くたぽでぃさんが描いて下さった、第四捜査室の実働部隊三人娘です。
シープクレスト保安局刑事調査部第四捜査室・通称ブルーフェザーの訓練室。
バーベル、ロードローラー、投擲練習台、戦闘訓練用ダミー……。
様々な訓練機器で汗を流した後のお楽しみは、もちろん休憩。
「ふぅ〜っ……」
「あ、フローネも運動やってたの?」
愛用のスポーツタオルで汗を拭くフローネに、ガード訓練を終えたルーティが振り返る。その横には、走り込みを終えたばかりのバーシアも。
「ええ。少しでも早くセンパイの足手纏いにならないようにしたくて……」
「あー見えてもルシードは保安学校で訓練されてんだから、スカウトされて研修受けたばかりのアンタがそう気に病む事はないわよ?」
振り向きもせずにスポーツドリンクをごくごくと飲み干すバーシアの言葉に、フローネは寂しそうにうつむいた。
戦闘の度にバーシアに庇われて感じる無力感も、その当人の言葉では吹き払われない。
「そう……なんですよね」
「まあ焦らないで、地道に鍛錬を続ける事ね。アタシくらいのキャリアを積めば、けっこー強くなってるはずよ」
「昼寝とか昼寝とか煙草とか煙草とかでサボってばかりでも?」
ぽか。
「あたたたたた〜……」
「ルーティ、真面目な話に茶々を入れないでくれる?」
拳を震わせてバーシアはルーティを睨むが、ルーティは気にせずにぷいと横を向く。
「い〜もん。あたしのチョコレートはバーシアにあげないでフローネと一緒に食べるから」
「そ、それはいいですけど……」
そこでフローネは遠慮したように、ルーティの手元のチョコレートを見ながら胸元の汗を拭った。男性、特にルシードの前ではそんな事はできないが……。
「せっかく運動したのに、そんなに食べると太りませんか?」
「ダイエットで運動してるんじゃないんだから、ちゃんと栄養取らないと筋肉付かないよ?」
「そー言うわりには、ルーティってバーベルでバストアップを狙ってるのよね」
バーシアの視線が何気なく向いたのは、自分の豊かな胸とルーティの可愛い膨らみ。
ルーティとフローネの視線もついそれを追い、そしてフローネの発育の良い胸をも凝視する事しばし。
「う、うるさいや〜い!」
「ぷっ……」
……年も性格も違うけど、バーシアさんとルーティちゃんなら仲良くできるわよね。
そう思いつつ、フローネは心からくすりと微笑んだ。
という事で、ブルーフェザーの実働部隊三人娘の休憩シーンです。
当然この後お風呂に入るのでしょうが、事務所は元ホテルなだけあって全室ユニットバス完備。お風呂屋にでも行かない限り入浴シーンは望めません(槍で刺殺)。
3人が手に持ってる物は、性格にかんがみて依頼の際にリクエストした物です。
フローネはスポーツタオル、ルーティはチョコレート、バーシアはスポーツドリンク(煙草でもいーかもしれませんが不健康なんで)。