
30/従視+覚醒
-/身代りの祝福
(-/長刃ナイフ(切り/1D-3、刺し/1D-3)/0.75kg)
残余MiP10
装備重量13kg

 コースロンの貴族の家の三女で、腕力の無い代わりに頭の良さではほとんどの候補生に引けを取りません。もっとも本人はそれを鼻に掛けずに、寂しがりの分人付き合いを積極的に求めていますが、その対象の大半が男性なのはさて何故でしょうか(笑)。


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