☆ つっこめ! プロフィール ☆


 目次 (1) (2) (3) (4) (5)


☆日下部みさお編


・万能選手

こなた「みさきちの趣味って、『スポーツ全般』なんだねー」
かがみ「ホントに『全般』よ。でも飽きっぽいから、種目が色々ある陸上部が向いてるのかもしれないけどね」
こなた「それじゃ、蹴鞠やポロを嗜んだり、マインドスポーツ(頭を駆使する競技)である将棋やチェスをするのも好きだったりなのかな?」
みさお「どこのお貴族様だそれ。それに将棋やチェスってどこがスポーツだよ」
あやの「みさちゃん……スポーツっていうのは本来『競技』という意味で、身体の運動だけを指す単語じゃないから……」
こなた「ふっふっふ、近頃では国際大会にも導入が始まってるeスポーツ(コンピューターゲーム)ではかなうまい」
みさお「ちきちょうちびっ子め……無い胸張りやがって……!」
かがみ「あーあ。こいつらって何で、どんな話でも口喧嘩に持ち込めるのかしら」


・呼び方(3年C組編)

みさお「なーあやの、柊って私達との付き合いが長いのに、何で名前で呼んでくれないんだよ?」
あやの「一度定着しちゃった呼び方は変えにくいし……。そうだわ、こちらからきっかけを作ればいいんじゃないかしら?」
みさお「きっかけ?」
あやの「私達から柊ちゃんと妹ちゃんを名前で呼ぶのよ。妹ちゃんともお付き合いすれば二人を呼び分ける必要があるし、あの二人は大抵一緒にいるからやりやすいと思うわ」
みさお「さっすがあやのー!」

(数日後)
みさお「おーす、柊妹!」
つかさ「お、おはよ日下部さんっ」
こなた「みさきちって近頃、なぜかつかさに絡む事が多いよねー」
みゆき「峰岸さんから経緯を伺っていますけど……かがみさんを名前で呼ぶのでしたら、つかささんを『妹』で済ませず、同じように名前で呼ぶ必要があるのではないでしょうか?」


・認識

かがみ「まったくもう! 日下部、たまには生活態度を改めろ!」
みさお「あやの〜。柊が私にばっかり男口調で厳しい〜!」
あやの「あらよしよし。みさちゃん泣かないの」
みさお「私には全然優しくしてくれないし、言う事はいちいちひどいし、やっぱり柊って私の事嫌いなのか?」
あやの「そんな事はないと思うけど……気付かなかった? 柊ちゃんって、自分が真っ先に面倒見なきゃという相手には口調が飾らないせいで、男の子っぽく聞こえちゃうのよ? 妹ちゃんとか、泉ちゃんとかね?」
かがみ「そそ、そんな事っ……少しあるかも」
みさお「……そーいや柊って、妹にもちびっ子にも、普段は結構厳しいのに、あやのが私にやってるみたいに面倒見てるよな」
あやの「ふふ。そういう所があるから、柊ちゃんはツンデレと呼ばれるんでしょうね」
かがみ「峰岸までっ!?」


・野望と欲望

こなた「みさきちのお兄さんって、峰岸さんとお付き合いしてるんだってねー?」
みさお「ん、そうだけどよ。兄貴は私とあやののモンだからなっ」
こなた「(独占欲強いなぁ)ぜひぜひ拝見したいものだよー。そうすれば本編でも同人誌でもみさきち達の活躍間違いなしっ」
みさお「? お、おおーっ!」
かがみ「その同人誌の中に、成人向けは何割ほどこなたは想定してるのかなー?」
こなた「い、いやそのー。男性キャラの少ない『らき☆すた』において、男女の絡みが増やせる機会は逃さないようにしないと……。ひよりんのお兄さん達はそっち方面だから清純系には使いにくいし……」
みさお「……ちびっ子。来週の陸上部の大会に、助っ人として全種目付き合えよな?」


・小柄

ひかる「あー……動物にはだな、おのずと大きさの限界ってのがあって、無限に大きくなったりはならないわけだ」
あやの「みさちゃん、この辺分かる?」
みさお「んー、てんでダメ。後であやのか柊に聞くべー」
ひかる「ではなぜ動物は、生活するための空間や食料の話を抜きにしても、無限には大きくなれないか、峰岸はどう思う?」
あやの「身体が大きいと重くなりすぎて、筋肉の力が付いてこられなくなるからですか?」
ひかる「そうだな。筋肉の力は断面積に比例するから、もしある動物をそのまま2倍の大きさにすると、筋力が4倍にしかならないのに体重は8倍になってしまうわけだ。つまり動物からの相対的な視点では、筋力が2分の1になってしまったのと同じ事になる。だから体が大きくなり過ぎると、体に見合った大きさの足や鰭では体を支える事も動く事もままならなくなる。……この辺で質問は?」
みさお「はい先生。だとすると体が小さな方が、体と比べて大きな力を出せるんですか?」
ひかる「その通り。蟻が自分の体より大きな餌を運んでいるのを見た事はあるだろう。それも蟻の体が小さいからだ」
みさお「つまり、ちびっ子が私より足が速いのも、ちびっ子が私より小さいから?」
ひかる「……泉が日下部より足が速いのは、純然たる運動能力の差だと思うが……」


・解決策

(きーんこーんかーんこーん)
かがみ「さてと、それじゃつかさの所に行かないと」
みさお「……なーあやの、どうして柊はちびっ子の所に入り浸りなんだよ?」
あやの「柊ちゃんとしては、妹ちゃんがどうしてるのか心配なんじゃないの? 私もみさちゃんと別のクラスになってたら、きっとみさちゃんのクラスに入り浸ってたと思うわ」
みさお「なら妹をこっちに来させりゃいいじゃないかよっ。納得いかねーっ!」
あやの「それならみさちゃん……」

(がらがらっ)
つかさ「あれ? 日下部さんに峰岸さん?」
みさお「ちーす。今日は一緒に昼飯食おうぜ」
こなた「み、みさきちっ。かがみんと私の間に割り込むなってーのっ」
みさお「うるさいちびっ子ー。柊は私とあやののモンだからなっ?」
あやの「という事で皆さん、柊ちゃんと一緒にご相伴に預からせていただきます」
みゆき「いえいえ、こちらこそ」
つかさ「……どうしたのかなお姉ちゃん? 日下部さんが何だか張り切ってるけど」
かがみ「……今日の昼食と昼休み、すっごく波乱がありそうよね(汗)」


・真・背景コンビ

みさお「私達は背景コンビ呼ばわりされてるけど、いっその事、それを有効に使ってみねーか?」
あやの「有効に、って?」

かがみ「今日は珍しいわね。つかさもみゆきも先に帰っちゃって、こなたと二人で帰るなんてね」
こなた「(ゆかりさんを人気ドラマの情報で釣って、まつりさんを創作料理のレシピで買収して邪魔者を消したから、今日こそ愛しのかがみに……)」
かがみ「ちょ、ちょっとこなたっ! 道には他に誰もいないのに近付き過ぎよっ!」
こなた「かがみ……実は私……」
(ずぼっ!)
みさお「おいちびっ子ー! 私の柊に変な事するなー!」
(がばっ!)
あやの「そうよ泉ちゃん。妹ちゃんや高良ちゃんを泣かせるつもり?」
かがみ「……こなたも含めたあんたらの妄想はさておき、日下部も峰岸も一体どこに隠れてたのよ?」
あやの「背景よ。みさちゃんは地面の下に、私は空間の中に隠れてたの」
みさお「背景コンビの実力見たかっ! ……それじゃ私達は背景に潜んで、ちびっ子が柊に変な事しねーか見張ってるからなー」
(がさがさがさがさ……)
かがみ「日下部、峰岸……。日下部はともかく峰岸は、このコーナーの良識の最後の砦だと思ってたのに、声優さんの意見を実行しちゃうなんて……」
こなた「…………みさきちはまだしも、峰岸さんは時空間の限界を超えてるよ。いくら背景コンビだからって無茶過ぎない?(汗)」


・隔離

みさお「ところでさ柊、私らをちびっ子や高良に長ーいコト紹介してくれなかったよな? アレって友達としてどーなんだよ」
かがみ「アンタらに、こなたみたいな奴が友達だなんて知られたくなかったからよ。もちろん日下部が友達だって事を、みゆき辺りに知られるのも躊躇したけど」
みさお「ひ、ひでーよっ! いくら私が勉強苦手でも、『躊躇』くらいの意味知ってるぜ!?」
あやの「ふふ。柊ちゃんって妹ちゃんと同じで、実は結構内気だから」
かがみ「なっ、何言うのよ峰岸っ! それより日下部、いつも物怖じしないアンタが、こなたやみゆき相手にはどうして私に紹介されるのを待ち続けてたのよ?」
みさお「だってよ……柊の友達なら、柊に紹介してもらわないと悪いような気がして(てれっ)。勝手に付き合うと、ほら何とゆーか、不貞って感じだべー?」
かがみ「不貞って……恋人じゃあるまいし。知らない間に勝手に割り込みたくないって気持ちは分からないでもないけど、日下部もこーいう所のデリカシーはしっかりあったのね」


・彼女じゃなくても旺盛

あやの「いじけているみさちゃんはさておき、でも泉ちゃんは、私達の存在を知っていて、それでもあえて知らないふりを装っていたような節があるけど」
かがみ「え? ど、どうせ何か、からかったり弱みを握ったりするネタを漁りに来てただけじゃない」
つかさ「お姉ちゃん……こなちゃんね、峰岸さん達と仲良くするお姉ちゃんを見て泣いてた事があるんだよ。警戒されずに仲良くしてもらえる日下部さんや峰岸さんが羨ましくて嫉妬しちゃうって」
みさお「でもさー、こうやって脇腹をむにってやった時、私には動転して平手打ちだったのに、泉には落ち着いて対応してたじゃないか?」
かがみ「するなっての。……まああれは、日下部はそんな変なセクハラ紛いの事をしないと思ってたのに、予想を裏切られて驚いたってだけよ。こなたの方はやらしい言動が多いから、嫌でも慣れないといけなかったってわけ」
みさお「うう、羨ましいぜちびっ子。柊にエロい事をするのが想定範囲内なんてよ」
こなた「あのー皆様、私がいない所で変なラベル貼りはよしてほしいのですがー(汗)」


・女

みさお「蜘蛛男や蝙蝠男の話は、こないだしたけどさー」
かがみ「……アメリカンヒーローに喧嘩売ってると、パトリシアさんに抗議されるわよ?」
みさお「これが蜘蛛女や蝙蝠女だと、なんだか妖怪って感じがしねー?」
あやの「そうよねー。雪男は毛むくじゃらな感じがするのに、雪女は綺麗な髪の美人ってイメージがあるわ」
かがみ「峰岸……意外と日下部と似た者同士か?(汗)」


・コンビ解散危機

みさお「ちびっ子〜っ!!(むぎゅっ)」
こなた「なな、何なのさみさきちっ!? 前にも言った通り私はリアルで同性趣味は――」
みさお「じゃなくてー! せっかく出た私のシングルがっ!」
こなた「えーと……『KASUKABE MISAO』ってーのは凄まじい誤植だけど、連絡すれば交換もできるそうだし、峰岸さんかかがみんに泣き付くのが筋なんじゃない? 私だとついその場のネタにしかねないのを、今も必死で我慢してるところだし」
みさお「単独シングル発売決定以来、あやのとの友情が壊れかかってんだよー! 柊もあやのをなだめるので精一杯だし!」

それから紆余曲折を経て、つかさとみゆきも含めた六人の絆は更に深まるのですが、それは別の話。とゆーか書く気はない。


・運び屋

みさお「いやいや、『貸借主忘却の法則』は絶対あるって」

かがみ「……なーんて言ってたけど、あの調子じゃいつか困ったことにならないか心配だわ」
あやの「いや、あれでいい事もあるのよ?」
かがみ「え? アンタが一番被害受けてそうなのに?」
あやの「だって……服が汚れた時に私の家でお風呂入ったみさちゃんが、私の(比較的男の子っぽい)服を借りてってそのままにしてくれるから、私がお兄さんといろいろした後でも代わりの服に事欠かないし、それをみさちゃんは不思議に思わないし」
かがみ「(ぼっ!)ままままま、まさか峰岸ッ!?」
あやの「(ああもう、妹ちゃん以上に可愛いな柊ちゃん。柊ちゃんが泉ちゃんとしてるような事で汚れてるんじゃないのに♪)」

注:あやのの想像はあくまでも妄想です(笑)。


☆峰岸あやの編


・無分別

みさお「あやのってお菓子作りが趣味なのに、好きなものに『お菓子』がないんだな」
あやの「だって、作ったものを全部食べられるわけじゃないし、みさちゃん達におすそ分けするのも嬉しいし……」
みさお「それに、好きなものにウチの兄貴が入ってないぞ。兄貴と豆腐のどっちが大事なんだ?」
あやの「……みさちゃん、それって『仕事と私のどっちが大事なの』系のネタ?」


・エスコート

あやの「…………」
かがみ「どうしたの峰岸、そんなに落ち込んで?」
あやの「私の萌えパラメーター……みさちゃんより『背景』が少し高かったの……!」
かがみ「あーそうですか。ってその程度で悩んでないで、日下部みたいに単独行動してみなさいよ」
あやの「でもそうすると、出演していないみさちゃんが何をしてるか気になっちゃって」
かがみ「……心配性の親かアンタは。少しは子離れしなさいっての」


・白昼の夢

あやの「……ところでみさちゃん、昼休みに見た夢って、私と彼が何してるところだったの?」
みさお「だから何なんだよ柊ー!?」
かがみ「寝言で日下部が、『あやの』『兄貴いたのか』『うわ、えろっ』なんて口走ってたのよ。おかげで峰岸はお冠なわけ」
あやの「柊ちゃんの言う通りよ。どんな根も葉もない無責任な後ろ暗い夢を見ていたかはともかく、未来の義理の妹とそんなしこりを抱えていたくなんかないわ(真剣)」
みさお「えろ……えろ……」
あやの「思い出した? 白状なさいみさちゃん? 『よく覚えてない』って事は、ちょっとは覚えてるって事よね!?」
みさお「そんな事言われても、私がホントに見たのはその前後だけだってヴぁー!」
かがみ「……日下部?(汗)」
みさお「兄貴があやのにエロい事をする直前で、やるせなくなって自分の部屋に閉じこもって、落ち着いてから見に行ったら全部終わった後だったんだよー!」
あやの「みさちゃん……それじゃ見てるのとほとんど変わらないでしょー!! それにあの時は場の勢いに流されかけたけど、お兄さんはそこまでで止めてくれたし!」
かがみ「…………日下部も峰岸も、周りに迷惑だからそーいう会話はこの辺でよさないか?」


・不燃

こなた「やほー、峰岸さん」
あやの「泉ちゃん……と、お父さんですか?」
そうじろう「ええ。こなたの父のそうじろうです。いつも娘がお世話になって──」

あやの「それじゃまたね、泉ちゃん」
こなた「ではまた〜。……ところでお父さん、峰岸さんにはいつもみたいな『萌えるぞっ!』って食い付きがなかったのは何で?」
そうじろう「あやのちゃんは婚約者、というか結婚確定の彼氏がいるだろ。つまりは人妻とあまり変わらんから、ゆいと同じく色気があっても萌えないわけだ」
こなた「……人聞き悪い言い方すると、お父さんはかがみやつかさやみゆきさんに手を出す気満々って聞こえるよ?」


・日下部あやの

あやの「ところで柊ちゃん。私がみさちゃんのお兄さんと結婚したら、柊ちゃんは同じ名字になる私とみさちゃんを呼び方で区別しないといけなくなるわね?」
みさお「そーだぜ柊。さあ私達をちびっ子みたく名前で呼んでみなっ」
かがみ「……日下部のお兄さんが峰岸のトコのお婿さんになれば、名字でも区別できるままなんじゃないか?」
みさお「ヴぁ?(汗)」
あやの「奇声上げて混乱しないでみさちゃんっ(汗)。それに私にはお姉さんがいるんだから、お婿さん貰うならそちらだと思うわっ」


・苦労してます

あやの「違うもん違うもん、そんな事ないもんっ」
こなた「……ねーみさきち、峰岸さんってどーしちゃったのさ?」
みさお「『真・萌えドリル』の収録ついでに男子からの評判を調べたら、『男に苦労しそう』って言われてて荒れてるんだよ。てゆーかあやの、既に男=私の兄貴がいるしな」
こなた「でもみさきちだって、『実は男』とか血も涙もない鬼畜な意見だったよね」
みさお「うぅ……胸ぺったんのちびっ子にだけは言われたくないやい」
つかさ「えっ、えーと。つまり二つを合成すると、峰岸さんが苦労している男の人って、彼氏さんじゃなくて日下部さんの事?」
みさお「……ちょっと陸上部の空き部屋まで来い妹(怒)」


・専属

こなた「峰岸さんって風紀委員なんだよねー。ひよりんも書いてたけど、おっとりタイプの人が風紀委員なんてイメージに合わないよ。かがみみたいなきついタイプが風紀委員なら分かるんだけど」
あやの「また柊ちゃんにお仕置きされるわよ? ……確かに私は叱っても本気に取ってもらいにくいし、普段はともかくいざという時にクラスを引き締めるのは柊ちゃんの役割だけど、実は岩崎さんが保健委員をしてるのと、相通ずるものがあるのよね」
こなた「みなみちゃんはゆーちゃんのために保健委員になった節があるんだけど、峰岸さんはやっぱりみさきちのため?」
あやの「ええそうよ。何かと適当なみさちゃんの手綱を取るためには、他の人には――たとえ柊ちゃんでも――手に余るんじゃないかと思ってね。風紀委員になったおかげで、みさちゃんは私の言う事を、前より素直に聞くようになったのよ?」
こなた「みさきち……もう峰岸さんからは逃げられないね……」


・重複

あやの「……ふぅ」
かがみ「ん? どしたの峰岸?」
あやの「私が卒業アルバムの編集してるの、柊ちゃんも知ってるでしょ?」
かがみ「ええ。いくら私がつかさ達と仲良くしてるからって、収録忘れたりするのはなしよ?」
あやの「……さすがにそれはないけど、妹ちゃん達を間違って収録しそうになった事はあったわ」
かがみ「……B組でも私や峰岸達が写ってる写真が多いらしいから、もういっその事、別冊で『交流編』でも作って、B組・C組両方に配布する?」


・4年生

あやの「でもこうやって卒業アルバムを作り、クリスマスもとっくに過ぎてるっていう事は、受験や卒業が間近って事よね」
かがみ「本編はイベントを扱わない主義らしいけど、特に受験は無事に過ぎてほしいわね」
こなた「でもさー、全国的に履修単位漏れが発覚してみんな留年するとか、大災害が起こって入試が全国的に不可能になるとかいう事件が起これば問題ないじゃん?」
あやの「……そこまでして卒業嫌なの泉ちゃん?(汗)」
かがみ「とゆーか、そんな事あったら国として大問題よ。『らき☆すた』世界はにゃもー先生や読者のいる世界とほぼ変わりないんだし……」


・素敵な目

あやの「そういえばこの前、ダイエットの相方を作ろうとして、妹ちゃんと泉ちゃんと高良ちゃん相手に『相方がいねぇー』なんて男言葉でショック受けてたけど、みさちゃんはともかく私は思い浮かばなかったの?」
かがみ「そっそのっ、峰岸はスタイルいいからっ」
あやの「(柊ちゃんも素敵なのに、本人は自覚ないのかしら?)私は柊ちゃんみたいに、お菓子の食べ過ぎで体重増えちゃいそうだから、時々ダイエットしてるんだけど――相方がいなくても、彼氏の目を気にするだけで随分と効果があるものよ」
かがみ「わ、私にはどうせそんな奴いな――」
あやの「柊ちゃんには彼女が三人もいるんだから、その目を気にすればきっと持続するわよ?」
かがみ「――へ?」
あやの「(柊ちゃんがダイエットするのも、妹ちゃん達のためかもしれないわね。あーあ、妬けてきちゃうわっ♪)」


☆八坂こう編


・女を後姿で判断してはいけない

こなた「んじゃまたね〜」
ひより「はーい。ではまたー」
こう「あれ? 今のは誰かいひよりん?」
ひより「三年の泉こなた先輩っス。一口で言うと――サルベージ不可な人っスね」
こう「……言いたい事は分かりすぎたけど、後姿がゲーセンで格闘ゲームの強い奴に似てるんだよな。かといって直接確認するのも恥ずかしいし……」
ひより「(ゲームセンターの対戦台だと、後姿しか見る機会ないっスからね……)」


・悪事千里を走る

ひより「こう先輩の趣味の『人間観察』って、人を見てネタ作りをするって意味ですか?」
こう「違うっての。同級生を見ながら『自重しろー』と叫んでるひよりんじゃあるまいし」
ひかる「この前買った八坂の同人誌、私とふゆきを髣髴させるようなカップルがいたんだが」
こう「ヤ、ヤデスネー先生。ソレハ気ノセイデスヨ気ノセイ」
ひより「(図星っスか先輩……。自分もこーならないように気を付けないと……)」


・やりくり

ひより「こう先輩って、生徒会の会計でもあるんスよね? やっぱり部費配分とかにも関わって……」
こう「でも別にえこひいきはしてないからな。……まあ、アニ研の部誌をイベントや同人ショップで売りさばいて儲けを生徒会費に繰り込んだりはしてるけど」
ひより「……職権濫用っスそれ」


・「長」

ひより「そーいえば、こう先輩」
こう「んー、何かなひよりん?」
ひより「こう先輩はアニメーション研究会のトップなのに、なんで部長なんですか?」

ひゅおおお。

こう「そ、それはだな」
ひかる「アニメーション研究会だからって『会長』だと、生徒会の会長と紛らわしいだろ」
ひより「あ、そーっスね。さすがは桜庭先生ですっ」
こう「……生徒会の会計として恥ずかしいけど、ひかる先生だとどーにも信用し難いんだよな。後でふゆき先生に聞いてからネットでも調べよ」


・底無し沼

ひかる「八坂ー」
こう「あ、何ですか先生?」
ひかる「この前私とふゆきのビデオ鑑賞を難しそうに捉えてたけど、八坂だって田村とアニメや特撮を見るだろ?」

ひより「うわ描写が過激っス。この番組は7時台に流れてたんですよね!?」
こう「当時は規制が緩かったからなー。ちなみにここはDVDだと手直しされてるけど、本放送だと手抜きっぽかったぞ」

ひより「変身中にも邪魔が入る所が新鮮っスねー。そして毎回違う決め台詞!」
こう「この女幹部役、6話と10話に登場した脇役と結婚したんだよねー」

ひかる「……アニ研の顧問としてそれなりにそちらの知識もあるとはいえ、さすがにそこまではついて行けんぞ」
こう「そーですか……まあ確かに私達はそれなりにヲタクですが……」


・絵と文章

こう「ふと思ったんだけど、私は2月生まれでひよりんは5月、実は大して年の差はないんだよね」
ひより「(こう先輩が同じ学年ならきっと――ダメっス。私と一緒にみなゆたを見て『自重しろ自重しろー!』と叫んでる状態しか想像できないっスよ)」


・「い」と「や」の間

こなた「八坂さんっ、私と結婚してっ!」
こう「なな何ですか泉先輩っ!」
こなた「ほら、私は出席取るのが前で、遅刻すると間に合わないんだよね。『八坂』になれば、出席簿の後の方に移れるじゃん」
こう「……天原先生の養子になって少しでも早起きに励むか、実利を兼ねて柊先輩達のどちらかと結婚すればどーですか?」


・いつ収録した。

こう「……なんて展開があったのかもしれないですよね。泉先輩と卒業前に知り合えていれば」
こなた「いやーゴメンね。ひよりんがお世話になってたのに、アニ研にお邪魔の一つもできないで。ゴールデンタイムのアニメがほとんど無くなったと思ったらバイトが忙しくなっててさ、結局顔出しする余裕も無かったよー」
こう「そ、そんなっ。私こそ格ゲーで大人気ない真似してすみませんっ!」
こなた「……ところで、私と八坂さんはこれまでにゲームで知り合ったりもしてたんだけど、まさか収録の後に桜庭先生の怪しい薬で記憶を消されてたりしてた?」
こう「いや、さすがにそれはないとは思いますが……」


☆小早川ゆたか編


・似てるもん

こなた「ゆーちゃんってさ、性格はともかく、外見はゆい姉さんに全然似てないよね」
ゆたか「そんな事ないもんっ。私だってゆいお姉ちゃんと似てるんだからっ」
かがみ「私とつかさも似てないって言われる事があるけど、あくまでも『双子としては』だからねぇ」
こなた「で、ゆーちゃんとゆい姉さんが似てるってどこが? 目が二つとか性別とか、古典的なギャグは冷たく聞き流すからね?」
ゆたか「ほらこの口元っ。呆然としたりにへら〜ってしたりすると時々、ゆいお姉ちゃんやこなたお姉ちゃんみたいな形になるんだよ?(※2巻50・60・75・85・87ページなど参照)」
ゆい「おおー。似てる似てるっ」
こなた「ま、まあそう言えなくもないけどー(汗)」
かがみ「その程度しか似とらんのかい。て事はゆたかちゃんはお父さん似か? それともこなたが小さいのは父方からの遺伝もあったのか?」


・そこも萌え

ゆたか「……ところでこなたお姉ちゃん、さっきの『性格はともかく』って、私とお姉ちゃんはどんな所が似てると思ってるの?」
こなた「ドジっ娘な所」
ゆたか「うえっ!?」
こなた「だってさゆーちゃん、みなみちゃんに再会しておいて名前を聞かなかったり、自己紹介で滑ったりしてるじゃない。ゆい姉さんも、文化祭で自分のクラスをほっといてきー兄さんのクラスの準備に行っちゃったり、かがみとつかさを年上と勘違いしたり、黒井先生を成長の良い子と勘違いしたりだからねー。まあそんな萌えポイントに、きー兄さんも参ったのかもしれないけどさ」
ゆい「えーんゆたかぁ。重度のヲタクがいじめるぅ」
ゆたか「まあまあお姉ちゃん(汗)」


・立候補の顛末

ゆたか「岩崎さん、保健委員おめでとっ」
みなみ「……ありがと(これで、小早川さんが具合悪くても面倒を見てあげられる)」
こなた「やほー、話は聞いてたよ。ゆーちゃん、学級委員に立候補したんだってね」
ゆたか「で、でも落選しちゃったけど。やっぱり小柄で内気そうだからかな?」
こなた「紛れ込んで話を聞いた限りだと、概ね二つの意見があるらしいね」
みなみ「(確かにこの人の背丈だと、紛れ込めても不思議はないけど……)二つ?」
こなた「(1)自己紹介がマニアック過ぎて不安。(2)『あ○まんが大○』の○浜ち○とイメージが重なり過ぎて何かやだ」
ゆたか「…………」
みなみ「…………」


・コラボレーション

ゆたか「今度みなみちゃんの家に遊びに行くんだけど、二人で何をするのが楽しいんだろ?」
みなみ「という事で、プロフィールデータを見てから、皆さんのご意見を聞かせて下さい……」
みゆき「小早川さんの『インターネット』とみなみさんの『読書』を合わせて、『インターネット上のテキストを閲覧』というのはどうでしょう?」
つかさ「そしてお食事は、ゆたかちゃんの『温かいもの』とみなみちゃんの『蕎麦』を合わせて、『温かいお蕎麦』かな?」
ひより「そんな二人に似合う花は、小早川さんが好きな桜色の花と岩崎さんの好きな緑色の葉が同時に芽吹く山桜で決まりっス」
ゆたか「ありがとうみんな……山桜はちょっと無理かもしれないけど、ごめんね田村さん」
みなみ「山桜の名所を調べて、そのうち一緒に行こう……。あれ、泉先輩?」
こなた「やっほー。そこの自販機で炭酸牛乳って売ってたんだけど、ゆーちゃんかみなみちゃん、いる?」
ゆたか「いらないよお姉ちゃん……私は牛乳が嫌いなの知ってるはずだけど、みなみちゃんは炭酸飲料が嫌いだし」
みなみ「泉先輩……自分の嫌な物を他人に押し付けるのはよくないと思います……」
こなた「ぐはっ!」


・密室でないミステリー

こなた「いやー、ずっと不思議に思ってたんだけど」
ゆたか「え?」
こなた「ゆーちゃんのこの部屋、ごく普通の部屋っぽいよね。何でこんな部屋が確保してあったんだろ?」
ゆたか「資料室の予備、とか?」
こなた「ま、まさかお母さんの部屋だったとか? 思い出のために取っておいたけど、ゆーちゃんが萌えるからあっさり明け渡したとか!?」
そうじろう「人聞き悪いなこなた……。実はな、かなたの生前にはもっと子供が欲しくてな、子供部屋として確保したんだ。ちなみにゆーちゃんが来るまでは編集さんが寝泊まりするための部屋だったんだが、男2人別々の所から来たのを同衾させた時はさすがに心が痛んだぞ」
こなた「(絶対わざとだそれ)それじゃお母さんは? まさかお父さんと一緒?」
そうじろう「…………分かるだろうこなた。どうしてこなたの部屋があそこなのか」
こなた「それ以上言うと切断するからね(呆)」
ゆたか「(……でも伯父さん、いつ頃からここに住んでたんだろ? 別にここの出身じゃないのに……)」


・感じやすい年頃

こなた「ゆーちゃんってさ、身体弱いよね?」
ゆたか「お、お姉ちゃんっ。確かに私は身体が弱いけど、好きでこうなんじゃないんだからっ」
こなた「ごめんごめん。病弱だという意味じゃなくて、もう一つの意味でだよ?」
ゆたか「もう一つ?」
こなた「そっ。ゆーちゃんを抱きかかえたり着替えさせたりする時、いろんな所を触ってるんだけど──そんな所を触るたびにゆーちゃんは喘いだり」
ゆたか「やーめーてっっ!!(赤面)」


・姉妹逆転(泉家編)

ゆたか「ところでお姉ちゃん、(勉強やったの? って口うるさく言うのは嫌だから)お姉ちゃんの復習も兼ねて一緒にお勉強しよ? 私はゆいお姉ちゃんと年が離れてたから、一緒にお勉強するのが夢だったんだ」
こなた「えーと……私はお父さんとギャルゲーの用事が」
ゆたか「(無視)さあお姉ちゃん、ここから一緒にやろうね(にこっ)」
(そして)
ゆたか「ここはこうだったよね、お姉ちゃん?」
こなた「う、うんっ。何とか分かりましたゆたか先生っ」
ゆたか「そしてこっちは、お姉ちゃんはどう思う?」
こなた「うう……。まさかゆーちゃんに勉強教わる羽目になるとは……しかも教え方が結構うまいし(泣)」


・白河夜船

ゆたか「うー……」
ゆい「ごめんねこなたー。ゆたかがまた気分悪くしちゃってー」
こなた「いや、姉さん運転荒いから……。叔母さんちに行く時は、今度からお父さんに送ってもらおうかな?」
ゆい「まあ私の運転はさておいても、よく効く酔い止めの薬ってないのかなー?」
こなた「あるよ。睡眠薬。寝ちゃえばまるで問題なし」
ゆたか「あまり解決策になってないよっ! というかお姉ちゃんも、運転が荒いのをさておかないでっ!」


・恥ずかしいウェブページ禁止っ

みなみ「あれ? ゆたか、携帯電話新しくしたの?」
ゆたか「うんっ。古くて調子悪かったから、テレビやインターネット見られる機種にしたのっ」
こなた「いいなーゆーちゃん。ちょっとウェブページ見せてもらっていい?」
ゆたか「いいよ。……あれ、お姉ちゃん?」
こなた「ページ見れない……せっかくエロゲーの新作情報見ようとしたのに……」
ゆたか「お姉ちゃん……私の携帯電話は有害サイトを見られないように設定してるから……(汗)」
みなみ「というか泉先輩、学校でそんなサイトを見ようとする事自体問題があると思います……(汗)」


・逃げて岩崎さん

ひより「小早川さんは、恋愛抜きにした男女の友情ってあると思う?」
ゆたか「うーん……、仲良くなる男の子全員にそういう気を持つっていうのもおかしいし、あると思うよ」
ひより「ふむふむ、なるほどぉー」
ひより「じゃあ、男同士・女同士の友情ってあると思う?」
ゆたか「うーん……、仲良くなる女の子全員にそういう気を持つっていうのもおかしいし、あると思うよ」
ひより「あのーゆたかさん。仲良くなる女の子の一部にそういう気を持つのはありって事ですか?(汗)」


・時節外れ

ゆい「おーい、ゆかたー」
ゆたか「お姉ちゃん……そのギャグは夏祭りの時に言ってほしかったなー……(涙)」


・アタック&ディフェンス

こなた「ゆーちゃんは攻撃的な人が嫌いってプロフィールに書いてあるけど、普通誰だって攻撃的な奴は嫌いじゃない?」
ゆたか「えっ、え〜っと」
こなた「つまりゆーちゃんは受けになって攻められるのが嫌いで、みなみちゃんとの関係では男役に――」
みゆき「――すみません小早川さん、泉さんを1時間少々借り出してもよろしいでしょうか?」


・Nighthawk

パティ「ハイ、ヨタカ!」
ゆたか「……パティちゃん、それって(1)猛禽類の一種、(2)江戸時代の江戸の下級の売春婦の、どちらの意味で言ってるの?(ぴくぴく)」


・お母さん

こなた「4巻の嘘予告だと、ゆーちゃんが天原先生を『お母さん』と呼んじゃったっていうんだけど、やっぱりゆき叔母さんは天原先生に似てたりする?」
ゆたか「う〜んっ、やっぱり保健室とかで優しくしてくれると、ちっちゃな頃にお母さんがいろいろしてくれた時の事を思い出しちゃうんだろうし……」
ゆたか「(……そ、そういえば、かなた義伯母さんはこなたお姉ちゃんのすごく小さな頃に亡くなってるから、お姉ちゃんにはそんな記憶はないんだっけ! どうしよ私、お姉ちゃんにひどい事を言っちゃったかも……)」
こなた「私の場合、もしお母さんが生きてたら、桜庭先生の方を『お母さん』と呼んじゃったかもねー」
ゆたか「桜庭先生にひどいよお姉ちゃんっっ!!(汗)」


・お義母さん

こなた「4巻の嘘予告だけど、私がかがみの嫁になってみきさんがお母さんになるか、かがみがお父さんの再婚相手になってかがみがお母さんになるかすれば、私も天原先生に『お母さん』と呼べるかもね」
ゆたか「お姉ちゃん……どうして両方ともかがみ先輩関係なの、ってホントは分かり過ぎるほど分かるけど一応……(汗)」


・黒い一発芸

かがみ「そういえば2巻の頃、こなたはゆたかちゃんに、『あの綺麗な瞳が腹黒く思える』とか、ずいぶんひどい事考えてたわね?」
こなた「『健全な精神は健全な肉体に宿る』なんて言葉が悪いんだよー。そもそもホントにゆーちゃんが腹黒かったら、真っ先に被害に遭うのは私とかだよ?」
ゆたか「ひどいよお姉ちゃんっ! 日曜夕方のテレビに出てる落語家さんじゃないのにっ!」


・逆の意味で気まずい

ゆたか「う〜んっ」
つかさ「ん? ゆたかちゃん?」
ゆたか「あ、つかさ先輩。前に、中学の時の友達に恋人ができたって話をしましたよね」
つかさ「はうぅっ!」
かがみ「……あの時は、本気で気まずい思いをさせちゃって悪かったわね」
こなた「でさー、今度はどうしたの?」
ゆたか「その友達は女の子なんですけど、実は恋人も女の子らしくて――」
つかさ「あーっ、なんだー。それならいくらでもこのお姉さんに聞いてねっ」
こなた「いきなり得意げなつかさ萌えっ。私もかがみやつかさとの体験を活かした助言がたっぷりゆーちゃんにできるよ」
かがみ「恥ずかしい話するなっ。私ももちろんだけど、みゆきにもあれこれ聞いてみるといいかもね?」
ゆたか「…………なぜいきなり自信たっぷりなんですか、お姉ちゃんも先輩達も…………」


・違和感(発言者に)

ゆたか「あ、お姉ちゃんお弁当忘れてる――」

ゆたか「違う学年の廊下って、何か不思議な感じがするよねー。ちょっと視姦されてるような」
こなた「あー、わからないわからない(汗)」


・赤い尾の起源

こなた「ゆーちゃんって、髪型がかがみとお揃いのツインテールだよね? 中学の時もその髪型だからたまたまなんだろうけど、その髪型にしたきっかけなんかあるの?」
ゆたか「小さな頃、こなたお姉ちゃんちに集まってからみんなで神社にお参りしてね、その時に見たお稚児さんの女の子の髪型が素敵だったから真似してみたの」
こなた「え? ま、まさか、そのお稚児さんって、菫色の髪に紫の綺麗な瞳で、厳しい釣り目なのにどことなく優しそうな子?(汗)」
ゆたか「そーだけど……なに固まってるんだろお姉ちゃん?」
こなた「(間違いない……かがみだ。もっと昔に神社にいた女の子にツインテールしてあげたのが、廻り回ってゆーちゃんに来てたとは)」

かもしれないなーと思ったり。


・知恵の心の教え

ゆたか「あーのくたーらーさんみゃくさんぼーだい、ぼーじーそわかー、はんにゃーしんぎょ〜〜♪」
こなた「楽しそうに歌って……るのかな」


・光の覚者を讃える

みなみ「げだのこーみょーきわもなしー、こ〜〜そくかむるものはみな、うむをはなるとのべたもう〜、びょーどーかくにきみょーせよー♪」
こなた「……みなみちゃんもゆーちゃんと同類で信心深かったとは。かがみとつかさも祝詞を歌ったりするんだろうな多分」

※以上、宗派は適当な設定です。


・猛獣注意

かがみ「ゆたかちゃんがこなたのウチに来て初めて紹介されたときのあの反応、こなたに何を吹き込まれてたのよ?」
ゆたか「『かがみは凶暴だから刺激させないように注意して』って……」
かがみ「ちょっと救急箱用意してゆたかちゃん。明日から2〜3週間はこなたを病欠にするから(こきこき)」


・婚約者

かがみ「ゆたかちゃんがこなたのウチに来て初めて紹介されたときのあの反応、こなたに何を吹き込まれてたのよ?」
ゆたか「『かがみは私の婿だから、『かがみお義姉ちゃん』と呼んでね』って……」
かがみ「そんな事実は今のところないんだけど、普段は『私の嫁』と言ってるくせにゆたかちゃん相手には『婿』だって言うのね……本心と照れ隠しのどちらかしら?」


・仕込み

かがみ「ゆたかちゃんがこなたのウチに来て初めて紹介されたときのあの反応、こなたに何を吹き込まれてたのよ?」
ゆたか「通り一遍の事しか聞いていませんでしたけど、実は、受けを狙うために意味ありげな反応をするようにお姉ちゃんに言われてて……後でお姉ちゃん、『可愛いよかがみ〜』って喜んでいましたよ」
かがみ「……ゆたかちゃんの前で言い過ぎかもしれないけど、ろくでもない事しかできないのかあいつは?」


・好きでもタイプが違うから

かがみ「ゆたかちゃんがこなたのウチに来て初めて紹介されたときのあの反応、こなたに何を吹き込まれてたのよ?」
ゆたか「改めて何か言われたりはしませんでしたよ。でも実家にいた頃から、お姉ちゃんが電話したり遊びに来た時に写真見せたりする度に、かがみ先輩の事を熱心に話していましたから、きっと素敵な人なんだって……」
かがみ「なっ……!(ぼっ)」
つかさ「ゆたかちゃん……こなちゃんは私の事を話してくれなかったの?」
ゆたか「も、もちろんつかさ先輩の事も話してくれましたよっ。当然高良先輩の事もっ(汗)」


・取り残された一年生

ゆたか「今は受験で忙しくて、こなたお姉ちゃんとあまり遊んでもらえないの。かがみ先輩達もお姉ちゃんの相手で精一杯だし……」
みなみ「私も……みゆきさんとあまり会えなくて少し寂しい……」
ひより「(……私は落ち着くけどね。つかさ先輩のネタに悩まされずに済むから……)」


・取り残さない三年生

ゆたか「次の日曜日、受験が終わったお姉ちゃん達と遊んでもらえるの」
みなみ「この前の休日……みゆきさんがお付き合いしてくれた」
かがみ「……田村さんはつかさに捕まって、教室でネーム切らされてるわ(汗)」


・可愛い玩具

こなた「2巻でかがみとつかさがゆーちゃんに初めて(少なくともきちんと)会った時、随分親しくなった挙句、横に手書き文字で『←すっかりおもちゃ』なんて書いてあったよね」
ゆたか「ええっ!?」
ゆたか「(どの4コマの間で、私はおもちゃにされたんだろ? おもちゃにしたのは私が需要バッチリとか言ってたこなたお姉ちゃん? それとも積極的にアプローチしてたかがみ先輩? まさか天然系のライバルと思ったつかさ先輩とかっ!? いやもしかして全員かも!?)」
こなた「……真っ赤になったゆーちゃんが何を想像してるのか分かるけど、そちら方面に自動進行してしまうのは悲しいよ私……」


☆岩崎みなみ編


・引っ掛からない

こなた「今度の体育祭だけどさー、みなみちゃんは何か出るの?」
ゆたか「ま、まだ決まってないんだけど……」
こなた「そっかー。みゆきさんとは逆に身体の凹凸激しくないから、障害物競走なんかアリだと思ったんだけどな〜」
みなみ「泉先輩……(涙)」


・負の関係

ひより「そーいえばさ、このクラスに岩崎さんと同じ中学だった男子がいるんだよね?」
ゆたか「うん。でもその人、みなみちゃんを『暗くて気味悪い』なんて言ってたんだよ(ぷんぷん)」
ひより「実はそう見せかけて、岩崎さんに悪い虫が付かないようにしてたとか……いや、ここに進学したのも岩崎さんが目当てで……」
みなみ「田村さん……それは普通ストーカーと呼ぶのでは……(汗)」


・日本の蕎麦

ゆかり「みなみちゃんはお蕎麦が好きだっていうから、今日のお昼はお蕎麦にしましょうか」
みなみ「はい……。ではみゆきさん、蕎麦粉を」
みゆき「ええっ? 蕎麦を買って来るのではなくて?」
みなみ「さすがにつゆまでは自作できませんが、好きだからにはできるだけこだわりたいですから。理想としては信州産の挽きぐるみと、つなぎは山芋ですが、おばさんとみゆきさんのお好みは?」
(数十分後)
みゆき「はぁ……。みなみさんがあそこまで凝り性だとは思っていませんでした……」
ゆかり「ありがとねみゆき。それじゃいただ──」
みなみ「待って下さいおばさん。今日の蕎麦は江戸風で行くか田舎風で行くか決めないと」
ゆかり「ん〜、どう違うの?」
みなみ「江戸風では小盛りにして、つゆは三分付けるだけで、あまり噛まずに一気に食べます。田舎風では大盛りにして、つゆ、もしくは大根の汁にはしっかり付けて、よく噛んで口の中で蕎麦の香りを噛み締めて下さい。あと……」
ゆかり「あ〜ん、お腹すいたお腹すいた早く食べたい〜っ」
みゆき「みなみさんの蕎麦好きは、随分と専門的なものだったようですね……」


・世界の蕎麦

こなた「みなみちゃんてさー、どんな蕎麦が好きなの?」
みなみ「普通の蕎麦切りも好きですけど、蕎麦掻きも結構いけますし、蕎麦ボーロ、蕎麦粉を使った平壌冷麺、ロシア風の蕎麦粥カーシャ、蕎麦パスタ、蕎麦のクレープであるガレットも好みですね。蕎麦パンは蕎麦の持ち味を活かしにくいので、さすがに私も苦手ですけど……」
こなた「……いや、だからそーいう専門的過ぎる話じゃなくて……」


・電車通学(上り方面)

みゆき「みなみさん、電車通学は慣れました?」
みなみ「はい……。本を読む時間もありますし」
みゆき「今月からみなみさんと一緒に通学するようになって、男の人に声を掛けられたり視線を寄せられたりする事が減ったみたいな感じがします。やっぱり一緒に通学する友達がいるというのは心強いものですね」
みなみ「(言えない……まだコート着てるから遠目にはカップルに見えるかもしれないなんて……。ま、まさか、コートの合わせで女の子だと分かっても、印象が正反対だから女の子同士のカップルだと思われてるとかっ!?)」
みゆき「(まだあまり慣れないみたいですねみなみさん。顔色悪そうですし……)」


・当てる必要ありません

パティ「今日の体育ハ、テニスですネっ。あ、膝にラケットをくくり付けて双子の球を打ち合うスポーツデハありませんネ」
ひより「パティーっ、私達の年齢で『伝染るんです。』ネタなんてまず分からないよーっ?」
みなみ「(ちなみに、今回はダブルスで、私と田村さん、ゆたかとパトリシアさんの組。ゆたかも田村さんも体育が苦手だから、この分け方が順当かと)」
ゆたか「みなみちゃーんっ、早く来てーっ」
みなみ「わ、分かった」
みなみ「(頭…論外)」
みなみ「(上半身…強打して具合悪くなったら大変)」
みなみ「(下半身…転んで怪我したら大変)」
みなみ「(他人にまかせるとどうなってしまうか──)」
ゆたか「(……あのーみなみちゃん、ドッジボールじゃないんだからそんな思い詰めた顔しなくても……)」


・超究武神破斬

みなみ「(今日はドッジボール……。しかもゆたかが内野……)」
ゆたか「(うー、怖いよぉ。やっぱりみなみちゃんは背が高いから迫力あるし……)」
ひより「(小早川さんはやっぱり狙いにくそうだから、また最後まで残っちゃうんだろうなー……)」
みなみ「(頭…論外)」
みなみ「(上半身…強打して具合悪くなったら大変)」
みなみ「(下半身…転んで怪我したら大変)」
みなみ「(他人にまかせるとどうなってしまうか──)」
みなみ「(それならいっそ、私がこの手でっ!)」
ひより「(錯乱っスか岩崎さんーっ!?)」
ゆたか「(いやーッ!! 助けて田村さん、パティちゃーんッ!!)」


・怒りのスレンダー

こなた「雑誌でみなみちゃんの水着姿見たんだけど、スレンダーボディが萌えだったねー♪」
みなみ「なっ……!(ぼっ!)」
こなた「でもみなみちゃん、凹凸激しくないと思ってたけど、へこむ所はしっかりへこんでたね? やっぱりみゆきさんも、くびれは吸収しようがなかったのかな?」
みなみ「……くびれすら無い泉先輩には言われたくありません」
こなた「ぐさぁっ。……あんまりだよみなみちゃん(涙)」


・体を育てない

みなみ「体育は……体を育てると書く……」
みなみ「私は体育が得意なのに……どうして身長以外は育たないのだろう?」
こなた「みなみちゃん……」
みなみ「い、泉先輩?」
こなた「私が体育は得意だけど好きじゃないのは、身長すら育たない事に気付いたからだよ……!」
みなみ「泉先輩……っ!」
こなた「みなみちゃああああんっ!」
つかさ「あれー? 何かあったの、こなちゃんにみなみちゃん?」
ひより「相談可能な事なら、私とつかさ先輩で相談に乗れるっス」
こなた「体育が苦手なつかさに、私より大きな胸があるなんて許せないっ!」
みなみ「田村さんもずるい……体育が苦手なのに胸は私やゆたかよりもある……」
ひより「め、目を据わらせて何を言ってるんですか泉先輩も岩崎さんもーっ!」
つかさ「ふぇぇぇんっ! 助けて誰かーっ!」


・うらおもて

ゆたか「この前みなみちゃんに後ろ姿のそっくりな子がいて、つい間違えて呼び掛けちゃったよ〜」
ひより「後ろ姿がそっくりって事は、顔はあんまり似てなかった?」
ゆたか「んー、顔は似てなかったね」
みなみ「前が似ていないという事は、やっぱり胸はそれなりに大きく……」
ゆたか「い、いやっ。向こうが振り返ってくれたから、胸の大きさまでは分からないってみなみちゃんっ」


・指南ミスリード

こなた「みなみちゃんって、ピアノ弾けるだけじゃなくて演歌も歌えそうだよねー」
みなみ「泉先輩……私は三波春夫ではありませんのでそれは無理かと……」
ななこ「岩崎は、どっちかっつーと梅田より難波やろ?」
みなみ「黒井先生……私は大阪の繁華街の『ミナミ』ではないのですが……」
パティ「ミナミは、実はフラットなボディにレオタードが似合う新体操の選手で、元はボクシングをシテたのが、双子の弟が死んだのをキッカケに野球選手に転向したコイビトがイマスね?」
みなみ「パティさん……私は浅倉南ではありません……(汗)」


・まっしぐら

こなた「おーい、ななみちゃん」
みなみ「…………外見は小学生で実年齢は秘密のパチンコ店の店長に似ているのは、私ではなく泉先輩では?」


・愛称の意味

みなみ「みなりん……みなりん……」
みゆき「あら? どうしましたみなみさん?」
みなみ「私達のアニメを見ていたら……田村さんが私を『みなりん♪』と……」
みゆき「……音符マークは付いてはいなかったのでは?(汗)」
みなみ「ゆたかを『小早川さん』ではなく『ゆーちゃん』と呼んだ時には嫉妬してしまいましたけど、改めて振り返ると、ゆたかと二人で仲良くなってばかりで、ひよりんとパティも輪に入れるべきだった――いや、今からでも遅くないから、これから4人でもっともっと仲良くなっていきたいと決意しました」
みゆき「(し、視線が泳いでますねみなみさん……。でも、呼び名で親近感を感じる事もできますけど、呼び名が全てではありませんから。……そう、私と泉さんや、かがみさんと日下部さんや峰岸さんや、そして私とみなみさんのように――)」


・台無しに

ひより「おーい、あみなりん」
みなみ「(……私は某栄養ドリンクではないのだけど、栄養ドリンクが必要なレベルまでもつれ込んでもいいんだねひより?)」


☆田村ひより編


・生き恥

つかさ「ひよりちゃん、ゆたかちゃんとみなみちゃんでいけない妄想してるってどんなの?」
ひより「言えません言えませんっ!(滝汗)」
かがみ「まさか、みなみちゃんを男の子に見立ててカップルの参考にしてるとか?」
ひより「ま、まあそんな所で……。つい二人が王子様とお姫様みたいなもので……」
ゆたか「田村さんが描いた漫画で既視感があるのってそのせいだったみたいだね、みなみちゃん」
みなみ「うん……」
(アニ研部室)
ひより「はあはあ……必死に自重して、一般向けでない方で二人をネタにしなくて良かったっス……」
こう「ところで、あの二人の他にはどんな妄想した事あるのかなー?」
ひより「そっ、それは5巻の小早川さんの『お姉ちゃんが高良先輩にちゅー』発言でつい妄想してしまった泉先輩×高良先輩とか、全国に同意見多数に違いない泉先輩×柊かがみ先輩(リバもあり)とか、巫女さんで禁断の関係の柊かがみ先輩×つかさ先輩とか、義理の姉妹(予定)の日下部先輩×峰岸先輩とか、オトナの雰囲気の黒井先生×成実さんとか……」
一同「…………」
ひより「ひぁーっ!(泣)」
こう「……あの妄想力を、せめてアニ研の新刊につぎ込んでもらえないかねひよりん……」


・危険物

ゆたか「へぇ。田村さんのお兄さん達も同人誌を作ってるんだ〜」
ひより「上のお兄ちゃんも下のお兄ちゃんも作ってるけど、イベントだと別行動だから、あんまり詳しくないんだけどね」
ゆたか「あのー、そっちは見せてもらえないの?」
ひより「にゃもー先生曰く『二人ともそっち方面』なんで、持ってるだけで小早川さんのお姉さんにその場で補導されかねないけど? 言っとくけど、泉先輩が持ってるのなんか目じゃないからね?」
ゆたか「ごごごっ、ごめんなさいっ!(赤面)」


・そしてきっと

ゆたか「田村さん、胸がちゃんとあっていいなぁ……」
ひより「で、でも私、胸ランクが『小』だよ? そんな自慢できるような胸じゃないって」
ゆたか「『極小』の私や『無』のみなみちゃんよりはいーじゃない。ねぇ?」
みなみ「それに、田村さんは将来に希望を持てる……。希望を砕いてしまう人(=泉先輩)も、吸収する人(=みゆきさん、成実さん)も身近にいないから……」
ひより「えー、何なんスかその真摯にして狂おしい目の底光りは!?!?」


・洗ってます!

ひより「何で岩崎さんちのチェリーは、私にだけ唸ったりパンチしたり押し倒したりするのかなぁ……」
ゆたか「ほら、田村さんが『ウチの犬のにおいがするのかなー?』って言ってたでしょ? チェリーちゃんも犬のにおいが気になったんじゃない?」
こなた「それより私としては、ひよりんに自覚があるほど犬のにおいが染み付いている理由を考えたいねぇ」
ひより「……泉先輩、そーいう悪い冗談はやめてほしいっス」


・さ、殺意マシーン。

こなた「ところでさ、チェリーって雄なの? 雌なの?」
ゆたか「えーっと、……あれ? どっちだっけ?」
こなた「ゆーちゃんがお腹を撫でてた位置だと、雄なら(ピー)に触れちゃうから、やっぱり雌なんだろうけどねー」
ひより「泉先輩……そんな露骨な表現しなくても(汗)」
こなた「私の妄想としては、チェリーが雄で、ひよりんの家の犬が雌なら、雌犬のにおいが付いたひよりんに興奮したチェリーが──」
ひより「──学校の裏に枝振りの良い桜があったんスけど、ちょっぴり背を伸ばしてみるっスか?(怒)」


・秘めた趣味(嘘)

こなた「ひよりんのキャラクターソングで、リアルの男子には読者以外興味ないーって歌ってるよね。ひよりんは穏やか系の垂れ目でドジっ子要素もほどほどだし、実は男子に人気があるんじゃないの?」
ひより「いやそんな……他聞に洩れず独り者っスよ」
ゆたか「ままままさかっ、田村さんは女の子にしか興味がないとかっ!?」
こなた「それはあるかも。ひよちゃんはゆーちゃんとみなみちゃんであらぬ妄想するのが日課だし、もしかして混ぜて欲しいとか?」
ひより「だからやめて下さいってばそーいうネタ振りー!(泣)」


・照度調整

パティ「ヒヨリは黒髪が綺麗デスねぇ。マサシク日本の生んだ萌え要素デスよ」
ひより「いやいや、黒髪くらい日本じゃ普通だって」
パティ「エ? パティの高校での知り合いニハ、黒髪はミサオ先輩とフユキ先生くらいしかイマセンが?」
ひより「…………ほ、ほらっ。漫画だとみんな黒髪じゃキャラクターに変わり映えないから、微妙な色や風合いの差を誇張してるだけだって。リアルにするとみんな黒か、せいぜい茶色くらいだと思うよ?」


・置いてきぼり

かがみ「──」
ひより「──」
こなた「おや? かがみにひよちゃん、今日は一緒なの?」
かがみ「いやー、ラノベでつい話が弾んじゃって。こなたはすぐ飽きちゃうけど、田村さんは詳しくて楽しいわー」
ひより「柊先輩こそー。アウトロー仲間以外で話が通じるのは嬉しいですよ」
かがみ「それでさっきの話なんだけど──」
ひより「その話なら──」
こなた「……何だか、私に絡んでくるみさきちの気持ちが分からないでもないような……」


・身内

こなた「いやー、ひよりんのお兄さん達の漫画は刺激強いよねー」
ひより「って、何でそんなのをまだ高校生の泉先輩に売っちゃうんスかお兄ちゃん達ー!(汗)」
ゆたか「(外見だとせいぜい中学生にしか見えないけど、それを指摘するのを悪く思えちゃうからかな……)」
みなみ「でも、出てくる女の子は黒い髪が少ないし、長い髪も少ないし、そして胸が大きい……」
ひより「ななな、なにを真面目に鑑賞してるの岩崎さんーっ!(泣)」
こなた「つまり、いろいろされてる女の子はひよりんに全然似てない子ばっかりという事だよ。いやぁ、可愛がられてるねお兄ちゃん達に♪」
ひより「ふ、複雑な心境っス……特に胸の辺り」
こなた「いろいろしてる女の子の方には、ひよりんそっくりの子も多いけどね。あと、いろいろされてる男の子にも」
ゆたか「(こ、この子は女の子同士で……)」
みなみ「(こっちの主人公、よく読むと女装していたんだ……)」
ひより「だからやーめーてーっっ!!(号泣)」


・兄姉達の愛情

ひより「実際に妹がいる人は妹萌えしにくい。そんな発言をしてカタギの皆様に引かれた事がありますこの私、田村ひよりですが、今日はお姉さんやお兄さんの皆様に話を伺ってみましょう。まずは妹のつかさ先輩を溺愛しているかがみ先輩からどうぞっス」
かがみ「んー……私の場合、つかさの事は可愛いと思っているけどね。でも姉妹ならそれくらいの愛情表現は普通じゃないの?」
ひより「(……一緒にベッドで寝たり、ほっぺに付いた綿飴を舐めたりするのは普通じゃないっスけどね。やっぱり双子は特別っスか?)」
まつり「そーそー。私にとってはかがみも可愛い可愛い♪」
かがみ「いっ、いきなり恥ずかしい事はしないでよまつり姉さん!」
いのり「そんなまつりも、かがみとつかさレベルで可愛いのよね。ちっちゃな頃はあんなに甘えちゃって」
まつり「ねねね姉さんっ!?」
ひより「……柊家の皆様は話がややこしくなって参りましたので、次は小早川さんのお姉さんにお話を」
ゆい「んうー、ゆたかは最高だよっ。厳密には従妹だけど、こなたもねっ!」
ひより「ストレートな、どちらかというと火偏の『燃え』っスねー。……では鷲宮町の日下部さーん、回線繋がってますかー?」
みさおの兄『みさおですか? まあ可愛いと言っちゃ可愛いですが、あいつはまるで男の子ですから、あやのや柊さんに迷惑かけないかハラハラし通しな毎日で――』
みさお『兄貴の馬鹿ー!!』
あやの『ちょっとみさちゃん、足元に配線が――』
ひより「……映像が乱れた模様です。では、パティはどーかな?」
パティ「トテモpretty(可愛い)デスガ、『萌え』トハpretty(かなり)違いマス。萌えトいうノハ草木の芽生エル様から生マレタ言葉デスカラ、言ワバ後天的ナものデハないでショウカ。デスカラ、my younger sisterへのaffection――愛情ハ、イワユル『萌え』デハナイですネ」
ひより「……いわゆる、信頼度が最初からマックスで固定状態っスか」
そうじろう「あのーひよりちゃん、俺にもゆき(※小早川姉妹のお母さん)がいるし、こなたにとってもゆーちゃんは妹みたいなものなんだが」
ひより「成実さんには言いませんでしたけど、『姉妹同然の関係』は対象外っス。だから高良先輩と岩崎さんも今回出てないっスよ。それにおじさんのご意見は、ディープ過ぎて一般人どころか私レベルでも理解不能っスよ」
こなた「……いじけて鬱陶しいお父さんはさておき、ひよりんにもお兄さんが二人もいるじゃない。こないだ妹凌辱モノを出してた二人に、この際だから聞いてみたら?」
ひより「後生っス! 私の家庭を崩壊させたいんスか先輩はー!(泣)」


・暗黒魔法

つかさ「おーい、ぴよりちゃーん」
ひより「ごはぁっ!? ……つかさ先輩、私をピヨらせるためにゴスロリファッションとは卑怯過ぎるっス……」


・トイボックス

ひより「陵桜の修学旅行は、アニメだと(なぜか3年に)京都へ行くらしいけど、その時にはぜひ行きたい所があるよね」
ゆたか「それって神社? お寺? 博物館? 歴史上の有名な所? それとも(こなたお姉ちゃんみたいに)田村さんの趣味関係?」
ひより「じ、実は東寺なんだけど……」
みなみ「中心部から少し離れているけど、あそこの五重塔は有名。きっとみんなの思い出に残ると思う……」
パティ「モウグループ行動決定デスカ。コナタ達の団結にも負ケナイ、ワタシ達quartette(原作では今のトコロtrioデスケド)の為セル業ですネ」
ひより「(言えない……『百合』でググって出てきた『東寺百合文書(とうじひゃくごうもんじょ。中世の史料を寄進された箱百個に収めたもの)』に惹かれてしまっただなんて……)」


・先攻・後攻

ひより「う〜〜ん」
ゆたか「田村さーん、どうしたの?」
ひより「いやほら、スポーツの試合とか戦争とかで、例えばかがみ先輩と泉先輩が対戦するなら、『かがみ×こなた』って表記する事があるでしょ?」
ゆたか「うんうん(って、なぜかがみ先輩とこなたお姉ちゃんが?)。他にも、こなたお姉ちゃんが持ってる本によく出てるけど……やっぱりそういう本って、スポーツの試合とかがよく出てくるのかなぁ」
ひより「確かに成人向けならある意味スポーツ――って何言わせますかこの純粋っ子はー!?」
ゆたか「ご、ごめんね田村さんっ。ホントは薄々知ってるから、そんなに大声出して暴れないでっ(汗)」


・無駄っぽい才能

ひより「はぁ……」
つかさ「あれ? ひよりちゃん?」
ひより「小早川さんの絵本をお兄ちゃんに製本頼んだら、兄二人が二人とも、小早川さんを同人作家としてデビューさせたがってて困ってるの……。絵本を作ってる同人もあるけど、私達の知り合いにはそんな清純系はいないし……」
つかさ「大変なんだねひよりちゃん。そんなひよりちゃんに、はいっ♪」

(そして……)
ひより「はぁあぁ〜〜〜〜っっ」
ゆたか「ど、どうしたの田村さんっ。また漫画の描き過ぎっ!?」
ひより「いやちょっと……またつかさ先輩関連で」
ゆたか「『つかさのネタノート』? …………表紙や所々の動物のイラストが可愛いね〜」
ひより「右から左へ流してくれるのは有難いんだけど、何とかして使おうと思っても、せいぜい全米が泣くくらいしか面白くなくて……」
ゆたか「た、確かに気持ちは有難いんだけどどこかズレちゃうって事はあるよね?(汗)」
ひより「……つかさ先輩にはいっその事、その可愛い絵柄で萌えるイラストでも描いてほしいっス」


・神頼み

ひより「う〜〜ん、ネタが出ない〜〜っ!!」
こなた「いつものひよりんなら、この辺でぴーんとネタが降臨するのにねぇ」
ひより「……降臨……降臨……うふふふふふ……」
こなた「…………ひよりん?(汗)」

(翌日、鷹宮神社にて)
かがみ「寄りましをやらせてほしいですって? ウチは神降ろしは基本的にお神楽でしかやらないから、口寄せなんてできないわよ? そもそも寄りましは安易になるモノじゃないし、正規じゃないけど神職の端くれとして賛成はできないわね」
ただお「そもそも寄りましとはトランス状態になった巫女が神託を得るためのものだけど、時代が下ると共に神社ではあまり重視されなくなって――」
ひより「でもそこをネタのために何とかっ!」


・黄泉の国から

ひより「……で結局、かがみ先輩に叱られて、夏コミでは今回の騒ぎをネタにする事になったっス」
かがみ「夏のコミックマーケットだけど、お盆に開催する事が多いのよね?」
ひより「多いかどうかはともかく、冬コミの開催が多い年末共々、参加者が休みを取りやすくて、会場を独占使用できる少ない機会ですからね」
みゆき「ちなみにお盆と年末は、古い時代には共に、亡くなった人の魂がこの世に戻ってくる時期とされていました。年末の方は鎌倉時代の末には既に京都では廃れて関東では残存していたようですが、今では完全にお盆に集約されていますね」
ひより「…………もしかしてこの時期や年末前に降臨するネタって、亡くなったひいおじいちゃんやひいおばあちゃんが私のために考えてくれてるって事っスか?」
かがみ「……いや、それは寝不足や疲労による幻覚だと思うから多分」
みゆき「……やはりお話を作られる際も、適度な睡眠は必要って事ですね」


・無事これ幸い

ひより「口絵に続いてとうとう本編でも私達のお泊まり会が出てきたんスけど、期待していたような事はなかったですよぉ……」
こなた「報告あんがとひよりん。それにしても、ゆーちゃんの姉として、安心するやら残念やら複雑な心境だよ」
ゆたか「もーっ、1日くらい自重できるよっ。おかげで今日の昼休みは大変だったんだからっ」
みなみ「ゆたか……語弊を招く表現まで泉先輩に学ぶ必要ないからやめてほしい……(涙)」


・こすぷれノこころえナイ

こなた「ひよりんは基本的に、自分でコスプレはしないんだよね」
ひより「そうっス。素材が良くないと楽しめないっスから、私なんかでコスプレするとファンの皆様に悪いっスよ」
かがみ「でも田村さん、髪も綺麗だし目もぱっちりとしてるし、つかさも『睡眠取ればお肌も綺麗になるよー』とか『栄養のバランス取れるようにお夜食作ってあげようかな』とか言ってたわよ。まあ前者はつかさが取りすぎだし、後者は家族がいるからいいでしょうけど、ゆたかちゃんがおばさんから聞くところによると、入稿直前には不眠不休でご飯も食べないっていうじゃない」
ひより「うっっ!? 近頃ますますお母さんみたいっスよかがみ先輩っ!」
ゆたか「でも田村さんのお兄さん、上の人か下の人かもしくは両方かは分からないけど、アニメのオープニングのチアダンスの衣装を全員分作ったんだよね。男の人でそこまで衣装を作るのが上手なんて、まるで本職さんみたいだね」
ひより「え、ええまあ、はぁっ」
こなた「まさかひよりん、小さな頃からお兄さん達にコスプレさせられ続けてトラウマになったとか?」
ひより「うぅ……実はその通りっス。あんなコスプレやあんなコスプレまでさせられて、泉先輩のお母さんがご存命なら、その気持ちをきっと分かってくれたはずっスよ(涙)」
かがみ「具体的に聞くのはかわいそうだからよしとくけど、こなたもおじさんも、ゆたかちゃんにそんな事させないでしょうね?」
こなた「やんないよー。ゆき叔母さんが怖いから普通の仮装レベルで我慢するし、えっちなコスプレはかがみとつかさとみゆきさんで十分だから、って何、そのWii Fit――ッ!?」
ゆたか「こなたお姉ちゃん……どこまで自爆すれば気が済むかな……(汗)」


・画餅

こう「……ひよりがファッション雑誌買ってまで自分のコ(キャラクター)にイイ服着せたいのは分かるけどさ、私はリアルのひよりがイイ服着るのもいいと思うよ? 『自分でやっても萌えない』などとほざく泉先輩じゃあるまいし、友達やイベントに来る人の目の保養にもなると思うけどなー」
ひより「でもどーせ自分で気に入った服は漫画の資料にしますから、結局は『自分で描いたキャラのコスプレ』って事になりませんか?」
こう「……………………」


・妹達の共演

3人「行くぞっ!」
ゆたか「こばゆたです♪」
つかさ「ひーちゃんどぇすっ♪」
みなみ「なっちです」
3人「三人合わせて――」

ひより「ん、ん〜〜っ」
ひより「うぅっ、朝! 仮眠のはずが爆睡! しかもしっかりベッドで寝てるし! いつの間に――」
ひより「はぁ、それにしても、夢の中ってどうしてどんなにおかしな状況でも違和感なく見られるんだろ」
ひより「なんか、凄い映像だった気がする」

ひより「――って展開がアニメ版のドラマCDであったんだけど、原作に輪を掛けて凄い想像だよね。本当にあれは何だったんだろ?」
ゆたか「普通に考えると、アイドルグループだよね? もしくは一緒に歌を歌うグループだとか」
みなみ「私とゆたかと泉先輩の、『胸ぺったんガールズ』みたいに?」
ひより「かもねー。でもつかさ先輩は控えめだけど膨らみもしっかりあるし、何か共通点あるのかな?」
こう「『妹』って立場じゃない? もしくは『ネタ提供ガールズ』とか。ひよりんもたまには、つかさ先輩のネタをアレンジしてもいいから使ってみなー?」
ひより「そ、それは難しい質問っス……(汗)」


・蜜柑の先に

ひより「う〜〜っ……」
かがみ「どうしたの? またネタに困ってるとか?」
ひより「ええ……。つかさ先輩のネタだけは意地でも使えませんから……」
ゆたか「えっと、田村さん。私達が展開を付け足してみよっか?」
みなみ「私も協力するから……田村さんのために」
ひより「それじゃまず、『蜜柑を食べると手が黄色くなる』ってのからお願いします(――でも元が元だから難しいんじゃ……)」
ゆたか「『それならきっと、大根を食べると色白に!』『ならないならない』」
みなみ「『……忍者?』『毒を飲んでるんじゃないんだから……』」
かがみ「『どーれ、見せてご覧?』『きゃっ! ……ごめんね、いきなり触られて驚いてしまって』」
ひより「って、いきなりそんなに!? ああ、クリエイターとしてはかえって落ち込んでしまうっスよ……」


☆パトリシア・マーティン編


・文化障壁

ゆたか「パティちゃん、日本に来て困った事なんてなかった?」
パティ「日本の風習ハ、漫画やアニメで勉強シマシタ。モチロン、実際と違ウトコロハ、オタクの先輩の皆様ニ説明受けてマス」
みなみ「確かに漫画とかだと非現実の要素もあるし、話の展開のために大袈裟な描写もあるから、全部真に受けると危険でしょうけど……」
パティ「デモ、転入届トカ寮の手続きトカは大変デシタガ、学校のヒトに色々教えてもらいましタから大丈V!」
ひより「古いネタだねパティ……。それじゃ今、困ってる事なんかは? 大した事じゃなくてもいいからさ」
パティ「オウ。ヒヨリやコナタはステキなオタクですガ、アメコミや洋ゲーの話題が全く通じないのが辛いデス。それニ、PS2ノリージョンが違ウせいで、日本で買っタ本体でハ、実家から持って来タソフトが遊べないのデース!」
ゆたか「……ようげー? りーじょん?」
みなみ「……ごめんパティちゃん、それは分からない」
ひより「……お兄ちゃん達の知り合いに一人くらいいるかもしれないから、話が通じる人を探してこようか?」


・ワンダーランド

パティ「ソウソウ。日本に来る前には、色々と特訓もシマシタねユタカ」
ゆたか「特訓ってどんなの?」
パティ「通勤ラッシュに慣れるタメに、オタク仲間数十人と詰め合って地下鉄に乗ったり──」
パティ「尾頭付きの魚や鯛の潮汁を出されて吐かないヨウに、魚の死体の写真を毎日眺めたり──グランマには環境問題に関心があるのかと勘違いされマシタが──」
パティ「妹に、日本語で『お姉ちゃん』と呼んでもらったりもシマシタ」
ゆたか「……日本ってどんな国だと思われてるんだろ、田村さん?」
ひより「……色々な意味で、パティの認識を標準にしちゃダメだと思う」


・主義主張(だけ)

パティ「ハロー、巫女センパイっ」
かがみ「その認識やめろ。下手するとそのためだけに神職の資格取りかねないぞ?」
こなた「前に言ってたねーかがみん。今は女性でも神職になれるって。でも、緋袴じゃないと萌えがいまいちねぇ」
パティ「イイエ、コナタ。神職姿のセンパイも男装のヨウデ萌えるのではナイカト思うノデスケド、いかがなモノかと」
こなた「いいや、やっぱり眼鏡と袴は女の子に限る! ひよりんには悪いけどこれは譲れないねっ!」
かがみ「アンタら……自己主張ぶちまけてばかりじゃなくて、たまにはもう少し建設的な議論をしろっての」


・等価(?)交換

ゆたか「パティちゃんが交換留学生って事は、日本からアメリカにも誰かが留学したのかな?」
みなみ「だと思う。……やはり、合衆国の文化に憧れている人なのかな?」
パティ「ミナミの言う通りデショウ。ワタシもオ会いしたかったデスね」
ひより「……ごめん。アメコミや洋ゲーにどっぷり浸かった人しか想像できないや」


・「相対的に」

(アニメ第24話より)
かがみ「とにかくっ、悩んでたんなら他の人にも相談してみればよかったじゃない。発起人なんだから、その辺りの予定管理は責任を持ってよね」
パティ「難シイ日本語ワカラナーイ?」
かがみ「(ぶちっ)」
かがみ「そんだけ流暢に話しておいて何を言うか! とりあえず今日中にある程度の振り付けを決めるコト! おかしな所は練習しながら適宜修正! 分からない事とかは話しやすい人に聞く! 大まかなスケジュール構成とか練習場所の確保は私とみゆきでやっとくから! ホント頼むわよ!!」
かがみ「はーっはーっはーっ!」
こなた「かがみんやー?」
かがみ「はぁっ!?」
こなた「あれだけ嫌がってたのに、何かこう――一番熱心でいらっしゃいますね?(汗)」
かがみ「――うるさいっ!」

こなた「ところでパティ、あの時は本気で分からなかったの? かがみの声は落ち着いた感じだし、少なくともネイティブには聞き取りやすいんだけど」
パティ「イヤ実ハ、『ホッキニン』が何ナノカdon't understandデ」
こなた「……まあ、『発起人』も『適宜』も、頭のいいかがみやみゆきさんじゃない限り、フツーの会話には使わない単語だよね」


・さらだぼうる

こなた「へぇ、パティってアメリカにも友達いるんだ?」
かがみ「さりげなく失礼な事を言わないの。――やっぱり趣味関係の人も多いの?」
パティ「エエ。ステイツのmainlandノミナラズ、カナダニモ生息してイマス」
ひより「人間に『生息』なんて単語使わないから……。で、お友達の写真とか見せてくれないかな?」
パティ「ドウゾ」
こなた「…………日本人?」
パティ「イイエ。日系アメリカ人のナカムラさんデス。チナミに英語とスペイン語をしゃべれマスが、日本語はからっきしデスね」
かがみ「まあ顔立ちはともかく、金髪なんてヨーロッパでも少数派だものね。こちらの人も……日系人かしら?」
パティ「コチラは中国系アメリカ人のタンさん。コチラはベトナム系カナダ人のヴォーさん、コチラは日系パラグアイ人のイシカワさんデスね」
ひより「こ、こっちの日焼けした人はネイティブアメリカン? それともエスキモーとか?」
パティ「……日本人の留学生デ、友達ノ友達ノオタク仲間デス。ヤッパリ、ステイツの人ハ日本人と見た目もほとんど変ワラナイデスよ」
こなた「いや……それはパティの交友関係が偏ってるだけだと思う……」

――だったりすると笑えてしまいますが、まあそこまで極端でもないでしょう。


☆黒井ななこ編


・万能教師

こなた「ななこ先生って、世界史の先生だけど英語は苦手なんだね。……金髪長身巨乳ってハーフっぽい外見なのに(ぼそり)」
みゆき「しかし日本の環境では、世界史の勉強に英語が不可欠というわけではありませんから。それに世界史に必要な英語力は論文に使われるような複雑な英文の記述と読解ですので、そちらが得手でも一般の会話はかえって苦手かもしれません」
つかさ「もしかして黒井先生、英語は苦手でもフランス語は得意だとか?」
ななこ「ウチは英語苦手やけど、中国語、マレー語、タミル語、アラビア語、ペルシア語、イタリア語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語を使えるねん」
こなた「……まさか冗談ですよね黒井先生?(汗)」


・遠過ぎた家

かがみ「ところで黒井先生は、どうして神奈川県に住んでるんですか?」
ななこ「そりゃ、神奈川出身やからや」
ひかる「答えになってないですよ黒井先生。実家と別の場所で一人暮らしなのに、どうして陵桜学園から遠い場所に住んでいるんですか?」
ななこ「……そっ……それはっ、両親が故郷を出て神奈川に住み着いてからウチが産まれて、それから両親は故郷の実家に引っ越して、今の家にはウチしかおらんだけやっ。そもそも家がアパートやとか、両親の家から独立したとかゆー話は一度もあらへんっ」
かがみ「…………この弁解どう思います、桜庭先生?」
ひかる「…………作者のみぞ知る、って奴だな」


・各個の思惑(なし)

ななこ「そういや、柊姉が聞いてくるまで、他の連中は何でウチの関西弁を話題にせなんだか?」
みゆき「出身地に関する事はプライベートな話題ですので、聞いてよいものか2年以上悩んでいたのですけど……」
ななこ「気にし過ぎや高良。その程度で支障はあらへん」
こなた「キャラが立ってるんで、別に気にはなりませんでした」
ななこ「少しは気にせぇよ! ……って泉に言うても無駄か」
つかさ「ところで、関西ってどこの県なんですか先生?」
ななこ「……なあ柊妹、天然ボケもえーかげんにせんとセンセ怒るで?」


・好きの理由

ななこ「はぁ……近頃のロッテは負けてばっかや……」
こなた「黒井先生ー。先生って何で、エセ関西弁なのに千葉ロッテマリーンズのファンなんですか?」
ななこ「関西とロッテは矛盾などしとらん。ロッテは元々、大阪にあった毎日オリオンズやったんや」
こなた「おおー、なるほど」
みゆき「ちなみに、千葉ロッテマリーンズの前身であるロッテオリオンズは川崎にあったんですよ。神奈川県出身の先生が応援してらっしゃるのも、無理はない事かもしれませんね」
こなた「そっか納得ー。ありがとうみゆきさん」
ななこ「わわっ高良! ンな肝心な事をばらすなっ!」


・薔薇世界史

ななこ「はぁ……」
みゆき「どうなさったんですか? そんな溜め息をつかれて」
ななこ「おお高良か。実は世界史のテストなんやけどな」
みゆき「ま、まさか泉さんが……!」
ななこ「ちゃうねん。1年のや。高良もよぉ知っとる岩崎の同級の田村やがな──古代ギリシア文化の最大の特徴が、『同性愛』ってどーゆー事や!?」
ひより「何を言うんですか先生! 古代ギリシアの同性愛は、市民の先輩が後輩の手を取り一人前の市民にするべく鍛え上げる、まさしく男同士の愛の極致っスよ! 特にテーバイの神聖軍団は愛し合う男のみで構成された、これこそ薔薇の軍団っ!」
ななこ「何考えて生きとんのや自分っ! せ、先輩として何か言うたらんかい高良っ!」
みゆき「確かに古代ギリシアの市民の間では同性愛が盛んでしたが、それは平等な男性市民相互のみに限られ、在留外人や奴隷、あるいは市民の女性を劣等者として排除した上でのものでしたので、そう手放しに賛美するわけにもいきませんね。それとテーバイの覇権確立には神聖軍団の力のみでなく、むしろ二強国家だったアテナイとスパルタの弱体化が」
ひより「ふむふむ。さすがは高良先輩ですね」
ななこ「お、おい高良ー? 田村ー?(汗)」


・小早川≠成実

ななこ「ところで、ウチはいつまで、成実さんが結婚しとる事に気付かん設定なんやろな?」
ゆたか「私とお姉ちゃんが姉妹だと気付くまで、ですか? 私とお姉ちゃんは、今だと名字違いますし」
ななこ「学校でも泉絡みで顔合わせとるハズやし、萌えドリルの収録で面識あるんやから、いーかげん気付いてもええ頃なのに……」
こなた「ま、まさかっ! 先生はゆーちゃんが既婚者だと勘違いしてるとかっ!?」
ななこ「今時ギャルゲーでもンな設定あらんわっ!」


・選択式

こなた「あのー黒井先生。黒井先生が『殴る相手は選んどる』って、具体的にはどーいう意味ですか?」
ななこ「言いにくい質問しよって……。せやな、泉、それに日下部は身体は頑丈やし、些細な事で根に持ったりいじけたりせんやろ? これが小早川やと大事になりかねんし、柊妹やとアレで結構繊細やからな。高良や柊姉や峰岸みたく聞き分けがええんなら、体罰などする必要あらへんしなー。別に泉にネトゲで戦利品パクられたり、操作ミスでキャラが斬殺されたりしたのを根に持っとったんとは違うで?」
こなた「……最後でいきなり台無しにしないで下さい先生。それにネトゲだと私も、寝落ちした先生に攻撃魔法食らったりオークションで僅差で負けたりしてますし」


・ブルーな気分

(がつっ!)
こなた「あだだ……」
ななこ「相変わらずやな泉ー? また徹夜でゲームか? ちなみに答えは聞いてない」
こなた「……なに特撮系のギャグを放ってるんですか先生?」
ななこ「……ゲームの内容を言われとぉないだけや! エロゲーでも泉は平然と答えるやろっ!」
こなた「……そこまで桃色じゃないです私……(涙)」


・邪推

(がつっ!)
こなた「あだだ……」
ななこ「相変わらずやな泉ー? ちっと放課後指導室来ぃや〜」
こなた「ダ、ダメですよ先生っ! 私にはかがみんがいるのにそんな事っ!」
ななこ「ほほぉ、ウチをそーいう爛れた目で見とったんか泉はー?(怒)」
つかさ「指導室?」
みゆき「指導室には他人が入り込まないので、いわゆる密室状態になるわけです。また、放課後には校内がクラブ活動などを除いて無人状態に近くなり、その……人目をはばかる行為に適した状況になります。なお、教師と生徒の立場の違いを利用した無理強い等については、田村さんか桜庭先生から伺うのがよろしいのではないかと」
つかさ「ふ〜ん。ありがとねゆきちゃんっ」
ななこ「高良も柊も、後で仲良く指導室に来ぃやー?(激怒)」


・迷走車にて

かがみ「ところでこなた、海へ行った時、黒井先生の自動車に乗せてもらったこなたは、ナビしても先生がついて行けずに散々だったみたいね」
こなた「……あれ以来黒井先生が車を運転してるの見た事ないのは、やっぱり自分でもショックだったんだろうな」
かがみ「疑問なんだけど、その間みゆきは何をしてたのかしら?」
こなた「ず〜〜っとおろおろしっ放しだったね。みゆきさんは自分が集中できる事じゃないと、途端にできない子になる辺り、やっぱりゆかりさんの娘だよね」
みゆき「単なる背景でなかったとはいえ、全然有難くありません。うぅ……」


・100% Car-Drive Love

こなた「コミックスでは海に行った帰り、行きの大惨事とは正反対に無事に走ってる時に、『事故起こしたら検証で恥かく』という理由でアニソン流してた、しかも私がゆい姉さんに勧めたら『同僚がいるから』という理由で却下されたななこさんだけど」
ななこ「ちょお待たんかい色々と……てゆーても無駄か泉には」
こなた「すいません。で、アニメだと該当エピソードは略されてたとはいえ、やっぱり『もってけ! セーラーふく』を流しながら運転してたんですよね?」
ななこ「……ンなテンポの速い曲を流しながら運転しとったら、成実さんでもなければ事故起こすわっ!(汗)」


・黒百合と黒薔薇

こなた「黒井先生って結構、18禁の同人誌に登場してますが――」
ななこ「ま、まあヒドい扱いやなければええやろ。可愛い教え子があんな事やそんな事されるよりはな」
こなた「(教師として……ですよねそれ? 嫉妬ではなくて?)……シチュエーションに世界史の先生ってのを活かしたのを見た事ないんですよね」
ななこ「男同士なら古代ギリシアの男性市民の同性愛や中国の故事の断袖の交わりに始まり、田村が腐るほどネタがあるっちゅーのに、女同士の同性愛の記録が少な過ぎや! そんなんでシチュエーションに活かせるかい!」
こなた「……男と女の関係についてでいいですから。私が男役で付き合うなり、欲求不満のゆい姉さんを男役でリードするなりして。ちなみにひよりんは女同士でも腐りますけど」


☆桜庭ひかる編


・緩衝地帯

こう「ひかる先生の服の着こなしって、いつもだらーんとしてますねぇ」
ひかる「服と身体を密着させなければ、生物の血液や毒が付着しても、皮膚に直接付いてしまう危険性を減らせるからな」
こう「ふーん(棒読み)」
ひかる「畜生この隠れ巨乳めー! どうせ私は貧乳をごまかすために白衣羽織ってるよー!(泣)」


・着崩れ

こう「いやいや先生落ち着いて。それでもシャツの裾がズボンに入ったり出たりしているのは、何とかした方がいいと思いますよ」
ひかる「ん? ああこれは」
ひより「まさか天原先生と……いやでも保健室で愛し合うのは定番のシチュエーションだからっ」
ひかる「……断じてこーいう意味ではないからな」
こう「……お仕置きは勘弁して下さいね。あれはひよりんの持病みたいなモンですから」


・寝る大人は育たない

かがみ「桜庭先生ー、桜庭先生ー」
ひかる「……うに?」
かがみ「標本取って来ました。それにしても先生、よく寝てますよね」
ひかる「いやーすまん。プロフィールにも書いた通り、寝るのが好きだからな」
みさお「誰と?」
かがみ「──今のは聞き流してやるから、もう少しまともなボケをやれ」


・軟骨3ミリメートル

ひかる「──日下部が悶絶死するまで問い詰めたい気もするが、ではもう一度」
あやの「わざわざすみません先生……」
かがみ「では──それにしても先生、よく寝てますね」
ひかる「いやーすまん。プロフィールにも書いた通り、寝るのが好きだからな」
みさお「それだけ寝てれば、先生ももう少し育つんじゃないですか?」
ひかる「実は伸びてた」
一同「えええっ!?」
ひかる「知ってたか? 寝てると体重から解放された背骨の軟骨が伸びて、起きてると体重で背骨の軟骨は縮むんだぞ」
かがみ「そ、そーですね確かに(汗)」


・かがみ×ひかる?

ひかる「そういや柊は、妹達と同じクラスになれなくて悩んでいたな。黒井先生の心証ばかり気にしていたが、そんなに私の事が嫌か?」
かがみ「そ、そんな事ないです先生っ! 黒井先生もナイスバディで素敵ですけど、桜庭先生もちまっとしている所が愛らしくて……」
ひかる「……柊、後で指導室まで来い。というか泉に執着している時点で、この反応は想定できたがな(汗)」


・運命の出会い

かがみ「そういえば、桜庭先生も髪を二つに結んでるんですね」
ひかる「柊とお揃いだな。中学生の頃に某神社にお参りに行った時、そこの双子のお稚児さんの髪が長い方にツインテールをしてやって、私とお揃いにしてから『可愛い』と言ったら、凄く喜んでたのを思い出すぞ」
かがみ「え……?」

なのかも。


・コース割り

ひかる「ふと思ったんだが」
ひかる「なぜ私は、生物教師なのに、3年で文系選んだ柊(と恐らくは日下部と峰岸も)の担任なんだ?」
ななこ「……文系希望者の方が予想外に多うて、たまたま桜庭先生が割り食ったんと違いますか? もしくは陵桜の文系コースは理系教科もようさん取らせとるとか?」


・なぜ意外。

こなた「桜庭先生って意外に、18禁の同人誌にまず登場しませんよねー」
ひかる「(ぶっ!)やっ、藪から棒に何を言うんだ泉!?」
こなた「その反応はかがみそっくりで萌えますよー。……てな冗談はともかく、生物に詳しい桜庭先生ですから、かがみを生物準備室に連れ込んでからぬらぬらした生き物で責めたり、生物の生殖関係の知識を披露しながらかがみを昂らせたりして、可愛いウサちゃんをごちそうさまするなんてどーですか?」
ひかる「……悪い子狐を狩猟するための猟犬なら心当たりがあるが、そいつを使ってもいいんだな?」


☆天原ふゆき編


・邸宅

こなた「こんちはー。3年の泉ですけど、1年の小早川ゆたかはいますー?」
ふゆき「従姉のお姉さんですね。小早川さんはすぐそこで寝てますよ」
こなた「ありがとーございます。ところで天原先生の家って、メイドさんがいるんですよねぇ」
ふゆき「随分噂になっていますけど、母がもう亡くなっているので、家事を手伝ってもらっているだけですよ」
こなた「わ、私みたいなコスプレ喫茶のメイドでも、お宅に置いてもらえるでしょうか? ていうか天原先生のメイドじゃなくて天原先生がメイドなのを見たい〜」
ふゆき「……は?」
かがみ「すみません天原先生。コイツは恋の病と並ぶ二大不治の病に罹患してますから(呆)」


・純白洗い晒し

ゆたか「天原先生の白衣って、桜庭先生とお揃いですね?」
ふゆき「言われてみると、確かにそうですね。桜庭先生は生物を扱うのに、私は手当てするのに便利ですから」
こなた「(桜庭先生とペアルックにしか見えないけど、とりあえず黙っておこ……)」


・邪魔なのは誰?

先生1「天原先生、今日──はいい天気ですねそれじゃっ」
先生2「天原先生、少し──カーテンにしわが寄ってますから直したらどうでしょうそれではまたっ」
ひかる「あーあ、相変わらず野郎どものお邪魔虫視線が突き刺さるなぁ」
ふゆき「まあまあ」
先生3「桜庭先生、今夜──は下弦の月をちょっと過ぎてるそうですではまた今度ーっ」
ひかる「ほらあんな風に」
ふゆき「(……今の視線が突き刺さったのは、ひかるじゃなくて私の方だったような……)」


・罪な百合

先生4「天原先生、明日──の予報は曇りですまた後でっ」
先生5「天原先生、週末──秋葉原は賑わうそうですねごきげんようっ」
ひかる「あーあ、相変わらず(以下略)」
ふゆき「確かに、桜庭先生には酷ですよね。ホントに私が好きなら遠慮せずに誘えばいいのに」
ひかる「いや、それは無茶だろ」
先生6「天原先生、放課後──クラブ頑張って下さいじゃあねっ」
ひかる「……特に、今の『彼女』みたいな場合には」
ふゆき「(……女同士ならせめてひかる相手に、ってそうじゃなくてっ!)」


・メイド百選

つかさ「天原先生の所のメイドさんって、どんな人なの?」
ふゆき「家で直接雇っているのではなく、斡旋してくれる団体から派遣されていますから、結構入れ替わりもあるんですよ」
ふゆき「そうですね……私が大学生の頃は、父と交友関係がある朝倉家から、眼鏡をしている若いメイドさんが来ていました。同田貫を愛刀にしている居合抜きの達人で、パチンコ屋から景品を大量に持ってきてくれましたね」
こなた「(『ななみまっしぐら』の紅葉さん?)」
ふゆき「その次のメイドさんは料理や家事は上手なのですが、家のあちこちを壊してしまうもので、しばらくして交代なさいましたね……」
こなた「(『スーパーメイドちるみさん』の香田ちるみさんだよねそれ……)」
ふゆき「最近では三千院家から、こちらはメイドではなく執事として、まだ皆さんと同じくらいの年齢で、家事だけでなく格闘の技もまさしく超人的な子が来ていました」
こなた「(『ハヤテのごとく!』の綾崎ハヤテじゃん。てゆーか伏せ字ないんだこのネタ)」
ふゆき「ついこの前までは仮面を付けた……筋骨隆々の、しかもメイド姿の男性が、自称・ご奉仕で被害を拡大する一方で……」
こなた「(『仮面のメイドガイ』のコガラシっっ!? 何てフリーダムなのさこのコーナーっ!?)」


・むしろゆたかとみなみが――

こなた「天原先生って意外に、18禁の同人誌にまず登場しませんよねー」
ふゆき「い、泉さんっ!?」
こなた「その初々しい反応がいいですねー。……てな冗談はともかく、天原先生は養護教諭ですから、保健室に連れ込んだり睡眠薬を使ったり性知識で指先や言葉責めを使ったり、いわばやり放題じゃないですか。ゆーちゃんとみなみちゃんの現場を押さえて赤面するというのもアリですけど――」
ふゆき「…………(がちゃっ)」
こなた「と、扉の鍵を閉めて何するんですか天原先生――いやぁぁぁっ――」


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