☆ らっきーすたー×☆☆☆☆ ☆


 目次 (1) (2) (3) (4) (5)


☆柊つかさ編


・失礼な来客と失礼な住人

こなた「あ〜〜。だる〜〜」
(ちゅっ)
こなた「ひゃうっ!?」
つかさ「おはよ、こなちゃん♪」
かがみ「こんにちは、こなた。相変わらず家事もゲームもしてないとつかさみたいに気が抜けてるのね」
こなた「か、かがみっ!? つかさと二人掛かりで家に押し入るなんて、まさか新手のデートレ――」

こなた「おうう……いきなり荒御霊剥き出しなのは勘弁して下さいかがみ様」
かがみ「パトリシアさんが玄関先にいたから、お願いして入れてもらっただけよ。いきなりキスした(場所は内緒)つかさは、ちょっとくらい謝った方がいいけどね」
つかさ「お、お姉ちゃんだって、私にはともかくこなちゃんやゆきちゃんに――」

つかさ「あうう……こなちゃんとお揃いだよぉ」
こなた「あだだだ……パティ呼んでくるから待ってて〜(そそくさ)」
かがみ「まったくもう。あんたらは似なくていい所まで似てるんだから!」


・畑のお乳

つかさ「あれ? こなちゃん、ミルクティー買ってたんだ」
つかさ「MILK&SOY MILK……」
つかさ「『soy』は英語でお醤油だから、お醤油入ってるのこのミルクティーって?」
ゆたか「つかさ先輩……お醤油の材料の大豆も『soy』ですから、『soy milk』は豆乳の事ですよ?」
つかさ「ええ、えっと、とっさに出てこなかっただけだからねゆたかちゃんっ!?(汗)」
ゆたか「と言いながら私の胸を『緩やかな起伏が畑みたい』なんて撫で続けないで下さきゃあああ〜〜〜〜っっ!?」
こなた「つかさ……私への日頃の態度からやっぱりと思ってたけど、かがみやみなみちゃんと同じロリコンに認定するヨ?」


・天然ドライブ

かがみ「つかさが自動車の運転免許を取ったけど、危なっかしいイメージは変わらないから、あれ以来姉さん達が積極的に家や神社の用事を受けてるのよ。私にまで自動車に触らせまいとして、そんなに妹達の運転が不安なのかしら」
つかさ「……いのりお姉ちゃんもまつりお姉ちゃんも、『私の可愛いかがみが事故にあったら耐えられない』って言ってるから、かがみお姉ちゃんに対する気持ちはちょっと違うかも」
こなた「でもさ、ご近所なら――」

つかさ「らんらんるー♪」
車A『わー、つかさちゃんの車だー』
車B『逃げろー』

こなた「――という具合に安全運転できるネー」
つかさ「無人運転と勘違いされるこなちゃんに言われたくないーっ!!」


・ホラーの前に

(皆に内緒でお弁当準備中――)
つかさ「皆、驚くかなぁ?」
あやの「喜んで貰えたら嬉しいね〜」

こなた「やっぱ、海の家で食べるのが、海水浴の醍醐味だよねーっ」
みさお「おっ、さすがちびっこ!! よくわかってんじゃん!!」
あやの「黙っておこっか――(虚脱)」
つかさ「そうだね、醍醐味だもんね――(虚脱)」

かがみ「……というわけで、つかさと峰岸のサプライズを、おもに日下部とこなたが粉砕してしまった私達ですが(もぐもぐ)」
みゆき「申し訳ありません。みなみさんちに着くのが遅くて、夕御飯を作る時間が取れなくて(もぐもぐ)」
つかさ「でも良かったね〜。私とあやちゃんの用意したお弁当が役に立てて〜」
あやの「ちょ、ちょっと複雑な気分だけど、みさちゃんもよく食べてるし、結果オーライかな?」
こなた「でもさ、つかさも峰岸さんも、内緒にし過ぎてタイミングを逃すっぽい人達だと前々から思ってたけど、今日はかなり気の毒だったネ」
みさお「だよなー。あやのもつかさもやけに荷物が多いし、二人で朝早くから何か料理してたし、車の中でもやけに美味しそうな匂いがしてたしよー」
つかさ「みさちゃん……気付いてたなら早く言ってくれるか、そうじゃなくても忘れないでよ。あやちゃんが背後で般若のお面見たいな形相になってるし」


・たまには幸せな事も

(お菓子中――)
つかさ「(もぐもぐ)」
つかさ「(もうこれで終わりかぁ)」
つかさ「(箱を片付けないと……ん?)」

(箱の底にもう1つお菓子が――)

つかさ「…………(嬉)」


・冷えた心に温もりを

こなた「ううっ、寒いなー」
つかさ「こなちゃんは身体が小さいから体重に対する表面積の比率が大きくて、寒さには弱いんだったっけ?」
かがみ「お父さん譲りの天然だからって、それは言い過ぎだろつかさ。こなたも泣きながらどさくさに紛れてみゆきと私の胸を同時に揉むなっ」


・続・冷えた心に温もりを

(やり直し――)
こなた「ううっ、寒いなー」
みゆき「こうしていると、去年の冬の事を思い出してしまいますね」
かがみ「へぇ。何があったの?」
みゆき「飲み物を電子レンジで温めてはその事を忘れて、の繰り返しで、何度も何度も温め直す羽目になってしまいまして……」
こなた「そーいうトコはやっぱり、みゆきさんはゆかりさんの娘だよネ……」
つかさ「でもね、そんなにチンチンしてると、飲み物蒸発しちゃわない?」

(ピシィッ!!)

こなた「…………あー、久し振りのストップ発動だったネ。いっそそのままデジョンされてしまいそーな」
かがみ「…………お母さんが料理の画像を撮るからって見栄を張るのの、3倍くらい恥ずかしいわね」
みゆき「…………そんなに無防備過ぎますと、色々と不安ですよつかささん!?」
つかさ「はうううううっ!?」


・英雄譚(サガ)

つかさ「小さい頃、一緒に寝てたら、寒くて時々目が覚めたんだけど――」
こなた「いかにもかがみっぽい!! やっぱり本性が!!」
つかさ「次に起きる時はね、必ずお布団がちゃんとかかってるの――」
つかさ「これってお姉ちゃんが優しいからだと思うんだけど……どっちなんだろうね」
こなた「イーハナシダナ――。健気かがみ萌」
かがみ「お前等、そうやって人の恥ずかしい話で盛り上がるのやめろよ……っ。つかさといい日下部といい(赤面)」
つかさ「そして今は、一緒に寝てたら、暑くて時々目が覚めるんだけど――」
かがみ「わーっわーっ!!(絶叫)」
こなた「……かがみん?」
あやの「……柊ちゃん、どんな風にして、ひーちゃんを暑くさせてるの? やっぱり柊ちゃんの素敵な身体の温もり?」
みさお「……海に行った時にあやのも似たような事言ってたけど、とっととつかさと結婚しちまえよ柊ー?」


・差が

つかさ「小さい頃、一緒に寝てたら、寒くて時々目が覚めたんだけど――」
こなた「いかにもかがみっぽい!! やっぱり本性が!!」
つかさ「次に起きる時はね、必ずお布団がちゃんとかかってるの――」
こなた「その背景の回想、つかさの頭の中にしかないのは分かってるけど、ぜひとも可愛いミニかがみ&ミニつかさを覗かせて下さいお願いしますっ!」
つかさ「うーん。その頃の私達と今のこなちゃんの大きさだと、そこまでミニって程でもないかも?」
かがみ「真面目に答えるなつかさ。あと盛大に自滅したくせに『やっぱりつかさも私より胸が』とか言いながらつかさに擦り寄るなこなた」


・カガレッド&ツカホワイト(あと3色は母と上の姉達)

ひより「柊先輩達のお神楽の装束姿の、頭に引っ掛けた仮面を見ていると、何やらオタク的に引っ掛かる物があるんだよねー」
ゆたか「え、えーと、『俺は人間をやめるぞ!』って仮面を被ると、飛び出した針が脳を刺して吸血鬼になるって漫画?」
みなみ「仮面を被ったお侍が、『一つ人の世の生き血を啜り』って時代劇?」
ひより「実は両方――はっ!?」
かがみ「神様に捧げるためのお神楽で、一体何を考えてるのかしら後輩さん達?」
つかさ「お神楽には神がかりになるためのものもあるんだから、この場でお姉ちゃんと二人で神様の依り代になってもいいんだよ?」

(隣の部屋――)
こなた「かがみもつかさも聖職者(厳密にはちょっと違う)だから、吸血鬼というよりは(年齢制限ない作品の)ハンターっぽいよネ。実際今もゆーちゃん達がハントされてるし(汗)」
みゆき「日本の面といえば、神楽の他にも伎楽や能などで用いられますし、宗教的にも鬼、天狗、おかめ、ひょっとこなどがありまして、蓮如上人ゆかりの肉付面の伝説で姑が被った鬼の面は白山権現のものであるというバリエーションでは当時の白山信仰と真宗の対立が反映され(中略)、またアフリカの仮面は秘密結社の通過儀礼で用いられる事が多いだけでなく種類及び形態も多様性に富み、近現代の産物の『霊』の依りましや被り物大の大きさの物に至るまで(中略)、仮装のバリエーションとしましてもヨーロッパの仮面舞踏会に始まり覆面レスラーや縁日のお面に至るまで(後略)」
パティ「カガミはママさんとイッショに、the power of the Rippleをmasterシてまスね……ミユキやミナミのママもオナジでスけど……」
いずみ「仮面の下の素顔を見られたらその相手を殺すか愛するか……いや何でもナイデス」
そうじろう「仮面ライダーは仮面じゃないし、鉄仮面とか黄金仮面とか白獅子仮面とか仮面の忍者赤影とかシャア・アズナブルとか『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』とか『ドラゴンクエストソード 仮面の女王と鏡の塔』とかライオン仮面とかタキシード仮面とか仮面のメイドガイとかアクション仮面とか変態仮面とかけっこ――」
ゆい「伯父さーん、作家から変態へ徐々に転落していませんかー?(呆)」

※なお、みゆきの蘊蓄は筆者の知識だけで書いていますが、そうじろうの蘊蓄はほとんどが筆者の知らない作品です(汗)。


・○割蕎麦

つかさ「あ、お蕎麦買ってこ」
つかさ「でも色々あるよね。どれにしよ?」
つかさ「こっちの安いのは……っと」

(原材料)※使用量の多い順に表記している。
 小麦粉、そば粉、(以下略)

つかさ「……別のにしよ(汗)」


・隠れ身の術(ただし逆)

(鷲宮の菓子屋――)
つかさ「お邪魔しますー、おじさん」
店員「いらっしゃーい、神主さんトコのちっちゃいお嬢ちゃん」
つかさ「(いが饅頭と……あれ、塩あんびんは?)」

(ショーケースの上)
 箱入りのみさお&あやのフィギュア
(その背後、普通は見えないアングルに隠れて)
 夏期は、塩あんびんは冷凍庫からお出しします。
 自然解凍してから、お早めにお召し上がり下さい。

つかさ「(はっ! まさか、みさちゃんとあやちゃん、鷲宮の塩あんびんを二人占めに――)」
店員「……お嬢ちゃん?」


・生返事3回

テレビ『今何時だい。ほう、八つ時で』
まつり「ねえお父さん、昔の時間の数え方って、何で0時が九つで、2時間ごとに八つ、七つって減ってくわけ?」
ただお「時の鐘を撞く時、『これから時間を知らせるよ』という合図に、鐘を3回鳴らすんだ。これを捨て鐘と呼ぶ」
まつり「ふーん(←分かってない)」
ただお「それから、次の正午なり正子――深夜0時頃だな――までに、あと何刻かを知らせる。0時だと正午まで6刻だから、3+6=9回鳴らす。2時だと3+5=8回、4時だと3+4=7回って具合だね」
まつり「へー。なるほどー(←生返事)」
つかさ「そっかー。だから私も、かがみお姉ちゃんに起こされて、4回目でやっと目が覚めるんだー」
まつり「私がめんどくさいから起こすのいやなつかさをどうやって起こしているのか、かがみのけしからん身体に聞いてみるわね」
ただお「つかさもまつりも、お父さんの前だという事を忘れてないかなー?(汗)」


・最前列でくーすかぴー

(バス)
車内放送『このバスは、東鷲宮駅西口行きです』
つかさ「(よいしょっと。……一番前に座っちゃったー)」

車内放送『東鷲宮駅西口、終点です。御乗車有難うございました』
乗客達「(ぞろぞろぞろぞろそろぞろぞろぞろ)」
つかさ「(ふ、ふぇえっ!? わ、割り込めないよ列にー!)」


・冬の夜長

(冬の夜、入浴中――)
つかさ「〜〜〜〜」←ぬるい。

(その後)
つかさ「――――」←冷えてくる。
つかさ「…………」←出たいけど出られない。


・ランダムな悪意

つかさ「さーて、あやちゃんにメール送ろっと」
つかさ「(えっと、『明日は冷え込まないので』だから)」
つかさ「(『明日は』……)(ぴっ)」
つかさ「(『冷え込まない』……)(ぴっ)」

(携帯電話の変換候補)
 ので  のに
 し   のは
 ね。  から
 。   けど
 ?   か
 !   ね

つかさ「うええええ〜〜ん、お姉ちゃああああ〜〜ん!!(すりすり)」
かがみ「い、いつもの事だけど、その度にベッドに潜り込んでどこを、んううっ」


・一粒

(巨峰を食べた後)
つかさ「ごちそうさまー。……あれ?」
(お皿に取り忘れた巨峰が、キッチンの上に)
つかさ「……ちょっと幸せかも」


・姉妹の中の

つかさ「お……お姉ちゃん……、ふつつか者ですがよろしくお願いします」
かがみ「い、いきなり何よ!?」
つかさ「エイプリルフールにはインターネットが面白いってゆたかちゃんに聞いたんだけど、福原さんが加藤さんと結婚するって聞いて……」
かがみ「『エイプリルフール』よね?」
つかさ「…………あ(汗)。ごめんねお姉ちゃん。お姉ちゃんにはこなちゃんとゆきちゃんがいるのに」
かがみ「加藤さんは『実はまじでケアルが使える』とか平和な事言ってるのに、福原さんは(あと、この妹も)一体何を言い出すんだか(汗)」


・確かに乳だけどねー

つかさ「あ、ミルクジャム」
(原材料:豆乳、牛乳、……)
つかさ「…………」
かがみ「……ソイミルク?」


☆柊かがみ編


・毎年毎年

かがみ「あ、お店がセールやってるわね」
つかさ「ほんとだー。どれどれ〜?」

垂れ幕『おかげさまで創業83周年』

かがみ「……83周年で何のお祝いだよ?」
つかさ「……ぜ、全然きりが良くないよね?」


・「寝る」の意味とは

かがみ「そーいえばつかさ、私が病気で寝てる時にみゆきがお見舞いに来て、その最中に病人よりゆったりした寝ぼけ眼、しかも寝巻姿で部屋に入ってきたわよねー?」
みゆき「1巻でですよね? 確かその後、お互いの服装を褒め合いましたけど、あの場で驚いて一度扉を閉めてしまわれるのは、いつものつかささんらしくありませんでしたよね?」
つかさ「あっ、あの、お姉ちゃんがゆきちゃんと寝て、ピロートークで可愛い声を上げながら喜ばせてもらってから、感極まって涙を流してるから、きっとそういう関係なんだなって、お姉ちゃんとゆきちゃんを」
みゆき「な――ッ!?!?(全身真っ赤)」
かがみ「大筋は間違ってないけど、間違ってないのは大筋だけだろ(嘆息)。つかさ、アンタ、みゆきだけじゃなくて、こなたとゆたかちゃんとみなみちゃんまで私とそーいう関係だと思ってる節があるし」
つかさ「だ、大丈夫だよっ!? みさちゃんとあやちゃんとひよりちゃんとパティちゃんはお姉ちゃんとそんな関係じゃないって分かってるし!」
みゆき「ああっかがみさん!? つかささんに馬乗りになって押し倒して一体何をー!? いや、そこで『後でみゆきにも教えてあげるから』と男の方みたいな声色で言われてもーっ!!(汗)」


・食に感謝を

こなた「さて、ダイエットを目的に、毎食の写真を携帯電話で撮ってるのに、お菓子を計算に入れていなかったかがみ様ですが」
かがみ「…………」
こなた「……機嫌損ねたかな(車内でアニソンかけっぱなしだった分も含めて)。限度超すと拒絶される私も辛いから、そろそろ胸に甘えて機嫌を取り戻――」
みゆき「と、ところで、かがみさんの携帯電話に、つかささんのお写真が毎日のようにあるのは……」
こなた「まさか、かがみ、今日、私とみゆきさんの写真を撮ったのは、これから私達を『食べる』つもりでっっ!?」
かがみ「そのつもりでウチまで送ってくれたんでしょ? さあ、つかさにも分けてあげるから写真を撮りましょうね」
つかさ「わーい。お姉ちゃん大好き☆(ぴろーん♪)」
こなた「そっ、そもそも私達は食べてもカロリーはマイナスだからあにゃあああ!?」
みゆき「携帯電話での写真ではなくデジカメの動画なら、何度も食べられる上にダイエットにもんああっ!?」


・余計過ぎる心配

(初詣帰り――)
(前略)
みさお「私の台詞を削るなよ! ひでーぜ筆者っ!」
こなた「いや、ココはみさきちとつかさと峰岸さんに比べて頭1つ分も小さな私の背の低さが強調されてるシーンだし、せめてココだけでも削らないと全文コピーになっちゃうからさ」

(改めて――)
こなた「それじゃさ、ウチで何かする? 皆ヒマなら」
かがみ「うーん、でもなぁ……」
こなた「大丈夫だよ。今日、お父さんいないから。心配しなくても」
かがみ「そっか……。なるほど」
かがみ「――って!! 私は迷惑じゃないか心配しただけだからな!! おじさんがどーとかじゃなくて!!」
こなた「(んふーっ)だーいじょーぶ、わかってるってぇ〜。なーに、その注釈?」
みゆき「ここで少々整理致しましょう」

(1)私達は初詣の後。泉さんはお宅へ私達を招こうとしている。
(2)かがみさんはそれに躊躇。
(3)泉さんから、おじさまは家におられないと聞かれ、かがみさんは何やら想定されていた状況と異なっていた事に納得されたご様子。
(4)かがみさんはそこで泉さんに、自分は大勢で泉家に詰め掛けて迷惑にならないか心配したけど、おじさまのご在宅の如何を気にされたわけではないと弁解。
(5)泉さんは、なぜそこでわざわざ、かがみさんがあれこれ邪推されそうな事を言い出すのか突っ込まれる――泉さんが峰岸さんに妄想されてしまったような意味でなく――。

みゆき「――という事ですね」
こなた「ありがとみゆきさーん」
かがみ「最後のが果てしなく余計で、また峰岸が悶絶してるけど、よくまとめてくれたわね」
あやの「〜〜〜〜っ!?」
みゆき「すみません……筆者さんと同じく、細かい所に妙にこだわってしまう癖があるようでして」
つかさ「ええ、えっと、おじさんがどーとかって気にしてたって事は、お姉ちゃんはおじさんを、その、異性として好きだってコト?」
こなた「え〜〜〜……(汗)」
かがみ「だからなぜそーなるんだ我が妹っ!(汗)」
みゆき「才能にあふれて頼もしい方ですし、困った所もいくらかおありですけど、かがみさんでしたら抑える事もできますから、もしも……という可能性は十分考えられますよ?」
みさお「泉家の資産狙いかー? サスペンスドラマの未亡人みてーだなー」
あやの「茶化さないのみさちゃん。でもやっぱり、泉ちゃんには複雑な気分かしら? 柊ちゃんがお母さんになるなんて、私としてはちょっと羨ましいんだけどな」
かがみ「こ〜〜な〜〜た〜〜!?!?(ぺきぺき)」
こなた「い、いやその、みんなが――特につかさとみゆきさん――そこまで恋バナに飢えてたとは予想もしない所でええええッ!!」

みゆき「一応、『おじさんがどーとか』気にしておられたのは、おじさまがおられると、みんなで親交を深め合うのに関係者以外の在宅は不適切なのではないかとっ」
かがみ「何がどう不適切なのよ(汗)。もしかして医学部で生殖についての講義とか受けた?」


・余計ではない心配

(初詣帰り――)
(前略)
こなた「それじゃさ、ウチで何かする? 皆ヒマなら」
かがみ「うーん、でもなぁ……」
こなた「大丈夫だよ。今日、お父さんいないから。心配しなくても」
かがみ「そっか……。なるほど」
かがみ「――って!! 私は迷惑じゃないか心配しただけだからな!! おじさんがどーとかじゃなくて!!」
こなた「(んふーっ)だーいじょーぶ、わかってるってぇ〜。なーに、その注釈?」
つかさ「えっと、こなちゃんちで、私達6人が騒がしくするとよくないんじゃないかって躊躇してたお姉ちゃんが、今日はおじさんがいないから、こなちゃんに一人で寂しい想いをさせたくなくて、一緒にいてあげたいなと思ったんだよね」
かがみ「そうよ。やっぱり心の中が繋がってるのね、つかさ?」
こなた「とか言いながら姉妹揃って抱き締めないで! ていうかココはまだ神社の門前で、しかもみゆきさんとみさきちと峰岸さんに見られてるのにうにゃあああっ!?」


・余計になる心配

(初詣帰り――)
(前略)
こなた「それじゃさ、ウチで何かする? 皆ヒマなら」
かがみ「うーん、でもなぁ……」
こなた「大丈夫だよ。今日、お父さんいないから。心配しなくても」
かがみ「そっか……。なるほど」
かがみ「――って!! 私は迷惑じゃないか心配しただけだからな!! おじさんがどーとかじゃなくて!!」
こなた「(んふーっ)だーいじょーぶ、わかってるってぇ〜。なーに、その注釈?」

(そして泉家――)
こなた「ただいまーっ」
ゆたか「あ、お姉ちゃん、それに先輩達もお帰りなさーい。みなみちゃんと田村さんも来てるよー」
みなみ「(ぺこり)」
ひより「どもっス先輩方ー」
ゆい「いやーははは、今日は早朝から初詣の交通整理で、帰りがけに捕まえた黒井先生と一緒に来ちゃったー。あーはははは」
ななこ「お、柊も姉貴も泉らと一緒か。ウチも桜庭先生や天原先生と初詣に行ったら、今日は非番とかで遊びに出とったお前らの姉ちゃん達と偶然会うてな、意気投合して近場のココへお邪魔しとるんや」
ひかる「おー、柊も日下部も峰岸も妹達も。寒かったからちょっと風呂を頂いてたぞー」
ふゆき「ひかるさん、せめてバスタオルくらい巻いて下さい。ああもう、身体もあちこち濡れたままで(ごしごし)」
まつり「あ、かがみー、つかさー。こなたちゃんとの逢瀬を邪魔してごめんねー」
いのり「こなたちゃんが可愛いからって、勝手な事を言わないの。それにしても何よこの人数?」
かがみ「こなたが6人、ゆたかちゃんが3人、成実さんが6人連れ込んで合計15人も……。お母さん達まで連れ込まれなくて幸いというべきか?」


・スタッフ

こなた「でさー、8巻冒頭の初詣って、かがみんちの神社じゃないんだよね? お参りの後に柊家へお邪魔するって発想も出なかったし」
かがみ「いや、それは元日の朝一番に、お父さんのお伴をして、家族揃って御神前でお祈りしてるし」
つかさ「あとね、お正月はそこら辺にいると、上のお姉ちゃん達や神社の人達、それに町内のみんなに、お仕事に引きずり回されちゃうし……。だからこなちゃんやゆきちゃん達とデートする事もできないの。ごめんね」
かがみ「ちょい待て双子の妹っ!?(汗)」


・画餅(文字通りの意味で)

こなた「何してんの?」
かがみ「携帯変えてから毎回、食事の記録残してんのよね〜」
こなた「へぇえ〜。細かく残してんだ〜」
みゆき「まさかかがみさん、食事を減らした分の空腹感を、食事の写真で紛らわしておられるとか」
かがみ「そうなのよ。おかげで余計に食欲が湧いて、つかさに間食や夜食を作ってもらうはめに……って違うわよ!」


・こな釣り

かがみ「(金魚を)ダイエットさせなきゃとは思ってるんだけど……」
こなた「いやぁ……それはムリじゃないかなぁ〜」
かがみ「やっぱり魚とかだと、一度太るとダメかしら?」
こなた「ていうか、ホラ、ペットは飼い主に似るって言――」
かがみ「何だと!?」
つかさ「こ、こなちゃんがそう思うのは、こなちゃんがわた――お姉ちゃんに似てきたからなんじゃっ」
こなた「ちょっっ!? 前にネタであった『お姉ちゃん、こなちゃん飼おうよ〜』や『こなたは可愛いのが仕事だから……』をどこまで引きずるつもりですかつかさ様っ!?」
かがみ「というか今、こなたをさりげなく自分で独占しようとしてなかったか? こなたは私やみゆきのものでもあるんだからね?」


・ストリートファイター電鉄(違)

(第62回(テキトウ)役割交換大会)
かがみ「この前発表されたスト鉄、全世界で盛り上がってるみたいね〜。まぁ、あれよね。リュウならカズヤなんてイチゲキよねっ!!」
あやの「(ぽかーん)」
みゆき「(ぽかーん)」
かがみ「やっぱ、そーゆー反応になるわよね(汗)。一応、他に話が通用する人がいなくても話題を振るこなたっぽさをね?」
こなた「いやぁ、というか、かがみ、自覚なさそうだけど」
こなた「口調が元のままだヨ? みさきちもそーだったケド、『〜よね』なんて女言葉というかお母さん言葉を使うの、かがみとあーやだけだし」


・ハイパーインテリ

(第62回(テキトウ)役割交換大会)
かがみ「ホルヘ・ルイス・ボルヘスの『幻獣辞典』に出てくる『過去を称える者たち』――ラウダトレス・テンポリス・アクティって、アージーヴィカ教と関係あるのかしら? もしくは玄奘三蔵がインドで見掛けたという、デーヴァダッタ派の方が、過去七仏を崇めていたという点で共通点が深いのかもしれないけど、それを言うならマハーヴィーラに先立つ大勢のティールタンカラを祀っているジャイナ教との関係も考えないといけないし。祖先崇拝も引っ掛かるんだけど、それは東アジアが主流で、死後は即座に輪廻すると考えるインドの伝統だとそれは考えにくいのよね」
あやの「(ぽかーん)」
みゆき「過去を称えるという点では、ヴェーダの暗唱を重視するヒンドゥー教的伝統も考慮する事が大切ですし、祖先崇拝とは異なりますが、バラモンの家系が先祖と仰ぐ聖仙との関係も窺えます。しかしボルヘスが創作を交えている可能性を考えますと、芥川龍之介の『れげんだ・おうれあ』同様に架空の存在という事も十分ありえますね」
みさお「…………ヴぁ?」
つかさ「ぽっぽぽぽぽ」
こなた「あのー……それはむしろ、私の役割というよりダブルみゆきさんじゃ……」


・七月六日夕方から

こなた「それもいーけど、私的には、今月はまず七夕かなぁ……ねぇ!?」
かがみ「べ、別に、気にしなくていーって!! もう祝って貰う年でもないしっ(赤面)」
つかさ「あはは。でも、やっぱり嬉しいかも……(てれっ)」
こなた「あはは。でも、七夕生まれて、お父さん達は楽だったかもね〜」
つかさ「?」
こなた「だってほら、時期柄、娘達が望むモノが自然にわかってさ!! 短冊に書いてあるから、プレゼント選び易い!!」
かがみ「言っとくけど、願い事を書くんであって、欲しいモノを書く場所じゃないからな……? “○○が欲しい”って願いしかしたコトないんか」
みゆき「あと、笹を立てるのは七夕の直前ですから、短冊を見てから誕生日プレゼントを用意するのは無理があるのではないかと……。笹は屋外に出すものですから、梅雨の事も考えますと、直前に立てないと雨で短冊が台無しになる危険も十分ありますし」
こなた「はうっ!? こ、こーなったら、かがみとつかさが絶対に喜ぶ私自身をプレゼントにするしかっ!」
つかさ「そ、その気持ちは嬉しいけど、そのプレゼントはお母さんも上のお姉ちゃん達も凄く欲しがるから……(汗)」


・遺伝・パターンA

こなた「かがミクってさ、髪が緑色だから、両性具有のかがみがみなみちゃんに産ませた娘みたいだよね」
かがみ「なぜいちいち両性具有なんだ(呆)」
こなた「それじゃみなみちゃんが両性具有でかがみと」
かがみ「もしもし、みなみちゃん? ゆたかちゃんの相手の練習を、こなた相手にしてもらってもいいかしら?」


・遺伝・パターンB

こなた「さくらかがミクってさ、髪がピンク色だから、両性具有のかがみがみゆきさんに産ませた娘みたいだよね」
かがみ「もしもし、みゆきー? ニコニこなた大百科を作るために、ウチで神下ろしをしてからこなたを好き放題してくれるかしら?」


・深読み古典

かがみ「うーん」
ただお「おや? どうしたんだい、かがみ?」
かがみ「『太平記』を読んで思ったんだけどさ、児島高徳が島流しにされる後醍醐天皇に『天勾践を空しゅうすること莫れ。時に范蠡無きにしも非ず』ってメッセージを残しているのよね」
ただお「ああ、あのシーンだな。警固の武士が意味を読み取れなくて、宋学に熱心だった後醍醐天皇だけが意味を読み取れたそうなんだが……」
かがみ「後醍醐天皇を越王勾践に、自分を腹心の范蠡に例えてるんだけど、范蠡って最後には、呉を滅ぼして増長した勾践の所から、『苦難を共にできても歓楽を共にできない』なんて言って、殺される前に逃げ出して行方不明になってるのよね。そんなひどい王様に例えられて、よく後醍醐天皇は怒らなかったもんだわ」
ただお「ま……まあ、後醍醐天皇は建武政権で独裁者として振舞ってすぐに政権を崩壊させてるから、その様子を勾践に例えた、ある意味一種の伏線と取れない事もないしな」


・聖地巡礼に(←無理です)

つかさ「京都にね、柊家(ひいらぎや)って旅館があるんだって」
かがみ「あ、ホントね。……宿泊料が高いから、柊家別館がやっと泊まれる程度だけどね」
みゆき「あ、あのっ、そんな怖い目で私を見ないで下さいかがみさんっ?(汗)」


・昼餉の前に

(肉の万世――)
かがみ「久し振りにみゆきと食事――のわりには、まるっきり色気のないデートよね」
みゆき「ふふ、お構いなく。食べ盛りですからね私達」
かがみ「といっても、私だけ体重が増えて泣くんだろーけど。そういえば、私は肉の付き方がバナナ型だとか話をしてた時、こなたはみゆきをピーマン型だとかセクハラしてたわよね」
みゆき「かがみさんのバナナでしたら、私は父も母も留守の家へお招きして受け入れても」
(ぽこっ)
みゆき「はうっ!?」
かがみ「平然と情欲を剥き出しにしないで。むしろ私こそ――いや何でもないから」


・昼餉を始め

(続き)
みゆき「すみませんすみませんっ。このお詫びは身体でお返ししてもっ」
かがみ「いいわよ、そんなに恐縮しないでも(……『身体でお返し』の内容を突き詰めるのはあまりにも古典的だし)。それより、注文したのが来たみたいね」
ウェイター「ハンバーグランチ(200g)と和風おろしハンバーグランチ(150g)をお持ちしました」
(ハンバーグランチをかがみの、和風おろしハンバーグランチをみゆきの前に置く)
かがみ「…………複雑な気分ね。迷いなく私の方に大きなハンバーグを持ってくるなんて」
みゆき「え、ええっと、かがみさんの方が中性的な魅力がありますし、男の方っぽい服を着ておられますから。それに運動の記録は私の方が高くても、瞬間の判断力はかがみさんの方が明らかに上でっ」
かがみ「落ち着いて。私に大食いだの何だの、こなたや日下部が言いそうな事を避けてくれるのはよく分かったからさ?」


・昼餉の内に

(続き)
かがみ「…………(もぐもぐ)」
みゆき「(もぐもぐ)……かがみさん、私の顔に何か付いていますか?」
かがみ「そうじゃなくてさ、みゆきが頼んだ、和風おろしハンバーグ」
みゆき「ええ」
かがみ「『和風』なのに、付け合わせのジャガイモは、こちらのハンバーグと同じフライドポテトなのよね。せめて粉吹き芋とかにならなかったのかしら」
みゆき「ええ、まあ、もっと単価が高いメニューならともかく、これは格安なランチセットですから……」


・昼餉終わりて

(秋葉原――)
ひより「あ、かがみ先輩に高良先輩ー」
かがみ「おーす、田村さん」
みゆき「お久し振りです、田村さん。みなみにいつも良くしてくれてお礼でもできたらと思っていたのですけど、お昼は今、かがみさんと二人で済ませてきたところで」
かがみ「私こそ、つかさが電子メールでネタを大量に送ってきて、『ネタは1日10個まで』なんて、昔の筆者が言われたみたいな事になってて、お詫びの一つもしたかったんだけどね(汗)」
ひより「そっスかー。私はまだ食べてなかったんで、できれば御相伴したいなーと思っていたお店があったんスけどね」
かがみ「どこ?」
ひより「中央通りの1本東、電気街口を出て歩道橋を北へ行った所に、秋葉原UDXってビルがあるんスけど、そこの1階に入っている四川料理店『上海バール』っス」
みゆき「……四川料理なのに『上海』というのは、一体どのようなお店なのでしょうか?」
かがみ「……聞き逃してみゆき。筆者でもなければそんなの気にするわけないからさ」

「上海ソース焼きそば」とかメニューにあるのですが、やはり違和感大き過ぎです。


・みな×かが

みなみ「…………(真っ赤)」
かがみ「おーす。どしたのみなみちゃん?」
みなみ「私達のブルーレイコンプリートBOXの、とらのあなの予約特典ですけど……私とかがみ先輩が、裸で、その……ベッドの中で手を取り合って……(ぷしゅーっ)」
かがみ「え、ええっと、よそのは私とつかさの絵馬とか店員さんの制服姿とかなのに、何でそこだけ、しかもにゃもーさんまで暴走してるのよっ!!」
こなた「みなみちゃんは真面目で頭も良くておまけに年下で、かがみのツボを突きまくりだもんねー」
みなみ「上目遣いの可愛らしいかがみ先輩のおとがいに、静かに微笑む私は指を差し伸べて――」
かがみ「私がみなみちゃんを好きなのは、つかさとかゆたかちゃんとかに感じてる『好き』だっつーの!!」


・いけない情事(恋人承認済み)

かがみ「さて――私とみなみちゃんのベッドシーンだけど、こなたがカチンコ持って、みなみちゃんが台本を見てるって事は、いつだか私とこなたの……ごにょごにょ……を田村さんが妄想した時みたいに、『実はこなたの妄想』なのかしら」
こなた「……原作8巻までだと私とみゆきさんを一度やらかしたくらいだけど、さておき――自分で目論んだカップリングのハズなのに、改めて見るとみなみちゃんにかがみを取られそうだヨ」
かがみ「浮かないわねーうりうり(くしゃくしゃ)。筆者さんがよそ様で趣味とゆーか性癖ぶちまけた時に、そこでのご想像はこなたが『萌えー♪』とか言いながら視か――ええっと、そのっ!?(赤面)」
みなみ「つっ、つかさ先輩みたいな自爆はしないで下さいっ!?(汗)」
こなた「だって……みなみちゃんは、運動得意だったり胸がなかったりクールに見られたり、私と共通点が多いのに、私の幼児体型とは違って男の子体型だから、性欲旺盛なかがみを女にするのもきっと、ゆーちゃん相手に仕込んだテクニックでお手の物で……」
かがみ「……慰めるのとお仕置きするのと、どっちがいいとみなみちゃんは思う?」
みなみ「……泉先輩は、この台本で私とかがみ先輩がするような事で、慰められながらお仕置きされたいみたいですから、私と二人で試してみませんか?」


・青の怪獣

ただお「神社のウェブページを作るのにNetscape Composerをずーっと使ってたけど、何かいいソフトはないかなー」
かがみ「ブラウジング――閲覧にはFireFoxを使ってるんだけど、BlueGriffonというのがあるって、パトリシアさんから聞いたわ」
ただお「Composerはローカルファイルを閲覧しながら修正できて手軽だったんだけど、そちらの使い勝手はどうなるんだい?」
かがみ「えーっと、FireFoxに機能を追加するためのアドオンで、ViewSourceWithというのを入れればいいみたい」

かがみ「……で、ViewSourceWithがFireFoxのサイトから消えてたり、BlueGriffonがソースを勝手に改行するのを阻止するために、『Wrap long lines』にチェック入れて『when lines go beyond column』を『1000』にして、『Dont wrap documents in the following languages』に『ja-JP』を入れたり、バックアップファイルはいらないから『Editing features』の『Create a backup before saving a file(*.bak)』のチェックを外したり、もう散々だったわよ」
こなた「あいきゃんとすぴーくいんぐりっしゅ(汗)」


・謎の白い固体

(スーパーの店内)
お客様へ
ヨーグルトの欠品について
度重なる、テレビ放映の影響により
急激に需要があがっており、メーカーによる
商品の出荷調整、生産休止が続いています。
商品のお取り置き、ご予約等は一切お断りさせていただきます。ご了承ください。

まつり「あーもう! 流行に弱い連中ばっかし!(怒)」
かがみ「テレビ見て『買う買うー!』と言ってたのは、まつり姉さんもおんなじだけど?(汗)」


・言い訳なし

こなた「なにぃっ!? Eテレの『0655』サイトでチョココロネのアンケート中ですとっ!?(※2013年年末)」
かがみ「それくらいで驚いてどーすんのよ。NHKがBBCほどじゃないけどフリーダムなのは昔からじゃない。あ、『大人のピタゴラスイッチ』再放送と新作を録画予約っと」
みなみ「『よくある質問コーナー』もあるんですね。……『ねこのうた』の本、ゆたかに買おうかな」
こなた「いいか友達してるねー。お姉ちゃん妬いちゃうなー(ニマニマ)」
かがみ「その『か』には突っ込まないけど、『よくある質問コーナー』で身も蓋も無いモノがあるのよ。ほら」

Q 「よんきびう隊」のグッズは発売されていますか?

A 現在のところ「よんきびう隊」のグッズは発売されておりません。

かがみ「……ね?」
こなた「ひどっ!?」
みなみ「……というか、これが『よくある質問』という事は、すぐにでもグッズを造った方がよいのではないかと(汗)」


☆高良みゆき編


・地図を読めない女

(高良家――)
かがみ「(みゆきの携帯電話の画面を見て)旅行行ってきたんだ。ゆかりさんと?」
みゆき「ええ。毎度の如く母と二人旅で――い、以前、私が毎年のように海外旅行をしているとかがみさんが聞かれた時のように、お金を持っているのをひけらかす嫌な子だとは思わないで下さい」
かがみ「まだ気にしてたのね。大丈夫よ。それにしても素敵なお母さんじゃないの。娘を連れて旅行だなんて」
みゆき「いえ、確かにそうですが……」

ゆかり『みゆき〜。どこか行きたいわ〜。どこだっていいから連れてって連れてって〜』
ゆかり『みゆき〜。切符も旅館の手配もお願いね〜』
ゆかり『お財布を預けるから、お金は全部みゆきが払って〜。小銭は溜まって仕方ないから、お小遣いに全部あげるわね〜』
ゆかり『もう行くの〜? まだ眠いからもう1時間待って〜』
ゆかり『そんなに慌てないで〜。まだお化粧に20分くらいかかるわ〜』
ゆかり『地図とか駅の案内板とか切符の買い方とか、見ても全然意味分からないのよね。お父さんとみゆきがいつも一緒だから』
ゆかり『で、そこまでは乗り換えなしで行けるの? え、3回? いや、ややこしい説明しないで。どうせ覚えられないもの』
ゆかり『えーと、どれが乗るバスなの? バス停も時間表も全然分からないし』
ゆかり『あれ? このバスは後ろから乗るの? え、座るのは整理券取ってから? フリーパスを見せるのは降りる時?』
ゆかり『疲れたわ〜。ちょっと座って休みましょ〜』
ゆかり『食べる所ないの〜? 御飯欲しい〜!』
ゆかり『まだ歩くの〜? また疲れた〜』
ゆかり『ええ〜? 20分もバス待つならタクシーにする? 流しのタクシー走ってないかしら?』
ゆかり『お夕食の時間〜? ちょっとくらい待っててもらいましょうよ〜』
ゆかり『みゆき〜。これとこれとこれとこれが嫌いだから代わりに食べて〜』
ゆかり『あ〜ん、食べ過ぎてお腹がちょっと痛い〜』
ゆかり『何でそんなに早く出るの〜? バスを一本逃すと次が2時間後って、それくらい何とかならない?』
ゆかり『あ、バス来たわねみゆき。違う? それは別の会社のバス? 色が違うって言われてもお母さんは分からないわよ?』
ゆかり『う〜っ、そんなに電車の時間でせかさないで。お土産ゆっくり買いたいのに〜』

みゆき「……という具合でして(汗)。しかも旅程の全てを私任せにするせいか、旅行先が日本のどこにあるのかも分からず、ただ『いい景色だった』『食べ物が美味しかった』『お風呂が良かった』ばかりで……」
かがみ「……ま、まあ、喜んでるんだからいいんじゃない?(汗)」


・色彩検定

(旅行先――)
みゆき「牧場が多くて、のどかな所ですねー。……畜舎の臭いが時々漂いますし、牛を見る度に泉さんのセクハラ発言を思い出してしまうのは悲しいですけど」
ゆかり「みゆき〜。ソフトクリーム買ってきたわ〜」
みゆき「あ、有難うございます」
ゆかり「じゃ〜んっ。コケモモソフトとキイチゴソフトよ♪」
みゆき「すみませんお母さん……どちらもピンク色なので、見た目ではあまり区別が付きません(汗)」


・しょうがなさ

ゆかり「お買い物のメモは……っと(←メモを上着のポケットに入れる)」
ゆかり「あ〜、でも今日は暑そうだわ〜(←上着を脱ぐ)」

ゆかり『というわけでね〜』
みゆき「……つまり、メモを上着のポケットに入れてから、ポケットにメモが入っている上着を脱いだのが原因で、お買物のメモを忘れたわけですか」


・名物化

こなた「かがみからも聞いたけど、相変わらずみたいだねゆかりさん〜」
みゆき「も、もう、本当にお恥ずかしい限りで。……ですから泉さん、私の胸元にお顔をうずめるのはよろしいですけど、ついでに全身を揉みしだくのはやめて頂かないと、みなみさんと小早川さんに話す事のできないような体験をさせて差し上げますからね」
こなた「ごめんなさいもうしません許して下さい(とゆーか、ひよりんには構わないんだ)。……あれ?」
(はとバスのパンフレット――)
こなた「これって確か、東京の定期観光バスだよね?」
みゆき「ええ。暇を持て余す母をみなみさんのお母様に任せる時のために用意したのですけど、コースも数多く、よそから来られる観光客でなくても十分に楽しめますよ」
こなた「例えば?」
みゆき「『東京夜景コレクション&大人の夜』ですと……ホストクラブもありますね」
こなた「アダルトだねー。みゆきさんや私達には縁なさそうだけど。それじゃ、『華麗なる夜のショータイム』はっと」
こなた「『東京Bayサンセットクルーズとニューハーフショー』」
こなた「『未体験ゾーン黒○の湖とグルメなブッフェ』――『黒○の湖(ニューハーフショー)』」
こなた「『ニューハーフがご案内 六本木○和と世界のバイキング』」
こなた「『華麗なる六本木○魚とホテルオークラ』――『六本木○魚(ニューハーフショー)』」
こなた「『選べる夕食とニューハーフショー』」
こなた「『ニューハーフがお伴します 六本木○和の夜』」
こなた「『老舗の牛なべとニューハーフショー』」
こなた「…………12コース中7コースがニューハーフ関係って、どーいう事ですかはとバス、とゆーか大株主の東京都」
みゆき「え、えっと、ホストクラブコースにも言える事ですけど、一度は見てみたいけど勇気がない、という方のためではないかと……」


・心眼

こなた「みゆきさんって、裸だと視力どれくらいなの?」
みゆき「0.1もないんですよ」
こなた「(裸眼の『眼』を忘れたけど、そこでさらりと流すのがみゆきさんだネ)」
みゆき「泉さんの裸もかがみさんの裸もつかささんの裸もぼやけて見えるのは残念ですけど、然るべき行為の際には至近距離ですので関係ありませんよね」
こなた「その結論はおかしーよみゆきさむぐううっ、んんっ、んんうううっっ!!!?」


・色々と規格外

こなた「みゆきさんって、いつもスカートをはいてるよね? ズボンははかないの?」
みゆき「じ、実は、長さがぴったりしたズボンをはくとお尻が入らなくて、ヒップに合わせたサイズですとウエストが緩く」
こなた「むぅーっ!!(怒)」
みゆき「あ、あのっ、機嫌を損じられた件については謝りますから、その前に怒るのと脚の間にお身体をねじ込むのとはどちらか片方に――ひゃうっ!?」


・特別規格

みゆき「…………(ぴくぴく)」
みさお「……ちょっと目を離しているうちに、何を眼鏡ちゃんにやってんだ。柊を襲うよりはまだ我慢できるけどな」
あやの「……高良ちゃんもどこで色々覚えたのか、泉ちゃんも反撃されて倒れてるけどね」
こなた「……そういえば、『GA 芸術科アートデザインクラス』のナミコさんは、胸が大き過ぎてそっちにサイズを合わせた制服のスカートがずり落ちるから、スカートに大きなベルトを付けてるんだよネ」
あやの「い、泉ちゃん……(かぁーっ)」
みさお「つまり、眼鏡ちゃんもあやのも柊も、胸と見合うだけ尻がでかいって意味かよ。どうせ私はちびっ子にそんな目で見られてねーからな(というか、見られてたら色々と怖いし)」


・真・大人のお付き合い

かがみ「やほー、みゆきー」
みゆき「こんにちは、かがみさん。さっそくですがお土産をどうぞ」
かがみ「あら、ありがと。どこ旅行に行ってたの?」
みゆき「実は親戚に招かれまして、会員制のリゾートホテルに」
かがみ「…………」
みゆき「い、いえそのっ、『このブルジョアめ』とかいう事ではなく、会員といっても親戚の方の勤め先がリゾートホテルの法人会員というだけでしてっ!」
かがみ「いや、さすがにそこまで考えて――ないとまでは断言できないけど、みゆきを妬んでなんかいないし、こなたに話したら『会員制っていかがわしい響きだよねー』とか言われるんじゃないかって……」
みゆき「……それでは次の休みに予約をお願いしましょうか。かがみさんと私の二人きりで」
かがみ「え?(汗)」


・そういう誤認識

かがみ「ゆたかちゃんも高良先生に教われば、更に成績上がるんじゃない?」
こなた「先生?」
かがみ「あ、こなた、まだ知らなかったのか。みゆき、今、家庭科教師やってんのよ」
みゆき「あ、あのっ、かがみさんっ。『科』が余分ですっ。それに私は医学部ですから、料理を勉強されているつかささんか、おうちが料理教室をなさっておられる峰岸さんの方が、家庭科を教えるのには適切なのではないかとっ」
こなた「いや、えーと、家庭科は、先生もエプロンするのにエロくない教科の筆頭だし。クリームとか女体盛りとかエロいシチュがたくさんあるのに何でだろうね?」
かがみ「黙れ。アンタも料理は得意なくせに、つかさやゆたかちゃんやパトリシアさんを欲情させてどーすんのよ」


・最難関

みゆき「第62回(テキトウ)役割交換大会で、つかささんが私の役をやってくれませんでした……(ぐすん)」
かがみ「あー……つかさの左隣はみゆきだったのね。料理の蘊蓄を披露するなりしてあげればよかったのに」

(参照:座っていた順番)
 みゆき あやの
つかさ    みさお
 こなた かがみ

こなた「もっとも、話が興に乗るうちに、この順番じゃ座らないようになって、『左隣の人の役を受け持つ』ってのも忘れ去られてたのかもしれないけど」
みさお「私ならともかく、言いだしっぺが忘れるなよ」
かがみ「そーいや、峰岸役のみゆきも、やってるはずなのに出番が省略されてたわ。やっぱり峰岸と日下部の過去語りの辺りで、続きがうやむやになってたのかしら」
みゆき「あうう……だとすると、誰も『私』をやってくれなかったのは、自業自得という事なのでしょうか……」
つかさ「よしよし、泣かないでねゆきちゃん。……なんて、ゆきちゃんがこなちゃんを慰める役をやっても、お姉ちゃんやあやちゃんと紛らわしいけど(汗)」
あやの「(やっと高良ちゃんの役をやれたわね、ひーちゃん……)」
あやの「(……でも、柊ちゃんとみさちゃんは、高良ちゃんの役を『ハードルが高い』と苦笑いした仲間に入ってなかったわね? 柊ちゃんにはハードルがそこまでは高くないんだろうけど、まさかみさちゃん――)(ちらり)」
みさお「んー?」
あやの「(いや、みさちゃんはコマの外にいたとか、注意が脇へそれてたとか、私だけじゃなくて柊ちゃんも思うわよね)」


・好奇心の種

ゆかり「みゆきはね〜、赤ちゃんの頃から知識欲旺盛だったのよ〜」
みゆき「そ、そうなんですか」

みゆき『あー(くいっ)』
ゆかり『あらあら、どうしたのみゆき?』
みゆき『んー(機械のスイッチを押すように促す)』
ゆかり『え〜、そんなのお母さん動かせないわ〜』
みゆき『んー!(泣)』
ゆかり『あ〜ん困ったわー。お父さんどこ〜?』

ゆかり「という感じでね(ぷふっ)」
みゆき「(……本当に恥ずかしいのは家電製品を操作できないお母さんのはずなのに、どうして私の方が恥ずかしく感じてしまうのでしょう?)」


・好奇心の種(一般論編)

(続き)
みゆき「などという事がありまして」
ゆたか「小さな子ってスイッチが好きですよね。この前バスに乗った時、降車ボタンを先に押された子供が泣いちゃったんですよ」
かがみ「(こなたは――いや、それは置いといて)」
みなみ「(ゆた――ごめん許して)」
つかさ「小さな子がスイッチを好きなのって、自分で何かできるって事が、新鮮で嬉しいからじゃないかなぁ。ほら、危ない所でも自分で歩きたがったり、エレベーターでもボタンを押したがったり、お買い物でも自分で品物を取りたがったりするもんね」
みゆき「つかささんも、携帯電話を買ってもらった頃は、泉さんや、特にかがみさんに頻繁にメールを送られてましたものね」
つかさ「ゆーきーちゃーん?」
みゆき「はうぅっ!?(汗)」
こなた「でもさ、みゆきさんって、スイッチは好きだったのに、今だとフラグを立てさえもしないもんねー。フラグを立てたがるくせに立てる端からへし折るかがみとは正反対だヨ」
かがみ「立ててないし、もし立ててるとしてもこなたと日下部以外には折らないわよ」


・ジャンル外

(果物屋――)
かがみ「へぇ、親戚のお兄さんへお中元を贈るんだ」
みゆき「ええ。前回はジャムでしたので、それ以外で日持ちのする物をと思いまして、かがみさんにもご一緒に選んで頂きたくて」

かがみ「(じー)」→お茶
かがみ「…………」→チョコレート
かがみ「う〜ん」→ソーセージ

みゆき「あの……ここは果物屋ですので、せめて果物と関係のある物からも詰めて頂けませんか?」
かがみ「はっ!?」


・結局は

(続き)
かがみ「……気を取り直して、と。ココのお店にはギフトセットも色々あるんだから、そこから選ぶのもいいんじゃない?」
みゆき「……そうですね」

かがみ「(じー)」→セット各種
みゆき「(じー)」→セット各種

みゆき「これでお願いします」
店員「オリジナルギフトですね」
かがみ「……でも結局、気に入るのはなくて、自力で選んだ組み合わせで包んでもらうのよねー」


・往復運動

(同じく里帰り――)
みゆき「お歳暮をお父さんの親戚からお母さんの実家(東京都内)へ頂きましたので、代わりに私からお返しを親戚のお宅へ……」

みゆき「……で、『東京から地元へ』の送り状を、業者が思い込みで断りなく『地元から東京へ』に書き変えて、母の実家は二度もお歳暮を頂く羽目に」
かがみ「せめて『これでいいですか』くらい確認すればいいのにねー。ていうか料金も違うんじゃないのか?」


・存在感

こなた「『色素薄子さん』を読んで思ったんだけど、みゆきさんって、ほら、髪は淡いピンクで肌も白というかピンクっぽいじゃない? 色素薄くて」
ゆたか「……かがみ先輩に聞かれないうちに、高良先輩に謝ろうよお姉ちゃん?(汗)」


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『らき☆すた』:(C)美水かがみ/角川書店/らっきー☆ぱらだいす