☆ 二次創作なテキストとイマジネーション ☆


 目次 (1) (2) (3) (4) (5)


☆日下部みさお編


・五年分

あやの「――って、桜庭先生が言われてたんですよ」
かがみ「そうよねー。峰岸とか、みゆきとか、もちろんつかさも、あとこなたと日下部も、一生の宝物にしたいわね」
みさお「(最後までちびっ子優先かよ……ってのはさておき)柊に言われると、『重み』があるなぁー」

ひかる「……峰岸、この猿ぐつわされて縛られている日下部は何なんだ?」
あやの「……た、ただの背景って柊ちゃんが……(汗)」


・生態系攪乱

みさお「人間に限らず日本の遺伝子って、外国のに比べてひ弱なんじゃろか……。確か植物とかもそーだよな」
かがみ「外国って聞くと、確かに強そうなイメージあるわよね」
あやの「逆の例ってないのカナ?」
ひかる「この前興味を持ってネットで調べたんだが、タヌキ、コイ、アケビ、イタドリ、クズ、ススキ、スイカズラ、ワカメといった類が、日本原産で外国で問題になっている外来生物らしい。まあ、全部が日本にしかなかったわけではないが」
みさお「い、意外ですね先生。やっぱり陸上の外国人選手と一緒で、強い奴ばかり国外に出るのか柊?」
かがみ「というばかりでもないんじゃないのか? 天敵がいないからはびこるってのもアリだろうから」


・一手間という名の惨劇

(プチッ)←プリン容器の爪を折って皿にあける
(ぷるぷる)
(ぷるるん)
みさお「このプリンの震え方、柊の胸みたいだよな」
かがみ「……峰岸、この馬鹿をアンタの胸元で優しく包んでくれるか?」


・「ちびっ子」もどうかと思うのですが

あやの「ふと気付いたんだけど、みさちゃんは泉ちゃんを『ちびっ子』と呼ぶ他にも、高良ちゃんを『眼鏡ちゃん』って呼んでるのよね」
みさお「ん、ああ。そーいや昔、柊――姉ちゃんの方な――を『釣り目ちゃん』と呼んで、この場で口に出せないよーな目に遭った事があったよな」
あやの「当たり前よみさちゃんっ(汗)。私も『おでこちゃん』と呼ばれたらみさちゃんにヒドい事しちゃいそうだしっ」


・忘れられた約2名

(OVAのバレーボール対戦後――)
みさお「ちくしょう……やっぱ背景キャラは勝てねえ運命かぁあ……(泣)」
つかさ「(日下部さん……アニメで挽回するまで私がお姉ちゃんとこなちゃんの背景だったからって、勝手に私まで仲間に入れないでよぉ……)」
こなた「(てゆーか私も同じチームにいるのですが、かがみチームのみゆきさん共々忘れられていませんか? 確かにこの話だと完璧脇役ですケド)」


・忘却の果て

(OVAのバレーボール対戦後――)
みさお「ちくしょう……やっぱ背景キャラは勝てねえ運命かぁあ……(泣)」
つかさ「(日下部さん……お姉ちゃんやゆきちゃん達のチームにいる峰岸さんを忘れてる……ああっ、峰岸さんが怪しげな道具を持って日下部さんの後ろからーっ!!)」


・母数

みさお「前回一等賞がでました――って売店で買ってきたんだぜ」
かがみ「でも、そういうのって、一回でるとしばらく同じトコではでないような気しない?」
みさお「柊って、もしかしてあたしのコト嫌いとかないよな?」
あやの「大丈夫大丈夫」
みゆき「理論上は、宝くじの当選確率は前回の結果とは因果関係を持ちませんので、一等が出る確率自体はどの回でも変わりありませんが、超長期的にならすと一等が出る回数は平準化されますので、かがみさんのご感想は長い目で見た場合に予想される結果から出ているのでしょうね」
かがみ「そうなのよねー。自分でもつい忘れちゃうわ」
みさお「おおっ、眼鏡ちゃん優しいぜー」
みゆき「ただし、販売枚数が多い売店ほど一等が出る確率は高くなっていきますから、一等が出た事を売り物にする売店というのは、ほぼイコールで『たくさん売っているから一等が出る可能性も高くなるだけ』と言えるかもしれません」
みさお「あやのっ! あそこに悪魔2号がおるよっ!!(泣)」
あやの「……だらしないみさちゃんに厳しい柊ちゃんと違って、高良ちゃんはただ単に正直なだけだと思うんだけど……」


・いりません

(調理実習試食、の翌週の調理実習試食――)
みさお「(もぐもぐ)! むっ」
みさお「おー、柊、料理まじーなー」
こなた「はっはっは、どんなもんだねっ」
かがみ「全っ然ありがたくないわねぇ」
みさお「でもまー、兄貴のがまずいけどナ――っ」
あやの「そんなコトないってば、と言えないのが悲しいわね」
こなた「なにを――!?」

こなた「かがみの方が不味いもんね」
みさお「あやのん家の料理教室出入り禁止なんだぜーっ」
かがみ「つかさと峰岸をダシにした先週に引き続き、お子様はすぐ競争したがるよなー」
あやの「……みさちゃんも泉ちゃんもいい加減にしないと、私と柊ちゃんが無理矢理具合悪くして保健室へ連れ込むわよ?」


・視界の邪魔

(ホームセンター――)
店員「有難うございましたー」
みさお「しかし兄貴、1メートルの棒なんか買わせて何に使うんだよ?」
あやの「まあまあみさちゃん。はい、買い物袋に入れてあげたわよ」
みさお「あんがとなー。でもよー(ぶらぶら)」

みさお「近頃は柊もつかさも祭の準備とかで(ぶらぶらぶら)」

みさお「ちびっ子も小早川や田村や金髪ちゃんと(ぶらぶらぶらぶら)」

みさお「眼鏡ちゃんと岩崎は家も遠過ぎるし(ぶらぶらぶらぶらぶらぶらぶらぶら)」

みさお「だぁ――――っっ!?!?」
あやの「お、落ち着いてみさちゃんっ。棒が目の前で揺れて鬱陶しいのは分かるからっ」


・不適応

かがみ「おーす、日下部、久し振りー。んー、こっちはぼちぼち。そっちは?」

みさお「こっちもまーまーかなー、チビっ子もいるし。柊もあやのもいねーから、いろいろ面倒っちーけど。レポートとかなー」
かがみ『それが普通だっつーの!! でも、その感じだと何とかやってるみたいね』
みさお「まーなー。私なりにちゃんとやってるよー」

みさお『とりあえず、ちびっことジャンケンして、負けた方がやってくることにしてんだ〜』
かがみ「全っ然ちゃんとやってねーな。お前等どれだけダラけてんだ」

(数日後)
みさお「柊ー、ちびっ子が取ってない選択授業で課題が出てよー」
かがみ『ジャンケンして負けた時は課題出せたんだから、たまには自力でやって来い』


・一方的共生

かがみ「おーす、日下部、久し振りー。んー、こっちはぼちぼち。そっちは?」

みさお「こっちもまーまーかなー、チビっ子もいるし。柊もあやのもいねーから、いろいろ面倒っちーけど。レポートとかなー」
かがみ『それが普通だっつーの!! でも、その感じだと何とかやってるみたいね』
みさお「まーなー。私なりにちゃんとやってるよー」

みさお『まずは柊かあやのみてーに頼りになる奴を見繕ってだな』
かがみ「つまりは見繕ってないわけだな? その努力を勉強に回せばねぇ」


・適応不能

みさお「おぅ、ちびっこ? うん、今日。え? 風邪ひいて休む? そか、うん、お大事にな――」
みさお「(やべぇ……。レポートどーすっかなぁ……提出日なのに(汗))」

みさお「なんて事があってよぉ〜」
あやの「でもみさちゃん、レポートでしょ? レポートはみんな違う事を書いて来るんだから、丸写しだとお互い零点にならない?」
みさお「その辺は大丈夫。ちびっ子の字は汚いから、丸写しにはとても見えねーし」
あやの「(……ダメだわ、このみさちゃんと泉ちゃん。柊ちゃんと二人で何とかしないと)」


・ベクトル違い

みさお「テストで選択肢を鉛筆転がしで決めようとしたら、選択肢が4つだったり、10個の選択肢から2つを選んだりでよぉ」
こなた「そーいう時には確率表を作ってだね、例えば10個なら鉛筆を2本転がして、鉛筆Aが1の場合、鉛筆Bが1〜3なら選択肢A、4〜6なら選択肢B――」
みゆき「ゲームの専門店に行きますと、サイコロは4・6・8・10・12・20面をそれぞれ売っていますよ?」
あやの「泉ちゃんも高良ちゃんも、これ以上みさちゃんにいけない事を教え込まないで……」


・スーパーハード

こなた「海に行って気付いたんだけど、みさきちはみなみちゃんを『クールちゃん』って呼んでるんだね」
みさお「実際はそんなにクールでもないと聞いたんだけどよ、小早川を狙うと怖いからなー。……いや、本当にすまねーぜ田村(汗)」
こなた「でもみさきちだって『フールちゃん』――」
みさお「否定はできねーが、ちびっ子だけには言われたくねーぞ!?」


・急行線

(東武伊勢崎線の複々線、走行中の急行の車内――)
みさお「見ろよあやのー。近所を走ってる時よりずーっと速いぜー」
あやの「みさちゃん……子供じゃないんだからさ、ロングシートにしがみ付かないでね?」
(隣の線を走る普通電車が加速して並行――)
みさお「……幅寄せ?」
あやの「違うわよみさちゃん(汗)。泉ちゃんのお姉さんも似た事言いそうだけど」


・都市を縫う

(続き――)
みさお「でさー、気になってたんだけどよ」
あやの「え?」
みさお「中央林間って何だ?」
あやの「この電車が地下鉄に乗り入れた、押上や大手町や渋谷より、ずーっと先にある駅よ」
みさお「だーかーらー、どーいう場所なんだよそこって!」
あやの「……私は分からないから、高良ちゃんとか岩崎ちゃんとかに聞くといいんじゃないかしら?」

みなみ「東急田園都市線の利用者からすれば、『久喜』や『南栗橋』の方が謎ですけど……」
みゆき「なお同様の例は、都営地下鉄浅草線(+京急、京成ほか)、名鉄(瀬戸線を除く)、京阪神のJR各線のような、直通運転が極めて多く、運転系統が多岐に渡り過ぎる路線で頻繁に見られますね。特に名鉄名古屋駅は、昼間でも約2分間隔で快速特急から普通までが上り下り1本ずつしかない線路にやって来て、方面・列車種別ごとに細かく分かれた停車位置で客扱いを行いますから、慣れない方は容易に混乱すると伺っております」


・記憶は霧の果て

みさお「あうー、レポートで漢字間違えて減点食らったー」
あやの「……相変わらずなんだからみさちゃん。柊ちゃんに聞かれたら、連休に社務所で缶詰されちゃうわよ?」
みさお「うーっ。近頃はパソコンもあんだから、漢字くらいうろ覚えでいーじゃんかよ」
あやの「見た目が似ている文字を区別できないじゃないの。特にみさちゃん、読みが分からないってしょっちゅう言ってるんだし」
こなた「みさきちの場合はむしろ、――漠然の漠で、『漠字』?」
あやの「ぷふっ。あ、ごめんねみさちゃん。泉ちゃんの言い方が面白いから」
みさお「ったく、ちびっ子もあやのもっ! ……で、『ばくぜん』ってどー書くんだ?」
こなた「…………うろ覚え以前だヨみさきち。だから『漠』は、さんずいに草冠にお日様の『日』に『大』きい」
みさお「さんずい?」
あやの「…………もうすぐ鷹宮神社のお祭だから、私達がアルバイトする代わりに、おばさんか柊ちゃんに漢字を教えてもらえないかしら?」


☆峰岸あやの編


・そして間は0に

みさお「(あやののカレシ=私の兄貴は)ダラしないし、ムッツリだし」
かがみ「……(怪訝)」
あやの「そんなコトないもん」
みさお「あんなんカレシにしたら大変だぜ?」
あやの「いいところもいっぱいあるのにヒドいよ……」
かがみ「よしよし。人の彼氏に何つーコトを」
みさお「うぇえ!? だ、だって身内って何か褒め辛いじゃん!!」
こなた「つまりみさきちは、お兄さんの前ではベタ褒めなんだね。ふふーん、ここにまた一人ツンデレ発見ー☆」
みさお「へ、変な言い掛かり付けるなちびっ子ー!!」
かがみ「……ま、まあ日下部の気持ちも分からないでもないけど――私にも姉さん達がいるし――、本当にベタベタなら私とつかさみたいに『大好き』って言い合うんじゃないかな」
あやの「柊ちゃん……顔色も変えずに妹ちゃんとのろけないでよ……」


・保護者

あやの「柊ちゃんも大変よね〜」
かがみ「何が?」
あやの「いつも、泉ちゃんのお守りしなくちゃいけなくて」
かがみ「んー、そんなことないわよ?」
かがみ「話すと長くなるけど、あれで意外と友達思いだし、ろくでもない事ばかりしてるけど……私はこなたのそういうトコロを何とかしないといけないと思ってるから」
あやの「(……はぁ〜……。柊ちゃんも自分自身が聖人じゃない――。柊ちゃんが思ってた、自分達の振る舞いは理解者あってのコトだともうちょっと感謝すべき『奴等』って、みさちゃんだけじゃなくて泉ちゃんも入ってたんだ)」

あやの「――なんて事も私とみさちゃんみたいにあるわよね、妹ちゃんに高良ちゃん?」
つかさ「う、うんっ。私もこなちゃんと同じでだらーっとしちゃうから、こなちゃんに『めっ』て言うのはお姉ちゃんなのっ」
みゆき「峰岸さんもかがみさんも、やんちゃ盛りの子供を持っているお母さんみたいですね。お二人とも、きっといいお母さんになれそうですよ」
かがみ「恥ずかしい事言わないでよ峰岸――っ!!」


・友情と嫉妬の境目

かがみ「日下部は、峰岸のカレシ知ってるのよね?」
あやの「(汗)」
みさお「そりゃもー、よ〜〜く知ってるよんっ」

みさお「――て、あやののカレシが私の兄貴だってのもはっきり知らなかったってコトは、柊は中学からの友達のくせに、ほとんどウチに遊びに来てないってわけか?」
かがみ「小学校は別だったんだろうから、私の家が日下部や峰岸の家より中学校に近かったんじゃないの?」
あやの「じ、実は、柊ちゃんは美人だからお兄さんを取られるのが嫌で、柊ちゃんを誘うのはお兄さんがいないと分かってる日で、お兄さんがいそうな日にはみさちゃんに『柊ちゃんは都合が悪くて先に帰った』って嘘をついて――しかも妹ちゃんにホントの事を言って一緒に帰ってもらってたの」
かがみ「峰岸……そこまで……。でも心配しないで、それくらいで峰岸を捨てるような人じゃないでしょ日下部のお兄さんは?」
あやの「うん……今までごめんね柊ちゃん……」
みさお「うぇえ!? 二人の世界作って仲間外れかよ私っ!!」


・右目と左目で

みさお「柊が見たいのって、『私の兄弟』というか『あやのの彼氏』だよな、絶対」
あやの『〜〜〜〜〜〜!!』
かがみ「ヘンなカングリはヤメテイタダキタイものですなぁ〜(へっへっへっ)」
あやの『……で、実際はどうなの柊ちゃん?』
かがみ「両方(きっぱり)」
みさお「おーい柊、あやのが電話の向こうで悶絶してるぜー?」
かがみ「だって、こんなの取り繕ってもしょうがないじゃない。下手に恥ずかしがると痛くもない腹を探られるって、こなたとの付き合いで学んだし」


・保護者と庇護者

かがみ「改めて思うけど、あんた達がつかさを『妹』とか呼ばないようになっても、私は相変わらず『柊』のままなのね」
みさお「でもよー、柊だって私らを『日下部』『峰岸』のままだべー」
あやの「まあまあ。でも柊ちゃん、私にもし子供ができたら、もしお兄さんがウチにお婿さんに来たとしても、その子まで『峰岸』と呼んだりしないでしょ?」
かがみ「そうね。でも峰岸の子かぁ……父方の叔母さんに悪い所が似なければ、きっといい子に育つと思うわ」
みさお「ひでーよ柊! つまりだな、ええと――私とあやのにとって、つかさは柊の子供みてーな存在なんだよ!」
かがみ「ヲイっっ!!(汗)」
あやの「それに私も、ひーちゃんを名前で呼んでるわけじゃないし。そうだ。柊ちゃんが自分にそっくりな子供を産んだら、その子を名前で呼んであげようかしら」
かがみ「峰岸〜っ!? 前に散々お兄さんの件でいじったお返しのつもり!?」

……という感じかなーと思います。


・経験点

かがみ「峰岸……胸、大きくなってたわよね。田村さんのランク付けの『大』にそのうち入りそうな感じで」
つかさ「やっぱりみさちゃんのお兄さん……あやちゃんのおっぱいを大きくしてるんだ」
あやの「だからもう〜! そう言う柊ちゃんもひーちゃんも、お互いとか泉ちゃんとか高良ちゃんとかいるんだから、大きくなるってのは迷信でしょ!?」
こなた「私達の場合、お互いの胸に満足してるからねー。……私としては、かがみもつかさもみゆきさんも、私の胸に満足しないでより上を求めてほしいんだケド(涙)」
みなみ「(ゆたか……まさか私に胸の大きさを抜かれたくなくて? ひよりも貧乳好きだから?)」

さて真相は(笑汗)。


・液晶画面に映るのは

あやの「携帯電話って、電池の減りが速いなーって時があるわよね?」
みさお「寒い日にスポーツバッグの中で放置してると、夕方には切れそうになってるよなー」
みゆき「地下鉄に乗りながら、天気予報や乗換案内を確認している時でしょうか? 駅でしか電波は届きませんので、ウェブページの読み込み中に電車が圏外に出てしまう事がありまして」
つかさ「みんなと長電話した次の日に、すぐ切れそうになっちゃって〜」
かがみ「家で使わない時はもちろんだけど、長電話の最中にも、コードで充電しとくと後で慌てなくて済むわよ? ああ、私も、電車の中でネットを調べてると消耗速いわね」
あやの「みんなそれぞれだけど、特にひーちゃんは可愛いわね。……で、泉ちゃんは?」
こなた「関西のイベント参加しに夜行バスで高速道路を走行中に寝られなくて、静岡県から愛知県まで延々とネットサーフを続けちゃってさ。おかげで翌日は充電が大変だったヨ」
あやの「ごめん泉ちゃん……。言いたい事は分かるけど、その例が私の付いて行きにくいモノで、柊ちゃんじゃないと突っ込めないから」


☆八坂こう編


・クリティカル

(ゲームセンター――)
こう「ちくしょー、あのチビ、今に見てろよ……」
こう「お?」
こなた「最近かがみ達が勉強勉強って付き合ってくれなくてさー」
ゆたか「そーいう言われ方すると、なんだかお姉ちゃんが私に浮気してるみたいだね」
こなた「な――ッ!?」
こう「(何なんだこいつらー!? ああ、ひよりじゃないのに自重しろって私!?)」


・リトライ

こう「最後で話の流れが冒頭に戻って繋がるトコとか、いい演出だよね〜〜。うまいうまい」
ひより「(うあ――ん、そこは本当はそういう表現じゃないんスけど……それでおもしろいならそれでもいっかな――!!)」
こう「まあ登場人物にとって、ループ展開は辛いけどね。もし私達もループしてたら、同じ試験や同じ宿題を永遠に繰り返す羽目になってたかもよ?」
ひより「そ、それは受験生だった泉先輩達にとってはホントの地獄っス……時間進めて下さって有難うございますにゃもーさん……」


・妄想フラグ

ひより「おおぉ!? こうちゃん先輩、ラブレターっスか!?」
こう「ちょ、これは違……っ!!」
ツインテールの部員「え〜!? やさこ、やるぅ〜〜」

『柊かがみさんへ』

ひより・ツインテールの部員「(触れてはいけない何かに足を突っ込んだ気がする――!!)」
こう「何か言いたそうだけど、最初から違うっつってんべ? よしお前ら、歯ぁくいしばれ」
ツインテールの部員「……ごめん、やさこ。ひよりん既に妄想モード中」
ひより「先輩に似た髪形で凛々しい美人のかがみ先輩が、こうちゃん先輩のラブレターを受け取ってデレモードで赤面。そしてしおらしく迫るこうちゃん先輩の腕の中で理性がはじけて、男役全開のかがみ先輩に激しく責められたこうちゃん先輩は……ああ、かが×こなもかが×つかもかが×ゆきもいいけど、かが×こうも新鮮で最高っス」
こう「柊さんと知り合いなのかいひよりんっ!? し、しかも私が受け??」
ひより「おおーっ、創作意欲が燃え盛るっ! すみません先輩、こうちゃん先輩を抱き締めて、押し倒すポーズでモデルになって下さいっ!」
ツインテールの部員「いや、それは部誌に使えないし。でもやさこを抱き締めるくらいなら、ひよりんの創作意欲を満たす手伝いしていいけど」
こう「だーかーらーっ!!(汗)」


・ふるさとの訛り懐かし下りホーム

(前略)
ひより・ツインテールの部員「(触れてはいけない何かに足を突っ込んだ気がする――!!)」
こう「何か言いたそうだけど、最初から違うっつってんべ? よしお前ら、歯ぁくいしばれ」
ひより「ちょっとこうちゃん先輩、今、『違うっつってんべ?』って語尾が訛ってましたね?」
ツインテールの部員「やさこは東京都出身だけど、どーしてアニメ版で言う『下り民』みたく訛ってるのかなー?」
こう「そ、それはっ、母親が埼玉でも田舎の方出身で、親戚もそちらが多いし、陵桜でもそちらの出身の人が多いから、訛りが取れないだけでっ!(汗)」

だと思います。みさおも同じ訛りでしたけど、まさか幸手出身のにゃもー先生の地の言葉も……。


・お手付き

こう「じゃあ、あの手紙ってニセモノだったんだ」
ひより「本物ならおもしろかったんスけどね〜」
ひかる「柊なら、無い話ではなかったんだがな」
こう「……あのー、ひかるセンセ。『無い話ではなかった』って、まさか心当たりとか」
ひかる「あったが、片端から私が潰したぞ。あいつは妹と泉と高良のモノだし、私も生物準備室で柊を独占するために、ふゆきに寄る男どもを追い払って磨いた技を駆使したからなぁ」
こう「…………」
ひより「…………」
ひかる「……ん?」

冗談のつもりでしたが、ありそうで怖いかも(笑)。


・隠蔽策

こう「山さんさ、その前髪、邪魔じゃない? 前から思ってたんだけど」
ツインテールの部員「んー、これ? そだねぇ、見にくいねぇ」
こう「え、じゃあ、何で伸ばしてんの?(汗)」
ツインテールの部員「いやぁ、前髪切ったら切ったでみにくいしねぇ」
こう「へ、何で?」
ツインテールの部員「やさこに視線が丸分かりだと、やさこを思う存分見ながら興奮できないし……」
こう「……髪型はかがみ先輩っぽいのに、そーいう所は泉先輩みたいだな?」


・断袖の交わり

こう「へー、弘法大師っていろんな伝説になってるんだ」
ひより「井戸を掘ったとか、あげるのを拒んだ芋が石になったとかいうのが典型です。あと、日本に男性同士の同性愛を知らしめたのも、空海上人だとか言われてますね」
たまき「やさこやひよりんも知っての通り、お坊さんが女性と(ピー)するのが禁止されてたから、男の子を対象にするのが流行ったんだって。平安時代も後期になると、男――それも複数――との情事を日記に書き残した藤原頼長ってツワモノも出てねー」
みく「戦国時代が、日本における同性愛――衆道の最盛期だよね。武田信玄も、衆道の相手に丁寧な弁解の手紙まで出してるし」
ひかる「初期の歌舞伎は女性がやってたが、副業で売春するのを禁止したら、出演する男の子が売春を始めてしまい、それで成人男性しか出ないようになったんだ」
ひより「徳川家光は若衆狂いがひどくて、春日局が必死で側室を作らせたそーで……」
みく「やっぱ、カップリングは中大兄×鎌足が──」
たまき「いや、今後のムーブメントは尊氏総受けで決まりっ! 尊氏にご執心の後醍醐天皇とブラコンの直義、密かに慕う正成、ツンデレ道誉、そこに横恋慕する高時と護良親王と義貞!」
こう「待て待て待て待て待てぇぇぇっ!(汗)」


☆永森やまと編


・St.Ayano&St.Kagami

こう「やまとの学校って、『聖フィオリナ女学院』なんだよね」
やまと「ええ。こうと別の学校だから、おかげで原作だとなかなか登場する機会をつかめないし、まるで小神さんみたいだわ」
こう「でも、聖フィオリナって、そんなキリスト教の聖人聞いた事ないよ?」
やまと「……え?」
こう「いや、もしかしたら一地域のマイナーな聖人にいるのかもしれないけど――なにしろお釈迦様がインドの聖人の『聖ジョザファ』と称して混ざってたくらいだから――、日本で学校を設立するのにそーいう人をわざわざ名前の由来にするわけないし」
やまと「…………こうは先輩や部活仲間みたいなおさげの女の子が好きみたいだから、私が先に既成事実を作ってもいいわよね?」


☆小早川ゆたか編


・みにまむ

(第一回・言われたら傷付く言葉大会の後――)
ゆたか「私はやっぱり、『ちび』とか言われるのは嫌かなぁ」
こなた「『胸ぺったん』は?」
ゆたか「……私も嫌だけど、むしろみなみちゃんの方が傷付きそうだよっ!」


・習い性

(第一回・言われたら傷付く言葉大会の後――)
ゆたか「私はやっぱり、『ちび』とか言われるのは嫌かなぁ」
こなた「(みさきちをゆーちゃんに会わせるわけにはいかないよネ。私を『ちびっ子』呼ばわりするし。……いや、かがみが私に思ってた『普段から言われまくってるからいまさらなぁ』って枠組みにみさきちも入るのかっ!?)」


・核心

つかさ「田村さんの漫画って、小さいところでうんうんわかるわかるってうなずけるのがあるよね〜」
ゆたか「え、あ、は、はいそうですね〜」
こなた「あ〜〜、ゆーちゃんや――」
ゆたか「ん?」
こなた「ピンとこない話に、無理に同意しなくてもいーよ? あるある系って経験しないとわからないでしょ。ゆーちゃん居眠りとかしなそうだし」
ゆたか「そ、そんなコトないよっ!? 何となくわかるよ? ほ、本当ですよ?(あわあわ)」
つかさ「ゆたかちゃんは居眠りしないけど、いきなり倒れたりした事はあるんじゃ……」
こなた・ゆたか「(ぴくっ)」
つかさ「身体弱いし、気にして無理をしちゃいそうだし……でもみなみちゃんやひよりちゃんだけじゃなくて私達も心配だから、そんな時は無理しないでね?」
ゆたか「はいっ……つかさ先輩」
こなた「つかさももし男なら、かがみと同じたらしだよ……いやこの場合はむしろ誘い受け……」


・異次元

ゆたか「ねぇ、お姉ちゃんちょっと……あれ、つかさ先輩達来てたんですね〜」
こなた「あ、ゆーちゃんっ」
つかさ「あ、ゆたかちゃんこんにちはっ」
みゆき「こんにちは、小早川さん」
ゆたか「かがみ先輩がいないの、珍しいね〜。みんないるのに」
こなた「うん。家の用事で急に来れなくなっちゃって……」
つかさ「あ、そうだ。ゆたかちゃん、昨日のレシピありがとうねっ」

ゆたか「あの料理番組見ましたー?」
つかさ「もちろんっ。さっそくお母さんと作ってみたよ」
みゆき「教え方が分かりやすいのはさすがですね」
こなた「――あれ……? あれ――!? ……何か急に居場所が……(ぽつーん)」

こなた「なんて事もあるかもしれないからさ、機嫌直してよゆーちゃーん?」
ひより「置き去りにしてごめん小早川さんっ。マニアな話題は控えて、所々に解説を差し挟むからっ」
パティ「コノ際ユタカも同好ノ士に――」
こなた&ひより「やかましいっ!!」
パティ「アウチっ!!」
ゆたか「……お姉ちゃん達って調子いいんだから。かがみ先輩が何かと許しちゃう気持ちが分かるよもうっ」


・たくさんの愛

ひより「小早川さんは、恋愛抜きにした男女の友情ってあると思う?」
ゆたか「うーん……仲良くなる男の子全員にそういう気を持つっていうのもおかしいし、あると思うよ」
ひより「ふむふむ、なるほどぉー」
ゆたか「そ、それに……大勢の男の子にそういう気を持っちゃうと、か、身体がもたないからっ(赤面)」
みなみ「…………ゆたか、おかしいというのは単に体力の問題で?」
ひより「…………泉先輩、どこまで小早川さんを精神汚染すれば気が済むんですか(泣)」


・夜頃の行い

ゆたか「あのぅ、おじさん、これなんですけど――」(ガララ)
そうじろう「…………」(←フィギュアのスカートの中を手前に向けて持っている)
ゆたか「ご、ごめんなさいでしたっ」(ぴしゃ)
そうじろう「ええ!? あ!! コレ違うよ!? 落ちたの拾っただけだよ!? カン違いだよ!?(汗)」
ゆたか「で、でもっ、そのフィギュア……でしたっけ? 髪型とかリボンとか、かがみ先輩に物凄く似てるから、やっぱりおじさんはかがみ先輩を再婚相手に――」
そうじろう「だから違うって! 二次創作だとそうじろう×かがみはたまに見るカップリングだけど、信じてくれよゆーちゃーんっっ!!(涙)」


・日頃の裏

(続き)
こなた「いやー、災難だったねお父さん。安心しなゆーちゃん、かがみとつかさとみゆきさんの貞操は私が守るから」
ゆたか「あ、あはは(汗)」
そうじろう「しかし――『交換留学生ホストファミリー再募集のお知らせ』ねぇ……」
ゆたか「もしかして、これを受けると、交換留学生の人がウチに来るんでしょうか?」
こなた「結婚式の案内状が来てた『小早川ゆい』姉さんが、後でかがみとつかさんちのお祭りで登場したみたいにだネ? 妄想を働かせると、パティの妹だとか、中国語版の読者サービス用に台湾の人だとか」
そうじろう「まあこーいうさりげない伏線は、張るだけ張って忘れる事もあるけどな。もちろん、自分で読み返した時に伏線で使えそうな物はちゃっかり利用するが」
こなた「ゆーちゃん……自分が作家の娘で嬉しくないのは、こーいう身も蓋もない真実を身につまされる時だヨ……」
ゆたか「こなたお姉ちゃん……私もゆいお姉ちゃんと話してると、お巡りさんを信用できなくなっちゃうし……」


・そして新たな日頃へ?

(続き)
こなた「あと――『交換留学生ホストファミリー再募集のお知らせ』ってゆーのが、既に来ている交換留学生のホストファミリーの募集で、今は一人暮らししているパティが泉家にやって来る伏線だとか……」
(トゥルルル……かちゃっ)
ゆたか「はい、泉です。……あ、パティちゃん――ええっ?」

などと意味ありげに終わる。


・無分別(むぶんべつ)

ゆたか「(そういえばこの間、お姉ちゃん、コンビニ行ったって言ってたような……。で、でも駄目だよね……。だって……、ゴミ箱だし……、絶対変だし……、でも……)」
こなた・ゆたか「!?(滝汗)」
こなた「……ごめん、ゴミの分別できてなくて。プラスチックと燃せるゴミを一緒に入れてるなんて、幸手市民として失格だよね。私はアニメイトの袋とかゲーマーズの袋とかDVDの包装とかゲームソフトの包装とか同人誌の包装とか、プラスチックのゴミが多いのに」
ゆたか「え、えーとっ、悪い方面に誤解されなくて良かったかな?(汗)」


・ワーストタイミング

ゆたか「(そういえばこの間、お姉ちゃん、コンビニ行ったって言ってたような……。で、でも駄目だよね……。だって……、ゴミ箱だし……、絶対変だし……、でも……)」
こなた・ゆたか「!?(滝汗)」
こなた「こ、ここで、私の恥ずかしい痕跡を発見したゆーちゃんがそれをネタに私に迫るのと、開き直った私がゆーちゃんを襲うのと、ゆーちゃんとしてはどっちが好み!?」
ゆたか「錯乱しないでお姉ちゃんっ!!(赤面)というか恥ずかしい痕跡って何!!」


・肉体の鼓動1

こなた「ところで今のシーン、ゆーちゃんの心音は『どっどっどっ』って表現されてたよね」
ゆたか「だね。普通は『どくどく』とか『どくっどくっ』とかいうのが多いのに、もしかして私、心臓も弱いとか……」
こなた「それはないと思うよ。ゆーちゃんは小動物だから脈拍が速いだけだろうし」
ゆたか「もしもしつかさ先輩ー。こなたお姉ちゃんも小動物だから脈拍速いですよねー?」


・肉体の鼓動2

こなた「……つかさに弄ばれる寸前だったけど、やっぱり心音の『どっどっどっ』には、ゆーちゃん個人とは無関係に理由があったと思うんだよね」
ゆたか「……『どくどく』とかだと、きよたかお義兄ちゃんがゆいお姉ちゃんにする事と関係あるとか言うんでしょ?」
こなた「いやー、私としては、両性具有設定のかがみが私に」
ゆたか「もしもしかがみ先輩ー。こなたお姉ちゃんが先輩にえっちな事をされたいって言ってますけどー?」


・わー

こなた「ゆーちゃんさぁ――私達は、ゆーちゃんが喜ぶのが嬉しいから(ピー)するんだから、それは遠慮なんかしなくてい――の!!」
こなた「そういうのを気軽に言い合えるのが、家族ってもんでしょ」
ゆたか「…………いや、だから、変な所にビープ音を入れても、話が無意味に怪しくなるだけだし」


・わかんない

こなた「ゆーちゃんさぁ――私達は、ゆーちゃんが喜ぶのが嬉しいからするんだから、それは遠慮なんかしなくてい――の!!」
こなた「そういうのを気軽に言い合えるのが、ふ――家族ってもんでしょ」
ゆたか「(言おうとしたよね、『夫婦』って!! お姉ちゃんはかがみ先輩やつかさ先輩と夫婦なのにっ!?)」


・「伸長対策」って誤字ですよね?(汗)

(みなみの中学の制服の話題の後――)
ひより「そーいえば、小早川さんのジャージも大きめだよねー。萌え対策?」
ゆたか「違うよ田村さんっ。お姉ちゃんならそーいう可能性もあったかもだけどっ」


・躁展開

かがみ「ゆたかちゃんはみなみちゃんが保健委員になろうとしてたから、自分から学級委員に立候補したんだ?」
ゆたか「ええ。やっぱり私に学級委員をさせるのは心配なのか、他に立候補した人が学級委員になりましたけど」
こなた「ゆーちゃんは身体が弱いから、他に立候補してくれた人がいて助かったね。なってても1年が限界だったと思うけど。つかさのエスコートしか考えてなかったかがみみたいに」
かがみ「いい雰囲気をぶち壊すな。……私とゆたかちゃんのどちらにやきもち妬いたかは指摘しないけどねーこなたん」
こなた「ううっ。近頃ゆーちゃんがしっかりしてきた上に微オタになって、まるでかがみが増えたみたいだヨ」
ゆたか「もーっ。でも学級委員になっていれば、かがみ先輩との共通点がもう1つ増えてましたね♪」
かがみ「ま、まあね。でも私とゆたかちゃんの共通点っていっても、すぐには挙げられないのよね。凄く似てるのと全然似てないのとの間だから、かえって分かりにくいのよ」
こなた「頭がいい、ツインテール、尽くすタイプ、ヤンデレの素質あり、そして私を大好きって所カナ?」
かがみ「色々突っ込みたいけど、特に4つ目は何なのよ。という事で私がこなたを押さえ込むから」
ゆたか「田村さんから意味は聞いてるけど、私も先輩もそんな事絶対にしないよっ! という事で私がお姉ちゃんを脱がせますね」
こなた「ちょ、ちょ――――ッッ!!(汗)」


・お久し振り

ゆたか「さて、冬服を出そうっと」
(ちくっ)
ゆたか「――つっ!?」
ゆたか「……ひっつき虫――毛皮や服にくっ付く草の実――が付いてたんだ。田村さんに話したらネタになって喜んでくれるかな?」


・性善説

ゆたか「あの、かがみ先輩」
かがみ「んー、なあに?」
ゆたか「私と会ったばかりの頃――2巻の辺りで」

ゆたか「春休みでもなんだかんだ忙しいですね――」
かがみ「ゆたかちゃんは、ホント控えめでおとなしいし、真面目でいい子ね。勉強もするつかさみたい」

ゆたか「と言ってくれましたけど、つかさ先輩に悪い気がします。つかさ先輩、かがみ先輩に置いて行かれないように勉強を頑張って、陵桜でも平均レベルの成績になったんですから(ぷう)」
かがみ「あー……確かに悪かったけど、あの子、携帯電話の時もそうだったけど、始めは熱中してもそのうちばてるタイプでしょ? 持続が効かないんじゃ、こなたがやってる一夜漬けとほとんど変わりないから、『身に付く勉強をしている』と言うのは、姉の贔屓目で見ても躊躇しちゃうのよ」
ゆたか「ですね……。もっと前、1巻の初めにつかさ先輩が、宿題を自分でやろうと頑張った時も――」

かがみ「(結局、自分で頑張ってやってたのか……。なんだかんだいって根が真面目なのよね、この子は……)」
かがみ「(でも正解率は見るに耐えない(るー……)。ヒドい、ヒドすぎる……)」
つかさ「むにゃむにゃ」

ゆたか「という事があったと、にゃもーさんから聞きましたし」
かがみ「ま、まあ今は調理関係の学校に行ってるから、そこまでヒドい事は多分ないとは思うけど……」


・性善説返し

(続き)
ゆたか「という話があったんです」
つかさ「むー。確かに私は、専門学校でも実技以外は苦手な時があるけど、ひどいよお姉ちゃんもゆたかちゃんもっ」
ゆたか「かがみ先輩共々すみません……。でも逆の立場で、つかさ先輩が私みたいって言われると、どんな感じになるんでしょうか?」

ゆい「つかさちゃんは、ホント控えめでおとなしいし、真面目でいい子だねー。身体が丈夫なゆたかみたいー」

つかさ「……とか?」
ゆたか「確かにつかさ先輩は滅多に病気をしないって聞いてますから、私はそちらの方がずっと羨ましいです」
つかさ「でもゆたかちゃんは勉強もできるし、こなちゃんみたいに小さくて可愛いし(じゅる)」
ゆたか「つ、つかさ先輩!?」
つかさ「ゆたかちゃん……(ぎゅっ)」
ゆたか「まさかつかさ先輩も小さな子が好きで――きゃああああっ!?(汗)」


・兎とか羊とか

(動物園、ふれあい広場)
(休んでいる動物達――)
 休憩中
 はいれる時間 10:00〜11:45 1:20〜3:30
こなた「(お触りは時間制?)」
ゆたか「……分かりたくないけど、こんな時まで変な想像しないでお姉ちゃん?」


・でも軽い

(動物園、ふれあい広場)
(乗馬(引き馬))
 対象 小学生
こなた「さあゆーちゃん!」
ゆたか「やらないよっ!(怒)」


☆岩崎みなみ編


・パトリシアちゃんの一日

パティ「肉球硬イデス。ゼンゼン癒シにナリマセン」
パティ「漫画ミタイにプニプニシテない肉球ニ、絶望シタっ!」
みなみ「わ……私の胸も硬いから、パティは私に絶望を……っ!?」
パティ「ミナミは別デスっ。タクマシイ腕、引キ締マッタ身体ツキ……ミナミ相手ナラ私ハネコにデモっ!」
みなみ「え? え? 今のは犬の話だったんじゃ……?」

※みなみは分かっていません。


・お年寄りにはいたわりを

パティ「肉球硬イデス。ゼンゼン癒シにナリマセン」
パティ「漫画ミタイにプニプニシテない肉球ニ、絶望シタっ!」
みなみ「パティ……チェリーは年を取っているから、子犬の肉球と同じには行かないと思う……」
パティ「ツマリ、チェリーの肉球ハ、グランマの胸ト同ジトイウ事で――」
みなみ「(ここで私はパティを止めるべきだろうけど、どうすればいいのか皆目見当付かない……。ああかがみ先輩、今日来られるみゆきさんの家から、都合良くこちらにも寄ってくれませんか?)」


・ツナ

パティ「チェリー、オバカー。チェリー、マグロー」
(中略)
パティ「Hum……自覚シテルですネ。寝テバカリなのデ、オマエはマグロデスっ!」
みなみ「パティ……日本だと犬は一般には食用にしないから……」
パティ「イエ、マグロとはソーイウ意味デハナク……(汗)」

※しつこいよーですがみなみは(略)。


・犬を飼いたかった人

パティ「Hum……自覚シテルですネ。寝テバカリなのデ、オマエはマグロデスっ!」
みなみ「(私の時だと、どんな風に呼んでも起きないのに……)」

(後日――)
みなみ「とまあ、そんな事があったんです……」
つかさ「みなみちゃんも大変だねー。あ、そうだ。チェリーちゃんのいい起こし方を教えてあげる」
みなみ「え?」
つかさ「えのころ飯ー」
チェリー「(びくっ!!)きゅう〜〜んっ!」
つかさ「補身湯ー」
チェリー「(びびくっ!!)きゃうぅう〜んっ!!」
つかさ「ポリネシア料理の――」
チェリー「(びびびくっっ!!)きゃうんきゃうんきゃう〜〜〜〜んっっ!!」
みなみ「つかさ先輩……チェリーを虐待してまで起きてもらいたくありませんから……(涙)」


・新鮮な一周年

ひより「チェリーちゃんて、結構、言うこときかん坊だよねー。岩崎さん家の犬なのに」
みなみ「(む……っ)……そ、そんなことない……(汗)」

ひより「――って表情してたんだけど(絵に描いて見せる)、今までの岩崎さんだと、もっと硬い表情で(また絵に描いて見せる)『(むっ)……そんなことない』ってはね付けてたのに」
ゆたか「あ、ホントだ。さっきの表情の方が、お姉ちゃんがかがみ先輩に厳しくされた時の『う』って表情に似てるよね」
ひより「うーん。私はどっちかというと、かがみ先輩の『そんなことないわよ』ってツンデレに見えたんだけどな。あ、でも泉先輩もツンデレっぽい所があるし」
ゆたか「お姉ちゃんもかがみ先輩も素敵だから、どちらにみなみちゃんが似てても嬉しいよー」
みなみ「(た、田村さんもゆたかも一体何を?(汗))」


・馬?

つかさ「みなみちゃんちのチェリーちゃんの名前って、『桜』って意味だっけ?」
ゆたか「そうですよー。さくらんぼって意味もありますけどね」
つかさ「つまり――チェリーちゃんのお肉は桜肉……」
ゆたか「(こっ、この場合、貴方の妹にどーいうツッコミすればいいんですかかがみ先輩――っ!?)」


・侵蝕率

こなた「――みなみちゃん」
みなみ「な、何ですか泉先輩」
こなた「パティを初めてみなみちゃんちに連れてった時の話だけど――」

パティ「(きゃいきゃい)」
ひより「(わいわい)」
こなた「(ひよりん、認識したな――!!)」
みなみ「?(汗)」

こなた「その後――」

ほのか「(うふふ)ずいぶん可愛らしい話題で盛り上がってるのね〜? ユリとかバラとかお花で……」
パティ「(にこー)」
ひより「――(汗)」
みなみ「――(汗)」←Check!
こなた「(言えない――!! 真相は絶対に明かせない――!!)」

こなた「あそこで汗を垂らしていたって事は、みなみちゃんもその道の輩になったというコトで決まりだね!」
みなみ「じ、実はみゆきさんが、泉先輩達の用語を逐一詳細に、医学知識まで応用して解説してくるからっ(赤面)」
こなた「あ、そーいやいたっけみゆきさん。……この会話中もみゆきさんが一緒にいたけど、黙ってて完璧スルーされたせいでいじけて困るし」


☆田村ひより編


・願望でもなく

ゆたか「た、田村さんの漫画が、実体験を基にしてたりするってお話なんだけど……」
ひより「だーかーらーっ!!(汗)」
ゆたか「……もしかして、田村さん本人の実体験じゃなくて、お兄さん達の実体験とか、こなたお姉ちゃんの実体験とかだったり……する?」
ひより「(びくっ)」
みなみ「……田村さん……反応が全てを物語ってる……(汗)」


・薄紙の向こう

(節分の話題の後――)
ひより「うう、結局は妄想をネタにしてしまう自分の性が悲しいっス……(かりかり)」
かがみ「おー、田村さん。……今日描いてる絵は問題ないわね?」
ひより「あああありませんって! こなかがもかがつかもかがゆきも部室に――いや何でもないっスからー!」
こなた「……つかこなやゆきこなを発掘されるのも困るから、ここはスルーしてやって下さいかがみ様」
かがみ「はぁ……。ところでこのキャラ、モデルが明白に分かるような気がするんだけど、言っちゃダメかしら」
ひより「お嬢様キャラはかがみ先輩をベースに高良先輩のエッセンスを加えてからもう少しアレンジ、やんちゃキャラは泉先輩を基礎に日下部先輩っぽくもして、純粋キャラは小早川さんとつかさ先輩のハイブリッドですけど……」
こなた「ところでひよりん、左は明らかに、ゆーちゃんとみなみちゃんの男版ではないかと――」
ひより「違います(きっぱり)。岩崎さんはともかく、小早川さんをTSさせる気はないですから」
かがみ「……『ティーエス』が何かはさておき、ゆたかちゃんはインターネットで調べられるし、みなみちゃんはみゆき経由で知る事ができるから、本人達の前で聞かれるのだけはしないようにね田村さん?」

※あくまでも推定です。推定ですから制裁は勘弁っスよかがみ先輩ーっ。


・飢餓線上

こう「およ、ひよりじゃーん」
ひより「あ、先輩、こんにちはっス」
こう「うぃーす。お? そっちの二人は?」
ひより「友達の小早川さんと岩崎さんっスよ」
こう「お〜〜」
ゆたか「こ、こんにちは……」
みなみ「初めまして……」
ひより「あ、こちら、部活の先輩の八坂さんだよ」
こう「……何て言うか、ひより、飢えてんなぁ」
ひより「『浮いてんなぁ』っスよ。……いくら私が百合オーケーでも、リアルの友達で飢えを満たすほど獣ではないっス」


・最後の一線・ぴちぴち

ひより「あ――」
ひより「う――」
ひより「お――」

 つかさのネタノート(えんりょなくつかってネ)

ひより「いや――鮨職人が出てくる漫画の二次創作だってつかさ先輩には伝えたけど、だからって鮨ネタの詳細な知識までは情報過多だから――!!」


・最後の一線・突き出し

ひより「あ――」
ひより「う――」
ひより「お――」

 つかさのヌタノート(えんりょなくつかってネ)

ひより「いや――魚や貝と葱やワカメの酢味噌和えの調理法が、何の執筆の足しになるのつかさ先輩――!?」


・最後の一線・寝物語

ひより「あ――」
ひより「う――」
ひより「お――」

 つかさの寝たノート(えんりょなくつかってネ)

ひより「いや――でもこれを使ってしまったら、私の中の何かが(性的な意味で)崩れそうな――!!」
こなた「ひよりん……この濃厚なかがみや私やみゆきさんとの逢瀬の記録は何なのサ……」
ゆたか「し……しかも新しいページは田村さんまでつかさ先輩に……」
ひより「なんてモノローグかましてたら既に崩れてますしっ!?(汗)」


・スナップショット

ゆたか「まだチェリーちゃんしか撮ってないの?」
みなみ「たしか途中で風景が何枚か……」
ひより「――あー、被写体って好きな物に偏るよね――」
ひより「私は――小早川、岩崎、泉、かがみ、小早川、泉、かがみ、岩崎……」
ひより「……岩崎、小早川、かがみ、つかさ、小早川、泉、小早川、岩崎……」
ゆたか「た、田村さんの写真って、私達や先輩達がいっぱいで照れちゃうね」
みなみ「そうだ。田村さんの写真も私達の仲間に……」
ひより「ええっ?」
(ぱしゃっ!)

――こうして私……田村ひよりの写真が、キャラクター原案用資料の一員となりました。


・暴かれた真相――ではありません

みなみ・ゆたか「……みたいなぁ、田村さんのブログ……」
ひより「だだだ駄目駄目、それはムリっ」
ゆたか「えー、どうして?」
ひより「と、当サイトは18歳未満の閲覧をご遠慮しております故……!!(もぉカンベンしてー!!)」
ゆたか「田村さんも18歳未満なのに!?」
ひより「実は私……事故で重傷を負って、その後遺症もあって、高校に進学するのが2年遅れたんだよ。だから本当の年は、泉先輩達と同じ18なんだ……」
ゆたか「え……!!」
ひより「だからなおさら、イイ所に進学しないと親が漫画とか許してくれなくて……リハビリに漫画描かせてくれたお兄ちゃん達の口添えもあるから、今は快く許してくれたといっても、いくら18歳でも2つ下の友達がいるのに成人向けなんて描いて、幻滅だよねこんな私っ」
みなみ「卑下するのは駄目、田村さん。こうして身近にファンもいるんだから、私達が見ても構わないのだけ選んでくれれば……」
ひより「岩崎さん……ううっ……!」

ひより「――なんて事はないから。お兄ちゃん達の趣味がうつっちゃったのは本当だけど、マズいと思いつつも絵描きの血が騒いで……それにモザイク無しで隠せるように構図は工夫して、言葉も選んでるつもりだから、R指定に衣替えすれば小早川さんも岩崎さんも大丈夫かな?」
みなみ「いきなり微妙に真実味のある事を言われても……でも田村さんが健康でよかった」
ゆたか「もーっ。そういう所はこなたお姉ちゃんにそっくりなんだから田村さん……」


・茗荷

ひより「う――――ん」
こう「ひより、また悩んでんの?」
ひより「ああ、いえ……体育の授業中に思いついたネタが思い出せなくてでスね」
こう「そいつは難儀な」
こう「やっぱり体育の時間だから、『体を育てる』とかそーいうのから派生するネタなわけ?」
ひより「……いや、そーいうのは小早川さんと岩崎さんと泉先輩でとことん使ってますから」


・お水取り

ひより「ふ――――む(ポリポリ)」
ゆたか「田村さん、どうしたのー?」
ひより「ん? あー、2月っぽい絵の構図を考えててねー。2月のイベントに出るんで」
ゆたか「2月っぽい……東大寺とか?」
ひより「いや……二月堂を描いても安直過ぎるから……」


・考えすぎ

ゆたか「週末、みなみちゃんの家でお泊まりで遊ぼうかって話してたんだけど、どうかな?」
ひより「――――――――う、うん。いく、いくっ」
ひより「(お、落ち着け私――『泊まり』という言葉に過剰に反応するな私――!! そう、これはただのパジャマパーティー……)」
ゆたか・みなみ「?」
ひより「(しかも、『遊ぼう』という言葉にも過剰に反応する余地はあるし――3人というのも反応を増幅させるから――、私の『いく』って返事も成人指定的解釈を施すと――)」
みなみ「……田村さん、鼻血が出ている。私が付き添うから保健室へ行った方が……(汗)」


・山あり谷あり

(クラス発表――)
ひより「よ、よかったぁ〜〜……っ」
ひより「(オチとか何もなくてよかった――!! マンガ的なオチとかなくて本当によかった――!!)」

かがみ『……って思ってたそうだけど、田村さんがそんな事しないと分かってても、何だか喧嘩を売られたみたいで釈然としないわね』
ひより「で、でもかがみ先輩は、つかさ先輩達とは最初から別のクラスだったじゃないっスか。高校入ってから一緒だった私や小早川さんとは一緒にしないでほしいっスよぉ」


・腐敗伝説

ひより「漫画家さんの手書きの文字を見ると、『廃』が病垂れに間違われてる事がたまにありますよねー」
こう「だね。のめり込み過ぎてる人を『廃人』って表現する所から来てるんだろうけど、そのうち腐女子からの連想で『腐』を病垂れと間違える人が出そうで怖いよ」
ひより「そこで私を凝視するのは……いや何でもないっス」


・難しい世界

ひより「うー、いかん。最近、妙に詰まるなぁー」

ひより「――というわけなんっスー」
こう『軽く運動とかしながらだと、気分転換にもなって、頭の回転よくなるってきーたよ?』
こう『とまあ、こんな事をかがりに聞かされたそなたが、気分転換にかがりと軽く『運動』しようとする展開で――』
ひより「――却下っス」


・不発弾

こう「『○○文学賞、○年ぶりの大賞作!』かぁ」
ひより「でも何で、何年間もずーっと副賞入選ばかりで、大賞を出さなかったんスかね?」
ひかる「そりゃまあ、話題振りのためにあえて希少性を演出しているとか」
たまき「高額な大賞の賞金で応募者を釣って、実際には大賞を出さずに副賞の些細な賞金でお茶を濁すとか」
みく「で、『大賞なし』を繰り返しているうちに存在自体忘れ去られて話題性を失うと」
ふゆき「賞の乱立に伴って、応募作のレベルが低下気味なのかもしれませんね」
パティ「expert――vereranガ、シンジンのサンニュウによりシゴトをウバわレルのをオソれテルとイウのはドウでショウ」
こう「…………」
ひより「……色々ヤバくなって来ましたから、そろそろ話題変えませんか?」


・モエヨウソハンター

ひより「『エレメントハンター』いいよねー。元素の知識があれこれ出てくるのがいかにもNHKて感じだし、教育テレビだから田舎に住んでてもリアルタイムで視聴できるし」
いずみ「そ、そうね」
いずみ「(でも田村さんなら――元素じゃなくて萌え要素が地球から奪われる漫画を描くかも。珪素や燐じゃなくて、胸やツンデレが失われるような)」

つかさ『あ〜〜ん! 胸がみなみちゃんみたいになっちゃった〜!』
みなみ『私も同じ地域で巻き込まれたのに、何の影響も受けていない……(ぺたぺた)』

こなた『かがみからツンだけじゃなくデレも奪われたら、それはただのお姉さんで保護者でロリコンなクール系だよ!』
かがみ『あっそ』

ひより「なんて具合っスかね、委員長? そして萌え要素はネガアースの生物と融合して巨乳牛やツンデレウサギに――」
いずみ「い、いきなり私にプロットの相談を振られてもっ!?(汗)」


・耳を聾する

(旅行先――)
ひより「はぁ……(げっそり)」
選挙カーA『○○候補、最後のお願いに参りました!!』
選挙カーB『どうか、どうか!! ××へ投票をお願いしますッ!!』
ひより「(……何で旅行に来たら、選挙の投票日前日なんスか。これじゃ落ち着いて観光なんか不可能っスよ)」


☆パトリシア・マーティン編


・証され

パティ「アメリカでは、どこにイってもほとんどシフクですヨ」
かがみ「おー、そうなんだ。いいなぁ私服。いろいろオシャレできそう」
パティ「ナニをイっているんですカ!! ニホンはセーフクだからスバラしいんじゃないですカ!!」
かがみ「(何で怒られてるんだろ私……)」
かがみ「(……ってのはさて置き、気を取り直してと)パトリシアさん、やっぱり制服好きなんだ?」
パティ「エエ。駅員、警察官、消防士、UKノpublic school……シカシ最高ナノハ海軍デス♪」
かがみ「…………セーラー服目当てなのね。ていうか海軍でセーラー服着るのは男性が多いのに、こなたや田村さんとは違って平気なのね向こうの趣味人は」


・飛ぶ鳥の

かがみ「パトリシアさんって、想像以上にアキバ系な人だったのね」
パティ「ワタシはそーでもないですヨ? アキバケーとイえばコナタね」
こなた「いやー」
かがみ「そうかなぁ……。私から見れば十分濃いんだけど」
パティ「どちらかとイえば、ワタシはブクロケーでスっ!! フジョシとイーまス」
かがみ「また何かわからない単語でてきちゃったよ……」
つかさ「パティちゃんが言ってる『ブクロ』って何? 『コブクロ』?」
みゆき「『寝袋』でしょうか?」
ゆたか「『大袋』? 東武電車で東京へ行く途中の、普通電車しか止まらない駅がある?」
かがみ「いや……全員違うから多分。こなたも時々行ってる『池袋』でしょこの場合」


・日本全国大人買い音頭

パティ「マッタく!! オタクとイえばミンナ、アキバアキバと……っ」
ひより「そうっス! オタクは日本全土に生息してるのに、マスメディアはアキバにしか注目しないのは、偏向報道のみならず各地の報道機関の怠慢っス!」
かがみ「ま、また不意に大きな話題になるわね田村さんって……」
ひより「ここで微オタのかがみ先輩に説明するっスけど、東京のように繁華街のみならず専門街まで複数持てるような大都市は世界でも例外っス。繁華街だって、大阪なら梅田か難波、名古屋なら名駅か栄町、札幌なら大通、京都なら四条河原町、神戸なら三宮、福岡なら天神と限定されてますよね」
かがみ「あぁ……アニメの修学旅行で、こなたが新京極のアニメイトに寄ってたっけ(汗)」
パティ「デスカラ東京以外デハ、オタクが傾向性デ別々の地区ニ分カレル、アキバケーとブクロケーのような分化はアリマセンので(恐ラク)、ナゴヤならオオスケー、オーサカならニッポンバシケーですネ」
ひより「そーいう呼び方するかは知らないけど、名古屋は桜通久屋や太閤通口にも、大阪は梅田にもお店とかあるよね」
かがみ「余計分からないわ……むしろ分かりたくないってゆーか……というか二人とも何でそこまで詳しいのよ」


・ちなみに本社は「あきは」

かがみ「はぁ……男の子萌とか言われてもよくわかんないわ」
パティ「オンナノコモエは分カルんですか? サスガはコナタのムコですカガミっ♪」
かがみ「……『私はかがみの嫁』はさておき、私もアキバ系になってるとゆー事か?(汗)」


・姦

こなた・ひより・パティ「(わいわい)」
ななこ「おっ」
ななこ「女3人揃えば何とやらやなー」
パティ「『カシマしい』デスね? 具体的ニハ、コナタ、ヒヨリ、ワタシで――」
こなた「わーっストップストップーっ!!(汗)」


・塩の柱

パティ「第三回・言ワレたら傷ツクコト大会〜〜」
パティ「『あれ? 一年生って3人組じゃないの?』――と読者や視聴者ノ皆サンに言ワレた時ー……」
パティ「にゃもーサンが悪イデス(きっぱり)」
ひより「そー言い切るのはマズいよパティーっ! 少なくとも視聴者の方はそんな事言わないって!(汗)」


・冷徹

こなた・ひより・パティ「(わいわい)」
ななこ「おっ」
ななこ「女3人揃えば何とやらやなー。何、盛り上がってるん?」
こなた「あ、先生、春の高校野球の話をしてたんですよ〜」
ななこ「おーっ、野球の話なんて珍しいなぁ!!」
ななこ「――って、そーゆーことか。おまえら、熱いスポーツを不純な目で見んなや」
こなた「まだ何も言ってないじゃないですか」
パティ「非合理的ナtrainingや権威主義にシガミ付く無能ナ監督、過剰極マル精神主義、成長期のbodyの酷使に伴ウ弊害と選手の使イ捨テ、部内ノ苛メや内外での暴行事件、不祥事とソノ隠蔽体質、野球人気のチョウラク、夏ノ高校野球と比ベテ存在意義がアルのか、ソノ他諸々にツイテ熱ク語リ合ッテイマシタ」
ひより「陵桜の野球部には悪いですけど、こーやって報道されているうちがまだ華って感じもしませんか?」
ななこ「お前らあああっ!!(怒) 典型的な文化系の偏見に満ちた反応示しおってええええっ!!」


・ポップ調

こなた「とーとーコンプ本編に登場だね、パティ!」
ゆたか「ホームステイ先再募集でまさかとは思ったけど、まさか一つ屋根の下になっちゃうとは思わなかったよぉ」
パティ「デモコノシャベりカタ、スコしタイヘンでスっ。マエほどリュウチョウでハアリマセンし、fontマデチガうんでスカラっ」
こなた「いや……それは番外編と本編の、あるいはアニメと原作の違いだからさパティ、じゃなくてパトリシアさん」


・血筋

そうじろう「(どよ〜〜ん)」
パティ「ドウシマシタでスか、コナタのダディは?」
こなた「いや、英語がペラペラなのを見せ付けたかったみたいでさー。留学してるんだから、片言でも日本語使えるくらい思わなかったのかねー」
パティ「ジツはワタシのグランマ、ニホンジンナノでス。ニホンゴはグランマからオソワりましタ」
こなた「ええっ、パトリシアさんってクオーター!? ……でもまあ黒井先生や八坂さんも日本人だしそれくらいいーか」
ゆたか「お、お姉ちゃん、それを言うと田村さんと日下部先輩とゆいお姉ちゃんと天原先生と、あと伯父さんと柊先輩達のお父さん以外のほぼ全員の基盤が危ういから……(汗)」

かどうかは知りません。


・金髪美人だけど

そうじろう「(どよ〜〜ん)」
パティ「ドウシマシタでスか、コナタのダディは?」
こなた「いや、英語がペラペラなのを見せ付けたかったみたいでさー。留学してるんだから、片言でも日本語使えるくらい思わなかったのかねー」
パティ「ドウしてニホンジンは、ガイコクジンだとEnglishとキめてかかルのデスか? ステイツでもstateニヨればSpanish、French、Germanがイッパイデスのニ?」
こなた「まあ、アメリカで一番よく使ってる言葉は英語だもんねー」
そうじろう「ちなみにスペイン語はフロリダからカリフォルニアに至る旧スペイン領、フランス語はバーモントとルイジアナ、ドイツ語はペンシルバニアで使われてるぞ? ついでに言っておくと、アメリカ大陸で一番広く使われているのはスペイン語だ」
こなた「いやそれはいーから。パトリシアさんも大きな身振りで感動しなくていーし」


・州法

パティ「コナタは、きっとUSAではタバコウってもらえませんヨ!!」
こなた「いや、日本でも普通に買えないけどね。日本は20歳からだから」
ゆたか「ところで、お酒は合衆国だと何歳からなの?」
パティ「イマは21サイでスが、ムカシは16、18、21のドレカで、stateニよってチガいまシタ。イマもイチブのcountyデは、dry countyとイって、おサケはハンバイできマせん」
こなた「……ややこしいよそれ……統一して正解だったネ」


・お買い物

(コミケ当日)
パティ「スミマセン、コナタ。タイチョウがスグれナイのデ、ココとココとココのドウジンシをカってイタダけませンカ? ホントはヒヨリにタノみタイのデスケド、ヒヨリはcircleのオテツダイがアリましテ」
こなた「いいよー。一つ屋根の下で暮らす仲だもんね」

(そして――)
こなた「BL本ばかり買う羽目になるとは……パティがそーいうコなのを忘れてたヨ……」


・悪魔のような貴女

かがみ「こなたー、つかさがパトリシアさんにケーキを作ったんだって」
こなた「へー、さすがはつかさ。……相手はアメリカ人だし、普通は和菓子を作ると思うんだケド」
かがみ「メッセージ入りにしたいとか言ってたわ。まるで誕生日のケーキだけど、パトリシアさんの誕生日は4月だからそれどころじゃなかったものね」
つかさ「はいパティちゃん、ケーキだよ」
パティ「……ツカサ、コノ『My Dear Fiend』トはナンデすカ?」
つかさ「え!?」
みゆき「『私の大好きな悪魔』という意味ですね。やはりパトリシアさんはつかささんを――いえ、これ以上は言えませんっ」
つかさ「ゆ、ゆきちゃん、変な誤解しないでっ!? 『Friend』が一文字抜けちゃっただけだからっ!」
パティ「ゴカイでもイイでス。コナタのメのホヨウにナレまスかラ(がばっ)」
こなた「いや、それが保養になるのはむしろひよりんだし(汗)。あとかがみ様とみゆき様が凶悪なオーラを溢れさせてパティの背後に――」


☆若瀬いずみ編


・前景へようこそ

こなた「コミケでゆーちゃんとこの委員長――学校で業界用語を使ってた隠者――を目撃したんだけど、まさか隠れオタ2号(1号はかがみ)がゆーちゃん達の学年に現れるとは……」
ひより「かがみ先輩が泉先輩に染められたのとは違って、最初からお兄さん共々浸かってたから、これはこれで楽しめそうっスね!(親指を立てる)」
こなた「でもあの子、名前が『いずみ』ってゆーんだよね。まるで私の偽者みたいだし、もし私のお嫁さんになったら『泉いずみ』でややこしいよ?」
ひより「……かがみ先輩やつかさ先輩にアプローチしてたのはどーなったんスか。もしかして重婚希望だとか?」


・妹系

前髪の長い子「いずみー、この前話した8月の花火大会なんだけど――」
いずみ「あー、ごめん!! その日は出かける用事があってさー」
短髪の子「どこいくのー? まさか男との約束か、こいつめぇー。うらやましーぞ」
前髪の長い子「わかったぞ〜。コミケとかいうイベントとかっ!!」
一同「あはははははっ」

いずみ「(まあ、確かに男との約束だけどねー。その『男』がお兄ちゃんだという事を除けば)」


・4/180000

いずみ「あ、お兄ちゃん? うん、こっちはすごくスムーズでさ」
いずみ「もうノルマの分は終わったよー」
いずみの兄『おお、お疲れ。じゃあ、時間までは自由でいいよ』

こなた「とかゆー会話を、かがみに続く隠れオタ2号の若瀬さんはしてましたが」
いずみ「うひゃあっ!? か、勝手に聞かないで下さい、小早川さんのお姉さんっ!!」
こなた「まあまあ。でもさー、若瀬さんのお兄さんって鬼畜だよね」
いずみ「――色々言いたい事はありますが、一体どーいう意味ですか」
こなた「だってさ、男性向けのモノを女の子に買わせるんだよ? まあ若瀬さんが私やひよりんみたいに男性向け趣味があるか、もしくはお兄さんに女性向け趣味があるなら話は別だけど」
いずみ「世の中そーいう同人誌ばかりじゃないですから(呆)」


・あなたの動画

ひより「某良作同人誌さんでもネタになってたけど、委員長もYou Tubeとかニコ動とかでMAD動画見るの?」
いずみ「見てるけど……角川公認MADだの、つかさ先輩が症候群末期を引き起こしてるだの、かがみ先輩がたまにへんたいになってるだの、たまーについて行けない事があるわ」
ゆたか「私もニコニコ動画を見てるけど、般若心経がやっぱり好きかな。みなみちゃんも阿弥陀経を見てるっていうし」
ひより「……とゆー具合にニコニコ動画もアニメオタク向けとは限らないから――普通はゲームとか実写とか鉄道とか――、見てる事を口滑らせてもそー深刻になる必要ないと思うけど、ソコの反応がかがみ先輩と似てるけど違う、若瀬さんならではの可愛い所なんだよねー(にこにこ)」
いずみ「……もし私を18禁同人誌のネタにしたら、田村さんに完璧な再現度でお仕置きするからね。私は買えないけどお兄ちゃんは買える(はずだ)し」


・星空を守らない人

ひより「おはよー、若瀬さん。ドラクエIXは進んでるー?」
いずみ「何とかクリアしたけど、廃人寸前の皆さんにはかなわないわ(はぁ)」
いずみ「今更すれ違い通信を始めたけど、この前の秋葉原でも、その前の新宿でも、1日で3人しか呼び込めなかったし」
ひより「……若瀬さん、すれ違い通信は一度に3人までしか呼び込めないんだけど。3人呼び込んだら中断してもう一度やんないと、それ以上人数増えないよ?」
いずみ「えええっ!?」
ひより「説明書にも書いてあるのに、ドラクエシリーズの古参プレイヤーはきちんと説明書読まない人が多いもんねー……」


・守護天使いずみ

(秋葉原、某家電店舗入口附近――)
いずみ「(田村さんに指摘された反省を活かして、DSステーションもあるこの辺で頑張ってみましょうか)」
(10秒経過――)
いずみ「(も、もう3人呼び込み完了!?)」
ゆたか「というか若瀬さん、それは私とパティちゃんとお姉ちゃんなんだけど――って逃げないで若瀬さあああんっ!?」
こなた「いやー、はぐれメタル並みの逃げっぷりだネ若瀬さん。かがみ以上に往生際が悪いヨ」
パティ「ソレにイズミ、『Dragon QuestIX』をプレイするノハ、オタクとイうよりイッパンジンのショウメイでスノデ、コソコソするヒツヨウはアリマセンネ……」


・分担と動機付け

ひより「あ、若瀬さん。この前やってたゲーム、もうクリアした?」
いずみ「もう何人かエンディングも見てるわよ。お兄ちゃんと一緒にプレイして」
ひより「いいなー、若瀬さんのお兄さん。……ウチのお兄ちゃん達は成人向けゲームばかりプレイしてるし」
いずみ「……兄は女しか落としてない、妹は男しか落としてない、いやんな兄妹だけどね」
ひより「……え?」


☆黒井ななこ編


・食べ過ぎ

ななこ「最近のスパムは心臓に悪いなぁー」
みゆき「スパムは脂肪分も高く高カロリーで、また塩分も多く、軍隊のようなエネルギー消費が激しい場所でない限り、あまり健康的でない食材といえるでしょう。また沖縄県の平均寿命の急激な低下も、車社会による運動不足と共に、スパムを始めとする肉類の摂取過多が悪影響を及ぼしていると見られ、これは沖縄県民の南米移住地の平均寿命が沖縄県より格段に短い事からも――」
パティ「スパム違いデス!」
ななこ「でもなー、ここの筆者のご両親が食事の時に『野菜もほしい』言われたら、店の人が『これで十分でしょう』とジャガイモを指して言うよーな国やで。マーティンもくれぐれも、そないなお国の悪習慣に染まって早死になんかせぇへんよーにな?」
パティ「ウウ……いくら事実デモ、反米カッコ悪イデス先生……」


・台無し極まる

(卒業式の日、3年B組ホームルーム)
みゆき「今日までのご指導およびご鞭撻――」
こなた「『ご鞭撻』って、黒井先生がSだってコト?」
ななこ「いいいいいいずうううううみいいいいいっ!? ホンマお前っちゅう奴はあああああああっ!!(激怒)」


・バーチャル家庭崩壊

かがみ「先生も、こなたみたいに(ネトゲで)結婚とかされてるんですか?」
ななこ「(ピク)」
かがみ「(……うわー、もしかして私、地雷踏んだ?)」
ななこ「離婚したねん……しかも向こうから……!!」
こなた「最悪だよかがみー!! 私が先生とバレンタインイベントの話してたのは傷心を癒すためだったのにー!!」


・パーソナル

かがみ「あ、あれですよねっ。ゲームで結婚とか、なんか、変な感じしますよねっ」
ななこ「柊……フォローはムナシクなるだけや」
ななこ「柊は泉とリアルで結婚しとるし。特にアンソロジーや二次創作ではな」
かがみ「きっ、聞き捨てならない事を言わないで下さい先生ッ!!」
こなた「せーんーせーっ!? メタ的な発言は慎んで下さいってー!!」


・桜庭ひかるの退屈

ななこ「(はぁ〜っ)」
ひかる「おや、黒井先生、何かお悩みでも?」
ななこ「あー、いやいや、人に言う事でもないんですけどね」
ななこ「最近、全然『来ない』んで、どないしよと。まいりましたわー」
ひかる「え!?(がびん!!)」
ひかる「黒井先生、『来ない』は近畿方言では、地域により『来(き)ぃひん』『来(け)ぇへん』『来(こ)ぉへん』等と言うのでは? ちなみに西関東方言でも、一部では『来(き)ない』と言う地域があったりもしますが」
ななこ「完成度高いとはいえ似非関西弁に揚げ足取るなやー!! 6巻で天原先生と散々ばかっぷるしよってー!!」


・師弟関係

こなた「黒井先生が『あっはっは、今の世の中、料理なんて出来んでもどーにもなるわっ』と1巻で言われた時、つかさと仲良く信じかけましたよー」
ななこ「公式ガイドは『冷蔵庫の中はビールと枝豆』とか書きよったけど、いくら何でもンな事ないわなー? 『ゆるゆるでぃず』でも料理作っとったし?」
こなた「でもまつりさんと同じく普段は全然料理しない可能性が――ああっななこさーん、グリグリはよしてグリグリはー!?(汗)」
つかさ「こなちゃんと黒井先生って、雰囲気が男の人っぽいのに中身が意外と女の人らしいトコが似てるよねー。雰囲気も中身も男の人みたいなお姉ちゃんと桜庭先生とは逆で」
ななこ「待たんか柊もっ!?」


・クッション無意味

こなた「お?」
こなた「おー、先生、次、二年生持つんだ」
ななこ『これはやっぱ、小早川達の担任だったセンセが用済みって事かいな?』
こなた「……そんなに出番に飢えてるんですか先生……(汗)」

※実際この後用済みに……。


・遠過ぎた海

ななこ「なあ泉。お前らが海行くのに、泉と高良が運転免許取ったから言うてウチをのけ者なんて、ちぃとヒドいと思わんか?」
こなた『すみません先生ー。でも一昨年は、私達は高校生で保護者も必要でしたから』
ななこ「あぁ、成実さんも来とったな――ってまさか」
こなた『そのまさかです。姉さんは近頃飲酒運転はしなくなりましたけど、どーせ素面でも制限速度を守りつつ暴走しますから』
ななこ「相変わらず器用やな……。まあ土産でも買うてなだめんとな?」
こなた『……先生も免許取ってると信じられませんでしたけどね。特にみゆきさんは一昨年先生の車に乗ってましたから、大人の引率が必要だと主張するかがみと峰岸さんを強く押し切りましてめでたく』
ななこ「ないわー!!(怒)」


・続・遠過ぎた海

(続き)
ななこ『……で、どないして海まで行ったんや?』
こなた「具体的な描写は無いんですけど、まず私が運転する車にゆーちゃんとパティが、みゆきさんが運転する車にみなみちゃんが乗ったのは確実なんですよね」
ななこ『普通の自家用車なら定員が5人――泉の車にあと2人、高良の車にあと3人やな』
こなた「あとの5人は、鷲宮に4人、ひよりんも動物公園駅が最寄のどこかですから、土地勘のある私がひよりんを拾って、みゆきさんと鷲宮の柊家で合流して、えーと、その後は想定するカップリングに応じて分配ですか」
ななこ『カップリングは1対1やろ。奇数の定員にどないして分配するねん』
こなた「それはもう3人でとか。例えば姉妹や幼馴染を同時に」
(ぴっ! つーっつーっ)
こなた「…………担任だったら新学期に生徒指導室へ呼ばれる所だったヨ。いや、今はゆーちゃん達が生徒指導室へ呼ばれるのカナ(汗)」


・安眠

(授業中――)
ゆたか「すぅ……」
ななこ「小早川ー、小早川ー、授業中やでー?(ゆさゆさ)」
みなみ「(泉先輩に対する態度と違いすぎます……理由は十二分に分かりますけど……)」


・信頼性

ゆたか「ねえみなみちゃん、教科書のここって――」
ひより「あ、あのー岩崎さん、私はこちらのページを――」
パティ「ミナミ、ミナミ、コノチメイはEnglishでハ――」
いずみ「岩崎さん、ここの事項の経緯を整理したいんだけど――」
みなみ「ええと、まずここは――」
ななこ「(うぅ、また今年も、ウチより高良が信用された3年間の繰り返しかいな――)」
みなみ「――で、より詳しい事は、黒井先生に聞いた方が確実だと思うから」
ななこ「岩崎〜〜っ!!(がばっ)」
みなみ「……え?」
ななこ「ウチは、ウチは、岩崎みたいな生徒受け持ってホンマに幸せやわ〜〜っ!!」
みなみ「く、黒井先生っ!? そんなに抱き締められると、ひよりが喜ぶ方向で色々危険でっ!!(汗)」


☆桜庭ひかる編


・元・眼鏡

(6巻の一枚絵)
ひかる「……眼鏡、どこ、やったかな?」
(ぐにゃ)
ひかる「……こ、この後頭部の不吉な感触は……(汗)」


・巨神猟師から海兵隊へ

ひかる「……眼鏡、どこやったかな?」
ひかる「――って、何で黒井先生の関西弁がうつるんやろ――ってまたかいな――ううっ、もうっ!」


・桜庭婦妻

かがみ「桜庭先生は一人暮らしらしいですけど、料理とかご自分でされてるんですか?」
こう「……桜庭先生はかがみ先輩と同じで、家庭科が苦手な人ですけどね」
ひかる「あー、料理なんてできなくても何とかなってるぞ。ふゆきもいるし」
かがみ達「(うんうん)」
ひかる「一片の疑いもなく信じるな。真実だが」


☆天原ふゆき編


・長い髪の絆

ひかる「ふゆきって、容赦ない所が柊と似てるよな」
ふゆき「容赦ないのは、ひかるさんがだらしないからですっ」
ゆたか「(ふゆき→冬・木→柊?)」
ゆたか「あっ、天原先生は、柊かがみ先輩のご親戚だとかっ?」
ひかる「生憎だが違うぞ(多分)」
ふゆき「でも桜庭先生が柊さんをこっそりお気に入りなのは、私に似ている所が少しでもあるからかもしれませんね?」


・しゃわしゃわ

(博物館――)
ひかる「茶碗、茶入、香合、茶釜、茶杓、茶壺……」
ひかる「茶道具の名物も色々あるが、何で茶筅の名物はないんだ?」
ふゆき「穂の先端部分が茶碗で擦られて、消耗が速いからではないですか?」
ひかる「……だな。言われてみると単純だが」


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『らき☆すた』:(C)美水かがみ/角川書店/らっきー☆ぱらだいす