○ ひだまりスイッチちゃん ○


 目次 (1) (2) (3)


○ゆの編


・貴方色に染めて

宮子「『×☆☆☆』10話の『ひだまりパレット』って、日毎に『オレンジ×○○』ってタイトルが付いてたんだね」
ゆの「みんなのイメージカラーなのかな? 私は『オレンジ』で宮ちゃんは『イエロー』、ヒロさんは『ピンク』、乃莉ちゃんは『ブルー』、なずなちゃんは『ホワイト』、沙英さんは『パープル』だって」
吉野屋「つまりゆのさんは、ひだまり荘の皆さんを、しかも表記が左側という事は攻めで――」
校長「吉野屋先生、教師が昼日中から、いかがわしい事を考えるだけならまだしも、その対象に教え子を選んだ上に、当人達の前で発言するとは何事ですか(ぷるぷる)」
吉野屋「ゆのさんは私より先に大人になっちゃったんですからいいんですっ! まままさか校長先生も私をひぎゃあああっ!?」
ゆの「…………私で縁起担ぎをして以来、結婚願望が激しくなってないかなー吉野屋先生?」
宮子「…………縁起担ぎをする前に、色々する事やしてはいけない事はあると思うけど」


・ライトレール!

桑原「吉野屋先生ー。私今から出前取りますけど一緒に頼みます?」
ゆの「出前を取っていいんですか? 『うらバン!』の浦和泉高校は、先生がピザの出前を取ったら他の先生に怒られてたのに」
桑原「……それは別の作品だし、ウチは校長先生も出前を取ってるし、向こうは公立校だからねぇ」


・不意打ちの裏側で

宮子「私もゆのっちと連作してみたいなー!!」
ゆの「――――(ベチンッ)」
宮子「わっ(驚愕)」
ゆの「ごめん。蚊がとまってたから……」
宮子「おおおお、ビックリしたあー!!!(汗)」

乃莉「……今の宮子さん、まさか驚いてました? 普段は何事にも動じない宮子さんがあんなレア表情を! やはり沙英さんとヒロさんから、宮子さんとゆのさんは絶大な影響を!?」
沙英「乃ー莉ー? 昨夜は随分カタカタ音がしてたけど、どんな小説サイトに入り浸ってたのかなー?(ぴくぴく)」


・実質的一択

ゆの「……乃莉ちゃんは猫系だよね♪」
乃莉「え!? 何ですか急に」
ゆの「よくやらない? 猫系か犬系かーって、イメージで分けるの」
乃莉「なるほどー。それで言うと宮子さんは犬ですよね」
乃莉「沙英さんは猫で、ヒロさんは犬、……なずなも犬かな?」
乃莉「ゆのさんは――……」
宮子「子犬!」
乃莉「子猫!」
ゆの「な、何で、どちらも小さいの二人とも!?(汗)」


・否応なく

ゆの「……乃莉ちゃんはネコ系だよね♪」
乃莉「……なぜそこで漢字じゃなくて片仮名ですか。もしなずなをタチ系だとか言うんでしたら、ゆのさんなんか総受け系でしょうに」
宮子「いやいや乃莉っぺ。ゆのっちはこれでなかなか」
ゆの「わーっわーっわーっっ!!(滝汗)」


・あめんぼくろいなかきくけこ

ゆの「体育館で見た謎の文章は、北原白秋の『五十音』が元になっていたそうです」
沙英「あの『おるこきそ』って読んだアレね」
ゆの「しかし何でアメンボが赤いんですか。アメンボは黒でしょう。まあ確かに柳絮(りゅうじょ)、つまり柳の綿毛に包まれた種が赤いのは夕日に照らされたからだと機転を利かせた中国の逸話はありますけどね、夕焼け雲を見てると目が赤くなるトンボと同レベルの言い草ですよそれは」
沙英「はいストップ。詩に文句付けても始まらないから。夜半の鐘に『当時は夜間に鐘を突くのは禁止されていたはずだ』と言い出すのとあまり変わらないよ?」


・シュレーディンガーの椅子

(飲食店――)
 1F 10席
 2F 24席
ゆの「if 10席……?」
ゆの「『もし〜なら』なんて、客席数も把握していないんですかこのお店は」
宮子「ゆのっちゆのっち。幻視にも程があるからさー」


・青年の(くど過ぎる)主張

ゆの「そういえばですねー、裁判の判決後に原告が報道陣に広げる紙」
ゆの「原告は何で、『勝訴』と『不当採決』しか出さないんですか。裁判に訴えた以上、『敗訴』する覚悟も必要ですし、『上告』や『国民審査で罷免させよう』を用意する意気込みも必要ではありませんか?」

(数分後)
ゆの「そもそも最高裁判所裁判官国民審査は、最高裁判所が政府の意を汲む採決ばかり連発して司法の独立を損ねていると言われているにもかかわらず罷免された裁判官は今までに1人もいなくて、×の率が高いのは名簿で目立つ位置の裁判官ばかりで不公平極まりなく」

(十数分後)
ゆの「そういえば選挙区。アレもですね、山梨県に甲斐市と甲州市を作りやがった平成の大合併とやらでできた大き過ぎる市とか、内部のまとまりが悪い市とかは、市町村レベルで選挙区制を導入する必要がありますし。国政選挙の選挙区も、票の格差を3倍まで許容とはふざけてるんですか。少なくとも衆議院は、数年ごとに調整して極力1倍に近付けるべきです」

(数十分後)
ゆの「憲法も9条ばかり騒ぎ立てるより先に、前文による一般国民投票制度の排除、24条1項の同性婚の否認、43条1項の『全国民を代表』による国会の地域・少数民族等の代表議員の選出不可、96条の改正手続きの具体的手順の欠落、そちらこそ問題ではないかと――!(どんっ!)」
沙英「とりあえず今日はもう寝なさい」


・人柱

ゆの「(はっ……ひとつだけ茶柱が立っちゃった……!!)」
ゆの「(ど……どうしよう。こういう時期、こういう不公平は気になっちゃうよね……)」
ゆの「(う……)」
ゆの「ん――!!!(ゴキュ!!)」
沙英「ゆの……?」
ヒロ「の……のど渇いてたのかしら……」

ゆの「(はぁ……なんとか怪しまれずに済んだよぉ)」
ゆの「(で、またお茶のおかわりを注いだんだけど……)」
ゆの「(何で今度は、ひとつを除いてみんな茶柱が立っちゃったの――!?!?)」
ゆの「んぐんぐんぐ――――っっ!!!!(ゴキュゴキュゴキュ!!)」
沙英「わわっ、ゆの何を!?」


・ドロボウじゃない猫

(受験勉強中)
(し――――――――ん)
ヒロ・沙英達「(カリカリカリカリ)」
ゆの「(あ、髪の毛落ちてる……)」
ゆの「(……あ、あっちにも)」
ゆの「(もそもそもそ)」
ゆの「(短い……。ヒロさんの髪の毛じゃない……)」
ゆの「(……なーんてね。沙英さんや私や乃莉ちゃんの髪だって分かり切ってるし、宮ちゃんもなずなちゃんも髪が短い部分があるし)」

その後ゆのは、この日に来ていなかったヒロの友達の髪を見付けて大騒ぎする羽目になる(笑)。


・甲州娘

ゆの「『×☆☆☆』特別編後編Aパートで帰省した私だけど……お父さん、ここの筆者さんが想像したのとほとんど同じ展開しないでよ……」
ヒロ「ゆのさんのお母さんも大変だったわね。お父さんがホームから転落しなくて何よりだったけど」
ゆのの母「でも、ゆののお友達、せっかく名前があるのに、優ちゃんとまなみちゃんはともかく、美雪ちゃんは台詞が無かったじゃない」
ゆの「ま、まあそれは、夏目さんみたいな外伝でも期待する事でっ。もしくは大学生編で上京してくるとかっ」


・信濃屋

宮子「改めて3期特別編を見たら、ゆのっちの実家の近くのスーパー『くらしの店のしなのマート』の看板に、『酒・たばこ・ぶどう』って書いてあったけど、山梨県だと葡萄を売るのに免許がいるの?」
ゆの「そんなわけないってばー。あそこは元々果物屋さんだったから一緒に書いてあるだけ。……てゆーか、なぜ山梨県なのに『信濃』なんですか。そりゃまあ山梨県は人口が百万割ってる数少ない県で、西日本出身の乃莉ちゃんも宮ちゃんも全く予備知識がない、いわば東日本の佐賀県ですけど」
沙英「……屋号というのはよそのお店と区別するためのものだから、先祖代々甲斐にいるのに『甲斐屋』なんて付けても意味ないよ? 名字だって発祥の地で名乗ってる人は少ないし、昔の江戸にいっぱいあった『伊勢屋』だって、伊勢だと滅多にないんじゃないかな?」

――という理由かは分かりませんが、公園の「大福供養」の石碑と並ぶ大きな謎です。


・想像の翼(放し飼い)

ゆの「『アラジンと魔法のランプ』のアラジン……」
ゆの「『狂えるオルランド』のアンジェリカ……」
沙英「……そこで言いたいのは、『どこが中国人なんですか』だよね?(汗)背景の考証なんてやんない時代だから、日本の昔話で言う『天竺』くらいの大雑把な概念でしかないと思って、いちいち気にしない方がいいよ?」


・こんな未完の夏休み

ゆの「楽しかったね、夏休み……!」
宮子「うんっ!!」
ゆの「……あれ?」
ゆの「二日分足りない……どこ行ったんだろ……」
宮子「描くの忘れてたんじゃない? 具体的には、6巻23・24ページのベッドシーン参照。あの時は丸2日間寝てたからねー」
ゆの「あ(汗)」

という事にしときましょう。


・良過ぎる人選

吉野屋「今日は浅葱消防局のご協力で地震体験車も(以下略)」

吉野屋「って、何で以下略なんですかああ(泣)」
益子「(無視)さて、吉野屋先生に指名されて体験車に乗ったゆのさんですが――」

(ゴトゴトガタガタガタガタ)
ゆの「わっ、わわ、ひゃっわ゛わあぁ、ぎゃっ、ぎゃああああああ、いやあぁぁああああ」
一同「(ぞぞぞぞぞぞ)」

ゆの「…………(←気絶&痙攣&硬直状態)」
救急車「(ピーポーピーポー)」
吉野屋「はいっ、皆さんにも地震の怖さが伝わったでしょうか?」
一同「(伝わりすぎ――!!!)」


・頭上の眼鏡

(電話中――)
ゆの「それじゃこの辺で、お母さん」
ゆのの母『ありがと、それじゃ――あ』
ゆの「ど、どうしたの?」
ゆのの母『携帯電話がどこにあるか探してたんだけど、よく考えたらゆのと電話してるからずーっと持ってたのよねー』
ゆの「……え、えーと、普段と形が変わってると見失う事ってあるよねお母さん(汗)」


・脱衣ゲーム(即終了)

ゆの「じゃー一枚脱いでみよっか!」
乃莉「全裸になっちゃうんですけど!!!」
ゆの「大丈夫! ここは文章ネタだから具体的な描写さえなければ!」
乃莉「そんな事言われても、あ、あっ、あああっ!?」

なのでどーなったかは省略。ごめんね。


・お口にチャック

沙英「ごめんねー、箝口令出てたから♪」
吉野屋「沙英さんは頭もいいですから、『台本を読めない』という定番ネタを使えないんですよね」
ゆの「何の心配してたんですか何の。まあ確かに他には、小さな物を強い力でつまむ道具の『箝子』しか使い道知りませんけど」

なお、ATOKで出てくる「緘口令」は誤用との事。


・(邪な)期待に応えません

ヒロ「じゃお味噌汁はゆの先生から♪」
ゆの「えっ!? 何で私ですか!?」
ヒロ「だって、ゆのさんのお味噌汁、すごく美味しいもの」

だって
ゆのさんの
   汁   ←ゆのが前に来て字が読めない。
すごく
美味しいもの

ゆの「(ああーっ!! 変な読み方しないで読者の皆さんーっ!!(真っ赤))」


・×1

ゆの「フライパンに水を入れてから、てきとーな野菜を入れて煮ます! 根菜や硬い葉物を先に、柔らかい野菜は後で! あればお豆腐やお揚げも!」
なずな「はいっ!」
ゆの「赤ダシの豆味噌比率の高いやつを、大きめのスプーンで2塊くらい入れます! 豆味噌は煮立たせても大丈夫!」
なずな「はいっ!」
ゆの「じっくり煮立たせて火を通します〜。硬いお野菜にお箸が通ったら完成……っと♪」
なずな「ゆっ……ゆのさん!」
なずな「これって、筆者さんが作る『一人暮らし用味噌汁』ですよね?」
ゆの「……うん。量も多いから沖縄のお味噌汁よろしくこれだけで満足できるそーだけど、ご両親のおもてなしには全然向いてなかったね(汗)」


・自信満々

宮子「例えばー――ゆのっち! 嘲笑してみて!!」
ゆの「えっ!? ちょう……えっと、ばかにする感じ……?」
ゆの「――――」←嘲笑とゆーよりドヤ顔。
宮子「おぉ――、全然できてない!(パチパチパチパチ)」
ゆの「……私と宮ちゃんだから素直に褒めてると分かるけど、一瞬逆に嘲笑されてる気分になったりして(汗)」


・期待どおり(過ぎ)

宮子「例えばー――ゆのっち! 嘲笑してみて!!」
ゆの「えっ!? ちょう……えっと、ばかにする感じ……?」
ゆの「お前がそう思うんならそうなんだろう。お前ん中ではな」←ちゃんとした(?)嘲笑。
宮子「ちゃんとできてるけど……何だかゆのっちのイメージじゃないよー」
ゆの「――ええっ!? わ、私、頑張ったのに!!」
吉野屋「なおこの元ネタは、日本橋ヨヲコさんの『少女ファイト』だそうです。詳しくはウェブでね」
生徒一同「いや、もうウェブですし」


・客観死

ゆの「この間、電車に乗った時、ドアの近くに小さな女の子が立っててね」
宮子「ほうほう」
ゆの「降りる時にドアの近くに行ったら、その子より私の方が背が低くって」
宮子「ほうほう」
ゆの「私って本当に、背低いんだなーって驚いちゃった!」
宮子「やっと――!」←見事な嘲笑。
ゆの「ひどいよ宮ちゃあああああんっっ!!!!(号泣)」
吉野屋「ゆのさんも宮子さんも、授業中は静かにねー?」


・一皮剥けて

宮子「その絵、一目でゆのっちって分かるー♪ かわいいね似てるねー!」
ゆの「かっ、かわ……?(ぎょっ)」
宮子「ん?」
宮子「あれ? まさか、言ったことなかった? ゆのっちかわいーよ?」
ゆの「あ゛っ……え゛……、み……宮ちゃんの方が断然可愛いよー美人だよー!!」

吉野屋「という会話があったんですけど、『かわいいね』に対して『かっ、かわ……?』と驚愕していたという事は、実は今日のゆのさんはゆのさんではなくて、うめ先生が皮を被って化けていたという夢を……!!(ぶるぶる)」
益子「打ち合わせ中に何を寝ぼけていたんですか。親御さんにお電話しましたから早く帰って下さいよ?」


・照れない

宮子「その絵、一つ目でゆのっちって分かるー♪ かわいいね似てるねー!」
ゆの「……なぜ1文字増えただけで、私が妖怪かキュクロプスに聞こえるんだろ?」
宮子「まあまあ。ゆのっちはもう結婚の女神様(=ユノ/ヘラ)なんだからさー」
中山「なお、キュクロプスは道具作りが得意なのでゆのさんに……いや、キュクロプスは大きいから、小さなレプラコーンの方が似合うよね」


・大玉運べない

(大玉運び)
真実「私この競技やるのはじめてー!」
ゆの「私も!」
宮子「頑張るぞ!」
放送『よーい! ドン!!』
(ぼいんぼいん)
ゆの「(うぅ……。大玉の跳ねる音が、宮ちゃんと真実ちゃんのおっぱいの揺れる音みたいだよぉ)」


・有沢殺人事件

有沢『やっほ! ゆのさんお久しぶり〜〜v あのね急なんだけど、明後日生コンがあって人数合わないんだけど、ゆのさん来れないかな?』
ゆの「えっ!? 生コ……っ!!?」
ゆの『有沢さんお久しぶりです! すいません! あの、私、そういう(犯罪っぽい)の全然ダメでとっても苦手なのでごめんなさい!!!』←カチカチカチカチカチカチ

有沢「……ゆのさん何を勘違いしたのかな? お刺身とか野菜サラダとかで盛り上がる、メニューが生もの縛りのコンパ、略して生コンなのに」
友達「……ありさの省略のし方が色々まずいと思うのは、私だけじゃなくて後輩さんもだったのね。ホント架空で良かったわ」


・有沢(ピー)事件

有沢『やっほ! ゆのさんお久しぶり〜〜v あのね急なんだけど、明後日強カンがあって人数合わないんだけど、ゆのさん来れないかな?』
ゆの「えっ!? 強カ……っ!!?」
ゆの『有沢さんお久しぶりです! すいません! あの、私、そういう(今度こそ本気で犯罪っぽい)の全然ダメでとっても苦手なのでごめんなさい!!!』←カチカチカチカチカチカチ

有沢「…………あ(汗)。ゆのさんにR-18なメールをついいいい!!!?」


・戦闘装備

ゆの「有沢さん〜♪(ほ〜〜)」
有沢「ん? 何? その安堵のため息みたいなの」
ゆの「いえっ美大生って、バズーカとパネルバッグ持ってるイメージだったので」
有沢「『みたいなの』が抜けてるっ!? 防衛大生でもそんなの持ち歩かないしっ!?」


・繋(妄想)

有沢「――いい友だちね。しっかり繋がり続けなきゃねv」
ゆの「繋がり続ける……?」
ゆの「――――(なんかいろいろ妄想中)」
ゆの「つっつまり、宮ちゃんとする時は道具を使うって事ですか!?」
有沢「ゆのさんゆのさん、ここは店内ーっ!?(絶叫)」


・グラビアアイドル?

ゆの「ほ……ほんとに私が表紙のパンフが配られてる……!」
宮子「『の絵』がどこかに行ってしまうだけで、随分と自己顕示欲旺盛ですなぁ」
ゆの「わぁ〜〜〜〜っ!?!?(汗)」


・吉野屋先生は知らない

宮子「ゆのっちの名前って、『You know』と響きが似てるねー」
ゆの「そ、そうかな。なんだか有名人みたいだね(含羞)」
宮子「ちなみに英語の『know』は、聖書では性行為の婉曲表現として使われており」
ゆの「わーっわーっわーっ!!(赤面)」


○宮子編


・これ園内だし

クルー「さあ!! みんなでジャングルに出発だ!!! でも……ジャングル探検にはアクシデントがつきもの☆ みんな無事に戻って来れるかな――?」
宮子「しまった!」
ゆの「な、何、宮ちゃん?」
宮子「乗船名簿に記入してないから、遭難しても身元が分からない!!」
クルー「(乗船名簿は外洋航海する客船にしかないんですけど……!!!(汗))」


・喋る女

(『×☆☆☆』第9話Bパート)
ゆの「いちにーさんし」
沙英「ごーろくしちはち」
乃莉「ワンツースリーフォー」
なずな「ファイブシックスセブンエイト」
宮子「イーアルサンスー」
一同「え?」
宮子「ウーリューチーパー」
沙英「ちょっと待って宮子。中国語の『六』の発音は『liu』と書くけど、これは『リョウ』と読むんだよ。より発音に近く書くと『liou』だからさ」
宮子「へー、そうなんだ」
乃莉「中国語のピンインは、ローマ字発音するとまずい綴りが多いですからね。『an』が口を閉じる『エン』で『ang』が口を閉じない『アン』だとか、『北京』は『beijing』と書くけど『ベイジン』じゃなくて『ペイチン』だとか」
沙英「官話には清音と濁音――無声音と有声音の区別がないけど、無気音と有気音の区別があるからね」
なずな「あ、あの、ゆのセンパイ、美術科だと第二外国語も!?」
ゆの「それはないから。あの3人が色々知識豊富なだけで」


・脂肪に包まれ(以下略)

宮子「ヒレ肉とヒロ肉って、語感が似てるよねー」
なずな「ふ、ふぇえっ!?」
乃莉「ヒロ肉って、沙英さん専用ですかそれ。焼肉屋で宮子さんが触らなかった理由はよーく分かりますけど」
ヒロ「宮ちゃん乃莉ちゃん、ちょっとこっちにいらっしゃいー?(怒)」

※ヒレ肉=食用家畜の大腰筋。骨盤の内側にある筋肉で、脊椎骨と大腿骨を結んでいる。非常に柔らかい。


・巨星墜つ

宮子「『×☆☆☆』といえば、トライスターという航空機が昔ありましてな。『できるかなって×☆☆☆』の歌詞に『ほしみっつ落ちた』と」
沙英「はい終了。そんなに飛行機嫌いか宮子」
宮子「だって高いんですぜ沙英さん。帰郷に高速バスしか使えない私にとっては恨めしく〜!」
乃莉「……まあ、トライスターは諸般の事情で売れ行きが悪く、製造元は旅客機製造から撤退、今はほぼ軍用機しか残っていないみたいですし……」


・宮子終了のお知らせ

宮子「更に言うならば、『ほしみっつ落ちた』は、受験生である沙英さんとヒロさんにも悪いのではないかと愚考する次第でございます」
沙英「本気で愚考だよ。そして愚行。ヒロに折檻される前に、私の手で安らかに眠りな」


・映画に熱中。だけど止まらない宮子の性欲。

映画『す……すごい! オレにこんな力が……!!』
ゆの「(←映画に見入っている)」
宮子「(←映画を見ながら自分の身体に触れる)」

映画『オレがアイツらを倒しに行く!』
映画『気をつけて……!』
ゆの「(←映画に熱中)」
宮子「(←映画に熱中しながら自身を撫で続ける)」

映画『お前を守ることができてオレは……』
映画『トニー!!』
ゆの『(←映画を見ながら涙ぐむ)』
宮子『(←映画で落涙しながらゆのの身体を――)』


・おいしい(  )っち

宮子「おおう(じゅるじゅる)」
乃莉「パソコン見ながら舌なめずりして、またネットサーフで美味しい物でも見付けましたか宮子さん?」
ゆの「岩手県の旅行案内のサイトで、可愛いマスコットキャラがいるんだけど……」
乃莉「わんこ蕎麦のお椀に、えっと、蕎麦、雑穀、豆腐、お餅、ウニが入ってますね。で、名前が『そばっち』『こくっち』『とふっち』『おもっち』『うにっち』ねぇ」
宮子「そーなのです。名前の響きが似ているので、つまりはゆのっちを食べるのに匹敵するほど――」
ゆの「わーっわーっわーっ!?(赤面)」


・食糧庫(他人の)

ゆの「今冷蔵庫空っぽだよー。朝ごはんどうしよう……」
宮子「ええっ!? じゃあヒロさんちに分けてもらわなきゃ!!」
ゆの「……宮ちゃんちは最初から無いんだ。それともディスティニーランドの入場料+大家さんへのお土産でお金がなくて、最初から私かヒロさんを目当てに?」


・いいないいないいな

ゆの「あ、宮ちゃん、忘れないうちに、はいっ制服♪」
宮子「おーそだそだ、一緒にクリーニング出してもらったんだった!(ありがとー!)」
宮子「ビシッ!! ……ん? ちょっと小さくなってるかも?」
ゆの「どこがっっ??」
宮子「全体の丈と、あとバストとヒップが特に――あああゆのっち、声を忍ばせ嗚咽しないでっ!?」


・「唐墨」

宮子「ゆのっち、からすみ貸してー、どっかやっちゃった……」
ゆの「……カラス口の欠片もないよ宮ちゃん。からすみパスタでいーなら日曜にお店で一緒に食べるからさ」


・読むまでもないっ!

ヒロ「学食にしようかとも思ったんだけど、あんまりお腹すいてないからパンにしよっかなって」
宮子「ええっ!?」
ヒロ「たあ――!!!」
宮子「まだ何も言ってなああ――!!!」

なずな「……この場面で宮子センパイ、『まだ』って――」
乃莉「間違いなく有罪だよね。推理小説なら120%探偵に指摘されるよ」
宮子「そんな殺生なー(涙)」


・ふろく無し

宮子「これをかけると飛び出る!!!(スチャッ)」
ゆの「3D〜〜!!?」
真実「……でも、パンフレット見る人全員に3D眼鏡を渡すのは大変だよね。特にホームページにもど――んと載るとすれば」

という事で候補からはねられたのでした。ちゃんちゃん。


・初志貫徹しようよ

宮子「ビンの練習したい時は、ラムネを買いに行って!」

宮子(中学生)「(どーん!)」

ゆの「あぁ〜、難しそう……!」
宮子「飲み終わったら、ビー玉欲しさについ叩き割っちゃってー♪」

宮子(中学生)「(ガチャーン)」

ゆの「中学生の時の話だよね……?(汗)」
宮子「そしてデッサン対象は、『割れたラムネ瓶』に変更なわけなのですよ」
ゆの「……もしその場にいれば、それでいいのか小一時間問い詰めてたトコだよ?」


・食中の運動

宮子「おいひぃ……! お出汁の味がキレイにしみた白身魚のお団子……、柔らかいのに煮崩れてない大根(脚)……(ぢ〜〜っ)」
(ずげしっ!)
ヒロ「うふふー、ありがと〜v」
宮子「(ぴくぴく)まだ……まだ何も言ってな……」
乃莉「……相変わらず、『目は口ほどに物を言う』で嘘付けませんね宮子さん」


・観点の相違

ゆの「宮ちゃん、私、おうどん食べるのサポートするからね!(ぐっ)」
宮子「ありがと! 大丈夫だよ〜」
宮子「量はがっつり多いけど、ゆのっちにまで食べてもらわなくても、私だけで十分いけるし」
ゆの「い、いやっ、食べる事そのものをサポートするんじゃなくて、親子か恋人同士みたいに『あ――ん♪』してもらうのが目的でっ!!(汗)」


・観点の相違(し過ぎ)

ゆの「はいっ宮ちゃん、チョコバナナとたこ焼きv」
宮子「おおっ☆ 食べ物がどんどん!」
吉野屋「(女の子にバナナを咥えさせるうえに、続いて玉だなんて、いかがわしいですゆのさんも宮子さんもっ!)」
ゆの「ごめん宮ちゃん。私、シュレッダーにどんどん紙を差し込みたくなるあの感じに近くなってるかも……」
宮子「?(もぐもぐ)」
吉野屋「(あまつさえ、く、食いちぎるだなんて、)私は興奮して夜も眠れません! あ、益子先生はこれっぽっちも想像していませんからね!?」
益子先生「……校長先生には言いませんけど、別の意味で桑原先生を呼びますからね?(汗)」


・専用サプライズ

ゆの「あっ、お疲れさまでした〜!!」
沙英「ゆの! 受付だったんだ〜。怖かったよ〜」
ゆの「えへへ、良かったぁv 札をこちらの箱に戻して下さい♪」

(箱の底)
宮子「はむっ☆(不意討ちで沙英の手を咥える)」

沙英の声『あぎゃああああああああああああああ!?!?!?!?』


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