○ ひだまりスイッチ・ミニ ○


 目次 (1) (2) (3)


○ゆの編


・類似品

宮子「『トリコロ』『トリコロMW-1056』の七瀬八重」
ゆの「私は犬をいじめるのは可哀想だと思うし、お料理はまあ普通だし、絵だって少なくとも真紀子さんくらいはできるよ?」
沙英「『らき☆すた』の泉こなた」
ゆの「うめ先生はともかく私はオタクじゃない……はずだし、男の子みたいな趣味だってないし、そもそもかがみさんとの立ち位置が、私と宮ちゃんの関係と逆じゃないかな?」
宮子「しかも絵が下手だもんねー。次は同じく小早川ゆたか。ピュアな所はゆのっちそっくりだよー」
ゆの「そっ、そうかなっ。でも身体はあそこまで弱くはないし、仲の良いお友達のタイプが宮ちゃんと正反対だから〜」
宮子「ならば、『せんせいのお時間』の鈴木みか先生でどうだっ」
ゆの「ど、どうだと言われても困るよ〜? そもそもみか先生は年齢が……ごにょごにょ」
沙英「それじゃ、『ぱにぽに』のレベッカ宮本先生」
ゆの「外見も性格も、似ている点がほとんどないよーな」
宮子「うーん、ここは基本で……『あずまんが大王』の美浜ちよ」
ゆの「……いや、私は飛び級小学生じゃないし」
ヒロ「ゆのさん、宮ちゃん、何やってるの二人とも?」
宮子「いやー、近頃の四コマ漫画には、年齢の割にちっちゃな女の子が多いって話になってねー」
ゆの「一部、『子』以外も含んでいましたけど……」
沙英「それで、よその漫画の小柄な女の子を挙げて、その子とゆのの違う点を探して遊んでたんだ」
ヒロ「でもよその雑誌じゃなくて、きらら系から探したらどうかしら? 『ななみまっしぐら』のななみちゃんとか、『落花流水』の真冬先生とか、『ふおんコネクト!』の夕先生とか、『あっちこっち』のつみきさんとか、『とらぶるクリック!』の部長さんとか、『CIRCLEさ〜くる』のかなたちゃんとか、『こどもすまいる』のみくる先生とか、他にも結構いるはずよ?」
沙英「あー、それは午前中にやってる」
ヒロ「(…………午前中いっぱい掛かったのかしら。それとも探しながら漫画を読んでた?)」


・阿澄

ゆの「えーっと……ねえ宮ちゃん、あすみさんの『あ』ってどんな漢字だっけ?」
宮子「ファンレター出すの? えーと(阿呆……はいくら何でもダメだし、阿片……は鴉片とも書くしなぁ)」
沙英「(阿房宮……なんてゆの分かるかなぁ?)」
ヒロ「阿修羅の『阿』よ」
ゆの「……ヒロさん、イメージに合わな過ぎですその台詞」
ヒロ「後藤さんのせいよ〜っ! バイオレンスな作品見過ぎっ!(赤面)」
沙英「詳しくは『ひだまりラジオ』参照ね。辞書には阿吽、阿闍梨、阿鼻叫喚、阿弥陀、阿諛追従なんかが載ってるのに、どーして思いつかないんだろ私達?」


・臨時ニュースです。本日未明、緑市浅葱町のアパート「ひだまり荘」で爆発があり(以下略)

ゆの「――うひゃぁっ!?」
宮子「んー、どしたのゆのっちー?」
ゆの「とっ、特別編の1話を見てたら、いきなりひだまり荘が爆発してっ!」
宮子「でも冗談なんだよね。うめ先生も『なーんてね』なんて暢気な事言うし」
ゆの「……この爆発って、2階から爆発して跡形も無く吹き飛んでるけど……まさか宮ちゃんが爆発物を?」
宮子「しないよいくらなんでもー。でもひだまり荘は歴代の美術科の変わり者、特にアニメ版だとゆのっちの部屋を改造してたみさと先輩が何してるか分かんないから……」
ゆの「いや、さすがに伝説のみさと先輩でもそこまでは……」


・寝物語

ゆの「そういえばこのアパート、寝てるといろんな音が聞こえてくるんだよね。……いやっ、ヒロさんが怖がるラップ音とかじゃなくて、ふつーに料理の音や電話の音がっ」
宮子「やっぱり、アンソロジーで言ってた通り安普請?」
沙英「おかしいな。私の部屋だとそんな音聞こえないよ? ……でもこの部屋からは確かに、ヒロや宮子の物音が聞こえるんだよね」
ヒロ「まっまさかっ、みさと先輩は建物を改造して、私や沙英のいろんな声を盗み聞きしてたっ!?」
ゆの「……みさと先輩ってどーいう人なんですか一体……」


・みんなの玩具(一年生編)

宮子「そういえばさゆのっち、覚えてる? みんなでビニールプールに入った時、沙英さんがゆのっちの胸をつついたの」
ゆの「ええ〜っ!? ホントですか〜っ!?」
沙英「人聞きの悪い事言わない。宮子だってあの時はお子様扱いしてたし、ゆのを着替えさせた時に全裸にしてたでしょ?」
宮子「い、いやっ、あの時は健康に関わる事態なので不可抗力だったのではないかとっ。それにヒロさんだってゆのっちの水着姿をローアングルで堪能してたしっ」
ヒロ「こっそりゆのさんをプールに浮かべた時の話じゃないっ。宮ちゃんなんか大掃除の後で、ゆのさんと二人きりでお風呂に入ってから同衾してたじゃないのっ」
ゆの「……あのー皆様、私をどーいう目で見てるのでしょう?(呆)」


・樽詰め

宮子「おーい、すこっちー」
ゆの「……私にウイスキー飲ませると、どうなるか宮ちゃん知ってるはずだよね?」


・黒猫?

宮子「おーい、くろっちー」
ゆの「……クロッチって、ズボンやショーツの股当て布だよね? 私の名前にはかすってすらいないよ?」」


・友達……?

吉野屋「ゆのさん、宮子さん、お互い以外のお友達はできましたか〜?」
ゆの「は、はい。中山さんからは年賀状を貰いましたし、山口さんは同じ日に風邪で休んじゃってヒロさんと沙英さんのノートを見せてもらいました」
宮子「なお、ヘアピンで茶色い髪を留めているのが中山さんで、黒髪で口元にほくろがあるのが山口さんじゃないかと筆者は考えているみたいです。二人とも、よく私達の席の近くにいますよー」
ゆの「そーいう深い事情を明かさないでよ宮ちゃんっっ!」

(その後)
宮子「いやー、ヘアピンの子は真実だったんだよねー。4巻目予定分でよーやく判明したけど、年賀状の時にゆのっちが名前で呼んでたから、つい地元の幼馴染かと思ったよー」
ゆの「はうぅ〜、恥ずかしいよぉ(でも宮ちゃんが下にシャツを着てなかったら、男の子に下着の線を見られて〜〜〜〜っ!!)」
吉野屋「まあまあ。という事は、中山さんも山口さんも真実さんと別人だという事は確定してるから、ほくろの子は中山さんという可能性もあるのかしら? それとも中山さんでも山口さんでもない、どちらとも別の人?」
ゆの「う〜〜、もう一人の名前も早く確定しないかな〜!」

※『ひだまりスケッチアルバム』によると、ほくろの子は中山さんでした。


・第10.1話

ゆの「ふー。また『正の湯』さんに来ちゃいましたね」
宮子「えへへ。今日はゆのっちのおごりなのだー」
沙英「同級生におごられてどーするのさアンタ。まあ、ゆのの買い物を手伝っててくれたみたいだけど」
ヒロ「それじゃ、そろそろ入りましょう?」

天地の別れし時ゆ神さびて高く貴き駿河なる富士の高嶺を天の原振り放け見れば渡る日の陰も隠らひ照る月の光も見えず白雲もい行きはばかり時じくぞ雪は降りける語り継ぎ言ひ継ぎ行かむ富士の高嶺は
山部赤人

沙英「……何これ」
ヒロ「富士山……の長歌よねこれ。古典の時間にやったわ」
宮子「うーむ。文字だけじゃ甘いと見て、技巧に走りましたかスタッフは」
ゆの「……許せません」
沙英「ま、まあ気持ちは分かるけどさ……単なるセルフジョークだと思うし……」
ゆの「富士山は山梨のものですっ! 静岡なんか……静岡なんかっっ!!(涙)」
宮子「でも東京への行き来に東海道新幹線を使っている皆さんは、静岡県からしか富士山を見た事はないと思うなー。富士郡ってゆーのも静岡県側の地名だし」
ヒロ「火に油を注がないの宮ちゃんっ!(汗)」


・第10.2話

ゆの「……こ、この前は散々でしたね」
宮子「それじゃ改めて、お風呂へ突撃ー!」

尾張富士

沙英「……再度、何なんだこれ?」
ヒロ「尾張富士ね。日本には『○○富士』という愛称の付いた山が多いけど、この山の場合は正式名称が『尾張富士』なのよ」
ゆの「……きっと第10.3話だと富士塚が出て、第10.4話だと富士屋ホテルが出るんです。そして第10.9話の次は第10.91話やルート10話や(中略)になるんですね? ふざけるんじゃないですよ?」
沙英「……宮子、ヒロ、ゆのにお酒を飲ませたのはどちらだ?(汗)」


・半熟たまご

ゆの「(『HB』って何の略だっけ……)」
ゆの「(H…は確か『ハード』だったと思うけど……。Bは……B――)」
ゆの「(ペ……ペッティング……)」
(ばたっ)
吉野屋「きゃあああっ! ゆのさんっ!!」


・にゃーんっ

真実「ゆのさんは下っ♪」
ゆの「わっ!?」
(ひらひら)
ゆの「も、も〜っ! いつもの事だけど、いきなりスカートのホックを外さないでよ真実ちゃん!」
真実「ゆのさん……下に半ズボン履いて、やっぱりこないだの模様入り下着の件を気にしてたんだ(汗)」


・吉野屋ウイルス

有沢「……ねぇ! あなたのこと描かせてよ♪」
ゆの「えっ?」
有沢「ちょこっと気分転換したいしお願い!」
ゆの「は……はい……」
有沢「さあ脱いで――。ぱ――っと♪」
ゆの「え〜〜〜〜!?」

ゆの「…………」
有沢「も――。うちの科ではお約束のジョークじゃない♪」
ゆの「……そのジョークを流行らせたのって、当然ながら吉野屋先生ですよね?」
有沢「そりゃもう。さっきの4コマのタイトル、『吉野屋病』だし。まあオーケーされれば実際にヌード作品作るんだけど」
ゆの「うう……ヒドイです有沢さんっ……」

(その頃の校長)
校長「近頃美術科では、半ば冗談でヌード作品のために他人を脱がせようとしたりする『吉野屋病』なるものが流行していると聞きます(ぷるぷる)」
校長「なぜ感染してもそれなりに真面目に美術と取り組むのに、感染源はあそこまで不真面目なままなのでしょう……(ぷるぷる)(怒)」


・古い別名から

有沢「え? ひだまり荘なの!?」
ゆの「はっ、はい!」
有沢「はー……あのやんちゃアパートのコなのね……」
ゆの「(そんな呼ばれ方あるんだー……)」
有沢「まあ、今の住人はやんちゃばかりじゃないから、新たな別名が生まれてきてるんだけどね。曰く『百合アパート』と」
ゆの「(ヒロさんと沙英さんはともかく)わ、私と宮ちゃんはそんな関係じゃっっ!!(汗)」


・文学史?

(ヒロの手紙で考え事をしていた時――)
先生「パブロ・ピカソが創始者であるキュビスムは――」
ゆの「(はっ)」

(その翌週)
先生「マルキ・ド・サドが創始者であるサディズムは――」
ゆの「(いや先生、それは美術と関係ありませんからー!!)」


・でも背は高い。少しだけ。

宮子「ゆのっちのあだ名って、乃莉っぺやなずな氏とは違ってすぐに確定してたし、『×365』だと簡単に決まってたけど、『ゆーちゃん』ってのも可愛かったかもしれないね」
ゆの「いや、それは『らき☆すた』のゆたかちゃんがこなたさんから呼ばれるのと被ってるから……」


・山梨県の濡れ衣

宮子「うぅ食べたい、絶対食べたい〜〜〜〜(カニカニカニカニ)」(←手で蟹の形)
ゆの「犬♪」(←手で犬の形)
一同「犬!!?」
ゆの「ち、違うんですっ。手で犬の形をやってみただけで、犬を食べたいなんて意味じゃないですからね!?」
沙英「ま、まあ日本でも、江戸時代まではフォーマルでない食の場では野犬を取って食べる事もあったからね」
なずな「ま、まさか山梨県だと、今でもそーいうのを食べたりするんですかっ!?」
乃莉「ないない。でもそういえばゆのさん、来月は韓国料理フェアでしたよね?」
ヒロ「もしかして中華フェアのメニューに広東料理が含まれていて、そちらでゆのさんはもう食べてるとか……」
宮子「ちなみに九州でも、鹿児島にはえのころ飯という――」
ゆの「え〜〜〜〜〜〜〜〜んっ!!(号泣)」


・ちなみに宮子は持ってない

宮子「ゆのっちの携帯電話って、途中で機種変更をしてるよねー。冬の雪の日に雪の結晶(じゃなかったけど)を撮ろうとしたらカメラ付いてない機種だったけど、有沢さんと会った日には犬の写真撮ってたし」
ゆの「だね。……でもアニメだと、確か最初から写真機能付いてたよーな」
宮子「その辺の矛盾は気にしないよーに。アンソロジーでも概ね無視されてるし」
ゆの「宮ちゃんぶっちゃけ過ぎっっ!!」


・微妙な差

ヒロ「ゆのさんがカラオケで歌った曲って、原作とアニメで違うのよね。ほら――」

宮子@原作「(ゆのの真似)♪窓の外に広がる〜〜、青い空〜を見上げ――て――♪」
ゆの@アニメ「♪窓の外ーにねー、広ーがる〜〜、青い、空見上――げて――♪」

ヒロ「ね?」
ゆの「…………ち、違いませんよネ?」
ヒロ「ゆのさん……(汗)」
宮子「原作のゆのっちがアニメを上回る音痴で、音程どころかリズムや歌詞まで間違ってでもいない限り、これはとっても違う曲だよねー」
沙英「はっきり言うな宮子っ! ゆのが声を震わせて嗚咽してるだろ!?」


・そんなのもはじめて

(「おんなのこパズル」)
ゆの「♪パーズールーにー、なりーったーい♪」

(「はーい!チャンスちゃん」)
ゆの「♪ゆーゆー、ゆー、ゆーのー、ちゃんちゃんちゃん、はーい♪」

(「ゆめデリバリー」)
ゆの「♪ばんばんばん、お待たーせしーました♪」

(「こんなのはじめて」)
ゆの「♪はじめてー、えがいたー、あーのー絵ーはーな・ん・だ・っ・け♪」

宮子「ゆのっち、CDだとちゃんと歌えてるじゃない。……はっ、もしや偽者!?」
ゆの「ちーがーうー!!」
宮子「それじゃ阿澄さん、別名アスミス!」
ゆの「それは禁句だし!?」
吉野屋「実は全く違う節回しで教えて、それをゆのさんが歌うとちゃんとした歌になるように計算されているんですよ♪」
ゆの「うわあああんっっ!!(泣) ひどいです先生っ!!」


・かたたたたた(以下略)

ゆの「原作のクリスマスで宮ちゃんが肩たたき券を大量にくれたんですけど、一体どうしたらいいんでしょう?」
沙英「肩たたき以外にも使ったらどう? 肩揉みコースは2肩たたき、全身マッサージは4肩たたきって具合に」
ゆの「……もはや商品券のポイント単位ですね、肩たたきって」
宮子「その場合はマッサージ以外のサービスもぷりーずー! ご飯の味見は3肩たたき、一緒に添い寝はどーんと10肩たたきくらいでー!」
ヒロ「そーいういけない事を考える宮ちゃんには、全部使って北斗神拳をサービスするわよ?」


・私が考えるにですね

宮子「ねーゆのっち、『×365』の7話の歓迎会で、原作とは違って、ヒロさんは私達にお酒を盛らなかったよね?」
ゆの「うん。深夜アニメだからよさそうな気もしたけど、やっぱり未成年にお酒はダメだったのかな?」
宮子「まあゆのっちが乱れるシーンは、特典ドラマCDで、私の夢の中で妄想されてるからいーんだけど。もしくは別の意味で6話Bパートとか」
ゆの「良くないっ!!」


・妻5人

ヒロ「今日はうちに泊まりに来たら?」
沙英「ウチも来ていいし、一年生もきっと泊めてくれるだろうし」
宮子「おー!」
ヒロ「宮ちゃんもセットなのー?(くすくす)」
ゆの「……ふつつか者ですが、よろしくお願いします!」
ヒロ・沙英「(重いなー……)」
宮子「って、それだとゆのっち重婚になっちゃうね。ゆのっちは私と夫婦なのに」
ゆの「…………そーいう言動繰り返してると、本気でココが百合アパートと化しちゃうよ宮ちゃん?」


・冷感

ゆの「何してるの?」
髪を編んだ子「あ、ゆのさん」
短髪の子「泣く女狙ってんの!」
ゆの「女……」
ゆの「……あ、こんにちは♪」
髪を編んだ子「(え?)」
宮子「おー、ゆのっち霊感凄いー!」
短髪の子「(いやゆのさんっ! そっちは石とまるっきり別の向きでっ!?)」


・曲解スパイラル

ゆのの母「ゆのがあんまり急だったから私、誰か良い人を連れてくるのかと思っちゃった(くすくす)」
ゆのの父「宮ちゃんのことか? それとも沙英ちゃん? ヒロちゃん?」
ゆのの母「(考えたくないのねー……)」
ゆのの母「(いやまさか、曲解してるんじゃなくて、ゆのが他の子達と、その、同性愛関係だと思ってるとか!?)」

そーゆー事はない、はずです。いくらこの後で「認めんぞっ!!」と叫んでいても。


・大人を通り越し

三浦さん「会うたびに大人っぽくなるわねー♪ すっかりキレイになっちゃって!」
ゆの「えっ」
ゆの「やだ――、そんなあ〜(←照れて手をぶんぶん振る)」
三浦さん「(オバサンっぽい……!!)」
ゆの「(……おばさん硬直してる。大人っぽくなる見本にヒロさんを選んだのは間違いだったのかな)」

ええ(ふかふかピンクのお姉さんにより撲殺)。


・強引に

柔らかい髪の子「あれっ? ゆのじゃん?」
短い髪の子「えっ」
ツインテールの子「ゆの?」
ゆの「あーっ!!!」
ゆの「優ちゃん、まなみん、美雪ちゃん……っ!」
ゆの「(……『ゆーちゃん』『かがみん』『みゆきさん』に響きが似てるけど、それだと『らき☆すた』の泉こなたさんみたいだよねー)」

似てるだけですよ。こなたんとは背丈以外全然似てませんし(笑)。


・笑顔の惨事

ゆのの父「(にこにこ)」
ゆの「またね〜♪」
(プシュ〜〜ッ)
(タ……タン、タタンッ)
ゆのの父「(にこにこ)」
ゆの「……ん?」
ゆのの父「(←横走り)」

今日のニュースです。XX時XX分、山梨県○○市のJR○○駅で、娘を見送りに来た男性が列車を追って横走りをしながらホームの端で転落するという事故がありました。

いや、いくらなんでもないですからそーゆー事。


・子犬?

(体育祭――)
ゆの「何でこんな大事なリレーの走る順がくじ引きですかぁぁ(あわわわわわ)」
沙英「伝統を否定しない!! 頑張れアンカ――♪」
沙英「ゆのの前の私が、しっかりリードつけとくよ!」
宮子「ゆのっちにリード付けるの沙英さん? それはまた特殊なプレイをお好みのようで」
ゆの「はうっ!? わ、私、やっぱりヒロさんを裏切ったりなんかできませんっ!!」
沙英「混乱するなゆの。それにとっととスタートラインに行け第1走者」


・もはや危険物

乃莉「あの……なずなが肉じゃがに挑戦したんですけど……」
なずな「コレ……どうすれば良くなりますか……?」
ゆの「わかった! まかせて!!」
ゆの「(ぱくっ)」
ゆの「……えっと……、周辺住民を避難させて交通規制を敷いてから自衛隊の処理班が出動……かな……」
乃莉「魂が抜けるほどの味でも大袈裟過ぎます……不発弾じゃないんですから……」


・熱暴走

(選択授業平面、ヌードクロッキー)
ゆの「(じ――――――――)」(←ガン見)
池澤先生「(興味のある年頃だからかな……?)」

ゆの「(うっとり……)」(←熱視線)
池澤先生「(あの子、大丈夫かな……?)」

ゆの「(はあはあはあはあ)」(←興奮)
池澤先生「(……ノーコメント)」


・きせいちゅう・パート2

ゆの「ただいまー」
沙英「おかえりー。やっぱり近いってのはいいよね、朝にウチから電話してくれて、昼には着いてるんだから」
ゆの「ところで、宮ちゃんは連絡とかありました?」
沙英「今日の夜行バスに乗って明日に着くっていうから、まだ九州なんじゃないかな?」
ゆの「(宮ちゃんが……九州……)」

ゆの「(かりかりかりかり)」

ゆの「(……で、何で、宮ちゃんの頭をした謎の生物が、私に管を突き刺して何かを吸収している絵を描いてしまったんだろ?)」


・ネイティブ・ゆのっち

ヒロ「(まだ硬い桃を喜んで食べるゆのさん……)」
ヒロ「(お蕎麦屋さんで鳥のモツ煮を食べるゆのさん……)」
沙英「ヒロも『○密の○○ミ○○○OW』見るようになったねー。しかも山梨県のネタを熱心にチェックして、ゆのと話題を揃えたいのかな?」
乃莉「もし私が大阪府出身だったりしたら、きっと大変な事になりますよねー。あの番組は大阪のテレビ局が作ってますから……」


・パープル

宮子「ゆのっち! ここで例文をホイっ!」
ゆの「えっ……ええ!? 私が〜〜?」
ゆの「い……いづれの御時にか……!!」
沙英・乃莉「(それは現代文じゃなくて古文ーっ!! しかも言い切ってないし!!)」


・物事の両面

乃莉「今ケータイで、ジューン・ブライド調べてたんですけど!」
乃莉「ジューン・ブライドの語源になった、結婚を司る女神さま、『ユノ』って名前だそうですよ!」
ゆの「えっ(かあっ)」
宮子「でもさー、『らき☆すた』でこなたさんがユノ、よーするにギリシア神話のヘラを話題にした時は、『ヘラって激しく嫉妬深いイメージある』とか言ってなかった?」
なずな「でしたね……。家庭の守護神が浮気に厳しいのは当然ですけど、男子視点のこなたさん(=美水先生)と、女子視点の乃莉ちゃん(=うめ先生)の違いなんでしょうか……」


・和の素材

宮子「ゆのっちの英語強化のために、今日の晩御飯も材料を英語で言ってみよー!」
沙英「また勝手な……しかも、夕御飯はゆのが作ったモンでしょーが」
ゆの「sukiyaki and miso-soup♪」
沙英「え?」
ゆの「beaf、welsh onion、konnyaku、tofu、udon、wakame、soy、sugar、sake、shiitake、kombu、katsuobushi」
沙英「え、えーと……(汗)」
宮子「おおうー。相当レベルで英語の勉強になってませんなー」


・撒き散らすわ乗って空飛ぶわ

宮子「前に平面構成の授業があった時、ゆのっちはヒトデを描こうとしてたけど、私の豆知識を聞いて数を減らしてたよね」
ゆの「だったね……。宮ちゃんはそーいう時容赦ないし……」
宮子「『×☆☆☆』はタイトルに星が3つもあるし、オープニングじゃ星がわんさか出とるでしょ。それはゆのっち平気なのかなーって」
沙英「余計な事言わないの宮子。とりあえず怯えて布団に潜り込んだゆのに添い寝して落ち着けてあげなさい」


・花嫁競争

宮子「ゆのっちー、見て。レースクイーン!」
ゆの「宮ちゃん、それ、お嫁さんみたいだよ〜♪」
なずな「乃莉ちゃん……レースクイーンって、あのレースとは関係ないよね?」
乃莉「だね。『競争』の『race』と『編み紐』の『lace』は発音違うし」


・ゆのは宮子の嫁?

宮子「ゆのっちー、見て。レースクイーン!」
ゆの「宮ちゃん、それ、お嫁さんみたいだよ〜♪」
宮子「誓いますかー?」
ゆの「誓いまーす♪」
乃莉「……そーいう事をしていると、ますます二人揃って夫婦扱いされますよ。ネットでも『もう結婚しちゃえよ』とか言われてますし」
なずな「レズクイーン……いや何でもないですっ」


・ファルシ=ヒロ

(バンッ!!)
ゆの「みっ宮ちゃん、起きてるっ!?」
宮子「おー、ゆのっち。おはよー。どったの?」
ゆの「おっ……お庭に何か変な……布のかたまりみたい、みたいなのが……ずるずる……」
宮子「へ? お庭――?」

??「(ずりずりずり)あああああああ」
??「あああ、ああ……」
ゆの「わぁあ、ほら……。変な声出してるよぉ……」
宮子「あー、ゴルベーザじゃん」
ゆの「いや、それは『ひだまりらじお×☆☆☆』で出たネタだからさ……。そもそも『ファイナルファンタジー』のゴルベーザは魔物じゃなくて人なんだし……」


・ハラペコ

ゆの「ワイン作りでぶどう踏むのってこんな感じかなあ♪」
宮子「私はうどんの生地作りを頭に浮かべてたー♪」
ゆの「あははv」
ゆの・宮子「(ぐうううぅ)あ」
乃莉「(センパイたち、仲良いなあ……)(汗)」
ヒロ「(あああっ、ゆのさんも宮ちゃんも、空腹で判断能力が下がったからって、仲良くカーテンに食い付いちゃダメーっ!!)」


・攻めの先輩

ゆの「拘束プレイで乃莉ちゃん踏むのってこんな感じかなあ♪」
宮子「私はなずな殿の下ごしらえを頭に浮かべてたー♪」
ゆの「あははv」
乃莉「『あはは』じゃありませんよお二人ともっっ!!(怒)仲が良いにも程がありますっ!!」


・嘘つき

ゆの「タンって牛の舌なんですよね?」
ヒロ「うん。ゆのさん、はじめて?」
ゆの「はい。焼き肉っていつも家でやってましたし……」
ゆの「牛の舌って、多いんですねー」
沙英「ゆの、それ凄く違う」
乃莉「ていうか何枚舌なんですか牛って(汗)。閻魔様も舌を抜くのが大変ですよ?」


・一尾から二枚

ゆの「タンってウシノシタなんですよね?」
ヒロ「……タンはヒラメの仲間の魚じゃなくて、獣の方の牛の一部だからね?」


・柱の女

ヒロ「ゆのさん、お誕生日おめでとう♪」
ゆの「ありがと、ヒロさん。それに皆さん」
沙英「それにしても、5月5日が誕生日だなんて、余計にゆのが可愛く思えてくるね(なでなで)」
ゆの「もーっ。ひどいです沙英さんっ(ぷんぷん)」
宮子「……やっぱり、入浴シーンに菖蒲を使ってほしいから?」
ゆの「……それはまた、特別編なり新規アニメなりでご期待下さい(汗)」
乃莉「しかし、5月生まれで小柄って、ますます『らき☆すた』の泉さんと共通点が増えてきましたよねー」
なずな「あ、あの、乃莉ちゃんっ!? ゆのセンパイが無言で冷蔵庫から牛乳パックを取り出して飲み干そうとっ!?」


・眠れる獅子を……起きない

宮子「(ピンポーン)ゆのっち――?」
ゆの「……ん……?」
宮子「(ガチャッ)ゆのっちおはよー♪ もう10時だよー?」
ゆの「おはよー……。まだ10時ー?」
宮子「まだ?」
宮子「『けいおん!』の真鍋和さんの台詞から引用するけど、『はあ……こうやってニートが出来上がっていくんだね……』と、『ゆの……このままじゃ本当にニートになっちゃうよ……?』のどちらがいい?」
ゆの「話が大きくなり過ぎてどちらもイヤーっ!!(涙)」


・永眠

(前略)
ゆの「おはよー……。まだ10時ー?」
宮子「まだ?」
宮子「ゆのっち。何もしないまま人生終わっちゃうよー?」
ゆの「宮ちゃんは天才だから、私程度で美術を勉強するなんて下らないとしか思えないんだ。どうせ私は講評も下の方だしテストも赤点だしなずなちゃんにあるモテ要素も欠けてるし」
宮子「ごめんゆのっちー! 夏休みはともかく人生は言い過ぎたし、朝は終わったけどまだお昼があるし、とりあえずご飯一緒に作ろ!」


・オイスターバー

ゆの「あっ、宮ちゃんは? 宮ちゃんは昨日とか何してたの?」
宮子「ん? 私、昨日はね――」
宮子「牡蠣10個食べた!!!(ぶいっ!)」
ゆの「えっ!!?(汗)」
宮子「日本画に使う胡粉を作ろうと思ったんだけど、校長先生に怒られてる吉野屋先生の代わりに益子先生に聞いたら、牡蠣の種類が違うし、殻は何年も晒さないと胡粉には使えないんだってさー」
ゆの「食べる前に調べようよ宮ちゃん……。あと、また怒られてたんだ吉野屋先生……」


・心の殻

宮子「ほらコレコレ〜♪」
ゆの「殻? ……あ? モザイク画作るの?」
宮子「ピンポーン♪」
ゆの「……まさかとは思うけど、吉野屋先生が事ある毎に生徒に描かせたがるみたいな絵を作るわけじゃないよね」
宮子「いや、モザイクの意味が違うし……。有沢さんが言う『吉野屋病』に感染した私としては、ゆのっちが脱いでくれるなら話は別だけど……」


・今日の無反省

ゆの「(ぼえーん……)」
宮子「どったの?」
ゆの「んー……。夏休みの課題考えてたら、ほとんど眠れなかったよ……」
宮子「あんまし深く考えずに、今パッと思い付くやつがいーんじゃない?(パ!!)」
ゆの「うーん……パッ! パッとパッと……」
ゆの「……夜は宮ちゃんと寝る!(パ!!)」
宮子「それ夏休みの課題にするの? お互いの体力が保たないよ?」


・迷走中

(前略)
宮子「あんまし深く考えずに、今パッと思い付くやつがいーんじゃない?(パ!!)」
ゆの「うーん……パッ! パッとパッと……」
ゆの「……胸パッド!(パ!!)」
宮子「高校生でそんなの仕込んでも、吉野屋先生にあられもない想像されるだけだよー?」


・「と一つ」

宮子「(ペタペタペタ)」
ゆの「宮ちゃんは本当にすごいなーって思う……。私もそういうの思い付かないかなぁ……」
宮子「えー?」
宮子「別にこういうのじゃなくても――♪ ゆのっちが私と一つになりたい訳じゃないんだし」
ゆの「宮ちゃん、3文字余計っっ!!(赤面)」


・セクハラ月間

ゆの「私! 毎日絵日記をつけることにした! スケブもおニューv」
宮子「お〜! それいいね! ナイスアイデア♪」
ゆの「買い物の帰りに小学生のコたちとすれ違って、それがきっかけで……♪」
宮子「あー、なるほどー♪」
宮子「ゆのっちは文字通りの『身の丈に合ったもの』にしたのだね!!」
ゆの「……で、そこで何で、バストに手を添えて採寸のポーズを取るかな宮ちゃん? 背丈を測るポーズよりヒドさ増してるよ?」


○宮子編


・凶悪・悪辣・邪悪

ヒロ「宮ちゃんって……やっぱり悪い子よね」
沙英「いまさら──いや、いきなりどうしたのヒロ?」
ゆの「な、何でそんな悲しい事言うんですか!? 宮ちゃんはあんなにいい子なのに!」
ヒロ「そういう意味じゃないのよゆのさん。宮ちゃんていっつも、私の体重や私と沙英の間柄をネタにしてからかうでしょ? そんな事をされてるのに、最後にはつい宮ちゃんを許せちゃうあたりがね」
沙英「まあ悪意があって言ってるわけじゃないし、ずるいって言っちゃずるいけどね。うん、確かに悪い子かなー?」
宮子「つまり……私は悪女!?」
ゆの「意味が違うよ宮ちゃん?」


・なぜなに宮ちゃん

宮子「宮子博士の解説・第二弾〜っ!」
ヒロ「……性懲りもせず何よ、宮ちゃん?」
宮子「寒色系の色は、暖色系の色に比べて面積を小さく見せます。つまりヒロさんの水着は──ってちょっとっ! 話を最後まで聞いてっ!」
ヒロ「下らない話だったら、金輪際ご飯を作ってあげないわよ」
宮子「いえっさー! えー──ツーピースの水着でそのような配色では、せっかくの胸やお尻が小さく見えてしまうのではないでしょうか!?」
ヒロ「……はっ!(汗)」
宮子「以上、講義終わりー。ご清聴有難うございましたー。かみんぐすーん!」
ヒロ「ちょっと宮ちゃんっ! 投げっ放しにしないでーっ!」


・華麗なる異端

ゆの「宮ちゃん、こないだの吉野屋先生のテストで、好きな画家を3人挙げなさいってのがあったよね? あれって誰にした?」
宮子「『岩佐又兵衛』『ダビッド・アルファロ・シケイロス』『ワシリー・カンディンスキー』。ちなみにそれぞれ、江戸時代初期の画家で当世の風俗画の第一人者、メキシコ革命の頃の画家で公共建築の壁画運動の主導者の一人、幻想的な抽象画で有名な現代芸術家だよ。3人じゃなければ、曽我蕭白とか棟方志功とかアルチンボルドとかダリとかモンドリアンとかあったのになー」
ゆの「きょ、強烈な人ばかりだね。でも宮ちゃんのイメージにぴったりかな?」


・大人買い

ゆの「宮ちゃーん。……あれ? 元気なさそうだけどどうしたの?」
宮子「いやー、凄い金欠でね……。お昼は抜かないけど、家に戻ってラーメンでも自炊するつもり」
ゆの「でも宮ちゃん、仕送りで何とかやって行ってるんじゃなかったっけ? 部屋を見る限り、そんな贅沢してるわけじゃないし」
宮子「岩絵の具を衝動買いしちゃってね。しかも貴石や宝石を使った高級品。このままだとゆのっちに飼われるしか生きる術を持たないよ」
ゆの「……何万円使っちゃったの宮ちゃん?(汗)」


・宮ちゃん×ゆの

ゆの「ヒロさんと沙英さんがお互いに信頼し合ってる姿を見て、『私と宮ちゃんもいつかあんな関係になれるかなぁ?』と言った時、宮ちゃんは『んー、ご飯作ってくれる人ならいつでも大歓迎だよ?』って返してくれたよね?」
宮子「ああ、そーいえばそんな事もあったっけ」
ゆの「それでね、宮ちゃんは私と、ヒロさん達みたいな関係になりたくないのかな? なんてふと思っちゃったんだけど……」
宮子「さすがに百合の関係になるのは、ウチとゆのっちんちの両方の両親に悪いからねー」
ヒロ「みーやーちゃん?(ぴくぴく)」


・「大理石」

宮子「アニメのエンディングを歌ってくれたmarbleって、二人組のグループなんだよね?」
ゆの「厳密には、一人が作詞して歌って、もう一人が作曲して演奏してるんだって」
宮子「という事は、オリーブの双子さんと一緒で、歌ってるのがmarさんで、演奏してるのがbleさん?」
ゆの「きっぱりはっきり違うよそれ……それに折部さん姉妹もそんな名前じゃなかったじゃない」

※ちなみに歌はmiccoさん、演奏は菊池達也さんです。


・橘先生自重。

沙英「宮子の名前って、上と下を入れ替えると『子宮』になるんだよね?」
ヒロ「……締切りが近くて疲れてるのは分かるけど、今回の話はそういう話じゃないでしょ?(汗)」


・ゆのに対して斜めに立って踏ん張ると

(電車の中)
ゆの「うう……女の子二人で中腰なんて、恥ずかしい事しちゃったな……」
宮子「ゆの殿!! 私だけ少し中腰にするとキスしやすくなります!!」
ゆの「試さないよ宮ちゃんっっ!!」


・定番2

ゆの「う――……。ストライプの布って描くの大変――……」
宮子「だね――」
ゆの「でも無地の布よりキレイには見えるよね♪」
宮子「そっかなー」
宮子「私にはおにーちゃんの彼女のぱんつにしか見えな――い」
ゆの「(ごべきっ!)いいい、いきなり変な事言わないでよっ!! そもそも女の子のぱんつは縦縞じゃなくて横縞だしっ!!」
吉野屋「ゆのさーん、宮子さーん、エプロンと水着の予備がありますけどどうですかー?」


・節句

ゆの「大人っぽくしてください♪」
折部さん1「(難しいなぁ……)」
折部さん2「あなたはどうします?」
宮子「ん――――と、博多人形にしてください!」
折部さん2「えーっと、それは多分無理なんじゃないかなーって(汗)」


・ライフライン

ゆの「本当に今更だけど、宮ちゃんは、水道料金を払うの忘れてた間は、お風呂はもちろんだけど、お料理や手洗いやトイレはどうしてたの?」
宮子「……ゆのっち。世の中には知ってはいけない事があってだね」
ゆの「うえええええっ!?(混乱)」
宮子「実はヒロさんの家事を手伝いながら、ご飯を貰ってお風呂も入れてもらって他にもいろいろさせてもらってたのさ。まあ水道はすぐだったけど、ガスがまだ入ってなくてしばらくは水風呂で寒かったよー」
ゆの「な、なんだっ。……でもまさか、電気料金も払ってなかったなんて事はないよねー?」


・旅程

宮子「うおっ!?」
ゆの「な、何なの宮ちゃんっ!?」
宮子「いやー、『×365』の1話のオーディオコメンタリーで、水橋さんが私のお父さんの出てくる回のアフレコやった夢見てさ。お父さん、顔が全面髭だったってゆーんだよね」
ゆの「……インパクト強過ぎてギャグに繋げられないねぇ。それよりあの大八車、やっぱり宮ちゃんは九州から橋を渡ってやって来たの?」
宮子「んー、関門海峡の橋は自動車専用道だから、軽車両であるリヤカーは通れないと思うのですよ。渡るなら渡船かトンネルじゃない?」
ゆの「え? そ、そうなんだ!?」
宮子「まあそれに、リヤカーの修理費や食費や宿泊代も考えると、リヤカーと荷物を引越し屋さんに運んでもらって、私自身は高速バスを使った方が安上がりだったし。むしろお金だけ持ってきて、近所でリサイクルの家具を買ってからリヤカーに乗せて運ぶのも」
ゆの「結局……宮ちゃんはどーやって引っ越してきたのでしょうか? 小説版でもいまいち不明ですけど」


・うまし国

宮子「おっはよー、ゆのっちっ!」
ゆの「宮ちゃん、『×365』の収録始まってから、いつもに増して元気だよね?」
宮子「ええもうー。オープニングで毎回毎回いろんな物を食べさせてくれるから。蕎麦にお鮨にトーストにって感じでー」
ゆの「(『ひだまりスケッチアルバム』を見る)……あ。宮ちゃんに出演料渡してもすぐに資料や材料に化けちゃうから、スタッフさんが宮ちゃんのお腹に配慮してくれたのかな?」


・甘いひととき

(「やまぶき戦隊ヒダマリン」冒頭)
宮子「やっぱり日本茶にはお煎餅だよねー」
ゆの「と言いながら食べてるあれは、普通のお煎餅じゃなくて瓦煎餅ですよね?」
ヒロ「ゆのさん、元々お煎餅は小麦で作るのよ。東北でも南部煎餅とかあるんだし、海老煎餅も小麦粉に練りこんで焼くんだものね」
沙英「……さすが九州出身、醤油煎餅は眼中になしか?」


・昼下がりの放送

宮子「ちょっぴりショックなんだけどさ、『スケッチアルバム』で、私は沙英さんとヒロさんの息子扱いされてたんだよねー」
ゆの「で、でも、宮ちゃんは行動や言動が男の子みたいだから――」
宮子「いや、そこじゃなくて。ゆのと兄弟じゃ結婚できないから、そこはせめて血の繋がりのない兄弟か幼馴染ってテイストで」
ゆの「いきなり何言うの宮ちゃん……んうぅっ……」


・標準形

ゆの「普通科ってどんな人たちがいるのか私知らないし……」
宮子「普通科って言うくらいだから、普通の人たちだよきっとー♪(ひょいっ)」
ゆの「(パシッ)普通の人――?」
宮子「私みたいな。」
ゆの「――――(ぼと)」
宮子「だって私、沙英さんみたいな小説家じゃないし、ゆのっちみたいな主人公でもないし、ヒロさんみたいに初期設定が実は男性だったわけでもないし」
ゆの「……宮ちゃん、『棚に上げる』って比喩表現の意味を知ってる? それに外で写生をしていたヒロさんが宮ちゃんのすぐ後ろにいるんだけど」


・モテ過ぎない

乃莉「でも不思議〜、何でなずななんだろ? 私の思うモテるコのイメージとは違うんだよね」
乃莉「明るくて活発で才能があって、ちょっと天然入っててスタイル良くって――……みたいな」
乃莉「……あ」
みんな「(じ……っ)」
宮子「なに?」
乃莉「(でも宮子さんの場合、天然が『ちょっと』どころじゃないですからねー……)」


・宮子ホテル

宮子「ま、何泊でも、ウチに泊まっていきたまえよー」
ゆの「えっ、いいのっ?」
宮子「うん」
宮子「TVもラジオも無いけどね――。見たい・聞きたい時はゆのっちやヒロさんや乃莉やんのトコに行けばいいから」
ゆの「……前々から思ってたけど、物が絡むと本っっっっ気で図々しいよ宮ちゃん?」


・(一線を)越えました

ゆの「宮ちゃんちにこんな風にちゃんとお泊りするの初めてかもー……ん?」
ゆの「み……宮ちゃん、どうして私の替えのパンツが……?」
宮子「おー!」
宮子「こないだの日曜の昼下がり、私とゆのっちが絡み合ったでしょ? その後で汗だらけになってウチで着替えたのを私が洗濯してさー」
ゆの「なっ!?(赤面)」
宮子「そーいえばゆのっち、私とウチで絡み合う時はいっつも昼間だよねー。確かに前はカーテン無かったから夜中にすると外から見えちゃってたけど、乃莉りんから貰ったカーテンがあるから今夜は愛の欲望番外地へ」
ゆの「行かないってば! 今は反対側の隣になずなちゃん住んでるし!」


・獅子の提供

ゆの「ねえ宮ちゃん、グリチルリチン酸ジカリウムって何なの?」
宮子「え〜〜と」
乃莉「グリチルリチン酸のカリウム塩です。グリチルリチン酸は甘草の根から採取される白か薄い黄色の粉末で、炎症などに効能がある薬品なんですけど、水に溶けにくいのが難点ですので、水酸化カリウム溶液に溶かしてから乾燥させて、グリチルリチン酸ジカリウムに変えるんです。そうすると水溶性の白い粉末になって、風邪や発熱や肝炎や肌荒れやアレルギーの薬、化粧品、石鹸、シャンプー、育毛剤、食品甘味料に使われるんですよ(※以上、ネット上調べ)」
宮子「ほほー」
ゆの「……知らなかったんだ宮ちゃん?」


・=イギリス

(続き)
宮子「という事で、『グリチルリチン酸ジカリウム』は禁じ手になりました」
沙英「まあ当たり前だね。……で、またじゃんけんするんだ?」
ゆの「はい。じゃーんーけーんー」
(で――)
ゆの「チョキで負けちゃった……。でも宮ちゃんも今度こそ……」
宮子「グーレーエートーブーリーテーンーおーよーびーきーたーアーイールーラーンードーれーんーごーうーおーうーこーくー」
ゆの「また違うのー!? しかも前より長いし!!」
ヒロ「この調子だと宮ちゃん、パーで勝つとパブロ・ピカソのフルネームでも言いそうよね……」


・次は濃い烏龍茶か紅茶が怖い

ゆの「それ私ももらっていいの?」
宮子「うん! 今日の晩ゴハンは何にしよっかー?」
宮子「和・洋・中、何でもござれだよー♪ どれがいい?」
ゆの「えっ? えーと……じゃあ『和』♪」
宮子「ど――ん!」
ゆの「おまんじゅ――――!??」

ゆの「――という事が宮ちゃんちに泊めてもらった時にあったんですけど、『洋』や『中』を選んだら何が出てきていたんでしょう?」
ヒロ「『中』なら……中華まん?」
なずな「『洋』だったら……パイとか菓子パンとか」
ゆの「……まあ普通そうですよね。もっと主食になりそうな物だったら、宮ちゃんもそちらを先に薦めてくれるはずですから」


・夫婦2号というか兄妹というか

乃莉「今、起動してますんで〜」
ゆの「わー……」
宮子「(じーっ)」
なずな「(じ〜っ)」
ゆの「……で、宮ちゃん。何でこの場面で、座ってる私に後ろから手を掛けてるわけ?」
乃莉「アニメ2期のリーフレットでうめ先生が、『無意味に手を繋いだりはしない』って書いてましたよね?」
宮子「いやー、私ゆのっち大好きだし、ゆのっちの肩の感触もいいし、ゆのっちの髪の毛が顔をくすぐるのも至福の気分だし。これだけあれば十分な理由でしょ?」
ゆの「みみみ宮ちゃんっっ!!」
乃莉「さっ、さすがゆのさんと宮子さん。初対面の日に一緒にお風呂に入って、しょっちゅう同衾してるだけはあるねっ」
なずな「……宮子先輩、どこまで本気でどこまで冗談なんだろ?」


・所要人数5〜7人

宮子「今日は下の部屋が、何だかとてもにぎやかでありまして」
ゆの「沙英さんの部屋? ちょっと珍しいね」
宮子「うん。人がいっぱいいるみたいなんだー」
ゆの「……ほんとだ。四人か五人くらい? 何してるんだろ?」
宮子「はっきりとは聞こえないんだよねー」
宮子「沙英さんのTRPGかな?」
ゆの「うめ先生はオタクエリートだけど、そこまで趣味は幅広くなかったと思うよ宮ちゃん(汗)」


・ノリ助ー

乃莉「直接沙英さんとこに行けばいいじゃないですかー」
ゆの「(汗)」
宮子「もう少し情報を集めてからにしようと思って〜」
宮子「……ん――。隣からでもそれほど聞こえないね」
乃莉「…………(汗)」
宮子「隣の部屋の音が良く聞こえるハイテク機器とかない?」
乃莉「それ盗聴器っていいません?(汗)」
ゆの「ローテク機器ならあるよ。はい、じょうご」
乃莉「って、助長しないで下さいゆのさんもっ!(怒)」


・非実用的

宮子「ゆのっちー。選択授業でまた手を作ったよー」
ゆの「あ、今度のは親指を立ててるんだ。宮ちゃんとしては出来映えはどう?」
宮子「もちろんこれっ! ド――ン!!(親指を上に向ける)」
ゆの「で、○生首相(もうすぐ前首相)については?」
宮子「(親指を下に向ける)」
ゆの「果てしなく厳しいね宮ちゃん……厳しくしない理由が見当たらないけど……」


・宮子先生の福岡方言講座

宮子「きりーつ!」
ゆの「やーっ!」
宮子「気を付けー!」
ゆの「やーっ!」
宮子「回れー、右ー!」
ゆの「やーっ!」
沙英「……何してるの、二人とも?」
ゆの「あ、福岡流の体育の掛け声をしてました」
宮子「ゆのっちの中の人がやってるウェブラジオを乃莉スケさんの所で聴きまして、ちょっと福岡の血が目覚めたという訳でして」
ゆの「あと、背負うを『からう』、掃くを『はわく』と言うんですって。阿澄さんの祖父母が長崎県で、福圓さんの祖父が佐賀県ですから、他にも色々話題がありましたよ。あ、帰ったら洗濯にジャッシー、じゃなくてジャージを出さないと」
ヒロ「そういえば、ウェブラジオだと山梨県も少し話題になってたわよね」
沙英「石川県も出てたけど、新谷さんも歌詞の1番を『1題目』と言って通じなかった時は大変だったろうなー」
宮子「それにしても、ヒロさんも太かなったねー」
(ぐじゃっ)
ヒロ「失礼しちゃうわねも〜っ!!」
宮子「い、いや……『太かなった』は『大きくなった』って意味で……(ぴくぴく)」


・見るなの座敷

(2期特別編第2話、美術準備室を訪れた後で――)
宮子「私、むしろ大事なものを付けてもらいましたー」
ヒロ「ええっ!? 何なの!?」
宮子「初期設定のヒロさんに付いてた――」

沙英「……ヒロの怒号と宮子の叫びはともかく、実際は何だったの?」
ゆの「……制服の肩紐ですけど。正直に言えばいいのに、どーして宮ちゃんは制裁される機会を逃さないんでしょーか?」


・垂涎の的

宮子「巣立ちが楽しみだ――!!」
ゆの「うんっ。元気に巣立てるといいね〜♪」
宮子「そしたら高級食材が我が手中に……!!!」
ゆの「宮ちゃん違うよ……?」

(で――)
乃莉「えーと(かたかた)、中華料理の燕の巣は、アマツバメ科というツバメ科とは縁の遠い種類に属するアナツバメの、使用済みの巣を回収した物ですね。生涯のほとんどを空中で過ごすアマツバメの仲間は、岩場に唾液腺からの分泌物で巣を作るんです」
宮子「そーなんだー。主成分がよだれだと思うと、一気に食欲なくなるよねー」
乃莉「いや……出る場所が一緒でもよだれとは別物ですから……」


・ちゅー

宮子「ねー乃莉っぺ、燕の巣の主成分って何ですかい?」
乃莉「い、いきなり何を?」
宮子「燕の巣は食べられなくても、似た成分の物を食べて気分だけ浸ろうかと」
乃莉「えーと、燕の巣の主成分はムチンといって、人体の内部を保護するための粘液にも含まれるそうですね」
宮子「ありがとー。では、燕の巣の代わりにゆのっちの粘液をお口から採取して」
乃莉「ごく自然に何を言うんですか。そもそも口って――いや、何でもありません」


・汎用兵器

沙英「宮子のノートはどんな感じなの? これ何の教科?」
宮子「あ――、私のはですね――」
宮子「全教科、これ一冊です(ばん)」
沙英「ええっ!?(汗)」
宮子「スケッチも、ほら(ばーん)」
乃莉「えええっ!?(汗)」
ゆの「スケッチブック使おうよっ!(汗)」

……なんて事はないはずですが。


・幼少期

宮子「おお〜! じゃあ、ちゃんとした服に着替えないとだ!(ばっ)」
ゆの「え? そんなにかしこまった店じゃないよー?」
宮子「んー、でもこれ、お兄ちゃんのお古だし」
ゆの「えっ!? そうなのっ!??」
宮子「うん。普段から結構な割り合いでお兄ちゃんのだよー?(ケローン)」
ゆの「そ――う――な――の――!??」
宮子「下着も。だから縞模様の布を見て、真っ先にお兄ちゃんのパンツを連想したわけなのです」
ゆの「女として致命的だから、今はしてなくても一生やらないで宮ちゃんっっっっ!!!!(大汗)」

そーいう事実はいくらなんでもありません(笑)。
宮子「だよねー。ブラやパンツは共用できなくなるからせいぜい中学の途中までで」
ゆの「わーっわーっわーっ!!(汗)」


・性別疑惑

(続き)
宮子「下のお兄ちゃんがあんましおっきくないから、着れちゃうんだよね♪」
ゆの「言われてみれば、宮ちゃんが服買うとこあんまし見ないかも……」
宮子「ゆのっちも、同じくらいの背丈だったら着回しできたのに――」
ゆの「私はお兄さんのは似合わなさそだよー」
宮子「でもさ、下のお兄ちゃんの服も結構な割合で私の着回しで、バイト先だと女装が好評――」
ゆの「どんなバイト先なのそこっ!? 普通のお店のウェイターとかだよねっ!!(汗)」

同じく(笑)。


・裏事情

大家「喜びなよー、食べ放題よ?」
大家「焼肉だけじゃなくて、寿司とかケーキとかも食べ放題なんだから!」
ヒロ「ケーキもーv」
ゆの「すごーい!」
宮子「(無言)」
ゆの「…………。宮ちゃん嬉しくないの……?」
宮子「ん……。嬉しい……んだけど……」
宮子「お店の人に何の得があるのか全然わかんない……」
沙英「あのね、宮子。バイキングは注文取りも配膳も省けるし、食器も種類少なくていいんだよ?」
乃莉「材料費より人件費を抑制してるんでしょうね。肉を焼くのもセルフサービスですし、お寿司やケーキは作り置きでしょうから」
宮子「あーなるほど」
なずな「確かにそーだけど、乃莉ちゃんもセンパイ達も……(あうう)」


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