―Runal Topics1―

 ルナル世界の様々な話題を綴ったコーナーです。

 
〈目次〉

 通貨慣習言語


◇神◇

 「神」とは、「人とは違う位相に属する力の持ち主」と日本語では定義されます。総人口の1%にしか達しないキリスト教徒が崇める「唯一の存在たる創造神」も、津々浦々で祭られる地主神や屋敷神も、大まかな概念としては対等の存在なのです。ヨーロッパや西アジアの言語に翻訳するならば、「創造神+天使+悪魔+聖霊+悪霊」といった所でしょうか。
 地球の細かい事情はさて置きまして、「タイタン」「クリン」「フォーセリア」「エルスフィア」「央華」「ユルセルーム」「ドラゴン大陸」「オアース」「アイビア=トリル」「ラース=フェリア」「アハーン大陸」などと同じく架空世界たるルナルには、また別の「神」の概念が存在するはずです。ルナルで「神」と呼ばれる存在は、

  (1)白の月におわした〈源初の創造神〉。
  (2)銀の月に、地底に、海底におわす、眠れる〈異貌の神〉こと元素神達。
  (3)青の月と赤の月におわす双子の神々。

 しか存在しませんが、

  (4)緑の月の祖霊達。
  (5)眠れる〈龍〉達。
  (6)黒の月の上級クラスの〈悪魔〉達。
  (7)その他諸々(笑)。

 ――も、「神に匹敵する者」と呼んで差支えないと思われます。
 (白の月の〈天使〉や彷徨いの月については、意思が存在しないか全くの気紛れ(しかも正体不明)であるため、この場合の計算には入れません)
 これら諸存在の共通ファクター(要素)は、

  強力な精神的・魔法的存在である。

 という所に集約されるでしょう。特に魔法的要素の強い「月におわす存在」は、

  (a)存在根源が精神に由来する〈源人の子ら〉の姿を固定化させる。
  (b)祈りを捧げられる事により力を得る(ただし、自律的に存在する〈天使〉と〈悪魔〉を除く)。
  (c)力を授ける。通常は「魔法」という形を取るが、技能への適性や特殊能力、または(特に双子の月は)魔法以外の技術や知識という場合もあり。

 という力を持ちます。しかもルナルでは地上に干渉を行い、歴史をもその手で左右して来たのでした(銀の月は遠慮無しに、双子の月は介添え程度という違いはありますが)。
 そしてこれらの諸存在は、ルナルの大地に生きる人々から見た力の格差ではこうなるでしょう。

*ルナルにおける神的存在のランク付け*
ランクS:無限に等しい力を持つ存在。人々の手に届く存在ではない。
 …〈源初の創造神〉・〈偉大なるもの〉(〈輝きの地〉に住まう神々)・〈悪魔〉皇帝
※「絶対者」というべき存在であり、冒険に関われるようなレベルではありません。……関われなくて幸いでしょうが。

ランクA:超越的な力を振るう存在。人の身ではその一片に触れる事が能うのみ。知性は想像を絶しており、知識も容量も限界はほとんど存在しない。
 …青と赤の八大神・元素神の長・最強ランクの〈龍〉・八魔元帥
※指先一つで大陸を吹き飛ばせるレベルです(汗)。もし直接会うような事があれば、世界その物を左右する大事件となります。赤の月の神々はその限りではありませんが(笑)。

ランクB:もはや人の力など通用しない存在。最高ランクの英雄で辛うじて力が及ぶ。知性は高い事が多いが例外もままある。
 …青と赤の協力神・祖霊の大半・有力な元素神・強力な〈龍〉・妖将・受肉した〈悪魔〉騎士・強力な魔神…
※祖霊のいくつかはもう少し上位かもしれません。もし戦うとしても、それは同ランクかそれ以上の存在の加護を受けての戦いとなるでしょう。

ランクC:並の人間では到達できない力を持つ。人でもやりようによっては滅ぼす事が可能だが、それだけでも英雄譚になる価値がある。知性は様々だが低い事もしばしば。
 …青と赤の神の使いやはぐれ神・弱い元素神・元素神の眷族・弱い〈龍〉・〈悪魔〉騎士・魔神…
※とはいえ、まともに生身で戦わせる相手ではありません。〈のたうち焼き尽くすもの〉との戦いを参考にして下さい。

 最後に言っておきますが、ルナルの人々にとってこれら神的存在(特にランクA〜B)は「庇護者」「教師」「親」であり、自らの規範とすべき存在です。ランクSの相当する「絶対者」ではなく、(双子の月の神々がそうであるように)人々が存在を高めた果てに行き着くべき姿でもあります。
 もっともこれはルナルのネイティブの思想であり、「進化」の概念を持たない銀の月や「破滅」しか求めない黒の月には該当しませんが。


◇通貨◇

 「ガープス・ルナル完全版」にも記述がありますが、ルナルにはムーナ通貨以外にも様々な通貨が存在します。確かに交換レートや品質の差による価値の上下、使い勝手などを考えると煩わし過ぎるので省かれても無理はありませんが(汗)、素材に価値がある貴金属貨幣が主流の世界ですので仕方のない所でしょう。そこで参考までに、筆者の独自設定による通貨の一覧を記載しておきます。これらの通貨はガヤン、ジェスタ、リャノの神殿の管理の下でかなり高度な技術(特に高額貨幣は魔法技術も)が用いられており、相当大規模な施設を構えないと偽造は不可能です。

*リアド大陸通貨一覧*
 (ムーナの詳細やリアンの具体的形状も含めて筆者作成の物で、公式設定ではありません)
・ルークス聖域王国:テンプル通貨
 表にゼモス山、裏にルークスの神殿を刻印。ルークスの街のガヤン神殿とリャノ神殿が製造を管理しており、質の良さには定評がある。

・紫の群島:ムーナ通貨
 鉱山を持ついくつかの国で、協定に基いたムーナ通貨を製造している。ただし1/10ムーナ鉄貨はほとんどが領域内の流通用。

・トルアドネス帝国:ティー通貨
 表に青の月、裏に皇帝の象徴である〈龍〉を刻んだ物。ハン=トルアのドワーフが、ザノンのワン通貨(末期の物は非常に低品質)やペテルギュアのカレント通貨(並の品質)を回収しながら大量生産中。過激派の一部がムーナ通貨の受け入れ禁止を主張していたが、帝国政府は中心人物の左遷で返答した。ガヤン神殿の為替も紙幣代わりに使われるが、国外には通用しない。

・ゼクス共和国:なし
 あまり金銭を用いる事はないが、外国の通貨を使う事はある。そのほとんどはムーナかグラダスの通貨で、帝国の通貨は嫌がられる。

・カルシファード侯国:リアン通貨
 豆粒状の金か、金を打ち伸ばして槌目を入れた小判型で、幕僚府直轄のドワーフが刻印を入れる。幕僚府や大きな封領は1/10リアン相当の銅銭や鉄銭、鉛銭も作っている。金貨と称されるが、実は〈遥か人〉の伝統に従って銀との合金を材料とする。このため鋳潰しても意味がない。

・トリース森林共和国:ロー通貨
 ガヤンの網を表に、樹木を裏に刻印した貨幣。王国時代とデザインは変わっておらず、持ちの良い国民性のためかゼランの通貨やペノンの通貨も稀に出回っている。ちなみにグラダスの全ての貨幣は、バドッカの盟約によりムーナと同一の品質と重量を義務付けられている。

・ファイニア低地王国:ランド通貨
 大堤防と王の肖像を表に、王国の紋章を裏に刻んだ物。元はゼランの紋章が刻んであったが、(領域を継承したトリースの国民感情に配慮して)バドッカの盟約以降に変更された。

・ソイル選王国:ケルン通貨
 選王冠を表に、選王の紋章を裏に刻印。紋章が選王家ではなく選王個人の物であるため、無数とも言えるバリエーションが存在する。補助通貨は各王家が自前で作成。

・オータネス湖王国:レギナ通貨
 表に祈りを捧げる女性(マリアン女王がモデルと言われる)、裏に王国の紋章を刻んだ物。「最も芸術的な貨幣」とも呼ばれている。

・スティニア高地王国:ピーク通貨
 メルドネル山と王の肖像を表に、王国の紋章を裏に刻んだ物。長い間製造が停止していたが、発行責任を持つガノット卿(ムルマイル侯爵)の復帰により再開された。

・バドッカ:なし
 主にソイルの通貨が、次いでオータネスの通貨が使用されており、スティニアの通貨は滅多に見られない。ムーナの使用率はグラダスでも最高ランク。

・ピール:なし
 ソイルとファイニアの通貨が混在している。

・ザムーラ:なし
 主な交易先であるトリースやバドッカから流入した通貨が、島内でも用いられている。

・クールヘンレント:レント通貨
 レントの煙突を表に、かつての海賊が使用したガレー船を裏に刻んだ物。生産量は少ない。

・ドワーフ:様々
 周辺を領域とする人間の貨幣をそのまま使うのがリアドでは普通(その大半はドワーフが製造に関与しているが)。ハン王国のみが青の月と〈龍〉を刻んだロン通貨を作っていたが、帝国の貨幣制度に吸収された。

・その他の種族:なし
 人間の国際取引に倣い、種族間取引で貨幣を使う場合はムーナ貨幣を用いる。

 ちなみに材質は銅と金、そして稀に鉄と白金しかなく、銀を使う事は(銀の月の関係者でもない限り)ありません。


◇銀◇

 前項で記した通り、ルナルの貨幣に銀が使われる事はなく、日用に用いられる事はありません。そもそもルナルにおける銀は、銀の月と関わりの深い魔法的存在とされるからです。つまり貴族の家で銀食器が出る事は有り得ず、単なるアクセサリーに銀が使われる事もないのです。特にドワーフは銀を忌み嫌い、ルビーやエメラルドと並ぶほど低い評価しか与えていません。
 しかし、以下のような銀製品がルナルに存在する事が確認されています。

 ・ノイエの持っている銀の鈴(ルナル・サーガ第2部のデータを参照)
 ・〈龍〉のメダル(ルナル・サーガ小説版の記述によると、白の月の魔術師が〈龍〉と銀の月との仲裁のために作成した物)
 ・ルナル・サーガ第2部の蛇人がイフリートを封印していた腕輪
 ・底無し盃(リャノ神殿で作られている魔法の盃)
 ・銀の短剣(バドッカ左目地区のシナリオソースに出て来る、ドワーフの鍛冶屋が作った物です)
 ・銀の剣(「コンプRPG」のシナリオに掲載されていた武器で、登場する〈悪魔〉の弱点となります)
 ・銀の銃弾(銀の剣と同じシナリオに出ています。ちなみに連発式でしかも人間が使いますが、この当時はデルバイ信者の設定すら存在しませんでした(笑))
 ・「ガープス・マジック完訳版」で、材料として銀が指定されている物
 ・「ルナル・コンパニオンズ」の、〈闇の栄光〉首領ルギードの作ったシルバーゴーレム
 ・「月に至る子(1)」P216で言及される「金貨や銀貨」

 これらのほとんど全ては魔法に絡んだ物ですが、銀の月以外にも赤の月や白の月との関わりも見出せます。確かに魔法的な素材という点に間違いは無さそうですが、一概に銀の月とばかり関係を持つのではないようです。つまり逆転の発想で、

  「銀が」「銀の月の魔力に」関わりが深いのではなく、「銀の月が」「銀の魔力に」関わりが深い

 と表現できるでしょう。素材自体が(月を問わず)魔法への適性を持つとすれば、銀の月と無縁な魔法の品物にまで銀が多用されるのも不思議な事ではありません。

 結論:「銀の品物を見たらマジックアイテムと思え」(笑)。


◇慣習◇

 ルナルの慣習を綴った一コマです。
 

 ・銀は銀の月と関わりの深い魔法的存在とされ、日用に用いる事はまずない。
  前項で記した通りです。銀の月の種族は例外でしょうが。

 ・帝国とカルシファードでは床に正座し、トリースでは床に横座りし、それ以外のグラダスでは椅子に座る。
  青嵐記小説版より。ツカサ先生はこれでフォーナ(エフィ)の出身地を一発で当てました。ゼクスでは地面に胡座だとして(笑)、ルークスや紫の群島では……?

 ・カルシファードの医術は〈遥か人〉の伝統を継いで、強い薬を使う物が中心。しかし近年ではルークス式の体質改善療法とグラダス式の外科技術が導入され、特にずばずば切り刻む半島流が、意外に武戦士の間で人気が高いらしい。
  青嵐記より。旧ザノンの医術も漢方っぽいイメージがあったのですが実際は如何に。

 ・旧ザノン地方では、オオツノカブトムシの幼虫をおやつとして食べる。
  ちびメノアに「おちかづきのしるしでしゅ」と言われても、ちょっと食べる気にはなれません(汗)。

 ・ルナルでは剣と魔法を共に使う者が多く、魔法のみに頼って戦う者は少数派。
  サーガ小説版の、それもかなり古い時期の記述です。防御まで魔法に頼れるウィザードやソーサラーはその限りではありませんし、実践しようとするとCP配分が中途半端になりかねませんのでご用心。

 ・帝国には鞭打ち刑が存在する。
  パンケーキを食べながらサーライトをフォークで指差したエフィに関して。
  ザノン時代からの刑罰だとすると、性別不問で長子相続の旧ザノン地方では女性が即位する事もあっただろうし、そーすると女王自ら鞭を振るい「女王様とお呼び!」とか……。

 ・大陸中央部のアルリアナ神殿には、神聖娼婦(神殿囲いの娼婦)の制度が存在した。ちなみにトリースにはそんな慣習は存在しない。
  サーガ小説版より。「人生を諦めて」いた少女は幸せになれたのでしょうか……。

 ・エルファは扉を開ける際にノックをしない。
  サーガ小説版より。森に扉は無いですからねぇ。

 ・ミュルーン語の罵詈雑言はバリエーションが豊かだが、ほとんどの人間には意味不明。
  サーガ小説版より。ツッチキ(嘴を突付き合わせる喧嘩)やケンタ(最低ランクの消化石)なんて、普通の人間には分かりません。

 ・カルシファードの「見世」の女性は、「見世」ではなく神殿に属する。そのため好き勝手にこき使ったりするのはご法度。
  青嵐記小説版より。というのが本来の姿ですが、本来の姿というのはなかなか守られない物でもあります。

 ・コウルイでは東西道を「通り」、南北道を「筋」と呼ぶ。
  それは京都ではなく大阪です(笑)。

 ・魔術師は地上の権威には服さない。
  ジェネレーションより。確かにウィザードは人間とは違う種族ですが(「人間出身のウィザード」であっても)、ザドリーの性格のせいかもしれません。

 ・トリースのペローマ神殿の中等教育過程では「卒業旅行」を行い、引率する双子の月の神官達が晩に勧誘を行う。
  生徒や引率役をPCとしてプレイするのも面白いでしょう。そして英雄候補たるPCは、教室の中でも一目置かれる(もしくは問題児と呼ばれる)存在です。

 ・グラダスでは単に哀れみを乞うのは無作法で誇りのないやり方と見なされるため、物乞いはどうでもいい物を売るふりをして任意の金額を受け取る。「耳掻き売り」がその代表。
  ジェネレーションの一シーン。元手が無いと物乞いすらできないとは世知辛い土地です(待てい)。

 ・ガヤン神殿の神官へ取調べ中に中指を立てると、神殿侮辱罪を科せられて拘置を1日延長される。
  リプレイ第2部で、ノイエがガヤン信者が嫌いだからといってごねまくりドワーフの少女を偽アンディの慰み物にさせてしまった際の一コマです(--;)

 ・人間が祝い事を行う際には、青と赤の幕を張る。
  ノイエのプレイヤー氏曰く、「目がちかちかしそう」との事。

 ・詐欺師団体である「裏ガヤン」「闇ガヤン」なる組織が存在……しない。
  リプレイ魔獣の夢編より。そーいうガヤンにあるまじき存在は、ハンニバル1人で十分過ぎます。

 ・ザノン人の騎士の従卒は、《閃光》から馬の目を保護する道具を持っている。
  魔法を戦闘に、しかも頻繁に用いる世界ならではの工夫です。一般の武戦士にはその程度の事も分からんがのうはっはっは(カルシファード・ブレードで斬首)。

 ・カルシファードでは、戦の際には新しい下着が支給される。
  青嵐記より。それはいーから着てたのも洗え(汗)。

 ・カルシファードの集団での喧嘩では、大将の懐に入った名前と家紋を記した木の札を割った方が勝ちとなる。また、出来る事なら見届け人もいた方が望ましい。
  青嵐記小説版より。今では弾華者だけの慣習ですが。

 ・カルシファードの船乗りは一般人ほど魔法を嫌わず、魔法の使い手もそれなりにいる。
  紅蓮伝より。とはいっても大半が《水浄化》でしょうけど(笑)。

 ・爬虫人は絶対に降伏せず、「潔さ」という概念も無い。
  青嵐記小説版より。その程度では驚きません(笑)。

 ・ミュルーンは泳ぎも不得意ではないが、翼が水を弾かないため好まない。水を弾く油を擦り込んでおけば大丈夫だが、値が張るため持っているミュルーンは多くない。
  ジェネレーションでライブの華麗な泳ぎが見られます。油はヒーローズでバササが持っていました。

 ・ディワンは恐ろしい物事を「乾いた所」と表現する。
  以下続けざまにジェネレーションから。応用編で、「成敗される」を「乾いた所に干される」という言い回しも存在します。

 ・一般的なディワンは戦闘の際に掛け声を出さない。ただしラプゲシュ・ディワン(サーガ第3部登場の、ディオドラの配下の鮫頭ディワン)は違うらしく、「シャギャーシャギャー」と叫びながら戦う。
  ジェネレーション(の秘密結社に属するディワンの描写)より。表情も分かり辛いため、戦闘では調子が狂わされる事が多いそうです。

 ・ディワンは「住居」という概念に馴染めず、物の隠匿もただ突っ込むだけ。家の中よりも外が好まれ、大都市にすら公共の寝床が外に存在する。
  元々回遊しながら暮らした種族。遊牧民の家に対する認識に近い物があります。

 ・ディワンは、一度決めた事を状況に応じて修正するのが下手。
  「流れ去った物は取り返せない」という思想から来るものです。

 ・普通のゲルーシャは、仲間の血だろうが自分の血だろうが流れれば匂いで興奮する。
  リプレイ第1部より。さすがにソーサラーの爺や(ロッツンローズ)だけは例外ですが(笑)。

 ・オータネスには女性とのお付き合いも複雑な作法が存在し、招待状だの贈り物だの手の甲にキスだの……。
  旧版ルールブックの、ニフトールによる諸国解説による物です。よっぽど気性に合わないらしく、「押し倒しちまえよっ」と暴走していました(汗)。

 ・グラダスの喧嘩は、トリースでは仲裁が入り、ファイニアでは野次馬がどっちが悪いか論争を起こし、オータネスでは男性が悪い事にされる。しかしスティニアでは、ただ無関心に見送るだけ。
  サーガ小説版より。四姉妹のせいではない純然たるお国柄なので言い訳できません(汗)。

 ・旧ザノンでは、誕生より1歳のお披露目の方を盛大に祝う。貴族の子供はこの時に相続権を得る。
  サーガ小説版より。なお現世の前近代では、この時までに20%が死んでしまいます(一旦大人になれば、近世日本の田舎では50〜60歳くらいはほぼ確実に生きられますが)。

 ・「観光旅行」「景品」の概念を生み出したのはバドッカらしい。双方を結び付け「福引の1等が海外旅行」にしたのは百メルー通りの賭博場「金貨の袋」店主ケッセル・ラルトーだと確定している。
  ジェネレーションより。ヤンが引き当てたのですが、「弟はわたしのど・う・ぐ」なリカはそんな権利はかけらも重視していません(をひ)。

 ・沼人の社会では、未婚の男女は基本的に言葉を交わさない。
  リプレイ第3部より。そんな制約が無くても言葉の壁は情報収集の障害でしたけど。

 ・空を飛ぶ者が多いため、城壁はさほど重視されない。
  サーガ小説版より。もっとも軽視されている訳ではありませんし、大陸中央部では伸し掛かるような城壁があるそうですが。

 ・人間の間では、髪を染めるのが一般的なファッション。
  リーシャ(青紫)やクラウス(青)など、仕える神はあまり問わないようです。しかしサリカやペローマの信者はあまりやらないでしょう(「虹色の追跡」で、脱色して逆立てているペローマ信者が約1名存在しましたが)。

 ・他の信仰の特殊呪文や特殊武器(神聖武器)の盗用は非常に重大な犯罪。
  ルナルの一般常識であり、緋炎伝ではシラハですら「それはマズいだろー」と唖然としていました。銃器その物は影タマットでも扱えるとはいえ、高司祭を拉致・拷問する事自体マズ過ぎるのは確かです。

 ・多くの地方の人間は処女性を重要視しない。ただし同性愛は許容されない地方が多い。
  青嵐記小説版より。ちなみに一般的なカルシファード人は、前者は当てはまり……後者は当てはまりません(--;)

 ・ウィザード、特に師匠クラスは子育ての知識が必須。
  多くのウィザードは物心付く前に師匠に引き取られるため、必然的にそうならざるを得ません(笑)。どー考えても子供にとっていい環境ではないのですが(例:コーランスやアルバ)。

 ・爬虫人の間では、「人間の子供を食べれば女王種が生まれる」という言い伝えがある。なお確証は乏しいらしい。
  青嵐記小説版より。のみならず爬虫人の間では人肉は高級食材として珍重されている(昔の「コンプRPG」参照)とゆーのですから頭が痛くなります。

 ・スティニアのテロン村のドワーフは、アルミニウムの精錬技術を持っている(いた)。
  サーガ第1部より。ボーキサイトは電気を使って精錬するのですが、どーやらグローランサと同じく水銀を呪鍛してアルミニウムを作るようです(嘘)。

 ・《復活》の使い手は非常に少ない。バドッカでは大商人のお抱えに1人(1091年現在)、ゼモス山でも恐らくは巫王だけ。
  「コンプRPG」掲載のシナリオと月に至る子(1)より。ただしエネルギー300では儀式魔法か超巨大パワーストーン頼りなので、助手もいる可能性もあるでしょう。

 ・マハノチは食えるが大味。
  月に至る子(1)より。ただし発言者がシャストア信者なので信用度は低いです。

 ・ディエンレンの諺に曰く、「幽霊の正体見たり吸血柳」。
  月に至る子(2)より。……あのー、それって本当に幽霊になってません?

 ・サリカの学院の一部には、フルコンタクト系バトル・ファン部が存在する(?)。
  月に至る子(2)より。ちなみにディエンレン学院の場合、部長はアレイシアらしい。

 ・客観的な美人感知レーダーは、「百鬼」のデータを援用すれば使用が可能になる(笑)。
  月に至る子(2)より。本当かおい。

 ・帝国でも、赤の月の信者を根掘り葉掘り調べてまではいない。庶民レベルでも、帝国の教育を叩き込まれた世代、盲信者、プロパガンダを利益に使う連中でもない限り、そう目くじらは立てていない。
  月に至る子(2)より。確かに根掘り葉掘りしては手間が掛かり過ぎですし。

 ・ディネス=トルアは人口に対する女性の割合が小さい。
  月に至る子(2)より。江戸時代初期の江戸を想像すればいいかも。

 ・鋸挽きはかつてカルシファードで行われていたが、現在は廃止されている。
  月に至る子(2)より。てゆーかこれは拷問じゃなくて処刑法では。

 ・ディネス=トルアの皇宮は一部見学可能で、1巡りに1回挨拶もある。歩くと半日は掛かるらしい敷地の内部には皇帝宮殿(青と白)、宰相宮殿(黒と灰色)、ザノス公王宮殿(征古宮)、ペテル公王宮殿(金波宮、船型)、ブラン公王宮殿(空に浮いた塔)、ハン公王宮殿(半地下式、岩山風)が存在する。
  月に至る子(2)より。1095年には一部建設中かもしれません。

 ・猿のお姫様は、ディネス=トルアにはいない。
  月に至る子(2)より。「ここじゃないならいるんだ」とのネイリンの発言の真偽は如何に。

 ・ペテル公国では塩は専売制。多分帝国全体で同様。
  月に至る子(2)より。ほんとーにイメージが中国ですな(笑)。

 ・ハン公国の人口の約2割は人間だが、女の子にもてるタイプはドワーフ文化の影響により筋肉達磨型。
  月に至る子(3)より。護ってあげたい系が筋肉お兄さんの間でブームかどうかは、好きに決めてもよろしいそうです(をい)。

 ・ハン公国の国内には、居住地を結ぶトンネルが存在。国境からは超巨大トンネルに潜る。
  月に至る子(3)より。しかも照明は明るく人間にも対応しています。

 ・龍闘技は絶掌を使う。
  月に至る子(3)より。全然慣習ではないような気もしますが一応。

 ・アレイシアはサブリミナル効果ハンカチを持ち歩いている。
  月に至る子(3)より。洗脳された〈龍〉のモンちゃんに幸あれ(←ありません)。

 ・〈天空の龍の島〉はマナが濃密。
  月に至る子(3)より。頼みますから居城にしないで下さいアレイシア様。

 ・古代ドワーフの女性には薄い髭がある。
  月に至る子(3)より。まあ無くてもジーゼは興味なかったでしょうが。

 ・サンダミオンは、鋼鉄と青銅の牛頭将に前を、黄金と銅の馬頭将に後を守護させていた。
  月に至る子(3)より。千年を経ると半壊状態ですが充分に強敵でした。

 ・カルシファードの地下には漆黒の混沌龍が眠っている。黄金三頭龍と同じく、この龍は歪みの月以外の6つの月の力を授かり、神に匹敵する力がないと御する事はできない。
  月に至る子(3)より。黒の月攻撃用の決戦兵器でしたが、一億人分の魂攻撃が実行されたために使わずじまいに終わりました。

 ・〈龍〉の精髄の分身(白血球)を乾かして刻むと、上質のパワーストーンになる。
  月に至る子(3)より。白血球哀れ。

 ・ストッキング男爵家は実在する。ちなみにこれはあだ名で、先祖が戦いで追い詰められた時に女性の靴下を被って変装して逃げたのが由来。なおティーグ家の親戚であり、ハンサムとサーライトは再従兄弟である。
  月に至る子(3)より。ちなみにアンディとサーライトの父親同士も再従兄弟で、しかもストッキング男爵家が「ティーグ家の」親戚である以上……。

 ・ルナルの夜空には、アレイシア座が存在する。
  月に至る子(3)より。神の力の記念に本人が作った代物ですが、ジーゼ星もおまけに付いています。


◇言語◇

 さて、ルナルには様々な言語が存在します。最もメジャーなリアド大陸共通語から話者が事実上絶滅したグモーツ語まで数え上げるときりがありませんが、大まかに系統樹として図示してみましょう。

*ルナル・言語系統樹*
  古代ドワーフ語→ドワーフ語
   ↑
 (古代ジャナストラ語?)→ジャナストラ語→ザムーラ語
  ↑
古代神聖語(〈源人〉語)→彷徨いの月の種族の諸言語、エルファ語、マーディールの人間語
  ↓
 古代リアドの人間語→ルークス聖域王国語→リアドの人間諸言語
   ↓                          ↓
  中世蛮族語(〈遥か人〉語)及び特有4種族の言語→カルシファード侯国語
   ↑
元素語(古代銀月語)→現代銀月語

〈悪魔〉語

※赤い文字で記した言語は、言語派生の起点となる言語です。

 これに見られる通り、祖語は世界誕生時に与えられた「古代神聖語」、元素神がもたらした「元素語」、〈邪悪の地〉から伝わる〈悪魔〉語の3つに集約されます。この中で最も盛んなのは古代神聖語系の諸言語で、5つの月に属する種族が用いている事が分かるでしょう。カルシファード語の難易度が「難」なのも、この表からすれば至極当然かもしれません。
 ではここで、今までのオフィシャル作品に登場した、または存在がほのめかされている、あるいは存在してもおかしくない言語についてまとめてみました。

 ・〈中世蛮族語〉(精神/難)
  〈遥か人〉の使用していた言語で、現代カルシファード語の元になっています。カルシファードの遺跡探索には不可欠の言語と言えるでしょう。
  ※リアドの〈悪魔〉戦争当時とそのしばらく後の時代の遺跡を探索するには、ルークス語が必要とされるものと思われます。

 ・〈ケラーグ語〉〈オレアノイ語〉〈ビジュラ語〉〈ボック語〉(精神/並)
  カルシファード特有の4種族の言語で、〈中世蛮族語〉に似ています。しかし現在は、主にカルシファード語を用いて生活を営んでいます。

 ・〈グモーツ語〉(修得不可能)
  〈悪魔〉海の近くの島に住んでいた人食い民族の言語です。楽しみのために人を食らい、人骨や人皮まで日用品に転用する忌まわしい生活のために帝国海軍に滅されました。

 ・〈グモーツ戦闘語〉(修得不可能)
  針のような剣を用いるグモーツ人の戦士が用いる戦闘用短縮言語です。民族の全滅と共に消え去りました。

 ・帝国各地の言語(精神/並、ごく一部は精神/難?)
  ザノン語、ペテルギュア語、クルブネ語以外の様々な言語で、北方ではクールヘンレント語に似た言語も存在するという事です。

 ・〈沼人語〉(精神/恐らくは並)
  ファイニアの湿地帯に居住する民族の言語です。簡易版の教本を本屋で購入できる程度に研究も進んでいます。
  ※スティニアの様々な少数民族も、恐らくは固有言語を持っているはずです。

 ・〈タラール語〉(精神/恐らくは並)
  未踏砂漠外縁部の駱駝遊牧民、タラール族の言語です。グラダス語を話せる者は少ないらしく、ノイエ達と大陸共通語で話していました。

 ・旧グラダス諸語(精神/恐らくは並)
  シュラナート帝国による統一以前に存在し、現在のグラダス語の方言にも影響を与えているであろう言語群です。どうやら筆記に用いる事は少なかったらしく、修得しているNPCは今までに一度も出ていません(笑)。

 ・〈古代語〉(精神/難)
  サーガ第1部と時の狂気編でアンディが修得していた謎の言語です(笑)。第3部では古代神聖語になっていましたが、難易度は全然変わっていません(笑)。

 ・〈ジャナストラ語〉(精神/恐らくは並)
  ジャナストラのほとんどの人間が統一的に用いる言語で、ザムーラ語やドワーフ語に似ています。

 ・〈古代ドワーフ語〉(精神/並)
  リアドの古代ドワーフの言語で、〈(現代)ドワーフ語〉−4が技能無し値になります。

 ・マーディールの人間語(精神/不明)
  マーディールの人間の言語ですが、統一されているか否かは内情が伝わらないため判然としません。

 ・外の大陸の異種族の言語(精神/様々)
  人間の言語が場所によって違うのと同様に、リアドの外では慣れ親しんだ種族も別の言語を持つのかもしれません。

 ……という事ですが、どのような文字を使っているのかという問題も重要です。そこで文字設定を作ってみましたが、公式設定とは何の関係もありませんのでご注意を。

・古代神聖文字:古代神聖語
 数万に及ぶ複雑な表語文字と、三百数十の(表語文字を簡略化した)音節単位の表音文字で構成する(現世では日本語やアッカド語、マヤ語の文字構造に類似)。表語文字については造字も頻繁に行ったらしく、一例しか確認されていない文字も多く存在する。書体は(漢字のように)角ばっている。
・元素文字:元素語
 古代神聖語とは違い、全てが表語文字。文字の表す概念が他の種族と違いすぎたり、元素派閥による字体の相違が激しかったりするため、銀の月の種族であっても自分の属する元素以外には意外と理解が乏しい。書体は基本的に梵字(悉曇文字)に似ている。

・ルークス文字:ルークス聖域王国語、紫の諸島語、大陸共通語、ペテルギュア語、グラダス語
 古代神聖文字の変化したもので、緑の月の時代にルークス地方で使われていたものが原型。紫の群島やペテルギュアには〈悪魔〉戦争中に、グラダスには200〜300年代に伝来している。表語文字は簡略化を受けており、表音文字は音節単位ではなく母音・子音単位。書体はルークスでは角ばっているが、他の地方ではやや丸みを帯びている。
・中原文字:帝国公用語、ザノン語、クルブネ語、クールヘンレント語
 ルークス文字と同じく、古代神聖文字が源流。構造的には保守的で、表音文字は音節単位のまま。書体は草書風にやや崩れている。
・草原文字:ゼクス共和国語、ミュルーン語、ギャビット語(ギャビット・ラー)、シャロッツ語
 表音文字のみで、源流は不詳。種族語特有の発音を示す文字が多い。書体は丸みを帯びている。紫の群島やグラダスでは、少数種族も種族語をルークス文字で記す事が多い。
・森林文字:エルファ語、フェリア語、ギャビット語(ギャビット・ビー)
 古代神聖文字の変化したもの。エルファやフェリアは両系統の文字を使うが、ギャビット・ビーは表音文字中心。書体はほっそりして尖っており、「松の葉文字」とも呼ばれる。
・水文字:ディワン語
 古代神聖文字の系統を引いているが、見た目の字体がかなり違うので知らない者も多い。石や貝に刻むのに適した、太い直線中心の書体を使っている。
・ジャナストラ文字:ドワーフ語、ジャナストラ語
 古代神聖文字とは別に、ジャナストラで発展した文字。表語文字と母音・子音単位の表音文字を使うが、人間とドワーフでは使う書体も違い、片方でしか使っていない文字も多く存在する。

・カルシファード文字:カルシファード侯国語、中世蛮族語、カルシファード特有種族の種族語
 カルシファードの伝統的な文字で、元素文字に古代神聖文字の概念を大幅に導入したという複雑な構造を取っている。書体は中原文字に似ているが、古い時代の書体は元素語に酷似している。
・翼人文字:翼人語
 風の元素語の系譜を引く文字。字体はあまり変化していないが、表音文字が追加されている。
・爬虫人文字:爬虫人語
 火の元素語の系譜を引く文字。部族によって書体が違う事も多く、稀には部族の神や女王が制定した専用文字を使う部族も存在する。
・〈多足のもの〉文字:〈多足のもの〉語
 地の元素語の系譜を引く文字。表音文字だけになっており、触手で刻みやすい円を組み合わせたような書体を使う。
・グルグドゥ文字:グルグドゥ語
 水の元素語の系譜を引く文字。翼人文字に次いで字体が元素語に近い。

・〈悪魔〉文字:〈悪魔〉語、エルファ語(ゲルーシャのみ)
 表語文字と表音文字があるが、オークやオーガーは表語文字を使えるだけの知能がない。通常の書体の他に、ソーサラーが主に使う厳密な表記用の祭儀文字もある。


◇癖◇

 歴代キャラクターの様々な「癖」です。貴方のキャラクター作りにぜひ参考して下さい(笑)。

*ルナル・サーガ*

 ・毎日5回以上茶を飲む(アンディ)
  「時間感覚」「味覚・嗅覚障害」と連動しています。特にペシャール茶を好んでいますが、同じ「味覚・嗅覚障害」であるはずのプリシラがこっそり安物と摩り替えていた事を知る由もありません(笑)。

 ・寝起きが悪い(エフィ)
  「髪の毛を掻き上げ」「爪を噛」み「言葉遣いが乱暴」という、アンディならずとも頭を抱えたい娘です(「言葉遣いが乱暴」は第2部〜第3部では一時的に消えていますが)。
  なお「パーフェクトコレクション」掲載の4コマ「いじっぱりどーし」では、アンディに布団ごと干されながらも意地を張ってしがみ付いていました(汗)。
  ※このエフィの3つの仕草は、全てプリシラと共通しています(笑)。

 ・寝る前に金を数える(タッタ)
  《持続光》の明かりの下で1枚ずつ数えるシーンは、ほとんど番町皿屋敷の世界。

 ・中年以上の女性に弱い(ドムス)
  つまり年増趣味と(ジェスタ・アックスがクリティカルしてダメージ3倍)。

 ・(癖が無し)(ニフトール)
  癖を持たず目立たない辺り、さすがはプロの盗賊です(待て)。

 ・食事の前に祈りを捧げる(ラナーク)
 ・高級処置の前に祈りを捧げる(ラナーク)
  真面目な〈導き手〉の姿がかいま見えます。エルファとしての最期の台詞が「パッパラパラパラ」(「目の焦点」と引っ掛けた「笑点」のテーマ曲)でしたが……。

 ・金髪の男をつい目で追ってしまう(ミージュ=エフィ、第2部)
 ・時々お兄ちゃんの顔をじっと見詰める(エフィ、第3部)
  ブラコン(お兄ちゃんのハード・ブレイカーで斬首)。

 ・銃が嫌い(ノイエ)
  デルバイの特殊武器である稀少武器を嫌いだとは、結構マニアックな趣味と言えるでしょう(笑)。

 ・赤くて光る物が嫌い(ノイエ)
 ・銀の月が嫌い(ノイエ)
 ・広大な宇宙が嫌い(ノイエ)
 ・炎がちょっと嫌い(ノイエ)
  これは全部が恐怖判定の失敗による物です(!)。もーちょっと考えましょうや小川さん(汗)。

 ・寝言を言う(リーシャ)
  やはりエフィお姉様と(中略)な……(後ろ回し蹴りで脳天粉砕)。

 ・肌を出さない(ケルナー)
  男に肌を出されても困ります(爆)。

 ・菜食主義(ケルナー)
  「癖」レベルですが、リーシャに「バターは動物蛋白だからだめなのら」と指摘されてジャガイモに塩と醤油(カルシファード産?)を使うという拘りようです。

 ・突如悲鳴じみた声を上げる(昔の失敗を思い出している)(ドグラ)
 ・突如ニタリと笑う(昔の成功を思い出している)(マグラ)
  「精神分裂」(完訳版では「多重人格」)を活かした2人の癖です。ちなみに精神分裂では他のキャラとほぼ同じ獲得CP(経験点)を2人に割り振る必要があるため、長期のキャンペーン向きではありません(笑)。

 ・お風呂が長い(メノア)
  ただし入浴シーンはありません(待て)。

 ・キリのいい数字にする事にこだわる(ドライト)
 ・ふと柔軟体操をしてしまう(ドライト)
 ・歩きながら童謡を低い声で口ずさむ(ドライト)
 ・ときどき、前の煙草を消さないうちに次の煙草に火を点けてしまう(ドライト)
 ・他人が何かを読んでいると、自分も読みたくなる(ドライト)
  シチュエーションがやたらと細かい例です。人柄が何となく偲べていいですが。

 ・十五を越えた娘には興味がない(ゴメス)
  ホモ&マゾが何ぬかす(笑)。

 ・同性愛者(赤光珠のネレベルティ)
  「癖」ではありませんが参考までに。これからは敬意を込めてホモカマキリと呼んで差し上げましょう(するな!)。

 ・いつもぱわふりゃーな雰囲気(ハーフヴァンパイアのフィレスト)
  何故訛っているのかは謎ですが(笑)、生前はコミカルな性格だったよーです。

*その他のリプレイ*

 ・物を壊せる機会は逃さない(アード)
  「残忍」「かんしゃく」「乱暴者」が人以外にも及んでいます。

 ・銀製の物が好き(クラウス)
  その上に髪が青い(染めてあると修正されたが)…………さては銀の月信者だな貴様!!(爆笑)

 ・おしゃべり(トファナ)
  「無神経」への修正を要求します(ザガックで撲殺)。

 ・細かい事は気にしない(シルフィ)
  大事なことは気にしているかというと、どーやらそうでもないようですが(汗)。

 ・うつぶせでないと眠れない(ハンニバル)
  下に女性がいればなお良く(アルリアナ神殿倫理規定により削除)。

 ・おだてられると調子に乗る(リョウヤ)
  訂正。「おだてられなくても調子に乗る」(をひ)。

 ・考えるのはツカサ先生、決めるのはリョウヤ(エジム)
  「僕はその意見に従う」とは一言も言っていません(笑)。

*コンパニオンズ*

 ・すねる(サリカ高司祭シャシル)
  「最も短い癖コンテスト」に出られそうです(笑)。ちなみにこの人、女顔の「美人」ですが「バーサーク」を持っています。

 ・水を大量に飲む(ペローマ神官トルグ)
  トイレが近くなりますのでご注意を(笑)。

 ・「お前は一線を踏み越えている!!」(ドワーフのジェスタ入信者ガバット)
  語尾を「ッ!!」にすれば、まるで荒木飛呂彦氏のマンガの登場人物です。

 ・話がくどい(ドワーフのデルバイ高司祭バノン)
  妄想持ちの機械至上主義者でもあるため、「悪人語り」が似合いそうです。

 ・「ぼへへへへ」と笑う(ソーサラーのブヨン)
  実は「容貌/最悪」「肥満/重度」「妄想/病気で苦しむ姿は美しい」で反応修正−9に達しています(汗)。この癖だけでも万死に値しますが。

*月を追うものたち*

 ・女にはあまり興味ない(ガヤン神官ヤーニアル)
  ニムル家の本家当主モイラと愛人関係なのですがこの人……。

 ・音痴(レスティリの〈導き手〉セラヴァ)
 ・リズム感なし(レスティリの〈導き手〉セラヴァ)
  「歌って踊れる医師として患者の心を癒そうと日々精進して」くれる気持ちは有難いのですが……。

*ジェネレーション*

 ・神官になるまでソードブレイカーは持たない(ヤン)
  だったら〈剣〉を取っておいて、神官になってから「技能無し値からの成長」を使って〈ソードブレイカー〉を改めて取って下さい。

 ・弟はわたしのど・う・ぐ(リカ)
  地獄! 弟を虐げて自分は運命の男性を追い掛け続ける鬼姉!(笑)

 ・怒ったり哀しい時に笑みを浮かべる(ディミ)
  想像すると凄みがありますが、でも「臆病」。

 ・下着には熊ちゃんのアップリケ(マーヤ)
  「秘密」を−5CP分取得する事を推奨します(笑)。

 ・秘密/リカさんを好きな事は誰にもヒ・ミ・ツ(ジャネッティ)
  何CP分か知りたいような知りたくないような。

*月に至る子*

 ・性格傾向/女王様(アレイシア)
  もー好きにして。

 ・おやつ常備(ヴェロニテ)
  私にも下さい(笑)。

 ・所構わず「世界は危険だ」と話をする(ラズリィ)
  シャストア信者だからこそ「癖」で許されます(汗)。

 ・寝る前にホットミルクを飲む(ネイリン)
  まさか、そのために《加熱》を修得したのでは(笑)。

 ・うつぶせでないと眠れない(ジーゼ)
  ハンニバルと同じ。よーするに下に(身ぐるみ剥いでラ・カー氷原に投棄)。

 ・ぐっさりと痛そうな話を聞かされるのが嫌い(トビー)
  そーいうのが好きな奴などおらん(笑)。

 ・つまらないだじゃれを言う(ブロクター聖師)
  「わしは脂肪を貫かれぬかぎり、死亡などせぬ!」というのは確かにつまらないですが、「オークなのに一匹」「硫黄な光景」「道場破りどーじょー」発言をしているネイリンもある意味同レベルです。

 ・実は禿(ブロクター聖師)
  それは癖じゃなーい(汗)。癖ならむしろ「禿隠しにカツラを被る」とかいう辺りでは。

 ・ロリ系の女が怖い(トビー)
  アレイシアに対する恐怖判定失敗による代物です。……こー言われては神聖パワーも形無しですが。


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